感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年05月04日
「スマホ脳」が面白かったので、こちらも拝読。つい最近幸せな出来事があり、それが終わった瞬間に不安に煽られたが、この本を読んで自分が不安になった理由が分かった気がする。自分のメンタルの取説のような本で勉強になった。
要約:
狩猟採集民だった時代、脳の一番大事な仕事は、私たちを「生き延びさせること」で...続きを読むあった。そのため、存続危機になることがあれば(危険な動物や虫を見つけたり、群れから離れたり)「不安」を感じさせ、危険を回避できれば「幸せ」だと思わせる「感情」を作ってきた。常に命の危険があった世界で役目を果たすために進化してきた脳は、ここ約一万年変わっていない。つまり、平和な社会で生きる現代とは全く違う構造で脳は機能しているため、タバコよりクモやヘビが怖かったり、SNSで他人と比べてしまうことで自分がヒエラルキーの下になって群から追い出されると誤解したりして不安にさせてしまう。このような不安といった感情が起きるのは、必ずしも病気や欠陥ではなく、脳が今の世界のことをよくわかっていないにもかかわらず、私たちを助けようとしているから起きること。
また、幸せをいつも必ず感じることは無理。ハッピーで明るい感情しかなかったら、人類はもうずっと前に絶滅している。脳の重要な任務は、「あなたを生かしておくこと」であり、幸せではない。人間は、満足する生き物ではなく、ついに不満がある。そのおかげで生き延びてこられたんだから。だから、幸せに期待するのはやめよう。良い人生を送るためには、意味を感じられることに力を注ごう。
どの本でも「運動した方が良い」と勧められるのは、祖先が平均15,000歩歩いて進化してきており、脳もその運動基準を満たした時に一番機能するから。また、「体のコンディションが良い」と危険から自分を守ってくれる確率が上がり、生き伸びられる可能性が上がる。それでストレスも感じにくくなったから。
よって、幸せのレシピは
1 一緒にいて快適で、信用できる人たちに囲まれる。
2 夢中に慣れて、意味を感じられることをする
3 1と2を繰り返す
以上。
個人メモ:
生き残るために、狩猟採集民の大変だった時代の脳みそで生きている。今でも病気をうつされたくないから、病気の人には帰らないようにするし、目の前にカロリーたっぷりの食べ物があればいくらでも食べてしまいます。草むらでちょっと動いただけてびっくりしてしまうし、一人ぼっちになるのも嫌いで、胸の中にいられるように全力を尽くします。サバンナで生まれて暮らすのが1番安全で、1人になったら死んだも同然だったからです。
感情と言うのは、周囲の情報と、体の中の情報脳が「解釈」し、「まとめ」たもの
取るに足らない選択は、直感に頼って素早く済ませるように脳ができている。= 決断が早いのは重要じゃないと思っているから?つまりものすごく時間を掛けて考えるのは、その事柄がその人にとって重要だから?
不安やストレスは闘争か逃走かのモードに入る体のプロセス。不安は防御のメカニズムで、脳が私たちは生き延びさせるための仕組み。今は平和なのに、生き抜くのが過酷だった狩猟民族と同じ頻度で脳に不安スイッチが入るため、現代の人は疲れてしまう。不安はあなたを守るためのものだから、極度に恐れなくていい。
記憶も脳によって作られる。だから自分を生かすために、過去の出来事が事実と違う形で記憶されたり、また常に更新し続ける。これもあなたを守るため。
Posted by ブクログ 2024年03月29日
人間は社会の中で生きている。1人では生きていけない。かつて人間は群をなして生活していたにもかかわらず今の社会は孤独を強いることになっており、それによって人間はエラーを起こす。そこを知識として心得た上で生きていくことによって楽になる。運動も大切。
Posted by ブクログ 2024年03月10日
開成の元校長(開成って東大の名誉教授が校長するんですね)がご推薦とのことで購入。大変ためになりました。スウェーデンでは、「1人でも多くの若者に読んでもらえるよう、学校が申し込めばクラス全員分無料でもらえるようになっています。(訳者あとがき)」とのこと。それも納得の内容でありました。
Posted by ブクログ 2024年04月23日
売れているようなので書店で購入。
この著者の本はいくつか読んだ。
これまでの本を、若い人向けにわかりやすくまとめた感じ。
脳の反応は、狩猟採集民だったころの名残を強く残しているという主張。
確かめようのないことだから、最初は半信半疑で読んでいた。
途中からは「そういう説明もありなのかもしれない」...続きを読むと思うようになってきた。
幸せの主な材料が他人というのは、とても納得。
半面、ひどい不幸の材料でもあるから、困ってしまう。
Posted by ブクログ 2024年04月21日
メンタルについての教科書的な本
脳は未だに狩猟採集民の時代にいると思っている
ストレスや鬱などメンタルな系は、運動する事で、改善が見込まれる
孤独なほど人間の脳にとっては良くないこと
Posted by ブクログ 2024年04月14日
この本で最も強調されていたのは運動の大切さです。
