沢渡あまねのレビュー一覧
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コロナ前からテレワーク制度はあったが、イメージは補助的なもので、あくまでも仕事は会社に出社してするもの。と言う感じだった。
しかしコロナ禍でテレワークをせざるを得ない状況になり、回線や認識などの技術的な物から、承認が紙からデジタルになるなど、一気にいろいろ変わった。
反面2024年頃から以前と同じ様に出社する動きが出てきている。対面の価値は認めるが、リモートの効率化を失ってまで行うことなのかと言う疑問がある。
そして今後は、新しい働き方に適応できない会社は、その生産性や改善スピードに追いつけなくなり、競争力がなくなっていく。と言うシナリオはもうすぐ出てくる問題だと感じた。
現在は、パソコンで仕 -
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『目先の効率化、成果、スピードを重視して、育成や中長期的な組織課題などを見て見ぬふり。ひととして大切な気持ちや寛容さを置き去りにした結果、人を傷つけている。』
自分の組織に心当たりがあるなと思った人はぜひ読んでみて欲しい。
組織が求める一定の水準に達しない人は、退職をしたり、心を病んだりということ周りで起こっている。私自身、子育てとの両立がいまの組織で可能か懸念もあり手に取った本。
効率性やスピードを重視するポジティブケイパビリティと、急がば回れの考え方のネガティブケイパビリティ、それぞれの特性を理解できる書籍。
組織という目線はもちろん、それは自分の働き方や成果の出し方という目線でも -
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今の職場でもコミュニケーションの問題が発生しているので、状況整理に役立った。
具体的には期待役割の明確化・明文化とライン型組織を止めること。
コミュニケーションの解像度を上げる
→会話、議論、対話、雑談、説得、プレゼン、
コーチング、ティーチング、フィードバック、、、
どんなコミュニケションが不足?
いつ、誰と、どんなコミュニケーション?
必要なスキルは?
解決する課題は??
▪️一方通行(他人とのズレ)
目的ズレ:
INPUT、OUTPUT、プロセス(効率)、
関係者と全体目的を言語化する
⭐︎期待役割ズレ:明文化する!
熱量ズレ
→ズレは不可避。早期に発見、軌 -
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タイトルと帯の文言を見た第一印象は「ウォーターフォールとアジャイルの共存がテーマ」という感じ。
実際の内容は、うまく機能していないプロジェクトをどう改善するかに主眼が置かれ、その過程でウォーターフォール開発を採用しているプロジェクトにアジャイル開発を「いいとこどり」していく方法の紹介、でしょうか。
アジャイル開発教本としては、知識に加えて導入事例を交えての紹介となるので、実践を踏まえた知識を得られるのは良いと思います。
以下2点はあくまで個人的な意見になるのですが……
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1点目は、プロジェクトが機能不全に陥っている要因は、開発手法に問題があるからではない、ということ。
本書の事 -
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コミュニケーションスキルの本かと思いきや、それを超えた本です。チームビルディングや組織開発に近いのではないかと思います。
「自分のスキルを伸ばす」ことに限界を感じ、チームで仕事をする際の参考となる本を読みまくっていますが、沢渡さんの本はその点では非常に参考になります。
この本の中には、良いチームを作って生産性を上げるためのいくつか実用的な言葉が書かれています。ただ、根底して言えるのは、コンタクトを取ってきた相手や一緒に仕事をする仲間に感謝を表す、ということでしょう。
私も今まで多くの上司に使えてきましたが、この点ができていた人、できていなかった人の顔はすぐに浮かびます。できていた人は当然 -
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著者の本はこの「問題地図」シリーズを含めてよく読ませていただいています。
シリーズを通して同じことを何度も繰り返している点もありますが、課題となる切り口は書籍ごとに異なりますので、新刊が出るたびに振り返りと気づきを与えてくれているところが気に入ってる点です。
このシリーズの良いところはいくつかありますが、まずは「圧倒的なわかりやすさ」にあるのではないかと考えています。すなわち、書かれている内容はロジカル化・階層化されており、かつ丁寧な語り口調ですらすらと頭に入ってくるところですね。
また、「圧倒的な共感力」にもあるのではないでしょうか。このシリーズを読み進めていくと「これってあるある」と