久山葉子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を読み終えた後、私はスマホを触らない時間を作った。きっとあなたも読めば気づくはず。スマホが与える影響力について考えさせられるから。
至急の要件なんて来ないのに、バイブの音が鳴ると見ずにはいられない、あの衝動。いつからだろう。。?テレビ見ながらご飯食べてスマホを触り、そして会話までする。これが現代のマルチタスク。マルチタスクが得意な人なんてほとんどいないのに。ご飯を食べる時はご飯だけにすると、いつもより味に深みが出た。旅行時、半日だけスマホをオフにすると、前を見て景色を堪能し、会話を楽しめた。普段選ばないであろうお店に入り(いつも食べログで口コミ見て判断するので)新しい発見と経験ができた。スマホを手放すことは難しくても手放す時間は大切。 -
Posted by ブクログ
ネタバレネットで見かけて。
ヨーロッパの北の果て、
ノルウェーとスェーデンとフィンランドが接するところ。
先住民サーミ人のシャーマンが使っていた太鼓が博物館から盗まれる。
トナカイ警察のクレメットとニーナも捜査に駆り出され、
トナカイ所有者のところに聞き込みに言った直後に、その所有者が殺される。
先住民サーミ人が暮らしていた地域で活躍するトナカイ警察のクレメットとニーナ。
トナカイ警察は、トナカイの密漁や盗難、
決められた放牧地からトナカイの群れが出たり、
春の群れ分けでもめたりすると駆り出される。
クレメットが、
所有者が殺され残されたトナカイの群れを集めていく様子が、
興味深かった。
他にも、四十日間の極夜が終わった日は37分間しか日が差さないとか、
そのあと、昼が42分づつ長くなっていくとか、
トナカイの数を数えられるのを、銀行口座の残高を知られるように嫌がるとか、
煙草を買いに100キロぐらい平気で車を飛ばすとか、
サーミのシャーマンが太鼓を使うとか。
太鼓は最初にどういう形状なのか説明がなかったので、
よくわからずいわゆる大太鼓を小さくしたような、
胴の両方に革がはってあるようなものを思い浮かべてしまった。
しかも模様が描かれているのが、革の表面だっとは。
(下巻へ) -
Posted by ブクログ
スウェーデンの作家「レイフ・GW・ペーション」の長篇ミステリ作品『許されざる者(原題:Den Doende Detektiven、英語題:The Dying Detective)』を読みました。
「アーナルデュル・インドリダソン」、「ジョー・ネスボ」の作品に続き、北欧ミステリが続いています。
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CWA賞、ガラスの鍵賞など5冠獲得!
北欧ミステリの重鎮による究極の警察小説
国家犯罪捜査局の元凄腕長官「ラーシュ・マッティン・ヨハンソン」。
脳梗塞で倒れ、一命はとりとめたものの、右半身に麻痺が残る。そんな彼に主治医の女性が相談をもちかけた。
牧師だった父が、懺悔で25年前の未解決事件の犯人について聞いていたというのだ。
9歳の少女が暴行の上殺害された事件。
だが、事件は時効になっていた。
「ラーシュ」は相棒だった元捜査官や介護士を手足に、事件を調べ直す。
犯人をみつけだし、報いを受けさせることはできるのか。
スウェーデンミステリ界の重鎮による、CWA賞、ガラスの鍵賞など5冠に輝く究極の警察小説。
解説=「杉江松恋」
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人呼んで"角の向こうを見通せる男"、「ラーシュ・マッティン・ヨハンソン」… そんな伝説の国家犯罪捜査局の元凄腕長官を主人公にした物語、、、
主人公の「ヨハンソン」は、伝説の捜査官というだけではなく、警察組織内で"オーダーレンから来た殺戮者"と恐れられたほどの鬼上司でもあったようですね… 本作品に至るまでの物語はシリーズ化されており、シリーズが始まった1978年(昭和53年)、当時の「ヨハンソン」はまだペーペーの捜査官で、同期の親友「ヤーネブリング」と共に夜な夜なストックホルムの街をパトロールしていたらしいです。
「ヨハンソン」はそこから、最終的に国家犯罪捜査局の長官にまで上り詰めたんですから、スウェーデンミステリ史上最も出世した主人公ですね… 本作品は、「ヨハンソン」が定年退職したあとに巻きこまれた事件を描いた物語で、シリーズ最終章とも呼べる作品、、、
本作品がとても愉しめたので、これまでのシリーズも読んでみたいのですが… 邦訳されていないようです。残念。
2010年(平成22年)7月5日、「ヨハンソン」はストックホルムのカールベリス通り66番にあるホットドッグ屋台〈ギュンテシュ〉でお気に入りのホットドッグを買うが、いざひと口かじろうとした瞬間、脳塞栓の発作を起こし、危ういところで命を拾う… 国家犯罪捜査局元長官の「ヨハンソン」にとっては青天の霹靂ともいうべき出来事であった、、、
