沢渡あまねのレビュー一覧
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パラレルキャリアやDXが当たり前のように語られる中、どのように活かし組織変革へと導くのかの肉付けをしてくれる本書であった。
越境の型(ビジョン)
復業、パラレルキャリアにより組織の壁を越える
ダイバーシティ&インクルージョンによる多様性で働き方の壁を越える
DXによりルールチェンジで職場、職種の壁を越える
越境のメリット(目的)
社員エンゲージメント向上、人材育成
閉鎖性によるガラパゴス化を防ぎ組織をアップデート
規模に関わらず他社、他業種と接点を持てやすく人材不足の解消
越境へのアプローチ(方法)
業務標準化で間接業務を徹底的に削除しスリム化
多様性を尊重し出入り自由な環境作り -
Posted by ブクログ
まさに自分の会社だなと思った。
昭和な考え方から抜け出せない。
若者がどんどん辞めていくのに、その原因に気づけない、もしくは見て見ぬふり。
逃げ切るのに必死の働かないおじさんだらけ。
上司と若者の乖離が激しい。
環境が良くない。古い建物、和式のトイレ、新しい建物が建っても一部の人しか使えない。
社食がない。食べる場所もない。
ただ、最近は少しずつ変わってきた。
中途採用を多く入れたり、メンターや1on1を取り入れてみたり。
まさに過渡期なのかも知れない。
自分がもっと上に行くころにはもっと住み良い会社であることを期待しつつ、自分の影響の輪の中から変えて行きたいと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレはっきり言って私の職場は昔ほどギスギスとはしていない。
ただ、そんな事言ってたれるのもつかの間。売上の低下と共に私の職場にどんより雲が舞い、空気が悪くなり、効率が下がり、給料が下がり、仕事満足度が下がる。無論そんな状態になれば、先のある若者たちは、他の職場へと流れていき私の仕事はまた忙しくなる。負のスパイラルの始まりである。私も辞めればいいのだが、単純に今の待遇(といっても全然しゅくない)を維持し、満足度を上げるのは大変厳しそうだ。
どちらにせよ今ある職場環境を良くする為に、何か策を講じる時が必ず来るのだ。
今は過去の復習の為に、この本を読んで、こぉすれば良かったのか!と思いながら本を読めたら -
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テレワークを定着させるための必要スキル8つ
会社はテレワーク 0.5になる
テレワークについて属人的と考えていたが
組織でテレワークを目指すヒントがいっぱいありました。
例えば、
相手の状況が見えないと、聞いていいのかどうかモヤモヤしてしまっていたところ、だからこそ相手の時間を過剰に奪わないロジカルコミュニケーションが必要という回答、なるほどと思いました。
また、副題がキャッチーで分かりやすい!!
・ロジカルコミュニケーション
→離れている相手とのコミュニケーションを効率化する
・セルフマネジメント
→自分の「勝ちパターン」をつかんで実践する
・クリティカルシンキング
→言語化 -
Posted by ブクログ
リモートワークをうまく乗りこなすためのノウハウ集といった趣のタイトルと帯だが、例えオフィスワークしか選択肢がない環境であっても有用な一冊。
クリティカルシンキング、チームビルディング、プロジェクトマネジメント、ファシリテーションなどいついかなる局面であってま必要なスキルがコンパクトに解説されている。そして、読み進めるほどに裏に潜む「リモートワークだからうまくいかないんじゃなくて対面のコミュニケーションが仕事の進め方の粗を隠していただけなんですよ」という主張が顔を出してくる。
(きっと沢渡さんは長い時間軸の中で忸怩たる思いをしてきたのだろう、最終盤ではそのやるせなさが爆発しているように感じる。) -
Posted by ブクログ
部内業務を改善しよう!という仕事のテーマを進めるにあたり、指針となる本はないかな?と考えていた中で見つけた本です。
読みやすく、わかりやすいです。
読み進めるうちに、うちの会社のことを見て書いているのかと錯覚してしまいました。
書籍内にデミング博士(品質管理の祖)の言葉が掲載されており、私自身、非常に刺さりました。
定義できないものは、管理できない。
管理できないものは、測定できない。
測定できないものは、改善できない。
また、実態が上司や経営層に伝わらない原因は、結果「しか」報告しないからとありました。
改善するには、「プロセス」を報告すべきと。
これからの活動に何度も読み返してい -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本で言うところの「ウォータフォール」は「ウォータフォール開発をしてる組織」というよりは「死にゆく組織」のほうがピンとくるかも。
そんな組織の中で「死なずに」「生きていくために」奮闘するお話。
アジャイル開発でよく挙げられるベストプラクティスを『導入すれば問題解決』とはなっていない。
この「9割の現場のリアルと1割の理想」が絡み合った話の中では、現場の問題と、試行錯誤して道入したベストプラクティスの効用が、たまたま噛み合ったから数行の間で簡単に解決しているように感じるかもしれない。
けど実際は、読み手が置かれている現場現場で違うだろう。
もし、「死にゆく組織」の中で試行錯誤をしなければい