久山葉子のレビュー一覧
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SNSはそれが無い時代に生まれ育った人にとっては楽しいパンドラの箱、毎日開かずにはいられない。
絶好の暇つぶし、煌びやかな情報に日々囲まれて飽きることは無い。
それについての危険性、気をつける事について詳しく書いてあった。
いいねが気になってつい携帯を開いていた頃、眠れない、疲れる、怠惰な時間の使い方、何故か寂しさを感じて仕方なかった昔の自分自身、病んでいたと思う。
今はリアルな体験を通して人と会話して
陽射しを浴びて散歩して、切り替えが出来るようになりよく眠れるし鬱々しなくなった。大人でもそんな状態になるのだから子供達への影響ははかりしれない。 -
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ネタバレこの本は、スマホ脳(アンデシュハンセン)を学生向けにわかりやすく解説した本。一言で言うと、『運動』をすることで最強の脳を手に入れられるという内容だ。運動をすることで、ドーパミンやエンドルフィンが分泌される。なぜなら、人類の進化の大部分を占める狩猟と採集の時代に、狩りをするには身体を動かすことが必要で、生き抜くために運動をすると、良いことをしたと脳がご褒美をくれるように進化したからだ。
人類が誕生してから今日までを1日とすると、産業革命は23:59:40、デジタル化やスマホの登場は23:59:59であり、人間がデジタルデバイスの進化に追いついていないという意見も興味深い。
では、運動は良いという -
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とても良書だと思う。科学的根拠に基づいて書かれていて、わかりやすい。
印象に残ったこと
記憶は取り出した際に変化する。(語る、紙に書く)
脳の目的は、生き延びさせること。
トラウマの記憶を封じ込めるのは良くない(変化しないから)
孤独になると、交感神経優位になる、睡眠浅くなる、
人間は、集団で生き延びてきたから。
社会的な関係を維持したい欲求は、食欲と同じくらい欲求。
皮膚は軽く触られた時に、反応する受容体がある。
セロトニンは、ヒエラルキーや地位、情動
SNS等で他人と比較すると、セロトニン下がる→鬱
運動は、精神疾患のリスク下げる。 -
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おそらくティーンエイジャー向けに書かれた本だけど、大人も読むべきだと思いました。私が一番印象に残ったのは、架空のSNSをモデルに、SNSが「いかにユーザーを長く留めておくか」その仕組みを丁寧に説明している点です。結果、タイムラインは自分に都合の良い投稿が溢れ、簡単にフェイクニュースに騙されてしまう…大人でもあっけなく騙されるこの仕組み、子どもなら尚更です。その他にも、スマホがいかにユーザーの興味を惹く作りになっているか、そのスマホとうまく付き合うためにはどうすればよいか?が、分かりやすく書かれています。スマホとうまく付き合っていきたいすべての人にオススメです。
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脳の仕組みから、スマホに毒された、スマホに支配された人生から解放しようという試み。運動脳、スマホ脳のまとめ版となっている。
スマホがドーパミンを出すのは、新しいものを頭に入れる機械だからで、新しいものを見ると発するドーパミンが出てしまう。だから人は、携帯が好きなんだ。ではどうやったら、この中毒から脱せるかというと、やはり距離ととるしかないというのが、本書の一つ目。
脳は、サボりたい、省エネするようにできている。狩人の時代から、なるべくエネルギーを抑えるようにできているというのが理由。では、その脳の省エネの最たるところがGoogle効果であると。Googleで検索ができるとわかると、脳は物事 -
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ネタバレサピエンス全史にインスピレーションを受けて、子どもに「ホモ・サピエンス」の歴史を語った本。
狩猟社会、農耕社会、工業社会……と発展させてきた人類の歴史を、ユーモラスにわかりやすく説明している。
イラストも豊富で、皮肉もまじったイラストで笑える。
人類誕生以来のさまざまな革命や発展を俯瞰したうえで、最終章で現代を生きる人々の「幸せ」を問う。そして、僕らは「ホモ・サピエンス」=「かしこい人」なのだから、僕らが抱える問題を解決するために「協力しよう」と説く。
戦争、貧しさ、パンデミック、環境破壊、気候変動など。ヒトは「知らない人」とも協力するのが上手で、それが他の動物との違いだという。この「協 -
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ノルウェー北部。北極圏を舞台にした『影のない四十日間』に続くトナカイ警察シリーズ第二弾が登場した。個性という意味ではこれ以上ないほど珍しい舞台設定。観たこともない大自然の環境。入り組んだフィヨルドと沈まない太陽。辺境ゆえの捜査の困難さ。アイヌ民族やエスキモー同様、同和政策により絶やされようとしている先住民族サーミ人の血脈。あまりにも独自な材料を溢れるほど携えて、新鮮この上ないミステリーを展開してくれる圧巻のシリーズである。
前作では、太陽がまったく昇らない冬の四十日間を背景にしていたのが驚愕であった。本作では、春を迎えた同地域を舞台に、太陽が沈まない白夜の季節を背景にして、またまた物語世 -
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ノルウェー北部。北極圏を舞台にした『影のない四十日間』に続くトナカイ警察シリーズ第二弾が登場した。個性という意味ではこれ以上ないほど珍しい舞台設定。観たこともない大自然の環境。入り組んだフィヨルドと沈まない太陽。辺境ゆえの捜査の困難さ。アイヌ民族やエスキモー同様、同和政策により絶やされようとしている先住民族サーミ人の血脈。あまりにも独自な材料を溢れるほど携えて、新鮮この上ないミステリーを展開してくれる圧巻のシリーズである。
前作では、太陽がまったく昇らない冬の四十日間を背景にしていたのが驚愕であった。本作では、春を迎えた同地域を舞台に、太陽が沈まない白夜の季節を背景にして、またまた物語世