久山葉子のレビュー一覧

  • ストレス脳(新潮新書)

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    ネタバレ

    「スマホ脳」に引き続き、こちらの著書も拝読。ストレスにより脳がどのように変化するかに焦点を置いて様々な研究や検証を行い、著者の考えが述べられていた。
    人間は進化しているようで進化していないので、健康的な生活を送りたければ今の生活を見直すことからが第一歩だと思った。

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    2025年03月02日
  • 脱スマホ脳かんたんマニュアル(新潮文庫)

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    SNSはそれが無い時代に生まれ育った人にとっては楽しいパンドラの箱、毎日開かずにはいられない。
    絶好の暇つぶし、煌びやかな情報に日々囲まれて飽きることは無い。
    それについての危険性、気をつける事について詳しく書いてあった。
    いいねが気になってつい携帯を開いていた頃、眠れない、疲れる、怠惰な時間の使い方、何故か寂しさを感じて仕方なかった昔の自分自身、病んでいたと思う。
    今はリアルな体験を通して人と会話して
    陽射しを浴びて散歩して、切り替えが出来るようになりよく眠れるし鬱々しなくなった。大人でもそんな状態になるのだから子供達への影響ははかりしれない。

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    2025年02月06日
  • 最強脳―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―(新潮新書)

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    ネタバレ

    この本は、スマホ脳(アンデシュハンセン)を学生向けにわかりやすく解説した本。一言で言うと、『運動』をすることで最強の脳を手に入れられるという内容だ。運動をすることで、ドーパミンやエンドルフィンが分泌される。なぜなら、人類の進化の大部分を占める狩猟と採集の時代に、狩りをするには身体を動かすことが必要で、生き抜くために運動をすると、良いことをしたと脳がご褒美をくれるように進化したからだ。
    人類が誕生してから今日までを1日とすると、産業革命は23:59:40、デジタル化やスマホの登場は23:59:59であり、人間がデジタルデバイスの進化に追いついていないという意見も興味深い。
    では、運動は良いという

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    2025年01月31日
  • ストレス脳(新潮新書)

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    幸せとは長期的に人生に意義を感じ続けていられる状態!  人類が生き延びるために心身に、気づきを与えている事が今の我々に現れている。恐れず、利他の心で仲間のため、自分のために存在意義を見出し日々を味わって生きろと。そう受け取って少し勇気を68歳、いただきました。アンデシュ・ハンセンさんの本二冊目! あと三冊持ってるので、さらに深く味わいたいと思ってます。

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    2025年01月25日
  • 脱スマホ脳かんたんマニュアル(新潮文庫)

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    ティーンエージャー向けにやさしく書かれている本ですが、大人にとっても大切なことばかりです。私自身は布団にスマホを持って入る日は寝不足になりがちで、今は著者の言うように、別室に置いて就寝するようになりました。著者は子どもたちにスマホやSNSを否定せず、上手に付き合う方法をやさしく教えてくれています。たくさんの子どもたちはもちろん、大人にも読んでほしいです。

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    2024年11月02日
  • ストレス脳(新潮新書)

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    とても良書だと思う。科学的根拠に基づいて書かれていて、わかりやすい。


    印象に残ったこと

    記憶は取り出した際に変化する。(語る、紙に書く)
    脳の目的は、生き延びさせること。
    トラウマの記憶を封じ込めるのは良くない(変化しないから)
    孤独になると、交感神経優位になる、睡眠浅くなる、
    人間は、集団で生き延びてきたから。
    社会的な関係を維持したい欲求は、食欲と同じくらい欲求。
    皮膚は軽く触られた時に、反応する受容体がある。

    セロトニンは、ヒエラルキーや地位、情動
    SNS等で他人と比較すると、セロトニン下がる→鬱

    運動は、精神疾患のリスク下げる。

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    2024年10月23日
  • 最強脳―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―(新潮新書)

