久山葉子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スマホをダラダラ見てしまうのを、やめたいなあと思って読んでみた。
スマホを一度見てしまうと、気合いで「よし!もう終わり!」「ダラダラ見ないぞ!」ってするのは難しいんだってことがわかった。
脳の仕組み的に難しい!
学びたい!って時は、スマホを別の部屋に置いとくとか、目に入らないようにした方がいいらしい。
近くにあるだけで集中力が下がるのと、
スクリーンより紙のほうが記憶されやすい(ドーパミンを抑える!ってことに脳の容量を割かないから)のと、
中断されて集中力が細切れにならないので。
アプリの通知を無視できないのは、脳は「もしかすると!」が大好きで、スマホの通知くると「もしかすると何かワクワ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
ノルウェー北部北極圏に近いハンメルフェストが舞台。
若いトナカイ所有者が事故で溺死、そして数日後に市長も同じ場所で死体が見つかる。
トナカイ警察のクレメットとニーナが事件を追う。
・感想
続編らしいけどこの作品から読んでみたけど問題なし。
サーミ人については映画で観たこともあるからちょびっとだけ知ってた(サーミの血、という映画)
トナカイ放牧、トナカイ警察、北極圏の生活など初めて知ったことも多く、これがあるから海外翻訳小説は読むのが面白いんだよね。
どこの国にも近代化の波に勝てない風習があって、結局はそこに住んでる人が「何を求めるか」なんだと思う。
便利、簡便、インスタントな -
Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
連続不審死調査で浮かび上がる伝統と発展の問題、過去と現在の課題、油田開発による被害者たちの終ることのない苦しみ。
幼馴染(?)3人のサーミ人の思惑、未来への諦観や希望、過去を受け止めて進む道は?
・感想
ハッキリしないというかフンワリしてる文章で中々クセがあった。
ミステリー要素はあまり無かったけど北極圏での民族、生活、トナカイ放牧、文化、商業など社会問題を軸にした話でそっちの話は結構興味深く読んだ。
白夜での生活って想像付かないけど夜が3.4時間しかないって凄く辛そう…そりゃ鬱も多くなるよね。
幼馴染と言っても仲良くない3人だから道を違えてることになっても別に悲しいとかいう感情 -
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Posted by ブクログ
北欧ミステリーのジャンルの広さを示すようなベックストレーム四部作の完結編。当初、ガラスの鍵賞を獲得した『許されざる者』でこの作家が気に入ったものの、本書のベックストレーム警部は、腕利きではあるものの酒と美女をこよなく愛するモラルの少し欠如したお笑い系キャラクターである。
ちなみに『許されざる者』はふざけたところなど一切ない心打つ傑作であり、その主人公ヨハンソンのキャラクターは、忘れ難い。しかも同名の名作映画もぼくは好きである。バート・ランカスター&オードリー・ヘップバーンの1960年版の映画は特に。クリント・イーストウッド監督主演の1992年のもの、それを開拓期の北海道を舞台にリメイクし -
Posted by ブクログ
アンデシュハンセンの本は好きなので、対象は子供だろうと思いましたが買いました。
『スマホ脳』の内容を子供にもわかりやすく、かつ子供のスマホに振り回されたサンプルケースがいくつも紹介されていて共感しやすく自分事として落としやすい工夫がなされていて好感持てました。
ただP80の、スマホを人差し指で打つのはみっともない、というのは違和感を抱きました。
手が変形しないようにするには片手でしっかりスマホを持ち、もう片方で画面操作をする方が良いのではと思います。
操作もスマホを持つのもひとつの手で済ませると、特定の指がゆがんだり(小指にスマホを置いている場合小指はゆがむと思います)、片手で使いこなし過ぎ -
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Posted by ブクログ
上巻のゆったり感から180度の大展開。スピード感より次々と放たれる事実発掘・・ダイバーを中心とした多すぎる犠牲者の上に成り立った石油油田開発と石油管理局のあぶり出された実態、して市長の謎の死。
同時進行するニーナと父母、三者の埋めようもない相克・・ニーナが求めた【今の父】との会話は・・さて。
クレメットも叔父を絡める秘密が形を羅わしてくる。
ラストの場面で恋人の舞踊を背景に姿を現したサーミ芸術、シンボルの意味は?
解明の紐解きは読み手を否応なく50年前に連れ戻す~ペーデルセン・謎の人物ディヴァルゴ、だいばーから芸術家になったラウラの3人組。
事の発端となった亡きエリックの妻アネリーの破壊行 -
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