あらすじ
累計24万部突破の問題地図シリーズ最新作!
「働き方改革」「DX」などのキーワードをくしゃくしゃっと丸めて、人事部門や経営企画部門にマル投げする経営陣。
「どうせ提案しても無駄」と現場はだれも本音を言わない。
若手が提案しても「それはあなたの仕事じゃない」「儲からない」と中間管理職が一蹴。
「RPAというのが流行っているらしい」とソリューションを導入してみるものの、まったく使えず、むしろ仕事が増えてしまう。
改善しようとすると、「なんで今さら変えなきゃいけないの!?」と抵抗される。
やる気はあっても、何をしたらいいかわからず、いつの間にか、なんとなく終息してしまう。
古い仕事のやり方に固執し、いつまでたってもアップデートされない組織を、どう変えていけばいいか?
業務改善・オフィスコミュニケーション改善士として300を超える企業・官公庁・自治体の現場に携わってきた沢渡あまねと、業務改善、IT化支援、RPA導入を推進してきた元山文菜のタッグが教えます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
◆改革や改善の初期においては「意識合わせより、景色合わせを!」
◆定量的な評価の考え方は、Q(Quality)C(Cost)D(Delivery)をもとに設定します。
◆それぞれのアイデアに期日を書き、だれが、いつまでに進めるのかを一覧で可視化します。
Posted by ブクログ
業務改善はなかなか難しいですよね。それを踏まえた上でどうやったら良いかの例示が書かれています。これだけでは無いと思いますが参考にしながら取り組んでいきたいと思います。
Posted by ブクログ
沢渡さんの本は毎度のことながら問題点と解決方法に頷きしかない。会社のトップを始め多くの「会社人」がこの本を読んで世の中が変われば良いのにと思う。このコロナ禍の時代でもなお地方の改革のスピードは遅い。別にこのままで良いと思っている人多数。変わろう、変わりたい、変えようと思っている人、それを実行に移す人は本当に少ないと感じる。ヘルシーに対するアンヘルシーという言い方はcool。
Posted by ブクログ
業務改善の方法が分かりやすく書いてあった。特段、すごく変わった手法や知識が書いてある訳ではないが、「急かされ仕事」の部分には共感した。なんのために働いていて、仕事とは何で、緊急の仕事などを仕事と思い込んでいる(緊急対応が本質の仕事もあると思うので、ここではホワイトカラーの仕事で考えるのが自然か)、という事は、私も経験がある。自分がどう会社に貢献したいのかを改めて考えてみたいと思う。
Posted by ブクログ
実務に活用することを考えた内容だと感じました。
現状の業務のやり方を常に疑うというか、これはこのやり方でいいのか?もっとスマートで簡単なやり方はないのか?と考えながら日々取り組んでいくことで自然と改善、改革に前向きに考えられるようになると思いました。
ですが、まずは既存のやり方を知ってからという前提はあるのではと思います。
Posted by ブクログ
沢渡さんの問題地図本2冊目。職場の問題で悩んでいるのは自分だけじゃないんだ…と勇気をもらえた。必要なのはわかってるけど…なんかもやもや、や、意見やアイデアを出せる風土じゃないんだよね…というつらさ。部下の立場から思う事はたくさんあったけど、中間管理職のつらさももちろんある。そこにも気持ちを向けて取り組んでいかないと。
組織の成功循環モデル。まずは関係の質から。今いる環境を少しでも良く、自分の人生を豊かにするために動き始めようと思う。
Posted by ブクログ
職場の全員に読んでほしい本。本書は業務改善実施を取り巻く様々な問題を1つ1つ取り上げて整理してくれる。読めば読むほど、「あぁまさに私の職場のことだわ。」と心にずっしりと重みを感じた。職場の新人や若手として色々とやりにくさを感じていて周りに助けを求めても誰も有効な手立てを示してくれない。それならば自分で何とかしようとするとここぞとばかりに都合良く色々押し付けられて負担が増える。この職場が不健全と感じる私がおかしいのだろうか…と考え始めた矢先、見方となってくれる本書に出会えて嬉しい。
Posted by ブクログ
業務改善を目的としての主発点は、ちょっと違うのではと始めに違和感がありました。
業務改善を阻む要素は、六つ
1 問題意識がばらばら
2 無力感
3 中間管理職ブロック
4 ソリューションありき
5 抵抗勢力
6 三日坊主で続かない
4で、エクセルが最高のソリューションとは、おおいに賛成
回りにない異分子を入れて新しい視点で改善を進めましようがメッセージです。
Posted by ブクログ
業務改善を進めるにあたっての職場によくある課題や事例がリアルに描かれていた。多くの企業は、制度や個人スキルにフォーカスした働き方改革をするが、場やプロセスの観点も大事だとし、具体例を紹介しながら対策が書かれている。
