西尾維新のレビュー一覧

  • 掟上今日子の鑑札票

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    今日子さんが何者かによって狙撃され一命を取り留めるも推理に関する「意味記憶」を全て失ってしまう。忘却探偵でなくなった今日子さん、相変わらず冤罪王の危機にさらされまくる厄介。とうとう今日子さんの過去を知る人物が現れる!という今作、いつも通り軽やかにストーリーは運びつつも、今日子さんの過去の話から戦争や読書体験という深い部分が描かれていて読み応えありました。
    エンターテイメントが戦争より弱いなんてことはないんだと固く信じる厄介、同じ本を同じ人物が読んでも初期条件だけでいくらでも感想が変わることについて熱く語る厄介、どちらも素敵だったわ(今日子さんの過去についても敵にペラペラ話しまくってたけどな)。

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    2022年07月30日
  • 掟上今日子の遺言書(単行本版)

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    面白かった。

    自殺の動機が思いもいないもので驚いた。

    最近化物語を読んだからか、今日子さんが羽川さんに見える時があった。

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    2022年07月30日
  • 掟上今日子の乗車券

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    私が読んだミステリー小説史上、一二を争う速さで事件の謎を解く。
    しかも一つ一つの話がちゃんと面白い。
    掟上今日子シリーズは、自分がどこまで読んだかわからなくなる。

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    2022年07月28日
  • 掟上今日子の家計簿(文庫版)

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    叙述トリックの解説をした短編の後にあえて叙述トリックを用いた短編を持ってくるあたりが、なんとも。
    忘却探偵だからこそ、過去に何度も会っているのに第一印象で対応ががらっと変わってしまうのも面白い。

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    2022年07月26日
  • 掟上今日子の忍法帖

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     ただいま、掟上探偵事務所はニューヨークに支店を置いての営業中。
     なのは表向きだが、実際は不法入国中の今日子さんはパスポートすら持っていない。

     ニューヨークのセントラルパークで殺人事件があった。
     被害者の胸に刺さっていたのは、手裏剣?
     毎日出没する日本人ということで真っ先に疑われる今日子さんだが、逆にニューヨーク市警に対して営業活動で売り込む。

     ほか、ブロードウェイのダンサーの変死事件で、遺体から発見された”兵糧丸”、
     ナイアガラの滝の橋の上で起きた殺人事件で、遺体の左腕に残された数々の傷は”不忘術”?
     さらには冤罪王、隠館厄介までがニューヨークに訪れてアメリカは厳戒態勢に陥

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    2022年07月14日
  • 掟上今日子の家計簿(文庫版)

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    ネタバレ

    叙述トリックについて14個も説明してくれる展開はびっくりしましたが、とても参考になった。
    どの事件も動機が意外で少し奇抜な発想がないと閃かないものでした。そこを倫理的に導く掟上今日子が今回も面白かったです。

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    2022年07月12日
  • 掟上今日子の婚姻届(文庫版)

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    忘却探偵が忘却を利用して、新たな推理を展開していくパターンは前にもあったが、そこに厄介氏をメッセージボードに使うところが、面白かった。
    6人の名前や個人情報をどうやって調べたのかも不思議だけれど。

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    2022年07月09日
  • 掟上今日子の忍法帖

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    不法滞在!!!
    ってか・・・なんでまた、NY?
    それにしても、今日子さん節炸裂しまくりで
    呪怨がハリウッドデビューしたときみたいな気持ちになりました。
    で、厄介様・・・ちょっともう、最凶すぎませんか?
    どうやらまだまだ不法滞在は続くようなので、続きが楽しみです。

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    2022年07月09日
  • 掟上今日子の備忘録(文庫版)

    購入済み

    ふと、ドラマを思い出して読みたくなって購入しました。すっかりガッキーと岡田将生さんで再生されてしまいましたか面白かったです。

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    2022年07月08日
  • 掟上今日子の乗車券

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    掟上今日子シリーズ第11弾。

    掟上今日子の生き方が好きです。

    最近厄介さんがちょっとしか出てこなくて
    寂しいなあって感じ。

    広報活動のためいろんな所へ行く
    今日子さんを護衛する親切守さん。

    いつも通りの安定感で読めました◎

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    2022年06月28日
  • 掟上今日子の挑戦状(文庫版)

