久山葉子のレビュー一覧

  • 白夜に沈む死 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    二作目のせいか、サーミ人の生活のインパクトが小さい。
    前作で登場していた昔ながらに暮らすサーミ人、アクラスの存在がないからか。
    それでも、愛する人に求婚する際、秘密の岩に供えるために、
    去勢された雄ではなく、去勢されていない雄の角を手に入れようとする場面は、
    その意味合いが理解できないが、いやできないがゆえにほほえましい。

    全然本編とは関係ないが、
    グロッキーが不正確で正しくは「グロッギー」だと知らなかったので
    グロッギー、という言葉が出てくるたびに?となっていた。
    恥ずかしながら。

    事件の方は、酷い扱いだった潜水士たちの復讐だったというのがわかったが、
    今一つすっきりしな

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    2023年09月30日
  • 白夜に沈む死 上

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    ネタバレ

    「影のない四十日間」の続編。

    サーミ人たちの世界に加えて、
    海洋油田の開発に欠かせなかった潜水士の世界が舞台。
    春になり、トナカイの群れの移動を見守っている最中に、
    サーミ人の若者が死亡する。
    事故かとも思われたが、捜査をするトナカイ生活のニーナとクレメット。
    その後、油田で潤う市の市長が同じ場所で死体で発見される。

    ニーナは父も潜水士だったことから、
    離別している母親と父親と会いに行くことになる。
    一方クレメットは、前回同様、過去に因縁のあった男、
    トップクラスの潜水士ともめる。

    (下巻へ続く)

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    2023年09月30日
  • こどもサピエンス史 生命の始まりからAIまで

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    この本は、語りかけるような口調で、子供に対しても分かりやすいように世界の歴史が描かれています。
    歴史は難しいと考えている人に1度は読んで欲しい本です。
    少し文章の中に絵が入っているページがあり、その絵もとても可愛いです♡

    0
    2023年09月15日
  • 二度死んだ女

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    『許されざる者』が良かったので新作が出るたびに読んではいたが、ベックストレームのキャラクターが苦手で今ひとつ…という印象だった。のだが、今回のベックストレームは少年とのやり取りも素敵で、他の登場人物たちの会話のやり取りもテンポ良く、丁寧に事件を解決していく様も読んでいて楽しかった。

    0
    2023年09月05日
  • 二度死んだ女

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    ネタバレ

    ほどよく複雑で、スウェーデン警察ものらしいチームプレーも心地よく、今回は変人警部の毒も薄めで大変に読みやすく心地よい…と思ったらいきなり最終回ですか。
    『許されざる者』とはどうやら別シリーズとして扱うことになったのかな?それが正しい区分かと思います。

    0
    2023年08月07日
  • 二度死んだ女

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    ベックストレーム警部の最終回?
    色々物騒がせな警部だし、彼程品行の悪い警部は他にいない位の独特の警部だけど、今回は100パーの思いで彼を応援したかった。彼と一緒に美味しい食事をしたかった。こんなにベックストレームを好きになる日が来るなんて(><)

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    2023年07月23日
  • 脱スマホ脳かんたんマニュアル(新潮文庫)

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    この本を読み終えた後、私はスマホを触らない時間を作った。きっとあなたも読めば気づくはず。スマホが与える影響力について考えさせられるから。
    至急の要件なんて来ないのに、バイブの音が鳴ると見ずにはいられない、あの衝動。いつからだろう。。?テレビ見ながらご飯食べてスマホを触り、そして会話までする。これが現代のマルチタスク。マルチタスクが得意な人なんてほとんどいないのに。ご飯を食べる時はご飯だけにすると、いつもより味に深みが出た。旅行時、半日だけスマホをオフにすると、前を見て景色を堪能し、会話を楽しめた。普段選ばないであろうお店に入り(いつも食べログで口コミ見て判断するので)新しい発見と経験ができた。

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    2023年07月11日
  • 影のない四十日間 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    とにかく、その生活や文化に目を奪われて、
    殺人と盗難の謎の方がどうもおろそかになる。
    ヨイクの名手クレメットの叔父とか、
    癖の強い地質学者とか、
    いかにもやられるために登場した若い地質学者とか、
    登場人物も多いし。
    特に後半は、金鉱探しと復讐の攻防がメインになって、
    事件のことは忘れがちになってしまった。

    一応事件は解決して、
    クレメットと北極圏の夜に消えたアクラスの関係もわかったが、
    ニーナにパリで何があったのかとか、
    二人の過去が気になる。

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    2023年07月09日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    読み終わってしまった喪失感…。リスベットがこんなに恋しくなるとは思っていなかった。1作目では一匹狼でとてつもなく強そうに見えたリスベットの人間らしさ、弱さが垣間見えて心にぐっときた。様々な社会問題にも触れているから、日常生活の中では気にしていないことに気づかせられる。自分に直接関係あることではないから知らない、ではなく、知ろうとすることが重要なんだと深く思った。

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    2023年07月08日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    人間の権利、尊厳の重要性に改めて気づかせてくれた。自分が当たり前に与えられている自由を奪われている人も多くいるということに意識を向けようと思った。社会の上層部にいる人たちの意向によって人生が決まってしまう人も沢山いて、実は自分もいつそうなるかは分からないと思わせられた。
    リスベットがどんどん成長していくのが胸熱…。他の人を信じるようになっていくのに感動。パルムグレンはリスベットを救った最初の人だからもっと生きていて欲しかった。
    4より話の筋が分かりやすくてしっかり理解しながら読めた。次回作が楽しみ!

