あらすじ
「既存の業務をよりよく改善しよう」
「今までにない価値を提供する新しい業務を立ち上げよう」
という話が,いつの間にか「とにかく,納期優先!」「細かいことは,後で考えればいい」となって,後になって「わかりにくい,こんなもの使えるか!」「かえって手間が増えたんですけれど……」とクレームの嵐に――そんな事態を防ぐには?
累計21万部の問題地図シリーズを生み出した業務改善・オフィスコミュニケーション改善士である著者が,ハンバーガーショップの運営を例に,業務を設計するための観点を集大成。
「業務や機能の要件を抜け漏れなく洗い出すためには?」
「業務の変化をとらえて,適切に対応できるようにするには?」
「不要な業務をやめるには?」
「利用者を,意図した行動に導くには?」
「あたりまえの業務を,あたりまえに提供するには?」
「業務の付加価値を高めるには?」
「人と組織を継続的に成長させるには?」
そんなさまざまな“どうすれば”をまとめ上げました。
生産性向上の必須バイブル!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
業務を始まりのゼロから設計する手順について書かれてある。既に回ってる業務設計を見直すケースではさらに難しくなる。様々な部門が一連の業務フローに関わってくるため、目的を一つにまとめるのはリーダーシップが必要。デザイン思考とはこういうこと。
Posted by ブクログ
上司から勧められて読みました。
業務の整理の仕方についていくつかの視点で書かれているので、業務効率化を進める上でとても参考になると思います。
具体的な例も多く書かれているのでとてもわかりやすいです。
Posted by ブクログ
インシデントの対応にナレッジマネジメント。
新しい価値を生み出すというわかりやすさから縁遠いこれらの業務は「流し」でやってしまうことが少なくない。
本書ではそういった「重要だが緊急ではない」領域を含め、業務をいかにデザインするかが網羅的に紹介されている。
ただの方法論の紹介ではなく、陥りやすいアンチパターンについても言及されており実用的。
Posted by ブクログ
業務改善や新しい業務を考えるにあたって、
企画だけでなくその運営までをトータルで
検討しないといけないことを整理してくれています。
全てを抜け・漏れなく限られた時間で実施するのは、
正直難しいなあとは思いましたが、とはいえ何をやって
何をやらないの整理をするための全量把握には充分かと
思いました。
【勉強になったこと】
・仕事の5要素
①目的、②インプット、③アウトプット
④関係者、⑤効率
・変更管理のモデルフロー
①変更要求の起案
②変更要求の受付・登録
③変更の評価
④変更許可
⑤変更作業の準備
⑥変更実施
⑦変更のレビュー
⑧クローズ
・コミュニケーション設計のポイント
To whom:誰に
Where:どんな機会をとらえて
What:何を発信し
How:どう行動して欲しいか?
・カスタマージャーニーマップ
認知・関心 → 情報収集 → 比較 →
検討 → 購入 → リピート → 拡散
・期待値コントロール
①リソースの把握
②サービスレベルの設定
③やらないことの明示
・業務の棚卸における4つの観点
強化、効率化、現状維持、縮小・廃止
・業務デザイナーに向く人の特性
①俯瞰的に見ることが出来る
②新しモノ好き(知識・技術)
③発想好き
④めんどうくさがり屋
⑤見えないものに意味を見出すのが好き
⑥仕事を楽にするための苦労をいとわない
⑦情報発信が好き
⑧他人の成長に喜びを感じることが出来る
⑨トライ&エラーが好き
⑩失敗も肯定的に捉えられる