右半身に麻痺が残ったほか、かつては部下たちに「角の向こう側が見通せる」と畏怖された頭脳にも以前ほどの切れが戻らない… 病床で失意を噛みしめる「ヨハンソン」に、主治医の「ウルリカ・スティエンホルム」が驚くべきことを打ち明けた。
牧師だった彼女の父は、ある殺人事件の犯人を知っているという女性から懺悔を受けたものの、聖職者の守秘義務ゆえに誰にも口外できず、悔いを残したまま亡くなったのだという… それは25年前の1985年(昭和60年)6月に「ヤスミン・エルメガン」という9歳の少女が殺害された事件で、警察の初動捜査が遅れたことなどが災いして、迷宮入りしていた、、、
スウェーデンでは2010年(平成22年)に法改正が行われ、殺人を含む重大犯罪については時効が廃止されたが、それも同年7月1日以降に時効となるもののみが対象である… 「ヤスミン」の事件は一足早く時効が成立してしまっていた。
つまり、「ヨハンソン」が犯人を突き止めたとしても法で裁くことはできないのだ… それでも「ヨハンソン」は、このようなおぞましい事件がいまだに未解決だということに元長官としての責任を感じ「ヤスミン」事件を解決することを決意する、、、
「わが主が、25年前の古い殺人事件に正義をもたらすために、
頭に血栓の詰まった意識不明の元警官をお前さんの元へ送ったとでも言うのか。
さらには、たった数週間ちがいで新しい法律に間に合わず、時効を迎えさせたとでも?」
「ヨハンソン」による執拗な犯人捜しが始まる… 思うように身動きのとれない「ヨハンソン」は、同期の元相棒で親友の「ボー・ヤーネブリング(ヤーニス)」や、元部下の「シェル・ヘルマンソン(ヘルマン)」、介護人の「マティルダ(ティルダ)」、兄「エーヴェルト」から派遣された用心棒のロシア人の若者「マキシム・マカロフ(マックス)」、妹の夫で元会計士の「アルフ・フルト」等の協力を得ながら、真相に近付いていく。
脇を固める個性豊かな仲間たちが印象的でしたね… 身体の自由が利かない「ヨハンソン」を、年齢も出身もバラエティーに富んだ仲間たちが常にサポートしているんですよね、、、
彼らの協力と「ヨハンソン」の論理的な推理によって、犯行現場や犯人が徐々に特定される… しかし「ヨハンソン」の前には難題が立ちはだかっていた。
この事件は時効を過ぎてしまっている… 見つけだした犯人を、いかにして罰するのか――。
「ヨハンソン」は、犯人と直接接触… 時効になっていない他の犯罪や母親の自殺を自らの殺人だったと証言して自首し、自ら懲役を受けることを促す、、、
犯人の判断は!? いやいや、ここからが衝撃的な展開でしたね… 賛否両論があるエンディングだと思いますが、個人的にはスッキリするオチでしたね。
「ヨハンソン」の、まず現状を受け入れる… という考え方が印象に残りました、、、
これって、生活や仕事において、大切なことですよね… さすが元凄腕捜査官ですね。
以下、主な登場人物です。
「ラーシュ・マッティン・ヨハンソン」
国家犯罪捜査局の元長官
「ボー・ヤーネブリング(ヤーニス)」
ストックホルム県警の捜査課の元捜査官
「パトリック・オーケソン(パト2)」
県警の警部補
「シェル・ヘルマンソン(ヘルマン)」
県警の犯罪捜査部の警部
「エーヴェルト・ベックストレーム」
ヤスミン事件の捜査責任者
「ピエテル・スンドマン」
ミリヤムの知り合いの警部補
「リサ・マッティ」
公安警察局本部の局長補佐
「ピア」
ラーシュの妻
「エーヴェルト」
ラーシュの長兄
「アルフ・フルト」
ラーシュの妹の夫
「マティルダ(ティルダ)」
ラーシュの介護士
「マキシム・マカロフ(マックス)」
エーヴェルトから派遣されたロシア人
「マッツ・エリクソン」
経理士
「ウルリカ・スティエンホルム」
ラーシュの主治医
「オーケ・スティエンホルム」
ウルリカの父、牧師。故人
「アンナ・ホルト」
ウルリカの姉。検察官
「ヤスミン・エルメガン」
二十五年前に殺された少女
「ヨセフ(ジョセフ・シモン)」
ヤスミンの父
「ミリヤム」
ヤスミンの母
「マルガリエータ・サーゲルリエド」
オペラ歌手
「ヨハン・ニルソン」
マルガリエータの父
「ヴェラ・ソフィア・ニルソン」
ヨハンの妹
「スタッファン・レアンデル・ニルソン」
ヴェラの息子
「エリカ・ブレンストレーム」
マルガリエータの家政婦 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者が亡くなってしまったことにより、未完で終わるのではとおもっていた、ミレニアムシリーズ。新しい著者によっていつの間に3冊書かれ、1から始まる復讐劇も無事完結した。
個人的には、原作者のラーソンより、ラーゲルクランツの方が、話が読みやすく好き。ラーソンの北欧の闇を描いた濃い内容に対し、ラーゲルクランツのほうが世界的な関心事になっていて理解しやすい内容だったからだと思われる。
さて、今作のテーマは、冷戦後の二重スパイ勧誘の話。過去のエベレスト事故の裏には二重スパイ勧誘の失敗があったって話で、リスベットの復讐劇失敗から始まり、ミカエルに頼ろうとした浮浪者の死と言った繋がらない。だか、これら内容が繋がると一気読み。
シェルパの遺伝上の話なんて知らなかったので、興味深く読めた。