沢渡あまねのレビュー一覧
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【SEを5年くらい経験したら、一通り経験したことのあるようなあるあるが書かれている本】
自分自身SEをやっていて、あるあると思うことが書かれている。
多重請負構造
情シス部門の丸投げ体質
変わらぬ人月積み上げビジネスモデル
失敗するプロジェクトマネジメント
コスト偏重
ブラックな職場環境
営業/開発/運用/本社のいがみ合い
…
同じゴールを本当に目指しているのか疑いたくなるほどに一体感もなければ、相互のリスペクトもないようなのがシステム開発である。
こういった問題点を見える化し、一石を投じて、いい加減に変えていこう!という本である。あるあるは提示してくれる。ただし、具体的な解決策は特に提 -
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次のポイントが参考になった
・海外では”Roles & Responsibilities”といって、部門やチーム単位、個人単位で、役割、期待、業務内容、権限がはっきりしている
・海外では、人を雇うのはその人の専門性を買うことであるのに対し、日本ではその人の時間を買う発想が強い
・サービスカタログ、つまり、①業務名②目的③インプット④成果物⑤関係者⑥効率をまとめるとよい
・自己紹介では、どんな専門性があるか?何が得意か?どんな仕事でどんな実績を残してきたか?今の仕事でどう貢献したいのか?意気込みやこだわりは?今後どうなっていきたいか?趣味や休日の過ごし方はなど述べるとよい
・シンプルコミ -
Posted by ブクログ
頼んだ仕事の進捗がわからない
問題があっても、空気を乱す発言はしない
同じ失敗を何度も繰り返す
このような仕事のムダはなぜ生まれるのか?
本日ご紹介する本は、
仕事の問題の原因を示し、
その解決策を紹介した1冊。
ポイントは
「かかわり」
自分に割り当てられた仕事は
基本、自分の力で進めるものです。
しかし、他の人とのかかわりを持ちながら
仕事を進めることが重要。
下手でもいいから、計画を表にしてみて、他人に見せてみる。
アウトプットの構造図を描いてみて、他人に見せてみる。
大事なのは、1人で悩まずに、
とっとと他人に相談すること。
「対立」
良い仕事をするためには、対立も -
Posted by ブクログ
どんな職場でも発生しそうな問題や原因を洗い出し、因果関係で結びつけ、図解化したうえで解説を行う一冊で、これまでにないスタイルのまとめ方にとても興味を持ちました。
いろいろな問題が複雑に絡み合っており、まず何から手を付けていけばいいか、というところまで読み取れるとよかったのかもしれませんが、それはその職場によって回答は千差万別なので、難しいと思います。
10丁目まである問題のうち、一番症状が重いものに注目して、その周辺から解決していく、といったやり方になっていくのでしょうか。
自分の職場に現れている事象を注意深く見て、よりよい職場づくりに努めていきたいものです。
▼キチンとした計画を作 -
Posted by ブクログ
業務改善をテーマとして、
ITILの説明とPDCAサイクルの回し方について
説明されて本です。
ITILは過去のベストプラクティスが溜まっており、
それを自由に取捨選択してねというスタンスを取っているがゆえ、
そもそもどのタイミングでどんなことに使えるのかの
概要を一通り把握するのが面倒くさい。
その基本的な内容をザッと把握するには、
本書は非常に有効だと思いました。
私もITILそこまで詳しくなかったので勉強になりました。
【勉強になったこと】
・ITILの5つのアプローチ
サービスストラテジ:
ビジネスの目標や要求を明確にして、
それを達成するためのサービスの戦略を作る。