沢渡あまねのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ボトムアップアプローチの本
なぜ、日本の職場の生産性はいつまでたっても低いままなのか?
が、冒頭で提起されます。
気になった言葉は以下です。
・残業時間や、総労働時間は、結果でしかありません。結果だけの数字に着目して、仕事のやり方や組織のスキルなどのプロセスに目を向けない。これ、なんのいいがあるのでしょう?
・プレゼンテーション能力の高い営業マンが辞めたとたん、売上がガタ落ちした
・制度、プロセス、個人スキル、場の4つの観点で、問題点を洗い出し、できるところから良くしていきましょう。
・5つの要素で仕事をとらえる。①目的、②インプット、③成果物、④関係者、⑤効率
・進め方の提案 ①期限、②ステップ
・無駄な会議 そのものを減らす 会議の無駄 価値と効率を上げる
・会議の目的は5つ
①意思決定、②報告、③連絡、④情報共有、⑤ブレスト、アイデア出し
・会議の3本締め ①決定事項、②宿題事項、③次回予告
・定例は月金をさける 有休をとりやすくするため
・嫌な仕事であればあるほど、マニュアル化しよう
・サービスレベルを測定しよう
・2・6・2のルール 仕事をしない人をゼロにしたい
・だれが何をやっているのかわからないのは
①会話がない
②話しかけずらい空気
③常に時間がない
④他人のやり方を知る場がない
結論は、
■デミング博士の「定義できないものは、管理できない。管理できないものは、測定できない。測定できないものは、改善できない」
■業務がきちんと回りつづける状態にするには、定義⇒測定⇒報告⇒改善のサイクルの構築と維持が大切です。
目次は、以下です。
はじめに
1丁目 手戻りが多い
2丁目 上司・部下の意識がズレてる
3丁目 報連相できていない
4丁目 無駄な会議が多い
5丁目 仕事の所要時間を見積もれない
6丁目 属人化
7丁目 過剰サービス
8丁目 「何を」「どこまでやればいいのか」が曖昧
9丁目 仕事をしない人がいる
10丁目 だれが何をやっているのかわからない
11丁目 実態が上司や経営層に伝わっていない
おわりに -
Posted by ブクログ
ネタバレ生産性を上げ、残業を減らすためには、
制度と個人スキルだけではなく
プロセスと場にもメスを入れる。
①やり直しを防ぐ
・成果物のイメージを合わせる。
・いきなり百点を取ろうとしない。
・報連相の設計をする。
つまり、相手には具体的なイメージを伝えて、ある程度のところで1度見せてもらう、途中経過で困った場合は迷った場合には遠慮なく伝えてもらう。報連相は場やルールを作っておく。
②無駄な会議をなくす
・目的と求めるアウトプットをはっきりさせる
・決定事項、宿題事項、次回予告
つまり、何のための会議なのか、何を決めようとしてるのか、ということをはっきりさせる。決まったことを明確にさせ、それに取り組み、次回につなげる。
③所要時間と属人化
・マニュアル化する
・業務プロセスを定義する
・不要な作業を捨てる
・属人化はビールの泡の部分
つまり、どんな仕事にどれぐらいの時間を使っているのかと言うことをはっきりさせる。改めて整理することで個人のこだわりや、実はいらないと思われる作業を省いていく。
エドワーズデミング「定義できないものは管理できない。管理できないものは測定できない。測定できないものは改善できない」
ビールの泡は、付加価値部分。多すぎては美味しくないし、少なすぎても魅力がない。良い属人化を活かすためにレベルアップをする。
④何をどこまでやればいいか曖昧
・ミッションと役割をきちんと理解する
・具体的な目標設定をする
・業務ルールや優先度すなわち何をどこまでやればいいかを設計する
・部下や関係者に浸透させる
つまり、どこへ向かい、何に到達したらゴールなのかを示す。その上で、明確な目標設定をする。同時に優先度をすり合わせ業務全体を設計する。
⑤仕事は偏り、しかし何をしているか分からない
・部下の気持ち、感謝、期待
・なるべく得意分野ややりたい仕事を任せる
・2:6:2は宇宙の法則
・雑談、取り組みやノウハウ共有
つまり、気持ちを掬い上げて、偏りや内容まで見ていってあげる。
⑥実態を伝える
・プロセスを伝える
つまり、結果だけを報告すると見誤る。現場はメチャクチャなことに気づけない。 -
Posted by ブクログ
コロナに前後して、リモートワークにより生産性を高められるかどうかが、問題提起です。
本章のデータから読み解く「職場の科学」がおもしろく、
・部下の数が5人以下と6人以上では上司の負担が大きく変わる
・部下からの信頼が厚い上司はメールの返信が3時間早い
・優秀な人ほど「上司と一緒の会議」にでている時間が短い
など、「科学」に裏付けられるテーマがあげられています。
最後に、「日本企業も、インターナルコミュニケーションに力を入れ始めている」とのことで、労働時間は減ったが本当に生産性は上がったのかとの疑問に対する解決策としての示唆で終わります。 -
Posted by ブクログ
わかりやすいビジュアルと文章で職場の「あるある」が書かれている。
様々な「あるある」問題が書かれているが、すべての問題は複雑に絡み合い新たな問題に繋がっている。本書の章立ては「○丁目」という形で進んで行くが、正しくずんずんと問題のある職場の深部へ潜り込んで行く様だった。
全ての原因はコミュニケーション、確認不足に帰結している。
仕事の5つの要素(①目的②インプット③成果物④関係者⑤効率)に当てはめ、不明瞭な部分がないかの確認が必要だと感じた。自己判断自己完結はNG。
ビジュアルが非常にきれいでかわいく、まとまっているので、見直す時は絵のみを見返すだけでも充分価値がある。