あらすじ
本書は、マンガと解説でシステム運用の「いろは」を楽しく学習できる1冊です。
「システム運用の仕事って、どんなことをしているの?」
「運用人材を育成をしたい。でも何をしたらいいのかわからない!」
「お客さんに運用の価値を説明できるようになりたい!」
「運用エンジニアとして成長したい!」
そんなお悩みにお応えしたくて、この本を執筆しました。
・初心者のみなさんへ
運用とはどんな仕事なのか? 何を勉強したらよいのか? どんな観点で日々の仕事に向き合ったらよいのか? 理解し考えてみてください。
・現役運用エンジニア/マネージャーのみなさんへ
後任の育成にご活用ください。
また、運用の仕事と価値を、部門長、開発、営業、顧客など、運用のことをよく知らない人たちに説明するツールとして使ってください。
もちろん、ご自身の経験、技術やノウハウの体系化にも役立てていただけたら。
・ステップアップを目指すみなさんへ
運用人材としてさらに輝くためには? 運用職種の価値を上げるためにどうしたらいいか? 考えてみてください。
・開発、営業、顧客など運用以外の職種のみなさんへ
運用の業務内容や価値はもちろん、運用と「ワンチーム」でより心地よく仕事するための観点やポイントを知ってください。
・部門長のみなさんへ
運用組織の価値向上、社内外に運用の価値を正しく説明するために活用してください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
運用の仕事
役割の種別
システム運用と業務運用の違い
クラウドと運用との関わり
これらのイメージをキャラクターの会話を通じて学べる良書だった。
Posted by ブクログ
システム運用に関することを漫画形式で知れる本というのは非常に少ないので、それだけで価値がある。
知識は結構網羅的に書いてあるので、ITILとるほどじゃないけど運用についての参考書が欲しい場合に役に立つと思う。
Posted by ブクログ
システム運用の基本と書いていますが、
業務も含めて運用の全体像から書いてくれているので、
運用定義、設計をするにあたっての参考になった。
運用についてはあまり詳しくはなかったが、
こういったことを理解しながらシステム開発を
進めていくことが大事なんだなあと改めて思った。
【勉強になったこと】
・運用業務は大きく4つに分類される
①運用統制
サービスレベル管理、運用全体設計
全体指揮、統制
価値向上活動 など
②業務運用
変更、リリース対応
業務イベント対応
ユーザー情報、権限管理 など
③システム運用
システム監視
機器メンテナンス
インシデント、問題対応 など
④ヘルプデスク、サービスデスク
操作説明
問い合わせ対応
トラブル時の影響調査 など
・業務運用の主な業務
運用スケジュール管理
データ/マスタメンテナンス
ユーザ情報管理/権限管理
構成管理/文書管理
インシデント対応/問題対応
ジョブメンテナンス
リリース対応
調達業務/課金請求
イベント対応
訓練/トレーニング
コミュニケーション管理
サービス報告
・定義出来ないものは管理出来ない。
管理出来ないものは測定出来ない。
測定出来ないものは改善出来ない。
→W・エドワーズ・デミング博士の言葉
・課題は管理するだけでは意味が無い。
共有して連携して解決することに意味がある。
記録して満足となっているプロジェクトが
意外と多い。
・ITサービスマネージャになるための5つの要素
①わかりやすく伝える力
②フレームワーク応用力
③ナレッジ管理力
④関係構築力
⑤提言力
・運用設計を考えるときのフレームワーク:3W1H
When:いつ運用設計をするのか?
Who:誰が運用設計するのか?
What:設計すべき運用項目は?
How:どのような体制で運用するのか?
・パフォーマンス向上においては、
地味かもしれないがURLの末尾に"/"を入れる。
こうすることで、301リダイレクトへの通信を
減らすことが出来る。
Posted by ブクログ
大概、業務運用とシステム運用が分断されてそれぞれで本になっていたりしますが、この本は両方を横断的に解説しているので、非常に助かります。
特に図がわかりやすい本です。
運用業務の関係図とかITサービスマネジメントの図とか頭に入りやすいです。
ビジネスとITの関係の図とかまとまってるページ探せなかったんて助かりました。この図は、IT単体だけでなく、エンジニアとの関係にも当てはまりますね。
Posted by ブクログ
わかりやすい。運用のイメージについて、最もわかりやすい。本書は薄いが、内容は濃く、1度では覚えれない。何度か読みたい。ITの運用メンバだけでなく、開発メンバこそ読んでほしい。