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    「キーフレーズ」
    運動は潤滑油。
    脳の中に歯車があるなら、定期的に油を指さないと固まってしまう。その油が運動である。

    逆に過度なスマホ使用やYouTube視聴は、錆びつかせやすくなる要因の一つである。

    ほんの少しの運動で滑らかに動く。
    行き詰まったら運動しよう。

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    2024年09月20日
  • ストレス脳(新潮新書)

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    第1章 私たちはサバイバルの生き残りだ
    第2章 なぜ人間には感情があるのか
    第3章 なぜ人は不安やパニックを感じるのか
    第4章 人はなぜうつになるのか
    第5章 なぜ孤独はリスクなのか
    第6章 なぜ運動でリスクを下げられるのか
    第7章 人類の歴史上、一番精神状態が悪いのは今なのか?
    第8章 なぜ「宿命本能」に振り回されてしまうのか?
    第9章 幸せの罠
    について、体の中の生理現象(特に脳からの分泌成分)を使って非常に分かりやすく解説し、やっぱりね!と納得させられた本。これがベースとなって青少年向けに先日読んだ『メンタル脳』を書いている。

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    2024年09月17日
  • メンタル脳(新潮新書)

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    ストレス脳、に続き読ませて戴きました。学生さん向けに書かれたわかりやすい文体です。各章の最後にまとめが書かれており、ポイントを押さえて読むことができます。しっかりポイントを書き写しました。訳者の力量にも敬意を表します。

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    2024年09月15日
  • メンタル脳(新潮新書)

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    中高生向けに書かれた本だから読みやすかった。鬱や不安は病気だとか自分がおかしいわけではないと優しく諭されていていい本だと思う。今の子供達に読ませたい本だ。

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    2024年09月14日
  • 最適脳―6つの脳内物質で人生を変える―(新潮新書)

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    当面の僕にとっての教科書のような本だった。焦点が絞られそれぞれがよくまとまっていたと思う。何より、宇宙、神、波動と言った妄想蕁麻疹発言がなく研究に裏付けされてるのも重要。

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    2024年07月03日
  • 脱スマホ脳かんたんマニュアル(新潮文庫)

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    おそらくティーンエイジャー向けに書かれた本だけど、大人も読むべきだと思いました。私が一番印象に残ったのは、架空のSNSをモデルに、SNSが「いかにユーザーを長く留めておくか」その仕組みを丁寧に説明している点です。結果、タイムラインは自分に都合の良い投稿が溢れ、簡単にフェイクニュースに騙されてしまう…大人でもあっけなく騙されるこの仕組み、子どもなら尚更です。その他にも、スマホがいかにユーザーの興味を惹く作りになっているか、そのスマホとうまく付き合うためにはどうすればよいか?が、分かりやすく書かれています。スマホとうまく付き合っていきたいすべての人にオススメです。

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    2024年06月14日
  • 最適脳―6つの脳内物質で人生を変える―(新潮新書)

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    ドーパミン、セロトニンなど様々な脳内物質の中でオキシトシンが最強とのこと。
    その上手い使い方が書かれています。

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    2024年05月27日
  • 影のない四十日間 上

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    ラップ人と言ってはいけない、サーミ人なんだって!
    極北地方に住む人たちの呼び方は。知らなかったぁ。
    何となくスカンジナビア半島の現在の住民はバイキングの子孫だから侵略者かもって思っていたけれど、日本におけるアイヌ人と同じ立場にサーミ人はなるらしい。
    サーミ人はノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアと国境を超えて住み、独自の文化を持つ。
    主人公はそのサーミ人のトナカイ警察官。
    トナカイ警察ってあるんだ!
    トナカイって放牧なんだ!
    知らない事ばかり。
    しっかりしたミステリだけど、背景がおもしろ過ぎて‼️

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    2024年05月03日
  • 脱スマホ脳かんたんマニュアル(新潮文庫)

