久山葉子のレビュー一覧

  • スウェーデンの保育園に待機児童はいない 移住して分かった子育てに優しい社会の暮らし

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    SL 2019.9.23-2019.9.28
    スウェーデンのいいとこ、悪いとこ。
    当然どちらもあるんだけど、社会の基盤としての考え方はやっぱりスウェーデンのほうが優れていると思える。
    日本だけではなく、スウェーデンから学べる国は世界にたくさんあるのではないかと感じた。

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    2019年09月29日
  • スウェーデンの保育園に待機児童はいない 移住して分かった子育てに優しい社会の暮らし

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    子どもにとって大事なのは「愛情」である。これに異を唱える人はいないのではないかと思う。
    
    でも「愛情」は目に見えない。どうにかして形にしなければ「愛情」は表現できない。だから我々は「愛情」を表す行動をする。
    
    たとえば,日本では,小さい頃は子どもと母親とが一緒に過ごすこと=「愛情」であり,手の込んだ弁当を持たせること=「愛情」である。子どものために親が犠牲になること=「愛情」という考えがいくらかあるのではないかと思う。子どもにとっての「愛情」は親(特に母親)の責任である。
    
    でもスウェーデンは違う。母親だけでなく父親も一緒に過ごすことが「愛情」であり,たとえ親が離婚して別々に住ん

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    2019年08月25日
  • スウェーデンの保育園に待機児童はいない 移住して分かった子育てに優しい社会の暮らし

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    北欧は社会保障がしっかりしているというイメージをもっていた。この本に出てくるスウェーデンのシステムも、日本人の私から見るとうらやましい限りだった。

    この本は、スウェーデンの保育について語られたものではあるが、固い本ではない。むしろ、エッセイではないかと思う。著者夫妻のような生活を今の私はしているわけだが、著者夫婦が日本での生活をやめ、スウェーデンに引っ越したのがうらやましくもあるが、そこまでの決断と能力はないなぁと思った。

    この本のいいところは、スウェーデンの社会のよいところと、悪いところが両方書かれているところだ。税金の高さには驚かされるし、不便なことも多そうだが、できることなら(仕事と

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    2019年07月30日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    一部から三部は、部ごとに
    別ジャンルの話の様に色合いが違うカタチで完結しながらも、各部が繋がる構成が面白くてドハマりしてしまった。

    四部、そしてこの五部は
    事件の原因があって、その原因に
    微妙にリスベットが絡んでいて
    ミカエルと別々に行動しながら事件(主に国家の暗部っぽい)を追う。そして間に事件に関わる人物の場面が入る。
    ギターを弾く男が出てきてから、だんだんエンジンがかかってきた…
    過去と現在の緊迫した場面を交互に展開してくのもスピーディーでよかった。

    んだけども、シリーズ物の悪いところか、改善を意識してなのか結構端折られてるように感じる部分も多い(リンカーン:ライムシリーズみたいに、毎

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    2022年07月25日
  • 許されざる者

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    退職した警官が過去の事件の調査を依頼され‥
    スウェーデンの人気シリーズの最終作。
    ガラスの鍵賞など、各賞総嘗めにした作品です。

    警官と言っても、このラーシュ・ヨハンソン、ただの警官じゃない。
    凄腕で知られる、国家犯罪捜査局の長官だったのです。
    退職後のある日、脳梗塞で倒れます。

    入院先の担当医の女性から、父親が気にしていたという、昔の事件を調べてほしいと頼まれます。
    牧師だった父が、犯人を知っているという懺悔を聞いたというのです。
    懺悔は本来秘匿すべきものなので、犯人の名前まではわからないのですが。
    すでに時効になった、25年も前の未解決殺人事件。
    かっての部下にも連絡を取り、少しずつ調べ

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    2019年07月19日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    イスラム教徒の女性カジの虐待に関してのエピソードは不要かなとも思うが、このシリーズのそもそもの柱の一つが女性の差別や虐待に関するものであるから、しょうがないのかなとも思う。
    そういった意味では、シリーズ4から作者が交代したにも関わらず、原作者の世界を忠実に引き継いでいるのはすごいことだと思う。
    一部で話題になった「イブラヒモヴィッチ自伝」の作者だそうだ。

