【感想・ネタバレ】メンタル脳(新潮新書)のレビュー

あらすじ

「史上最悪のメンタル」と言われる現代人。とりわけ若年層の心の問題は世界的に深刻だ。ユニセフが警告を発し、アメリカ政府は「国家的危機」とまで言及、日本でも高校生の30%、中学生の24%、小学4~6年生の15%が中等度以上のうつ症状を訴えているとの調査結果もある。脳科学からメンタルの問題を解説した世界的ベストセラー『ストレス脳』をあらゆる世代向けに、わかりやすくコンパクトにした〈心の取説(トリセツ)〉。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

いわぬるメンタルとなっても、人間の本質なんだと思わせてくれ、少し勇気付けするきっかけにもなるのではないかと思います。
また、そのようになりかけても冷静に自分を客観視できる気がします。
自分自身メンタルと関係なくても、周りにいた時にアドバイスするきっかけにもなるので、読んでおいて損はないのではないかと思いました。

0
2025年05月06日

Posted by ブクログ

つわり、妊娠の時期は脳がネガティブになりがちだと妊娠中に知っておきたかった気もした。情報はやはり集めるに限りますな〜
そしてメンタルのためにはとにかく歩こうと思った。
鬱の反対は「バイタリティ(活力)」ということで、とにかくバイタリティあふれる人生にしていきたいね。

印象に残ったエピソードは、「鬱なのは遺伝子、脳、セロトニンのせい。」(←事実ではある)と言われすぎると自分ではどうしようもないのか、、という無力感につながってしまうらしいが「脳は粘土のようなもので、変化は可能。それは睡眠は運動などの周りの環境の変化で如何ともできる」と説明するほうが実際の鬱の人にとってはポジティブに響くみたいです。

0
2025年04月30日

Posted by ブクログ

ストレス脳、に続き読ませて戴きました。学生さん向けに書かれたわかりやすい文体です。各章の最後にまとめが書かれており、ポイントを押さえて読むことができます。しっかりポイントを書き写しました。訳者の力量にも敬意を表します。

0
2024年09月15日

Posted by ブクログ

中高生向けに書かれた本だから読みやすかった。鬱や不安は病気だとか自分がおかしいわけではないと優しく諭されていていい本だと思う。今の子供達に読ませたい本だ。

0
2024年09月14日

Posted by ブクログ

文明の進行により狩猟採取型生活がメインだった脳が追いついていないという事には同意できる。カーブを描くような急上昇が脳に与えるストレスは大きい。とにかく世の中、情報が多すぎる。ギリギリまで絞ればどうやって食っていく(生活していくか)の情報が重要だがTikTokの様に流れる如く情報が入ると処理が追いつかなくなる。人間関係のストレスは昔からあるだろうけどSNSのより増大した感がある。
運動する事で脳に刺激を活かせるというのは職場まで1時間かけて歩いているのでなんと無く頷けた。

0
2025年10月20日

Posted by ブクログ

人間の脳は狩猟採集していた頃と変わっていない。時代が急激に変わって、うまく対処できないせいで、不調になる。不安になったり心配になるのはダメなことではない。脳や体の仕組みを知れば、気持ちが軽くなる。知識は偉大なり。

0
2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『ストレス脳』を中高生向けにした本。知らずに読んだ中年にも大切な内容だった。SNSは自分にとって大切な情報が1はある。でも99は不要だし必ずネガティブな気持ちになるものがある。Facebookも投稿を止めたら気持ちが楽になった。人間の脳は生き延びることが最優先。喜びも悲しみも引きこもりも、現代にフィットするようにできてはいない。それを知るだけでも気持ちが楽になる。スウェーデンでは学校が申し込めばクラス全員分無料でもらえるとのこと。いい取り組み。巻末に出典がないが気になったけれど、中高生向けだからなのかな?

0
2025年06月15日

Posted by ブクログ

脳の働きで自分の行動や感情を決めているのだとわかった。より幸せに生きるためには幸せを追いかけないことが大切なんだとわかりタメになった。これからは運動を今まで以上にして、スマホを見ないようにしたい。

0
2025年04月08日

Posted by ブクログ

みなさんお元気にしていましたか??
わたしはまたしても人生で何度目かのメンクリ通い、、
お仕事は、引き続き不登校に関するお仕事をしていますよ、っと。

角田光代さんを読んで挫折、朝井リョウさんならいけるのではないかと思って手にとった『生殖記』すら挫折、大好きな金原さんなら!とすがるような思いで読み出した『持たざる者』は、お酒を嗜んでいる時にゆるりゆるりと何ヶ月もかけながら、現在も未だ読み途中。