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     脳の仕組みから、スマホに毒された、スマホに支配された人生から解放しようという試み。運動脳、スマホ脳のまとめ版となっている。
    スマホがドーパミンを出すのは、新しいものを頭に入れる機械だからで、新しいものを見ると発するドーパミンが出てしまう。だから人は、携帯が好きなんだ。ではどうやったら、この中毒から脱せるかというと、やはり距離ととるしかないというのが、本書の一つ目。
     脳は、サボりたい、省エネするようにできている。狩人の時代から、なるべくエネルギーを抑えるようにできているというのが理由。では、その脳の省エネの最たるところがGoogle効果であると。Googleで検索ができるとわかると、脳は物事

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    2024年01月12日
  • 脱スマホ脳かんたんマニュアル(新潮文庫)

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    子どものスクリーン時間の制約に

    毎日最低1時間運動
    9〜11時間寝て
    スクリーンタイムは2時間以内

    スマホは見えるところにあるだけで
    使わないようにすることに脳ががんばってしまうので、集中したいときは別の部屋に置く。

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    2023年12月28日
  • こどもサピエンス史 生命の始まりからAIまで

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    ネタバレ

    サピエンス全史にインスピレーションを受けて、子どもに「ホモ・サピエンス」の歴史を語った本。

    狩猟社会、農耕社会、工業社会……と発展させてきた人類の歴史を、ユーモラスにわかりやすく説明している。

    イラストも豊富で、皮肉もまじったイラストで笑える。
    人類誕生以来のさまざまな革命や発展を俯瞰したうえで、最終章で現代を生きる人々の「幸せ」を問う。そして、僕らは「ホモ・サピエンス」=「かしこい人」なのだから、僕らが抱える問題を解決するために「協力しよう」と説く。

    戦争、貧しさ、パンデミック、環境破壊、気候変動など。ヒトは「知らない人」とも協力するのが上手で、それが他の動物との違いだという。この「協

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    2023年11月22日
  • メッセージ

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    ムーミンシリーズの作者、トーベ・ヤンソンの自選短編集。初めに書かれていたように、確かにストーリーが記憶に残る本ではない。でも、北欧のキリッとした冷たい空気、自然の美しい情景、登場人物の抱える孤独や優しさがふわっとしたイメージになっていつまでも余韻に浸れる本だった。ボートとわたし、コニカと

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    2023年04月02日
  • 白夜に沈む死 下

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     ノルウェー北部。北極圏を舞台にした『影のない四十日間』に続くトナカイ警察シリーズ第二弾が登場した。個性という意味ではこれ以上ないほど珍しい舞台設定。観たこともない大自然の環境。入り組んだフィヨルドと沈まない太陽。辺境ゆえの捜査の困難さ。アイヌ民族やエスキモー同様、同和政策により絶やされようとしている先住民族サーミ人の血脈。あまりにも独自な材料を溢れるほど携えて、新鮮この上ないミステリーを展開してくれる圧巻のシリーズである。

     前作では、太陽がまったく昇らない冬の四十日間を背景にしていたのが驚愕であった。本作では、春を迎えた同地域を舞台に、太陽が沈まない白夜の季節を背景にして、またまた物語世

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    2023年02月14日
  • 白夜に沈む死 上

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     ノルウェー北部。北極圏を舞台にした『影のない四十日間』に続くトナカイ警察シリーズ第二弾が登場した。個性という意味ではこれ以上ないほど珍しい舞台設定。観たこともない大自然の環境。入り組んだフィヨルドと沈まない太陽。辺境ゆえの捜査の困難さ。アイヌ民族やエスキモー同様、同和政策により絶やされようとしている先住民族サーミ人の血脈。あまりにも独自な材料を溢れるほど携えて、新鮮この上ないミステリーを展開してくれる圧巻のシリーズである。

     前作では、太陽がまったく昇らない冬の四十日間を背景にしていたのが驚愕であった。本作では、春を迎えた同地域を舞台に、太陽が沈まない白夜の季節を背景にして、またまた物語世

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    2023年02月14日