【感想・ネタバレ】組織の体質を現場から変える100の方法のレビュー

あらすじ

「人はいいのに、組織としては残念……」
その原因は組織の「体質」にありました。

多くの人は、社員のやる気の低さや離職の原因が、「やりがい」「仕事内容」「給料」などにあると考えます。ですが、問題の本質はそこではありません。著者のこれまでの経験上、組織を辞めていく人たちの多くは「やりかたが時代遅れ」「価値観が古い」「旧態依然な思考」といった「体質」に不満を持っていたことがわかったのです。

今の若い世代は、ネットやSNSを通して知識や価値観をアップデートしています。デジタルツールを使いこなすのは当たり前だし、他者の尊重や多様性が大切なことや、変化や成長が必要なことも当然知っています。
一方で、組織はどうでしょうか。いまだに「紙」主体の情報共有、画一的な働き方しか認めない空気感、失敗回避前提のしごとの進め方……そんな文化がはびこっています。その「古さ」、要するに「ダサさ」が耐えられなくて、組織を辞めています。

「閉鎖主義」「管理主義」「横並び主義」といった体質が顕在化したのが、こういった「古い組織文化」です。つまり反対に、これらの古い組織文化を変えていくことができれば、やがて組織全体の体質も変わっていきます。
そこで本書では、そんな古い組織文化を変えるために現場からできる方法を100紹介します。

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Posted by ブクログ

おもろー!!
時間かけてゆっくりじっくり読みましたー。
分厚いしね。
できてることも、できそうなことも、
どうやったらできるのか分からないことも
ありました。

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2024年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

色々な組織を経験してきた身として、「こうゆう状態の組織、あった」という共感が多い。(どちらかというと、営業系組織ではなく、内勤に多い)

現場から変えるのは1人1人の意識が一定で高い必要がある。
もし、1人でも意識の低い人がいるとなかなか難しい。(特に現状維持のベテランがいると、経験・役職が高い分、変化が難しい)

過去2回、こういった組織体質を変える努力をしたことがあるが、
だらけた体質の組織は、そもそも現状維持の人が多く、危機意識もない。
限界を感じて違うフィールドに挑戦する道を選んで現在の場にいるが、
あのままあの組織にいたら、成長も止っていたと思う。

複数の組織を経験してきて思うのは、組織=トップの考えが色濃く反映され、
それが良くなかったときは、組織を変える努力をするより、自分の身の置き場を変える方が精神衛生上いい。

こういった本・考え方を、現場からではなく「トップ」が持っている組織が理想的だと思う。

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2025年08月04日

Posted by ブクログ

いつもながら感心するけれど、職場環境が良くなりそうな方策が100個も微に入り細を穿つように書かれていて、しっかり取り組めば役に立ちそうなものばかり。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

組織改革の本だが、つまりは自分改革という意味でもヒントをもらえる。
私がこの書籍で心に残った点は以下二つ。

①成果を出すためにも、自分の勝ちパターン(働く場所や時間)を正しく主張できる習慣をもつこと。
→在宅か出社か会社のルールはあるものの、あくまで本当はそれって成果を出すための手段なんだよな。成果を出すためにはコミュニケーション
育成、作業などさまざまな要素があるが、作業に集中したいから在宅に切り替えるなど言える組織が理想。

②ネガティブケイパビリティ
長期的な成果や変化を生み出すためには必要なもの。反射ですぐ解決しようと思わず、言語化、そもそも解決しないといけないのか?時間をおいた方がよいのか?
向き合い方を考えられるようになりたい。

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2025年02月22日

Posted by ブクログ

勤めてる会社が割と新しい企業なのもあって、100の方法のうち9割方は達成していました。
それもあり最初は目次だけ見れば良いかなとも思ったのですが、中を読み込んでいくと「なぜそうするのが良いか」「それによる影響はなにか」「メリット・デメリット」が書かれており、大変参考になりました。

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

思ったほどがっつり組織を変えていこうという内容ではなかった。逆に言うと、すぐにできることばかりだ。
そう簡単に組織は変わらない。こういうふうに身の回りの空気感を少しずつ変えて伝播していくのは大事である。

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2025年01月28日

Posted by ブクログ

コミニュケーションコストや会議で批判しかしない人の対処法など、色々な会社組織として対処すべき問題の紹介。為になりすぎたので、もう一回読もうとおもう

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2024年10月18日

Posted by ブクログ

昭和的スパルタや前例踏襲などの企業体質をボトムアップで変えていこうとする意欲的な内容。組織体質の良し悪しを文化度(時代や価値観の変化への柔軟性)という指標で測るのは独創的だった。
ただ…

これまでの私の社会人経験から言うと、課やチームといった小規模な体質は変化できても、企業全体を変えていくのは相当難しいと思う。なぜなら、組織風土はトップダウンが与える影響の方がはるかに大きく、また、大きな組織ほど企業理念と組織体質が融合しているから。

どうしても今の職場に馴染めない場合は、試しに副業して他社の異文化を体験するのも良さそう。
現職の体質にも意外なメリットがあることに気付くかも知れないし、逆に現職の違和感が決定的になるようなら転職を視野に入れるのも悪くない選択肢だろう。

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2024年12月24日

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