沢渡あまねのレビュー一覧
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働き方改革、などでやられる業務改善活動がうまく進まない理由を、"問題地図"という表現でいくつか示したものです。読みやすい本なので簡単に読めます。DXや業務改善などをやっている人向けです。
問題意識がバラバラ、無力感、中間管理職ブロック、ソリューションありき、抵抗勢力、三日坊主、という順に問題個所を解説し、具体的にどうすればよいのか解説しているという内容でした。
経営陣、部門長など責任のある人が主体的に取り組むこと、メンバー相互の信頼関係があることが重要であることが述べられています。MITダニエル・キム教授の「組織の成功循環モデル」にも触れていた。関係の質=信頼関係を良くする -
Posted by ブクログ
業務改善や新しい業務を考えるにあたって、
企画だけでなくその運営までをトータルで
検討しないといけないことを整理してくれています。
全てを抜け・漏れなく限られた時間で実施するのは、
正直難しいなあとは思いましたが、とはいえ何をやって
何をやらないの整理をするための全量把握には充分かと
思いました。
【勉強になったこと】
・仕事の5要素
①目的、②インプット、③アウトプット
④関係者、⑤効率
・変更管理のモデルフロー
①変更要求の起案
②変更要求の受付・登録
③変更の評価
④変更許可
⑤変更作業の準備
⑥変更実施
⑦変更のレビュー
⑧クローズ
・コミュニケーション設計 -
Posted by ブクログ
【内容紹介】
「親が突然、要介護状態に」「上司や部下が外国人」「育休後に仕事復帰したけど、毎日が綱渡り」…。そろそろ、実態に即した働き方を考えないとまずいんじゃないですか?『職場の問題地図』『仕事の問題地図』、『職場の問題かるた』に続く働き方改革のバイブル!
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よく「日本人の仕事は生産性が低い」と言われます。で、さもそれらしく調べたかのようなランキング(欧米が上位で、日本は下位のヤツ)が提示されます。私はこの論調にいつも疑問を感じています。果たして本当にそうなのかな?何を基準に「生産性が低い」と評価しているのだろう。日本人の生産性が低かったら、世界 -
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なぜ仕事のムダが生まれるのか?
それには様々な原因があるが、それを一つずつ例示しているので、分かりやすい。
サラリーマンならば、必ず思い当たる節があるはずだ。
しかしこの手の本って、昔からあったのでは?
(読みやすいという意味ではこの本は画期的かもしれないが)
これだけ問題点が体系化されているにも関わらず、いまだに解決がなされない。
問題は明確なのに、カイゼン方法が明確ではないところが、「風土」「雰囲気」など、簡単には解決ができない根が深い部分なのだと思う。
やはり思うのは「リーダーの資質」。
「これはダメ」とハッキリ言える人は本当に少ない。
本人は意識しなくても「責任取りたくない」という防衛