読み始める前はメンタルコントロールの方法について色々と書いてあるものと思っておりました。
実際は脳の機能がもともと生存を第一に優先させるため危険から回避するようにプログラムされていることから始まり、
・うつや引きこもりは脳の防衛本能の結果であるこ...続きを読むと
・メンタルは遺伝子、経験、身体の要素から成り立っていること
・身体的要因を軽減させるため運動で身体状態を改善させ、さらに他人の助けを借りることでケアすることができる
という内容であった。
その中で最もはっきりと効果があり、簡便に可能な運動が重要であるということが繰り返し述べられていた。
若年者の運動習慣が減ってきている傾向にあるので、今後メンタルに不調をきたす人が増えるという警鐘を鳴らす意図もあるのかもしれないと感じた。
Posted by ブクログ 2024年04月09日
人間の脳や体は、今の変化の速い現代社会に適応できていない。それ故、メンタルを病んでしまう。
→そうならないためにできることを自分なりにまとめていく。
・狩猟時代、農耕時代の人間は座る時間が短かったが、現代人は座る時間が長い。
→それ故、健康を害してしまう。定期的に運動を取り入れること。
・昔よりも圧...続きを読む倒的な量の情報が溢れている。
→意識的に取捨選択することが重要。SNSやニュースを時間指定するなり制限することが重要。睡眠時間を削らないようにする。
・現代は食べ物が溢れ食べ過ぎてしまう
→体重を記録し、腹八分目に抑える等ルールが必要
・短期的なことのほうが重要だと感じる仕組みになっている
→定期的に長期視点で考える時間をもつこと。
Posted by ブクログ 2024年03月31日
人は1万年もの歴史の中で獲物を追いかけて草原を駆け抜けてきた時間が長く、当時から脳の構造も変わらないという。動物たちに襲われることから身を守るため、人間の脳は常に緊張状態で強いストレスに晒されてきた。現在では必要以上に危険な目に遭う確率はグッと下がる一方で、コントロールがうつ病などの現代病に強く起因...続きを読むする。
また集団で生きることは同調圧力に晒されたり、他の人との比較をすることで負の感情につながるともある。一方で集団から追い出されることは、死を意味することになる。
幸せであるという感情は脳にとって必ずしも好ましい状況でなく、脳にとって大切なことは、人を活かすための感情や方向性を見出すこと。
基本的にはスマホ脳と書かれていることと、大きな差はないかとも思いましたが、読みやすかったです。
Posted by ブクログ 2024年03月26日
中高生向けとあって、平易な訳で読みやすい、わかりやすい。脳は生き延びることを目的にしているというのは単純明解にして納得できる。逃避や引きこもり、不登校の子達に勇気、希望を持たせてくれる。
Posted by ブクログ 2024年03月22日
10代に向けて、メンタルヘルスの問題と対応策を説いた本。
10代のメンタルヘルス問題は深刻になっています。脳科学の知見からメンタルヘルス問題を解説し、その問題への対処法をわかりやすく教えてくれます。
10代の人はもちろんのこと、親御さんにも読んでほしい本。
Posted by ブクログ 2024年03月17日
この本に出会ったのは、約10年にわたる大きな挑戦が失敗に終わった時だった。失意のなか気を紛らわすために読んだ本だったが、読み進めるうちに心が軽くなっていった。
この本を読んだことで、日々湧き上がる様々な不安や嫌な記憶、人間関係の悩みなどに対する向き合い方が変わった。
文章もとても読みやすく、とっつき...続きを読むやすい本だと思った。
定期的に読み返したい心のお守りのような本である。
読んでよかった。
Posted by ブクログ 2024年03月10日
感情は自分を守るために湧き出るもの。不安を感じるということは、生きたいという思いが実は真理にあるのではないかと考えさせられました。そして、常にハッピーで幸せなことはありえないから、揺れ動く感情を客観視できるようにしておきたい。幸せについて考えると、自分を必要としてくれる人がいることと、誰かのために何...続きを読むかできることなのかなと思った。
Posted by ブクログ 2024年03月10日
脳はわれわれが生き延びることを第一に考えていること、そのために感情を利用して行動を制御しようとしていること、精神的な不調のもとを辿れば、そうした脳の性質に行き着くという説明は、なるほどと思いました。
そして、脳が原始の時代の世界を基準にしているままで、現代の進化に対応できていないために、脳の性質が過...続きを読む剰に発揮されているという。
メンタルの不調をどのようにしたら防ぐ、和らげることができるか、というアドバイスもわかりやすくて参考になりました。
幸せを追い求めてはいけない、ということを説明した一項目がありますが、そこが一番腑に落ちました。
Posted by ブクログ 2024年03月08日
トラウマや嫌な記憶は、安心できる状況で取り出していくうちに、違う色に塗り替えられていく。
逆にフタをしてしまえば、石のように刻まれてしまう。
たまに昔の記憶がフラッシュバックしてしんどくなるときがあるから、とても参考になった!