もう全然活字が頭に入ってこないっていうのがずっと続いてて。
半年ぶりに行ったメンクリで「好きなことってできてますか」と聞かれた。
そもそも好きなことってなんだったっけ?
最近は11時間とっぷりと働く毎日で、そしたらある日突然39℃の熱が出て、下がったと思ったら今度は眠れなくなって、肩と首が痛くて、それでメンクリに行ったわけだけど、そんな生活を送っていたから、好きなことすらなんだったか分からなくなっていた。

その時に、改めて、読書だ、と思った。
わたしは読書が好きだった。大好きだった。
それで、ここにレビューをあげて、みんなとコミュニケーションを取るのが大好きだった。
でも、なぜか読めなくなっていた。

メンクリで出たお薬を飲んでいたら、少しずつだけれど、だんだんと頭の中がクリアになってきて、順序だてて仕事ができるようになったり、こうして久々に1冊の本を読み終えることができた。

とても読みやすい本だなぁ、と思っていたら、積読になっている『ストレス脳』を10代向けにわかりやすくした作品だという。
なるほど、どうりで読みやすい。

最近は、強い不安と闘っていたり、ゲーム依存みたいになっている低学年の子どもが多くて、どうしたもんかと悩んでいたから、「ああ、脳の仕組みなんだ」と理解できて、少しだけ次の一歩へのヒントをもらえた気がして、この本を紹介したいな、と思う子どもや保護者の顔がぽこぽこと浮かんでくる。

結局は仕事が好きだから、のめり込みすぎちゃうわけだけど、継続した強いストレスと、長時間労働はやっぱりよくない。
今日は新年度初日なんだけど、耳鼻科を理由に早退して、菓子パンを食べながら読書してやったぜ!
そしてこの、レビューを書くという時間が、自分にとって極上であると気づかされる。

今は小説のタイミングじゃないのかもな。次は『FACTFULNESS』に手を出す。
読み切れるか。
乞うご期待!

0
2025年04月01日

Posted by ブクログ

アンデシュ ハンセンさんのこの系統の本を読み漁り、納得感を自らに定着させようと試み中!
メンタルをどうやって手懐けるか、?頑張ってイヤイヤ、頑張らずに緩やかに自分を俯瞰しながらメンタルを観察していこう!

0
2025年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストレス脳の入門編の本書。
学生向けに分かりやすく不安やストレス、運動の有効性について書かれている。

本書の内容を簡単に言うと、人間の身体は狩猟採集時代の歴史が圧倒的に長く、現代の暮らしにマッチ出来ていない。
不安や感情が沸く仕組みを理解して、定期的に運動をしたり、コミュニケーションをとればうつや不安に対して有効だとのこと。

文も読みやすく、普段読書していない人にも勧められる本だと思う。
また、追えば追うほど逃げていくという幸せは対する考え方は参考になった。何事も期待しすぎないことが重要だ。

0
2024年11月25日

Posted by ブクログ

その様に考えてしまうのは、ちゃんと意味があったんだなと納得する内容だった。あと運動も大事!科学的に説明された内容で穏やかな気持ちに。

0
2024年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スマホ脳の作者の本ということで読んでみた。メンタルケアについてはかなり興味がある方なのでほとんどの内容を知っていてあまり収穫なし。初心者にはちょうどいいと思う。

内容はこんな感じー
•脳の働きは変えられる(でもこれも諸説あるだろうな)
•メンタルの強さは環境や遺伝に依存しない
•運動はうつ防止、メンタル向上に役立つ
•孤独はメンタルに悪い、幸せは他者とかかわることで生まれる
•嫌な思い出は脳があなたを守るためにみせている
•SNSを使う時間を減らす

0
2025年12月06日

Posted by ブクログ

他のシリーズも読んでみようと思いました。この著書はティーン向けに書いたそう。脳は面白い、人間の本能は狩猟採集民族時代の名残に現代人の脳や本能は産業革命における近代革命以降に対応してないらしい。

0
2025年10月18日

Posted by ブクログ

コンパクトで簡単な言葉でわかりやすいため、パパッと読める。
病んでいる時に読むのがいいのかな。
子育てや仕事で幸せとは何か考えている暇がない、そんな自分は客観的に見て、幸せなのかもしれない。暇があってあれこれ考えたり、SNSをチェックしたりしていたら返ってメンタルが下がってしまうのでは。そんなことを考えさせられました。
幸せは追い求めるものではないんだ。

