久山葉子のレビュー一覧

  • 白夜に沈む死 下

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     ノルウェー北部。北極圏を舞台にした『影のない四十日間』に続くトナカイ警察シリーズ第二弾が登場した。個性という意味ではこれ以上ないほど珍しい舞台設定。観たこともない大自然の環境。入り組んだフィヨルドと沈まない太陽。辺境ゆえの捜査の困難さ。アイヌ民族やエスキモー同様、同和政策により絶やされようとしている先住民族サーミ人の血脈。あまりにも独自な材料を溢れるほど携えて、新鮮この上ないミステリーを展開してくれる圧巻のシリーズである。

     前作では、太陽がまったく昇らない冬の四十日間を背景にしていたのが驚愕であった。本作では、春を迎えた同地域を舞台に、太陽が沈まない白夜の季節を背景にして、またまた物語世

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    2023年02月14日
  • 白夜に沈む死 上

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     ノルウェー北部。北極圏を舞台にした『影のない四十日間』に続くトナカイ警察シリーズ第二弾が登場した。個性という意味ではこれ以上ないほど珍しい舞台設定。観たこともない大自然の環境。入り組んだフィヨルドと沈まない太陽。辺境ゆえの捜査の困難さ。アイヌ民族やエスキモー同様、同和政策により絶やされようとしている先住民族サーミ人の血脈。あまりにも独自な材料を溢れるほど携えて、新鮮この上ないミステリーを展開してくれる圧巻のシリーズである。

     前作では、太陽がまったく昇らない冬の四十日間を背景にしていたのが驚愕であった。本作では、春を迎えた同地域を舞台に、太陽が沈まない白夜の季節を背景にして、またまた物語世

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    2023年02月14日
  • スマホ脳(新潮新書)

    購入済み

    以前から気になっていたが…

    この本がベストセラーなのも、スマホが脳にとって害を及ぼすのではないかと薄々わかっていたけれど…なんとなく怖いから目を背けてきた。携帯電話を持つようになってから、
    よく使う電話番号も覚えないし、自分の番号さえもわからなくなったりもする。運動することも忘れ、スマホと過ごす休日は末恐ろしいものだ。この本に出会えたことを機に少しだけ、昔に戻って、頭と身体を鍛える生活に切り替えていこうと切に感じた。

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    2022年07月22日
  • 許されざる者

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    時効が成立している犯罪の犯人を探すよう依頼された国家犯罪捜査局の元長官。25年前の犯人を見つけられるのか。突き止めたところでその落とし前をどうつけるのか、がポイント。長官を補佐する仲間が皆いい感じ。

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    2022年06月21日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    あの人気シリーズ「ミレニアム」のシリーズ第5作目
    作家がダヴィド・ラーゲルクランツに変わって2作目の作品

    今回は、1作目のタイトル「ドラゴンタトゥーの女」の
    リスベットのドラゴンタトゥーの秘密などさらなる育ちの秘密が明らかになります
    胸のすく彼女活躍はいつも通り
    絶体絶命のピンチありで相変わらずハラハラドキドキのノンストップ感が健在
    双子の妹カミラとの宿命の対決は置いておかれた感がありますしたが
    まあ面白かったかな
    次作が読みたくなる作品でした

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    2022年06月03日
  • スマホ脳(新潮新書)

    購入済み

    まさしく現代人のバイブル

    デジタル社会に生きる全ての人に捧げられた本書は、人類の進化の過程からスマホ及び全てのデバイス機器がもたらす影響を様々な文献、知見をもとに考察、明らかにし、私たちのこれからの生活においてどう選択、行動してゆくべきかの問いと著者なりの答えを提示している。

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    2022年05月11日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    上巻から展開されてきた謎の背景設定はやや現実離れしすぎの感もある。理由は説明されるものの、何事も自分の手でケリをつけたがる主人公が“宿敵”に向けて引き金を引けないのは意外。とはいえ、物語の大団円としては全体的に納得の出来栄え。

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    2022年05月08日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    ネタバレ

    少しご都合的な部分もあるが、双子の謎解きと結末は良かった。シリーズの中で一番読みやすいかも。主人公がヒロインとして“普通”になってきているのは痛し痒しか。

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    2022年04月25日
  • スマホ脳(新潮新書)

    購入済み

    全ての親は一度読むべき

    この本に出てくる「ポケットにPCが入ったのがスマホ」と言う表現がとてもしっくりくる。それだけとんでもない大発明なのだ。
    だからこそその功罪というか、注意すべき部分は利用者として知っておくべきで、この本はその点とても理解しやすい。
    いわゆるゲーム脳と違って科学的根拠も豊富だが、不思議とメディアはあまり取り上げなかった。

    #タメになる

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    2022年03月16日
  • 北欧式インテリア・スタイリングの法則

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    感覚的な表現ではなく、具体的な例や数値を示してインテリアのスタイリング方法が紹介されていて勉強になった。特に絵の飾り方、照明器具の設置方法が参考になった。

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    2022年02月27日
  • スマホ脳(新潮新書)

    ネタバレ 購入済み

    スマホとの付き合い方

    大学生の頃から、夢中になれない自分になったと少しずつ気づきはじめた。そのあたりから、マルチタスクが得意だと思い込み社会人として働いていた。
    この本を読み、今までの素朴な気づきと自分の動き方のカラクリが腑に落ちてきた。自分はスマホ依存とまではいかないが、脳の仕組みから丁寧に解説された内容を読むと、しっかりと脳がハッキングされていたんだと自覚した。
    この本のおかげで、スマホとの付き合い方を見つめ直すきっかけになった。