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    2023年07月06日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

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    前作より読みやすかった。話の筋がハッキリしてて分かりやすい。ただ登場人物に対してイライラする部分が多いかも。

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    2023年07月04日
  • 影のない四十日間 上

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    ネタバレ

    ネットで見かけて。

    ヨーロッパの北の果て、
    ノルウェーとスェーデンとフィンランドが接するところ。
    先住民サーミ人のシャーマンが使っていた太鼓が博物館から盗まれる。
    トナカイ警察のクレメットとニーナも捜査に駆り出され、
    トナカイ所有者のところに聞き込みに言った直後に、その所有者が殺される。

    先住民サーミ人が暮らしていた地域で活躍するトナカイ警察のクレメットとニーナ。
    トナカイ警察は、トナカイの密漁や盗難、
    決められた放牧地からトナカイの群れが出たり、
    春の群れ分けでもめたりすると駆り出される。
    クレメットが、
    所有者が殺され残されたトナカイの群れを集めていく様子が、
    興味深かった。

    他にも

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    2023年07月09日
  • 脱スマホ脳かんたんマニュアル(新潮文庫)

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    1日2時間もスマホをいじってたら、1日の8%を費やす。もったいないな。
    マルチタスクよりシングルタスクで集中力アップ。

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    2023年06月18日
  • 最強脳―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―(新潮新書)

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    内容が薄く30分程で読み終える事ができ、しかも他の著作との重複多し。だから駄目と言いたいのではない。情報を得るとか、想像を楽しむというだけではない読書の効用。自己暗示の為になり、気持ちが励まされる。何が、というと、運動について。運動する事は脳に良い。運動している人にとって、自己肯定感を高め、自らの習慣が正しい事を裏付けるような確証バイアス的著書は大好物に違いない。最早、内容など二の次だ。

    運動をした後にはドーパミンと幸せを感じるエンドルフィンが出る。運動すればするほど脳や体への効果が大きくなる。運動を続けていくうちに運動していない時にも幸せな気分でいられるようになる。

    脳の中には扁桃体と言

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    2023年05月20日
  • 脱スマホ脳かんたんマニュアル(新潮文庫)

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    スマホのスクリーンタイムが毎日10時間近い私です。もちろんずっと見ているわけではなく、流し見していたり音楽を流したりしていてその時間になっているのですが、スマホ依存しています。

    マルチタスクが非効率であるとありました。
    自分ができている気になっていたなぁ。と、振り返るきっかけになりました。スマホとの付き合い方を見直さないとズルズルだらだらが止まらなくなるところでしたし、本書と出会えてよかったです。

    1日に80回以上スマートフォンを触っていると言う話がありましたが、まさにその数かそれ以上だと思います。

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    2023年05月05日
  • ミレニアム6 死すべき女 上

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    ついに最終巻に。読み終わるのが寂しいので、少し時間を空けてから読んだ。
    サブタイトルが死すべき女なので、カミラが死ぬとは思っていた。まさかのリスベットだったら…とも思ったが。
    2人の決着前の、エベレストでの話が結構ボリュームがあって、2人の姉妹の決着が薄かった。
    カミラは恐ろしい女だが、彼女なりの孤独を感じていたのだと思った。カミラはMを思い出す。

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    2023年04月07日
  • 許されざる者

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    スウェーデンの作家「レイフ・GW・ペーション」の長篇ミステリ作品『許されざる者(原題:Den Doende Detektiven、英語題:The Dying Detective)』を読みました。

    「アーナルデュル・インドリダソン」、「ジョー・ネスボ」の作品に続き、北欧ミステリが続いています。

    -----story-------------
    CWA賞、ガラスの鍵賞など5冠獲得!
    北欧ミステリの重鎮による究極の警察小説

    国家犯罪捜査局の元凄腕長官「ラーシュ・マッティン・ヨハンソン」。
    脳梗塞で倒れ、一命はとりとめたものの、右半身に麻痺が残る。そんな彼に主治医の女性が相談をもちかけた。
    牧師だ

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    2023年03月10日
  • 白夜に沈む死 下

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    上巻では遅々として事件の捜査が進まなかったが、下巻では面白い様に展開していく。
    利権に群がる市民とサーミ人の伝統を重んじる精神世界の分断だけでなく、油田会社の手先となったダイバーの哀しい行末にも心が重くなった。

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    2023年02月26日
  • 影のない四十日間 下

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    舞台は北欧の先住民族のサーミ人が暮らしてきた地域のサプミ。そこでトナカイ警官をしているクレメット。サーミ人の神聖な太鼓が盗まれる事件とトナカイ所有者が殺害される事件が起きる。四十日間の極夜が終わったばかりの極寒のサプミ。閉鎖的な町と伝統を重んじた人たちの暮らしも興味深く読めるし、トナカイの密猟などを取り締まるトナカイ警察の特殊さも面白い。シリーズ二作目発売になったのでそちらにも期待。

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    2023年01月24日
  • ミレニアム6 死すべき女 上

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    ついにシリーズを読み終わった。
    今回もいろんな謎が絡み合っておもしろかったけど、やはりラーソン版に比べると淡白で、本の中で起きる出来事の関連性が薄い気がしました。
    もっと緻密さがほしかったです。

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    2022年12月23日