沢渡あまねのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ『「すぐに」をやめる』を手に取ったきっかけは、成果や結果ばかりを要求する現代企業の体質に疑問を感じていたからだ。本書は二部構成で、第一部では「ネガティブ・ケイパビリティ(不確実さや答えの出ない状況を受け入れる力)」の欠乏が引き起こしている事例を紹介し、第二部ではそれを組織に落とし込むための具体的アプローチを20項目提示している。 読んでいていくつか刺さる点はあったが、事例として挙げられていた会社については「そんな会社ならさっさと辞めて転職した方が早いのでは」と思ってしまった。また、仮に本書の指摘通り「ネガティブ・ケイパビリティの不足」が原因だとするなら、20項目をすべて導入するには膨大な時間
-
Posted by ブクログ
少し前の本ということもあり、リモートやAIが発達した今はまた別のtipsがあるだろうと思う。
つまるところ、仕事を早く終わらせるには、
・優先順位を整理する
・出戻りを少なくするために、他者との認識をすり合わせる
・先読みをする(上司の予定把握、次に起こるだろうことの予測、など)
あたりなのかなと思う。
その上で、以下の考え方はとても勉強になった
☆受けた仕事を5つの要素で整理する
→他者と認識合わせができ手戻り防止&段取り整理ができる
①目的: 何のためにやるのか?
②インプット: 成果物のためにどんな準備が必要なのか
③成果物: 何をどのように納品したらゴールなのか
④関係 -
Posted by ブクログ
評価:良
参考:時間の使い方の主導権を取るために、現在の把握と伝達能力を鍛える。冒頭で要件を明確にし、かつ数字で要点を示す。箇条書きの際は•ではなくナンバリングする。先を読む。周りを観察し、情報をキャッチし、推測、判断し、行動する。自分のスケシュール、上司やお客さんスケジュール、自分の部署にいる方々のスケジュール把握。仕事を目的(何のためにするのか)、インプット(どんなデータや資料が必要なのか)、成果物(どんな状態で完了すれば良いのか)、関係者(誰を巻き込めば良いか)、効率(どのくらいの作業時間なのか)の5つの要素で分解する。難解なものごとを簡単に説明できることが生産性高くし仕事をしている。書 -
Posted by ブクログ
昭和的スパルタや前例踏襲などの企業体質をボトムアップで変えていこうとする意欲的な内容。組織体質の良し悪しを文化度(時代や価値観の変化への柔軟性)という指標で測るのは独創的だった。
ただ…
これまでの私の社会人経験から言うと、課やチームといった小規模な体質は変化できても、企業全体を変えていくのは相当難しいと思う。なぜなら、組織風土はトップダウンが与える影響の方がはるかに大きく、また、大きな組織ほど企業理念と組織体質が融合しているから。
どうしても今の職場に馴染めない場合は、試しに副業して他社の異文化を体験するのも良さそう。
現職の体質にも意外なメリットがあることに気付くかも知れないし、逆に現