0
2025年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この方の作品、意外と読んでるな。
題名の通り、メンタル脳。
メンタルに関することが脳に絡めて書かれている。
例として挙げられる話も、有名なものが多く、読んだことあるなと感じるものもちらほら。
その分、結構まとまっていて読みやすかった。
しかし、ちょうど忙しいときに読んだからか、あまり記憶に残っていない。
そもそもこれを読んで気付けるくらいの脳の状態にしなければ。少し落ち着いたらまた読んでみよう。

0
2025年08月23日

Posted by ブクログ

数日前に、同じ著者の『ストレス脳』を読んだのですが、本書は、『ストレス脳』を若者向け(中高生向け)にリライトした本、とのこと。
確かにその通りな印象でした。

「うつ」は脳の正常な反応だし、その背後には、「ヒトは、幸せになるのではなく、生き延びるようプログラムされている」という点があること、そして、「うつ」をはじめとするメンタルのマイナスな状態の予防や改善には運動が効果的、といったあたりは、『ストレス脳』と内容的に同じです。

著者の本を初めて読む場合には、この本はお勧めできますが、すでに他の本を読んでいるならば、この本に時間を使う必要はないと思います。

0
2025年08月09日

Posted by ブクログ

ストレス脳も読んでいるが、コンパクト版である本書も読んだ。さらに分かりやすいし、前読んでからある程度時間も経っていたので、振り返りにには良本でした。
前も書いているが、脳は命を守ることを第一に考えているため、そのためには引きこもりや鬱にもなるというメカニズム。命のための感情を脳が作ってしまう。また、脳が想定してしまう桃源郷と現実が異なるだけで、ガッカリしてしまう。
脳も臓器の一つ。しっかり運動するのが良い、運動しよう!(以前も書いてました)

0
2025年08月02日

Posted by ブクログ

私たちの脳は昔から何も変わってないから生きるためのことに反応することがわかった。
メンタルには運動と仲間と平穏な幸せが大切だと感じた。

0
2025年07月18日

Posted by ブクログ

『ストレス脳』の中高生向け本。難しい言葉は使わずにとても分かりやすく書かれている。

今までにないほど豊かで恵まれた時代に生きているのに、年々先進国ではうつ病により精神を病む人が急増している。
それは、私たちの脳が狩猟採取時代から全く変わっていないのが原因。都市部で暮らす私たちは狩猟採取時代と全く異なる環境に生きている。そのミスマッチが精神を病む主な原因である。
私たちの脳の主な目的は私たちを幸せにすることではなく生き延びさせ、子孫を残させること。

つらい思い出がよみがえるのは、脳が同じような危険から私たちを守ろうとするから。
嫌な記憶もフタをするのではなく何度も取り出すことで変化させることができる。
つわりも引きこもりも恐怖症も、脳が感染などから私たちを守ろうとして引き起こされることがある。脳というのは過剰なまでに危険に強く反応するようにできている。
脳も身体の一部のため身体が強くなればその情報が脳に伝わり、メンタルも強くなる。ストレスの原因にかかわらず、運動はストレスから守ってくれる。運動しない理由はない。

私たちの祖先は群れで生きてきたため、他者と連帯できれば幸せを感じるし、孤独になればストレスになる。ただし、何に孤独を感じるかは本人次第。孤独を避けるために脳は記憶や意見を変えたりする。しかし、キラキラしたSNSはメンタルを下げることが分かっている。時間を制限することが大切。
メンタルの強さは遺伝や環境だけで決まるような単純なものではないが、運動すると強くなることが分かっている。
幸せを感じる主な材料は家族や友人、同僚など、他の人間である。

ストレスのない人生、ずっと幸せでキラキラした日常なんてないが、今は広告やSNSによってそれが可能だと錯覚してしまい、そうなれない自分はダメだと思ってしまう。
ストレスはもともと、人間が生き延びるために大切なものだった。今でも適度なストレスは私たちを挑戦させ、成長させてくれる。しかし、あらゆる環境が変わった現在はストレスの種類が大きく変わった。今では長く続くストレスが増え、精神を病み、人生に絶望してしまう。
脳が自分を守ろうとしているそのメカニズムをよく知り、ストレスとその解消法を若いうちからコントロールすることが大切。

