沢渡あまねのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ボトムアップアプローチの本
なぜ、日本の職場の生産性はいつまでたっても低いままなのか?
が、冒頭で提起されます。
気になった言葉は以下です。
・残業時間や、総労働時間は、結果でしかありません。結果だけの数字に着目して、仕事のやり方や組織のスキルなどのプロセスに目を向けない。これ、なんのいいがあるのでしょう?
・プレゼンテーション能力の高い営業マンが辞めたとたん、売上がガタ落ちした
・制度、プロセス、個人スキル、場の4つの観点で、問題点を洗い出し、できるところから良くしていきましょう。
・5つの要素で仕事をとらえる。①目的、②インプット、③成果物、④関係者、⑤効率
・進め方の提案 ①期限 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生産性を上げ、残業を減らすためには、
制度と個人スキルだけではなく
プロセスと場にもメスを入れる。
①やり直しを防ぐ
・成果物のイメージを合わせる。
・いきなり百点を取ろうとしない。
・報連相の設計をする。
つまり、相手には具体的なイメージを伝えて、ある程度のところで1度見せてもらう、途中経過で困った場合は迷った場合には遠慮なく伝えてもらう。報連相は場やルールを作っておく。
②無駄な会議をなくす
・目的と求めるアウトプットをはっきりさせる
・決定事項、宿題事項、次回予告
つまり、何のための会議なのか、何を決めようとしてるのか、ということをはっきりさせる。決まったことを明確にさせ、それ -
Posted by ブクログ
コロナに前後して、リモートワークにより生産性を高められるかどうかが、問題提起です。
本章のデータから読み解く「職場の科学」がおもしろく、
・部下の数が5人以下と6人以上では上司の負担が大きく変わる
・部下からの信頼が厚い上司はメールの返信が3時間早い
・優秀な人ほど「上司と一緒の会議」にでている時間が短い
など、「科学」に裏付けられるテーマがあげられています。
最後に、「日本企業も、インターナルコミュニケーションに力を入れ始めている」とのことで、労働時間は減ったが本当に生産性は上がったのかとの疑問に対する解決策としての示唆で終わります。