久山葉子のレビュー一覧

  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    ついにシリーズを読み終わった。
    今回もいろんな謎が絡み合っておもしろかったけど、やはりラーソン版に比べると淡白で、本の中で起きる出来事の関連性が薄い気がしました。
    もっと緻密さがほしかったです。

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    2022年12月23日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    シリーズ第5作目で今回もおもしろかったけど、どうしても前半3部作に比べると緻密さというかしつこさみたいな部分が減って、あっさりした感を感じました。

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    2022年10月22日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

    ストーリーは楽しめましたが、場面場面の切り替わりが冗長で、特に後半は画一的に感じました。
    カミラの人物像が希薄で、工夫は凝らしていたのかもしれませんが、表面的な描写で終わってしまったかように感じます。残念。

    リスベットも同様で、作者はシリーズ6に入り、もうリスベットを描く際、青息吐息だったのではないでしょうか。
    一見、動いているように見えて、行動がワンパターン。徐々にドキドキ感がパワーダウンしてしまいました。

    ラストも何か、当たり前すぎるラストで終わってしまった気がします。

    #切ない #ドキドキハラハラ #泣ける

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    2022年09月30日
  • こどもサピエンス史 生命の始まりからAIまで

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    木の上生活してた人間の祖先から始まり
    地域によって発達の速度は違うが、物を使い、言語を覚え、農業を始め、協力をし、街を築き、宗教が生まれ、武器ができ、労働が生まれ、戦争が始まり、水や風、火を電気に変え、インターネットが生まれる。
    現在は飢餓や貧困が減り、定住が可能で生活はしやすくなったが人類は幸せなのか?
    環境を破壊し、同族で殺し合い、労働に追われる。そんな人類は本当に幸せなのか?
    俺は今幸せには感じていない。自分らしい生活で生きられていないから

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    2022年09月21日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    ネタバレ

    著者が亡くなってしまったことにより、未完で終わるのではとおもっていた、ミレニアムシリーズ。新しい著者によっていつの間に3冊書かれ、1から始まる復讐劇も無事完結した。
    個人的には、原作者のラーソンより、ラーゲルクランツの方が、話が読みやすく好き。ラーソンの北欧の闇を描いた濃い内容に対し、ラーゲルクランツのほうが世界的な関心事になっていて理解しやすい内容だったからだと思われる。
    さて、今作のテーマは、冷戦後の二重スパイ勧誘の話。過去のエベレスト事故の裏には二重スパイ勧誘の失敗があったって話で、リスベットの復讐劇失敗から始まり、ミカエルに頼ろうとした浮浪者の死と言った繋がらない。だか、これら内容が繋

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    2022年05月01日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

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    過去4作と異なり、序盤から大仰さがなく、すんなり入れる。4作目から引き継いだ筆者が「より自分の特徴を出せた」せいだろうか。

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    2022年04月19日
  • 満潮 下

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    オリヴィアが必死で探していた行方不明の元捜査官は、意外なことにホームレスのなかにいた。過去を掘り起こすオリヴィアの行動が、意外な関係者たちを揺さぶる。一流企業の取締役、政治家、エスコート会社の経営者。そして最後にたどりついた真相は、オリヴィア自身が予想だにしないものだった。

    それぞれのキャラクターの個性が出ていて、面白い。シリーズ化されているが、翻訳は途絶。残念。

    本国ではドラマ化されているようだ。

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    2022年04月03日
  • 満潮 上

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    警察大学の学生オリヴィアは、夏休みの課題で未解決事件を調べていた。刑事だった亡き父が、二十数年前に担当していた、ノードコステル島の砂浜に臨月の女性が生きたまま埋められ、溺死させられた、残酷な殺人事件だ。オリヴィアは話を聞こうと、当時父親の同僚だった男を探すが…。

    大学の課題で、コールドケースを追うという着眼点がよい。国境を越えた事件になりそうなのは、あのシリーズを想起させる。下巻に続く。

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    2022年04月01日
  • 影のない四十日間 下

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    北欧ミステリーは色々読んできたが、中でもかなり異色のミステリー。
    舞台は極北の地。サーミ人の文化や歴史、トナカイ所有者たちの生活にトナカイ警察など…聞き慣れない内容ばかりで、小説としての内容だけでなく新しい文化を知る意味でも楽しめた。
    久山葉子さんの訳も読みやすい。

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    2022年03月09日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    ミレニアムシリーズの完結編。最終作だが重くなることなく、良質なエンターテイメント作品としてすっと読める。終盤のテンポが速く、呆気ない感じもあるが、きれいな終わり方でそれはそれで良い気がする。名残惜しさを感じつつ思う、個性溢れる登場人物たちにまた会える日は来るのだろうか。

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    2022年02月15日
  • 平凡すぎる犠牲者

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    ネタバレ

    ベックストレーム警部の第二弾。

    前作の「見習い警官殺し」が面白くなかったので、
    全く期待せずに読んだが、良かった。
    あくまでも前作に比べれば、と言う意味だが。

    アルコール依存症の一人暮らしの男が殺された。
    酔っ払い同士のありふれた事件のように見えたが、
    死体の第一発見者も死体で発見されてしまう。

    謎解きの要素もあったし、
    捜査も進展したし、
    意外な展開もあった。
    さらには、前作に比べて短いせいかもしれない。

    といっても、
    酒好きで、女好きで、金好きで、偏見のかたまりで、
    仕事をさぼることばかり考えているベックストレーム警部は相変わらず。
    健康のために、禁酒と運動を誓ったにもかかわらず、