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    2019年06月02日
  • 許されざる者

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    時効となってしまった殺人事件を、引退した警官が捜査していく物語です。

    犯人自体のめぼしは割合早くついてしまうのですが、時効になっているケースだからこそ、「犯人をどう罰するのか?」というテーマについても触れられていて、これが中々興味深かったです。

    また、事件と同じくらいのボリューム感で、主人公の人生模様についても同時進行で話が進んでいきます。

    個人的には事件の真相に迫っていく一連の流れは面白く、読むのを止められませんでしたが、主人公自身の話の割合がちょっと多いかなと思いました(途中で中だるんでしまいました…)

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    2019年05月26日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    ネタバレ

    刑務所を出たリスベット。
    自身の過去の秘密を暴くために、ミカエルと共に調べを進める。
    徐々にその実態が見えてくる中、リスベットの身に危険が迫る。

    *****

    思っていたよりほっとする終わり方だった。
    面白かった。

    ただ、5部を読んで、ミカエルとリスベットがあまり目立たなかったような気がした。
    二人の個性が抑えめだったというか。
    面白かったけれど、リスベットの強烈さが好きな読者としては寂しかったな。
    エリカもあんな性格だったっけ…また、読み返してみよう。

    過去の秘密が暴かれたものの、カミラとの確執は進展なし?

    妹はいつ出てくるんだろう??とヒヤヒヤしていたけれど、今回は出ないのね。

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    2019年05月15日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

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    ネタバレ

    刑務所に収容されているリスベット。
    ある日、後見人であったホルゲルが面会に来る。
    その際に小さな気づきを得、調べものを始めるリスベット。
    そんな中、収容所内で実権を握る囚人、ベニートとの対決が近づいていた。

    *****

    そっか、リスベットは懲役中だったか。
    前作を思い出しつつ、読み進める。

    4部から執筆される方は変わったとはいえ、リスベットは世間一般的な定義とはずれるかもしれないけれど、正義感が強いところはあったな。
    弱き者を助ける、というよりは弱き者をいたぶる奴が許せないからぶちのめす、な流れな気はするものの。

    リスベットの過去の秘密に関わる人々も動き出し、刑務所の中でも外でもリスベ

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    2019年05月15日
  • 許されざる者

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    スウェーデンの小説は初めて読んだとおもうが、こんなの表現が面白いとは思わなかった。ストーリーも単純ではあるが引き込まれる。

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    2019年03月02日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    キャラクターの個性や設定がしっかりしているので、面白く読ませる。充分すぎる続編である。なかなかできないことだ。
    三作にあった全体から流れる陰鬱さ、気難しさはすっかりなくなり、相当なあっさり具合。ストーリーを追う、という点では大変に読みやすい。
    あの三作を読み終えた時は、しばらく他の作品を読む気にならないほど、ぼぉっと世界に浸った。映像が出てくる作品だった。残念感は否めないが読めることに感謝。

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    2019年03月02日
  • 許されざる者

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    福祉国家、人権重視国家でさえ、子供への性犯罪は止められぬと思うと、絶望的になる。スウェーデンミステリは陰鬱な印象があるが、本作はユーモア系といってもいい程。
    そういえば、『名探偵カッレくん』、読み逃していたな。
    ラーシュの長兄とダメ捜査官のファーストネームが同じなのは何か意味があるの?綴りが違うのか?
    警察幹部の妻が銀行重役なんて、まず日本ではあり得ない。
    マックスの存在は真犯人の邪悪さを際立たせる。
    ラストで、真犯人に下されたのは人の手によるものだが、ある女性を見舞った運命は天意なのだろうか。
    <いかなる慈悲も与えるな>

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    2019年02月27日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

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    いよいよ、リスベットのドラゴン・タトゥーの秘密が本作で明らかになるらしい。
    リスベットが刑務所に入っているところから物語が始まるが、きちんと疑惑やら事件やらが展開していく。上巻では、いろいろと種が撒かれてるような感じか。

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    2019年02月04日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