Posted by ブクログ 2024年03月03日
スマホ脳、運動脳を読んだのでそれほど新しい情報はなかったかけど、スラスラ読めるので良い。結局、狩猟採集時代から脳のメカニズムは変わらない事を理解して、現代ストレスを制御することを教えてくれています。ただ、本当に制御したほうがいい人が書籍を読むのか疑問ですが。
Posted by ブクログ 2024年03月03日
感情の存在意義を知れた。不安が無くなることはないというのはショックだったが、不安な気持ちになる理由を知っていることで不安な時も少しだけ余裕を持つことができると思う。
Posted by ブクログ 2024年02月26日
運動は鬱を予防するためにできる重要なことの1つ
人は秒速2.5cmで触られると安らぎを感じる
1.一緒にいて快適で信用できる人に囲まれる。
2.夢中になれて意味を感じられることをする。
1と2を繰り返す。
4秒吸って6秒吐く、ストレスを感じた時のリラックス方法
Posted by ブクログ 2024年02月26日
・人類進化の過程で脳は生存のために「満足しない」習性が作った。満足は死につながる。
・記憶は生存のために必要な情報をいつでも引き出せるようになっていて、それがトラウマなどを引き起こす。
Posted by ブクログ 2024年05月02日
ストレス脳と同じ作者が
若者(ティーンエイジャー)向けに書いた
脳とメンタルの関係に関する解説本。
・不安は生きるために必要なこと
・永遠に続く幸福感はない
・運動しよう、いい事しかないから!
適応障害をきっかけに読み始めた本でした。
若者向けに書いてあるだけあり
内容がとても分かりやすく読み易...続きを読むい。
メンタルに関する理解が深まりました。
Posted by ブクログ 2024年04月30日
“ストレス脳”を10代向けに書いた本がこの”メンタル脳”とのこと。
手っ取り早くストレスからメンタルを守る方法が書かれていた。
大人ですが、興味深く読ませてもらいました。
Posted by ブクログ 2024年04月26日
僕は「脳」がタイトルにつく本は苦手だ。
なら読むなよ、って? 苦手だからといって避けたいわけではないのだ。
メンタルが上がったり下がったりする仕組みを、主に10代に向けた本。
なんで苦手かというと、自分自身の感覚のメカニズムを暴かれたみたいな気がして嫌なんだろうな〜。
幸せを追い求めるな、幸せという...続きを読む言葉がついていたら怪しい話だ、ぐらいでいたらいいよ、と呼びかけるんだけど、僕にとって、「脳」もそれに近い感覚なんだよなあ。
と言いながら、各所にハッとさせられる表現がある。
Posted by ブクログ 2024年04月08日
脳の1番大事な仕事は、私たちを生き延びさせること。
→感情はそのために生み出される
①良い他者と共にいること
②「他者にとっても意味のあること」に夢中で打ち込む
Posted by ブクログ 2024年03月20日
現在のSNS社会に警鐘を鳴らす良本。
いくつかのsuggestionやコメントが刺さります。
・ネットニュースのチェックは一日一回に!
・私たちの祖先は一日の15000〜18000歩も歩いてたから、そのくらい歩くと身体と脳が一番機能する
・メンタル不調の防止には「運動」、「良質な睡眠」、「友人」
...続きを読む
そして、幸せのレシピは
(1)一緒にいて快適で、信用できる人たちに囲まれる
(2)夢中になれて、意味を感じられることをする
(3)(1)と(2)を繰り返す
とのこと。
Posted by ブクログ 2024年03月10日
すごくためになる本で一気に読み終えました。記憶は脳が作り出したもので、現実とは違い生存のために歪曲して記憶されるというのが一番の学びでした。生存のための仕組みであることを理解すれば精神状態をうまくコントロールできるなと思いました。
Posted by ブクログ 2024年03月03日
やっぱり運動ってものすごく大事であることを認識できた。
結びは運動をしない理由はない、と著者は述べてます。
それを科学的に説明しているので納得することもできた。
読みやすい良書です。
Posted by ブクログ 2024年03月01日
パッと開いたときに文字が大きいなと思ったのは
メインの読者をティーンエイジャーにすえているからということなのか。
最初は、中高生向けだったのか?間違ったかなと思ったが
内容は大人が読んでも全く簡単すぎるということはない。
活字が苦手な人もとっつきやすい一冊だと感じる。