職場の働き方改革の問題点がうまくまとまっている。
KPT(Keep, Problem, Try)やECRS(Eliminate, Combine, Rearrange, Simplify)など、真新しさはないが、そうだよねーうんうん、という感じで読みやすくて3〜4時間で読める。
Posted by ブクログ
すごく共感しました。
・トップダウンで、指示出した後に誰か意見を出してくれる勇者を待ってる。
・意見を出してもモンスターが沢山いる。
・中間管理職はそれどころじゃないから乗り気じゃない。
・結果勇者はその組織から抜ける。
この現状はすごい納得したのと、どうすればよいかの解決策もすごい腹に落ちました。
なにも思い残しないけど、組織も個人にもお互いによかったかもな。
Posted by ブクログ
改革は経営者でなければできない。現場ができるのは改善レベルであるという指摘には、慧眼を得た。経営者は現場に改革を求めるが、現場レベルの努力では改善がせいぜいなところで、トップによるリーダーシップが発揮されなければ、改革は成功しない。
Posted by ブクログ
タイトルやあらすじから、期待して読んだのだが、あるある系の共感はしたものの、その問題を掘り下げたり対応を考えたり、といったところまではいかず、やや不完全燃焼。
こういう本のおかげで、どこに問題があるのか、という視覚化言語化はできる。
Posted by ブクログ
そもぞなぜこれを行うのだろうか、と、仕事の目的を考えることは、日々仕事を効果的•効率的に行うために重要
私たちの体には、「ホメオスタシス」という常に安定的な状態を保持しようとする機能が備わっていて、変化に抵抗してしまう
仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する
定期的に、ここは外部のコンサル等を入れると良い、と書いてあり、筆者の営業的観点もあるのかな、と感じるとこもあった
Posted by ブクログ
アウトラインだけでも手元に置いておきたい。
内容はよくあるケースで、『あるある』と共感はありつつも、目新しい何かは特に無かった。
これから『改善』のキーワードに取り組む方には参考になると思う。
Posted by ブクログ
腰が重くなるテーマを読みやすくまとめた一冊。「働き方改革」という言葉が浸透してきているからか、若者や女性に向けたような可愛らしく読みやすいビジネス書が近年増えているように思います。
「業務改善」が必要な理由、そしてそれを阻むモノへの対処法などがおおまかに書かれており、「今のままじゃ何か良くない気がする…」という「何か」に気づくことができる、まさしく現在地を確認するための地図を開くような気持ちで読めばいいかと思います。
個人的には「業務改善を阻むモンスター」の章にひたすら共感でした(笑) 組織内の仕組みだけでなく、最も繊細で書きづらいであろうヒトについても言及されているところから、著者の豊富な現場経験を感じさせられました。
Posted by ブクログ
タイトルの通りの本
業務改善における問題の発見からソリューション導入までの実行難易度的な谷の深さを認識してその谷をどう攻略するかのヒントを与えてくれる本。
内容は地に足をつけてて思わず「わかる〜」といいたくなるものばかり。現場でコンサルをしているノウハウの賜物だろう。
組織の改善には立場(インセンティブ)が異なるステークホルダーがいるために猪突猛進・恒常論的な「カイゼンだー!」は出来ませんよ、これはこういう仕組みがあるからですよ、と俯瞰できる。
組織や業務改善がミッションになりがちな経営企画、人事総務や経営者が読めば自分の取り組みの課題を見つめる機会になるし、そうでない人が読んでも上述の通り、自分の視野では気づけない、感知し得ない組織の利害関係があるんだなということがわかる。
いざ実行となるときに鍵となるのは人間力だろう。
人間観察、人心掌握、交渉術、政治力etcetc
ーーーーーーー
改革→現状否定というニュアンス。改善は現状肯定
KPT キープ、プロブレム、トライ
プレゼンス:認知および存在価値
ソリューションは魔法の杖ではない。
定着が肝、ベンダーはその後の効果しか語らない
導入時はトップ層のメッセージも添える
ルンバという例え話。→ルンバを使うためには床に物がない状態にしないといけない
業界改善フレームワーク ECRS
廃止 結合 入れ替えと最新化 単純化
抵抗勢力
→〇〇すると損をするではなく得をする、と思わせる
ステークホルダーマッピング 二次元、重要度
変化は定性的に、改善は定量的に評価
出て来たアイデアに点数付
コスト、範囲、ベネフィット
Posted by ブクログ
所属する組織に対して、不平不満、要望ばかりじゃ自分がつらいだけだと気づいた今、勇気を持って声をあげることが大事になってくるなぁと思う。その時のテキストになるかな。