沢渡あまねのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
所謂「黄本」でITIL試験の勉強をしていたが、用語が多すぎて全体像がつかめない。
記憶力の良くない自分には、これは酷だな、何かざっくりと全体像が捉えられる本がないかと思ってた時に、この本に出会いました。
まさしく、僕が欲していたのはコレッ!
小説形式なので読んでいても苦ではないし、ITILのだいたいの概要はつかめた。
そもそも「顧客」だの「ユーザ」だの「サービス」だの「サービスプロバイダ」だのって、単語だけだとイメージがわかないが、小説なので、それぞれを現実にあてはめているし、サービスマネジメントがそれぞれのアクターにどう関係していくのかが具体的に書かれている。
当てはめる対象をIT関連にしなかったのも、「なるほど、そういう風に考えるんだね」と気づかされて良かった。
ITIL初学者が全体像を知るには良書だと思う。
遅読の僕でも8時間くらいで読めたし。 -
Posted by ブクログ
昔ITコンサル時代、
ITIL manager(今はexpert?)の方に手ほどきを受け、
単にITだけでなく様々なシーンで応用ができると教えていただいていた。
が、その方と一緒のプロジェクトを離れるとそれっきりになってしまっていた。
そんな中、約3-4年ぶり?ぐらいに書店でITILのタイトルがついた本があり手に取った次第。
改めて学び直してみると、
IT文脈、業務プロセス改善の文脈に限らず、
一般的なマネジメントに通じる要素がたくさんある。
それが小説仕立てで、
たとえ話も踏まえながら書いてあるため、
読みやすくかつポイントが掴みやすい。
個人的にはITの道からは離れたものの、
マネジメントの観点のためにしっかりITILを学び直してみようと思った。 -
Posted by ブクログ
ブリリアント・シャーク:優秀だが、協調性がなく周囲に悪影響を及ぼす嫌な人。
この人がいなければ数字が上がらない。この人がいなければ仕組みが回らない。この人に逆らうと怖い。この人についていけば安心・・・的な人(´・ω・`)
ネットフリックスは企業文化の表明で ブリリアントシャークを許容しないとした。
「どんなに優秀であっても、嫌な奴(Brilliant Jerk)はチームに入れない / 排除する」
(Do not tolerate brilliant jerks. The cost to teamwork is too high.)
序盤で著者は彼ら個人を否定するものではないと強調している。
■どうして生まれる?
破壊的なリーダー、脆弱なフォローワー、助長する環境の3条件(トキシック・トライアングル 毒の三角形)がそろうと発生する。脆弱な〜とは、同調者、共謀者に当たる。シャーク自体は、組織環境への「適応」の結果として生まれる場合がある。
■そうなる人の兆候は?
仕事や組織に対する熱意と善意を持った人。本人の意思によらず。気がついたらそうなってしまっていた、そうならざるおえなかった。
■どういう職場環境で発生するの?
成果至上主義、不透明さと権力の集中、慢性的な忙しさ。これらの過酷な環境で発生。
■なぜ排除されないの?
■自分はなっていないか?
■もしそうなら、どうしたらいい?
複数の環境に身を置くことで、違和感をしり、「自分が間違っているかもしれない]と気づく。
以下ライブ感想文
ブリリアン・シャークは仕事に厳しい人、人付き合いが不器用な人を指すのではない。本人が会社のためと言っていとしても、現場が疲弊し、人が辞め、組織機能が低下していれば該当者となる。
なぜ彼らは生き残り、会社は昇進させ多くの権限を渡すのか?
成果をだす社員を手放すことは、経営者や管理職にとって恐怖になる。売り上げが下がると株主に怒られるし、管理職は売り上げが落ちたら自分の評価はどうなる?と考えてしまう。
仕事の中での連携、協調性を無視していないわけではない。でも、結果が出ないと会社は成り立たない。多少問題があっても、目先の甘美な果実(成果)は手放せない
。現場レベルでは、この人なしでは仕事のやり方がわからない、仕事が動かない(業務の属人化が起きている)となっていて、排除できない。
【P27-28 この箇所でジレンマという言葉が出てきている。うまく解きほぐせないので省略】 -
Posted by ブクログ
以前サイコパスから見た世界…を読んだ時に感じたどことなく他人事感がまるでなく、ブリリアント・ジャークは相当数いるなと感じた。
今まで感じた違和感や問題にブリリアント・ジャークという名前がついたことで、あぁ、あれもブリリアント・ジャークの仕業だったなと思い当たることが多々ある。
ただ、この本の素晴らしいところはケーススタディでこんなジャークに出会ったらどう対処しなければいけないか?を教えてくれるところ。
そして何よりコレを手に取り読んだ私自身がジャークになる可能性の種を持っているんだぞということがヒシヒシと伝わってくる点。
ピープルマネージャー以上の人、人事に関わる人は読んだ方がいい。 -
Posted by ブクログ
ブリリアント・ジャーク(高い専門性や卓越した成果を上げる一方、高慢な態度や協調性の欠如で周囲に悪影響を及ぼす人材)について掘り下げた1冊。
ケースファイルを見ていて、「あの人はブリリアント・ジャークだったな」と心当たりもあった。
とはいえ、どこの会社でも起こりうること、かつジャークになる可能性は誰にでもある。
組織で働くのであれば、管理職にはもちろん新入社員にも、自身がジャークにならないために知っておいて損はない内容だった。
本書を読むことで、仕事ができるゆえに許容されてきた悪影響が及ぼす結果とそのリスクの大きさがよくわかる。
個人に原因を追求するのではなく、組織の問題として環境をマネジメントする必要性を強く感じた。 -
Posted by ブクログ
直近の仕事で関係しそうだったので。
やはり如何に会議は適当に設定しないかが重要。
&使えそうなところを抜粋。
【読書メモ】
・良い属人化と悪い属人化を見極める
良い属人化とはいわゆる付加価値部分
悪い属人化とは当たり前部分
・属人化分析フローチャート/マトリクス
→まずは優先度の高低
>低い場合→効率化(ゾーン③)
→捨てる(ゾーン④)
低く属人化が高い
→その担当者がいる時にやる(ゾーン②)
>高い場合→属人化が難しいか可能かで分類
→難しい場合(全てゾーン①)
>人員増強or優先度を下がる検討
>マニュアル化(自動化・共有化)
・マトリクスで分類する
ゾーン①(優先高×属人高)→
脱属人化できないものは人員補強しつつ、できるだけ②か③に持っていく検討
ゾーン②(優先低×属人高)→
ある程度の属人化は許容しつつ、
・対応期限に余裕を持たせる
・その業務の利害関係者へ理解をもたせる努力
ゾーン③(優先高×属人低)→
標準化・マニュアル化を進めなるべく効率を上げる努力をする
ゾーン④
やらなくてもいいことやってないか、思い切って捨てる検討を。 -
Posted by ブクログ
社内SE、情報システムと言われる人たちの仕事がどんなものか、体系立てて説明するとどうなっているか、が書かれている。
半分くらい漫画で書かれているので読みやすいものの、これらの仕事を全く知らない人が読むにはちょっと難しい、あるいは実感しにくいかもしれない。
すでに運用業務に関わっている人たちが読む分には、自分たちの仕事はこんなふうに体系立てられているのか、という知識にはなる。
しかしこの本を読んですぐに何かを得られる、といったものではない。
「こういう運用の仕方があるのか、もっとこういうことに挑戦していこう」というきっかけにはなるかもしれないが、それらを実践するにはより詳細な情報が必要と思う。
例えばそれがITILの知識だったり。