あらすじ
「日本人は生産性が低い」――昨今、よく聞くこんな言葉に「能力がないから生産性が低いんだ」と落ち込む必要は、まったくありません。
仕事は人間関係、環境、働き方など「職場」次第。
「自分のせい」「上司の言うことは絶対」
そんな余計なストレスに押し潰される前に、もっとラクに仕事に向き合える方法があります。
もっと自分の可能性を開花させられる方法があります。
私たちは何のために働くのか?
well-being(よく生きる)ために必要な「本当の仕事と自分の関係」について、20のエッセンスにまとめました。
■目次
・選びようのない人間関係 「上司と部下」と「師匠と弟子」の決定的な違い
・「アットホームな職場」はブラックかもしれない!?
・人間関係の軸は「尊敬」 ジョブ・クラフティングという考え方
・「無理ゲー」な職場からの脱却方法
・「仕事は苦しいもの」からの卒業
・「下請け思考」「無意味な同調圧力」からの卒業
・「勘違いDX」「勘違いダイバーシティ」からの卒業
・「東京VS地方」からの卒業
・働く人すべてに求められる新時代のスキル「越境」
・汎用性を高めたい3つのビジネススキル
・ひとつの職場しか知らないリスク
・まずは「半径5メートル」の環境を変える
・これからの新しい働き方
「役割を変える」「人間関係を変える」「環境を変える」「仕事そのものを変える」
■内容
「生産性が低い=能力がない」わけじゃない。
自分の能力を発揮できるか、可能性を開花させられるか、仕事に前向きに取り組めるかは、自分よりも「職場」次第。
自分に合った職場、働き方、人間関係を見つければ、今より働くことがラクになる、前向きになれる!
半径5メートル以内からできる働き方改革。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「もういいや。職場では無心で生きよう」
もし職場が辛いなら、はみ出せばいい。自分の可能性を諦める前に、まずは小さな一歩でも越境してみて。越境とは、異なる人々、文化、働き方と出会い、心の火を灯す行為。様々な人や仕事と触れ合って、凝り固まった職場の”常識””思い込み”から離れ、複業でいくつかのキャッシュポイントを持てば心に余裕が生まれ、つまらない職場の同調圧力に屈せず済むようにになる。尊敬できる仕事人と会えば、腹の立つ上司なことで頭がいっぱいになるような人生の無駄も減る。
上司=師匠ではない
選び用のない人間関係で合わない上司がいるのは当たり前で、上司が優れているとは限らない。単なる会社組織上のポジションに過ぎない。能力や責任以上に、その上司とソリが合わなかっただけ。
ビジネスという点で、昔の勝ちパターンが今はどんどん通用しなくなってきている。50代の働き方を真似たって同じようなキャリアは描けない。従ったって誰も責任を取らない。むしろ若い世代や社外にこそ答えが潜んでいる可能性も。
今のご時世苦しんでも報われるとは限らない。我慢くらべから逃げても裏切り者ではない。仕事は苦しいものからの卒業で、あなたから見切りをつけて、心地よく働くことができる職場に身を移そう。