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    4作目の映画化に合わせての5作目発売待ってました♪底辺の刑務所でも医学会でも経済界でも宗教でもどこの世界にも悪ははびこる。リスベットが刑務所にいながらにして、悪を突き止め対峙するのが痛快。ただホルゲルが...あとがきには3作目までの作者スティーグ・ラーソンは10部作で構想を練っていたと知り、またも作者の早逝を惜しむばかり。ただ引き継いでくれたラーゲルクランツが今作では筆が乗ってきたのか登場人物が生き生きと感じられ下巻が楽しみ♪

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    2019年01月25日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

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    まさか続きが読めるとは思わなかったミレニアムの続編。
    その第二弾、と言っても累計で言うと第5弾。
    ダヴィド・ラーゲルクランツに変わってからの二作品目である。

    著者の死去により、未完で終わった作品の続きを
    引き継ぎ、新たな物語として発展させるという
    想像もつかない難行を見事にやってのけている。

    上巻に至っては、まだ緩い展開。
    とは言え、シリーズでも大活躍した人物が殺害されるという
    ショッキングな展開はあるから緩いとは語弊があるか。

    ここからどう展開されていくのか、
    リスベットの過去に関係する何か、果たして…
    下巻が楽しみである。

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    2018年12月24日
  • 満潮 下

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    目まぐるしい視点・場面転換に漸く脳が追いついた下巻。この目まぐるしさは一気読みしないと疲れるだけになりそう。登場人物が多い割には上手く描き分けられているものの、一人ひとりの心理描写が広く浅くで感情移入はしにくい気がする。加えてヒロインであるオリヴィアが悪い意味で癖が強い。感情移入以前に、他人のプライバシーには土足で踏み込むくせに、自分は完全拒絶な態度が露骨過ぎて好きになれない。シリーズらしいのでこれから成長して欲しい。
    予想を裏切る展開は楽しめたが、真相自体は大したこともなく(割とチープ)、一部意味深だった人達は次作以降へ持ち越し…という何とも肩透かしな終わり方だった。
    辛口なレビューだが、一

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    2017年11月21日
  • 満潮 下

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    ネタバレ

    様々な人々の人生を巻き込みながら、ラストまで一気に話が流れた。
    単に、20年前の殺人事件だけでなく、それを発端とした現在の事件も色々絡む上に、別のホームレス殺人事件にも各々の登場人物が少しずつ絡むという、実に凝った構成の作品。
    警察学校生というヒロインの成長、ホームレスとなったかっての辣腕刑事の再生の物語としても良くできていて、まさにテンコ盛りの内容。
    しかも、捜査の過程で表面化しながらも、今回の事件では追及できなかった謎もあって、これは続編必至。

    作者がかの「マルティンベック」シリーズのドラマ化の脚本家と聞くて、この群像ドラマとしての描き方も、色々な社会的な問題を背景に描きこむ構成も納得で

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    2017年07月19日
  • 満潮 上

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    ネタバレ

    北欧発のサスペンス。
    主人公である警察学校に通うヒロインが、過去に起きた未解決の殺人事件を課題でレポートすることを端緒に、事件関係者が運命的に結びつき、事件が再び動き出す…。

    刑事にすらなっていない、まだむらっけのある女子学生が主人公というところも面白いが、複数主人公の物語と言ってもよく、ホームレス、かつて事件にかかわった捜査官、黒幕?等々10人以上の視点で目まぐるしく事件が描かれていく。

    ある程度20数年前の事件の構図、犯人は分かるのだけど、徐々に謎の糸が溶けていく過程が鮮やかだし、何より作られすぎではあるかもしれないが、読む分には楽しい魅力的なキャラが多い。決して画一的でなく、陰影も裏

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    2017年07月17日
  • 満潮 下

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    著者は脚本家夫婦だそうで、上巻はいかにもそれらしいテレビドラマ的展開が気になったが、後半は(慣れたのか?)ストーリーにひきこまれて一気に読んだ。面白かったのだけど、あまり話題にならなかったのはなぜだろう。

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    2017年05月15日
  • 海岸の女たち

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    テーマがテーマだけに読みごたえたっぷり。
    主役のなりふりかまわない言動、行動が自分の許容範囲超える場面もあるけど。

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    2017年05月13日