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    頭がこんがらがると、あえて一度寝てリセットするなど、自分の体質を存分に活用している。
    今回は3人の刑事と前提そのものを疑う推理がやや強引な印象も受けたが、最後のダイイングメッセージの謎解きは、その答えとともに犯人の追い込み方がコロンボのようで面白かった。

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    2022年06月27日
  • 掟上今日子の備忘録(文庫版)

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    昔、ドラマをみたなぁということで読んでみたが、設定の妙かなかなか面白い。忘却の範囲など、細かくはいろいろ気になるが。

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    2022年06月27日
  • クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識

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    加速度的に面白くなる戯れ言シリーズの2作目。本作で人識、哀川さんという今後の重要人物も登場し、人間離れした世界観もあるなかで殺人事件を解決するミステリとなっている。分厚さにめげずに読み進めてほしい。個人的にはミステリの一つの潮流にありムーブメントでもあったと思う戯れ言シリーズ。はまる人は多い。

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    2022年06月21日
  • 業物語

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    忍の生い立ち、吸血鬼になるまでの物語の書き方が新しくて面白い!どこまで考えて物語シリーズを書いてきたのか、考えてなくてもこんなに話を広げられるのか、、脱帽!スピンオフも楽しい!

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    2022年06月12日
  • クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

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    ある孤島の館に集まった5人の天才。そこで起こる事件…という王道な設定ながら、まさかのラストに度肝を抜かれる。今ならばラノベと分類されるだろうがぶっちぎりに面白い。これぞメフィスト賞。面白いを受け入れるメフィスト賞ならでは。

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    2022年05月31日
  • 化物語(2)

    無料版購入済み

    いろんなギャップが良い

    絵の綺麗さ、下ネタ会話のエグさ、トラウマの重さとギャップの大きさが魅力。一つ一つの話は短めだが、大きな主人公の謎が並行して少しずつ明かされるのも良い感じ。

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    2022年05月26日
  • 掟上今日子の設計図

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    ネタバレ

    美術館に爆破予告をしてきたある人間。

    冤罪体質厄介氏と今日子さんのいる中で
    その犯人はあっけなく正体を現します。

    だけれどもその犯人がその犯行に至るまでは
    誰にも何も吐露することのできない
    やるせなさがありました…

    犯人の正体は明かしてしまうと
    本当に物語をスポイルするので明かせないです。
    でも切なさはシリーズ随一だと思います。

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    2022年05月26日
  • 掟上今日子の家計簿(文庫版)

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    推理小説好きに刺さる短編集でした。とくに叙述トリックの説明に大半を割いた2本目からの3本目が見事でした。やっぱりにわか知識では解けないものですね、また人の心も分からないもので、ゾッとしました。西尾維新に舐めプされて悔しいです。

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    2022年05月22日
  • クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

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    恥ずかしながら初維新。たしか井上真偽があとがきで本書に触れていたのが手にとったきっかけ(初といってもアニメ『化物語』は大好きだ)。
    超絶金持ちお嬢様が離島に多様なジャンルの天才たちを招待するサロン。そこで起こった連続殺人事件に「自称凡人」の主人公が挑む(十分、経歴も能力も天才なんだけれども)。
    意味深なタイトルと明快なトリックはスッと理解しやすいが、問題は本書(作者?)独特の「リアリティライン」であり、これが合うか合わないかは大きく分かれそうではある(ぼくは好きです)。

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    2022年05月01日
  • クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

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     主人公の思考がなんか気持ち悪いなと思うと、文章のほうにもそういう旨が出てきて、こっちの気持ちや疑問にわりかし早く答えてくれる
     密室殺人だがわりと状況はシンプル、しかし癖のある登場人物とシンプルだけでは終わらせない事件たちになかなか引き込まれる
     主人公が内省すぎてめんどくさいが、最後まで気の抜かせないエンタメ性とスラスラ読ませて面白い

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    2022年04月22日