あらすじ
【内容紹介】
同調圧力/減点主義/厳しく指摘する/上下関係/つぶし合う/皆で仲良く苦しむ(ゆえに深夜残業に付き合わされるといったことも)/新人や初心者に冷たい……。
こうした考え方・働き方を引きずっている人がいまだにいて、無意識に、良かれと思って行われる言動によって、メンバー(部下)は自尊心を奪い、チームの一体感を奪っているケースが多々あります。さらには、組織の変革の足を引っ張るだけでなく、組織にリスクをもたらすこともあります。
このような状況を打開するには、認め合い、期待し合う、そのような相互リスペクトのある環境を生み出すことができる方法「リスペクティング行動」が求められます。本書は、そのリスペクティング行動について、具体例を交えながら紹介する一冊です。
【目次】
第1章 リスペクトがなければ、チームはもう回らない
第2章 仕事のコミュニケーションでよくある悩み & 今日から使える解決策
第3章 組織のマネジメントでよくある悩み & 今日から使える解決策
第4章 認め合う・期待し合うリスペクティング行動
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Posted by ブクログ
コミュニケーションスキルの本かと思いきや、それを超えた本です。チームビルディングや組織開発に近いのではないかと思います。
「自分のスキルを伸ばす」ことに限界を感じ、チームで仕事をする際の参考となる本を読みまくっていますが、沢渡さんの本はその点では非常に参考になります。
この本の中には、良いチームを作って生産性を上げるためのいくつか実用的な言葉が書かれています。ただ、根底して言えるのは、コンタクトを取ってきた相手や一緒に仕事をする仲間に感謝を表す、ということでしょう。
私も今まで多くの上司に使えてきましたが、この点ができていた人、できていなかった人の顔はすぐに浮かびます。できていた人は当然目標となりえますし、できていなかった人は反面教師としてとらえていることが多いです。
意識的に実践している人が一つあります。報告を受けるときは、きちんと体を相手に向けて、相手の目を見て受け取る、ということです。これは、かつての上司を反面教師にした結果ですね。
ただ、耳が痛い報告を受けるときにきちんと「ありがとう」と伝えられる人にもなりたいと思っていますが、この辺りはまだまだ未熟かもしれません。
そう考えると、このタイミングでこの本に出合ったのは良かったと思います。
Posted by ブクログ
営業職をしている私目にとっては、相手を見下さない。尊敬すること。コミュニケーションをするときには伝えたいことに順序を持たせる事など反省しなければならないことが多々。
日産自動車もこれを社外の相手に意識していたら、こんな事態にならなかったのでは。。。?(なぜ日産自動車を出したのかはこの本を読めばわかります!)