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    2022年01月22日
  • 北欧式インテリア・スタイリングの法則

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    こういう本、待ってました。

    インテリアを体系的にここまで平易に説明している本はなかなかないです。仕事柄、インテリアの全体的な知識を網羅出来る本が欲しく色々探していました。

    この本は普段インテリアの仕事をやられている方にもおすすめです。

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    2021年12月29日
  • ミレニアム6 死すべき女 下

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    ああ、ミレニアムが終わってしまった。
    相変わらず途中からの吸引力がすごくて、読むのを止められなくなってしまった。いろんなことがつながる快感がいつもたまらない。
    そして、リスベットは相変わらずかっこかわいいし、ミカエルはけしからん。

    たしかにミカエルもリスベットもエリカも微妙にちょっと三部作とは違いがあったと思う。でも、リスベットがこの日を迎えられた、それを見届けさせてくれたことがとてもありがたい。

    ありがとうございました。

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    2021年09月07日
  • スウェーデンの保育園に待機児童はいない 移住して分かった子育てに優しい社会の暮らし

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    あまり取り上げられないスウェーデンの本当の姿。
    実際き移住した人が、自分の目で見て経験したありのままが書かれていてとても楽しいし面白い。
    あっと言う間に読み終わった。

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    2021年09月01日
  • スマホ脳(新潮新書)

    ネタバレ 購入済み

    太古にまでさかのぼる

    人類の長い歴史の中で、スマホが誕生して便利な世の中になったのはごくごく最近だということをまず説明してくれます。現代において、どうしてやめられない❓嫌になっちゃう、と思った事(ネガティブ、満腹でも食べる等)は、祖先がその方が生き残る確率が高かった。それを知ることで、対処の仕方も選べる。

    #タメになる

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    2021年08月15日
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下

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    スティーグ・ラーソンからラーゲルクランツになったことを知って読んでるからかもしれないけど、5作目になって、ラーゲルクランツらしさが出てきた感じがした。ラーゲルクランツらしさがどんな作品かはわからないけど、ミレニアムの本筋は壊さずに大胆な展開なところが。最後の葬儀のときにリスベットが発言するとは、1作目だったら考えられなかったけど、言葉に涙が出る。ミカエル・ブルムクヴィストは相変わらず新しい女性が絶えないが、リスベットや、エリカ・ベルジェとの信頼は普遍で、それに救われる。

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    2021年07月04日
  • スマホ脳(新潮新書)

    購入済み

    それでもスマホをやめられない人

    タイトルが気になり読んでみました。
    自分が最近悩んでいる運動不足と記憶力低下について、狩猟採集時代の話などを交えながら説明されており、とてもわかりやすく読みやすかったです。

    個人的には、これまで何度もスマホによると思われる体調不良に悩まされ、その度に家族から「スマホをやめて外に出て運動しなさい」と至極真っ当なことを言われ続けてきました。
    その度にスマホを辞めようと思いましたがやめられないを繰り返し、感情的になったり落ち込んだりしてました。
    今回この本を読んで、スマホがいかに戦略的に人を魅了するように作られ、それを手放すのが難儀なことが丁寧に書かれており、少し立ち直れました。

    スマホ対抗策の

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    2021年06月27日
  • スマホ脳(新潮新書)

    匿名

    購入済み

    スマホ依存症

    スマホを手に取る度にこの本の内容が頭によぎります。
    さまざまな実験結果を用いた説明に大変説得力があり、つい目を背けたくなるような驚きの事実ばかりです。
    なるべくスマホを使わない生活をすることが目標になりました。

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    2021年05月01日
  • スマホ脳(新潮新書)

    購入済み

    デジタルデトックスができる

    いままでスマホに無駄に時間を割いてることは知っていたが、依存症でなかなか抜け出せずにいた。
    そこでこの本を読んで、今までよりも随分とスマホ使用時間が減らせたと感じた。
    例えば、「寝る前にスマホをみると、眠りづらくなる」とか、「同じ部屋にスマホがあるだけで、集中できなくなる」と良く言われているが、そのことについてどうしてそうなるのか、わかりやすい言葉でこちらが理解しやすいように説明している。
    デジタルデトックスがしたくてもできない。。という人にすすめたい。

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    2021年03月26日
  • 許されざる者

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    これは面白い、素晴らしい。脳梗塞で倒れ麻痺が残った凄腕の元警察長官のヨハンソンに、主治医が、25年前に起きた少女暴行殺害事件の相談を持ちかけてきた。9歳の女の子の強姦殺人事件だ。事件はすでに時効だが、元同僚のヤーネブリング、介護士のマティルダ、身の回りを世話してくれるマキシムなど周囲の仲間と一緒に捜査を始める。ヨハンソンはもちろんだが、全ての世代、男女ともに魅力的な人物たちが登場する。ヨハンソンは幸せなわけだ。ヨハンソンのセリフの後に本心の言葉が続く。不甲斐ない後輩たちへの不満や自分への叱咤、女性への気持ち、その繰り返しが面白い。犯人は比較的早い段階で特定される。誰もが殴り殺したくなるような卑

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    2021年03月31日