0
2025年07月09日

Posted by ブクログ

記憶は取り出さないと変化しない
という仕組みは活かせそう

特に過去の辛い経験はそのままにせず、
取り出して変えていきたい

0
2025年06月25日

Posted by ブクログ

鬱とは現在の状況に対しての自己防衛反応であるということが分かった。
鬱を治すには、周りの人との関わりを持つ、人のためになるような仕事を行うことが大事である。

0
2025年05月25日

Posted by ブクログ



・脳は生き延びさせるために進化、感情はその道具
・不安は事前のストレス
・記憶はYouTubeのような動画ではなく
Wikipediaに似ていて常にアップデート
→つまり記憶なんて変わるし正確じゃない
・遺伝子がピストルに弾を込め環境が、引き金を引く
→わかりやすい例え!
・メンタル不調から守ってくれるのは運動、
質の良い睡眠、友人
・SNSを1日4〜5時間やってる若者は
自分に不安を持ってる。1時間にとどめる。
→人と比べ落ち込むくらいなら見なければいいね。
そもそも投稿してるものは、自分の中のいいことばかり。かく言う自分もしかり。何のために載せるのか?
これも特に目的もないんだろうなぁ。

さらりと読める一冊。
さほど目新しいものはないけれどなるほど
やっぱりね、と納得することばかり。
ストレスをなくそうって思わなくても
スマホを1日使わなければいいのかも。
幸せは追い求めるものでないというのは
よく言われていることだけれど
そもそも幸せ自体にそんなにフォーカスしなくて
もいいんだろうなぁ。
不安を感じることで生き延びてきたのだから
安心している状態にずっとい続けると
脳はそれでいいの?って警告をならすのかもね。

0
2025年05月05日

Posted by ブクログ

ストレスとは、人間が生き延びるため進化の過程で作られた機能である、という観点からメンタルについて書かれている。
中高生向けに書かれていることもあり、とても読みやすく一気に読むことができました。
幸せとはいつも楽しんでいる状態だと勘違いすると、次の瞬間にもっと良いことが起き続けなければ幸せを感じられない。脳の予測と現実の差を過度に広げる、広告やSNSに惑わされないように生きる重要性を感じました。

0
2025年04月06日

Posted by ブクログ

運動脳を読んだことがあるので、脳が狩猟生活時代から変わっていないのに環境は大きく変わったことや、運動することの大切さは既知だった。
幸せは追い求めれば追い求めるほど逃げていくものというのは確かにそうなのかもしれない。人間は欲深い生き物。
だからこそ、今ある幸せに気づくことがとても大切。他人と比較しすぎるのは自分を見失いやすくするので確かに良くないが、他に比べれば、あの人やあの国に比べればマシなんだと思うことも時には大事だと思う。

0
2025年01月22日

Posted by ブクログ

もっと翻訳がどうにかならないのかと感じる文章だった。Google翻訳のような、こんな「運動は体にいい、メンタルはいい」など紹介にとどまるような著者だっけ?と思った。今の傾向として、メンタル不調やメンタル回復の変数を一つにまとめ、その効果を繰り返し述べる、このような本が売れるだろうなと思った。
好みの問題。

0
2025年01月17日

Posted by ブクログ

ストレスの発生や脳が抱える特徴などを科学的根拠を元に論じている所が印象的です。また、イラストや文字の大きさなど、出版社から読みやすさの工夫がこなされている所もうかがえました。著者が先述したスマホ脳の正当な後継本として価値のある1冊です。

0
2024年09月30日

Posted by ブクログ

アンデシュ、ハンセンの〇〇脳シリーズ
とても読みやすく、章の最後にポイントが書いてあるので、あとで見返しやすいのもいい
不安は防御のメカニズムで、生きのびさせるための仕組みだそう。運動でうつのリスクは下がるので、これからも運動を続けていこうと思った

0
2024年09月29日

Posted by ブクログ

スマホ、SNSからくるメンタル問題は日本だけでなく世界共通の事例。そんな世界を生きる私たちにスマホとの関わり方を見直させてくれる1冊。
またスマホ・SNSだけでなく、日々あらゆる出来事に浮き沈みありつつ過ごす毎日。それが当然である事、その感情が私たちを生かしてくれている事が分かりやすく解説されていた。風邪を引いたら病院に行く、それと同じように心が疲れたら(つまりの脳が疲れたら)病院に行くのも当たり前!それを改めて教えてくれた心落ち着く内容の本だと思った。

0
2024年08月30日

Posted by ブクログ

『ストレス脳』の作者による若者向けに分かりやすく書かれた脳と感情(ストレス/うつ等)の仕組みと対処の考え方。あまり細かいことは書かれていないので、まずは大人向けの『ストレス脳』から読むべきだった。

0
2024年08月28日

「暮らし・健康・美容」ランキング