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    2022年02月12日
  • 影のない四十日間 下

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     フランス人の書いた北欧ミステリー。そう言ってよいのかどうか? いずれにせよ、内容は、都会とは遠く離れた場所に展開する辺境エンターテインメントである。しかもそんじょそこらの中途半端な辺境ではなく、北極に一番近く、地の果てもいいところ。白夜とは真逆となる<黒昼?>。無論そんな言葉は作中にはない。しかし一年に四十日間も全く太陽が顔を見せない季節が地球上にあるなんて! 地軸の傾きが作った宇宙の奇跡としか言いようがない。そんな四十日間の長い夜が明ける瞬間に幕を開けるのがこの物語である。多くの人々が極寒の暗闇で日の出を待つシーンで! どうです、神秘的でしょう?

     しかも初日は日照時間は4時間ほど。日が

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    2022年01月27日
  • 影のない四十日間 上

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     フランス人の書いた北欧ミステリー。そう言ってよいのかどうか? いずれにせよ、内容は、都会とは遠く離れた場所に展開する辺境エンターテインメントである。しかもそんじょそこらの中途半端な辺境ではなく、北極に一番近く、地の果てもいいところ。白夜とは真逆となる<黒昼?>。無論そんな言葉は作中にはない。しかし一年に四十日間も全く太陽が顔を見せない季節が地球上にあるなんて! 地軸の傾きが作った宇宙の奇跡としか言いようがない。そんな四十日間の長い夜が明ける瞬間に幕を開けるのがこの物語である。多くの人々が極寒の暗闇で日の出を待つシーンで! どうです、神秘的でしょう?

     しかも初日は日照時間は4時間ほど。日が

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    2022年01月27日
  • 影のない四十日間 下

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    寒い時期に極寒の本を読むなんてと自嘲していたが、下巻になりテンポの早い展開に圧倒的に面白くなった。悪い奴がここまでやるかと呆れる程ずる賢く、悪の権化として書かれていて、早く捕まえて欲しくてならなかった。物哀しい幕引きだったが、自分なら絶対に選ばない作品だと思うから紹介して下さった方に感謝したい。

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    2022年01月11日
  • 許されざる者

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    ネタバレ

    ネットで見かけて。

    何だか変な感じがした。
    その「変」は読み終わった後、解説を見てわかった。
    人気のシリーズの最終作だった。
    なるほど。

    それで、
    登場人物が妙に完成されたキャラクターだったり、
    途中で出て来た人との関係が重かったりのは、そのせいか。

    北欧ものにしては暗くないし、
    悲惨でもないこの作品において、
    それは決してマイナスにはなっていなかったけれど、
    この前の作品を翻訳してほしい。
    話はそれだから。

    「角の向こう側の見通せる」男、国家犯罪捜査局の元長官が、
    脳梗塞で倒れる。
    麻痺と闘いながら、担当医の頼みを聞いて過去の事件を調べ始める。
    妻の諫めも聞かず脂っこいものを食べたり

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    2021年11月07日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    あのミレニアムではないけれども面白かったと思う。
    なによりまた読めるという楽しみを与えてくれた作者に感謝。

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    2021年08月19日
  • 許されざる者

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    面白かった。意外な出だし、車いす探偵として主役の鋭さチームの妙味。好きなタイプでした。どう結末つけるんやろうって思いながら読み進む。

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    2021年07月01日
  • メッセージ

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    ちょっとズレてて、でもいるかもこんな人…が出てくる話が面白かったな。クスリと笑ってしまう。『ローベット』『夏の子ども』『ある愛の物語』『自然の中の芸術』◎。『夏の子ども』で何度も繰り返される「起きたことは受け入れるしかない」というフレーズを、しかと受け止めるよ。

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    2021年06月04日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    ラーゲルクランツによる三部作、全体の第6部が完結。続編の行方は未決だが、ラーゲルクランツは続きを書くことはないと宣言しているらしい。

    振り返ってみると、シリーズ5も6も、リスベットが過去と対峙するだけの物語ではないところが魅力の一つか。今回のサブテーマは、組織的なフェイクニュースによるバッシング、ロシアとの諜報戦。スウェーデンでは、スパイ問題は身近なものなのか。

    また、エベレスト登山の商業化、それを支える地元のシェルパたち、そして氷の中で眠る登山で命を落とした人々。シェルパの遺伝子に関するエピソードは興味深かった。

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    2021年05月02日
  • ミレニアム6 死すべき女 上

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    シリーズ6のエピソードは、ミカエル・ブルムクヴィストの名前を記したメモをポケットに入れて、ストックホルムの公園で亡くなった男の謎を追うこと、そしてリスベットは双子の妹・カミラと直接対決へ、の2つを軸に展開する。前作に続いて、リスベットとミカエルが協力する展開だが、上では離れ離れのまま。2人で男の謎が明らかになってきたところで下巻へ続く。

    亡くなったスティーグ・ラーソンの1〜3を引き継いだダヴィド・ラーゲルクランツによる作品は、この6で終わる予定とか。下巻がクライマックスか。

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    2021年04月29日