朝井まかてのレビュー一覧

  • 秘密の花園

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    ネタバレ

    大河べらぼうが始まった1月末ごろに読んだ時には、なかなか進まず断念していた本作。
    フル視聴後にもう一度手に取るとスルスル読めました。

    登場人物の多くが知っている人になり、役者の顔も浮かぶので読みやすくなりました。

    今の朝ドラばけばけにも通じるところがありますが、武家というのはしきたりも家督のことも、難しいものだと思いました。子供が無事に成長することも難しい時代にあって、後継がいなくなれば身内の子供を養子にしたり株を買ったり。。

    出版社が変わりながらも28年もかけて、視力を失いながら口述も活用して長編小説を完成させたとのこと、里見八犬伝に俄然興味が沸く。いつか読んでみたい作品です。

    ちょ

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    2026年01月18日
  • 草々不一

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    どれも味わいが違って、面白い。
    時代小説らしさと現代的な感覚がいいバランスで、読みやすい。
    短編集ならではの満足感。

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    2026年01月06日
  • ボタニカ

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    実在の人物とは知らずに読みました。
    朝ドラの方のお話しだったのですね。
    人としては欠ける所もかなりあったようですが、ここまでの偉業を成し遂げたのであればもはや植物に愛され植物のために生きてきた人物。そうなれたのも周囲のお陰でもあるのでしょう。特にスエさんは想像できないほどの苦労人だったかと思います。ナオさんも。
    ドラマのほうもいつかみてみたいです。

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    2026年01月04日
  • 白光

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    江戸から東京へ移り変わるとき。
    貧乏藩士の娘「りん」は絵で身をたてるために
    ひたすら邁進する

    ロシアへ行き、やがてニコライ堂のイコン作家となるが
    時代はやがて日露戦争へ・・

    激動の人生を送ったひとりの女性を描いた重厚な作品

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    2025年12月23日
  • 最悪の将軍

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    朝井まかてさんは初めて読む作家さんだ。きっかけはなんだったろうか。。忘れてしまった。それだけ積んどく期間がながかった。
    徳川五代将軍綱吉と御台所の物語。四代将軍家綱が薨去するところから物語が始まる。綱吉が主人公はとても目新しい。時代小説としては、儒学の思想が色濃い。文治政治推進として堀田正俊の抜擢による最初期の政治。その後、親政期を経て側用人牧野、柳沢の時代へ29年の治世が綱吉目線とそれを精神的に支える妻の目線を交錯させるように描いている。
    封建制という今と違う社会であるので将軍の考えていることを下層へどう伝えていくか。宮廷政治化する江戸城内の雰囲気も良く分かったが、綱吉個人の考えと老中、奉行

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    2025年12月06日
  • 秘密の花園

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    NHKべらぼうで丁度滝沢が婿入りする回と重なった。「曲亭馬琴」は耕書堂の手代の頃に付けた名前だ。馬琴の武家としての一生と、戯作者としてのあれこれと、そして家族の儘ならないすったもんだが語られた。どれかが欠けても馬琴にはならないのだろう。
    山東京伝・恋川春町など、読みながらテレビの面々が浮かんでくる。

    滝沢家では亡き父、兄、自分と花癖(かへき)があり、庭も丹精してきた。
    書きに書き、読みに読んで盲目となった馬琴には亡き息子と共に手を入れた庭が見えている。

    この題名にはしっくりこないが、朝井まかてのたっぷり書く渦に飲み込まれた。

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    2025年11月24日
  • どら蔵

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    大阪の道具商の放蕩息子が奉公先でやらかして勘当され、行き着いた先は江戸。
    手練れ達に揉まれながら成長していく。
    ...のだがも少し盛り上がりがほしいところ。

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    2025年11月06日
  • 秘密の花園

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    ネタバレ

    曲亭馬琴の一代記。

    「八犬伝」はNHK人形劇で小学生の時にリアルタイムで見ていたので、おおよそのストーリーは知っていますし、
    曲亭馬琴は山田風太郎の「八犬傳」を朝日新聞連載時にリアルタイムで読んでいたのである程度知ってるつもりでした。
    本作は八犬伝がメインではなく、あくまで滝沢興邦(馬琴)の生涯を丁寧に描いていると思います。
    これも新聞小説だったというのは何かの一致のようで不思議な感じです。
    また、大河ドラマの後日譚的な要素もあって面白かったです。

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    2025年10月18日
  • 最悪の将軍

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    歴史小説や時代小説を読み慣れている私でも少し読みにくさを感じた。実際読み進めるのに結構時間がかかった。
    歴史小説を嫌う人は、内容とは関係なく独特な言い回しなどを嫌うのだと思う。
    徳川綱吉については改めて調べてみたいと思う。

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    2025年10月17日
  • ボタニカ

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    牧野富太郎のお話。
    朝ドラがあって話題になってたからずっと読みたくていざ読んでみると、確かに他人の人生としては面白いし熱い情熱みたいなのも伝わるけれど、令和の価値観に固められた私からすると、私生活やお金にだらしないところが受け付けられなかった。
    そういう面があるからこそ偉業を成し遂げられたというのも分かるけれど、偉業がなかったらクソ男やん、というのが感想。
    今の時代にこの生き方はなんの参考にもならない。
    どうしてこの時代にわざわざ牧野富太郎を取り上げて執筆されたのか、今を生きる人にこの本から何を読み取って欲しかったのか分からない。
    読み物としてはすごく面白かった。

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    2025年10月06日
  • ボタニカ

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    朝ドラのらんまんは視聴せず、ただ表紙の富太郎が愛らしくて素敵な話なんだろうと思って読み始めた...

    人生のすべてを愛する植物に捧げた富太郎。
    その一途さと情熱さ、偉業をなしとげたことにはすごく尊敬に値する。
    でも他の方たちが感じてるように富太郎、クズだなぁ...と思ってしまうことも。
    自分たちのことを顧みてくれないのにただひたすら献身的に富太郎を支え続けたスエの素晴らしさが堪らなく愛おしい。

    1番、惹かれたフレーズは、やっぱり帯にも使われている『おまんの、まことの名ぁを知りたい』。
    この言葉が植物学の父・牧野富太郎の始まりだと感じた。

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    2025年09月25日
  • ボタニカ

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    2025年8月31日
    第7章まで読む

    牧ちゃん、だんだん読むのがつらくなってきたよ。
    家族のこと、お金のこと、興味のあること(植物)以外の優先順位のつけかた、身につまされてならない。

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    2025年08月31日
  • 落花狼藉

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    吉原がどう作り上げられたのか…
    それに関わる老若男女の苦労人たちの強い思い。
    色恋の話にはさほど触れず、どのように吉原があのような傾城街に出来上がったのか、その時代の流れが興味深く綴られている。

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    2025年07月10日
  • 雲上雲下

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    「草どん」と呼ぶ子狐が可愛い。いくつかの物語が語られ、民話や昔ばなしが消えつつあるという危機が描かれた作品。昔ばなしは今でも大切な親子の時間なんだなと改めて思った。

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    2025年07月09日
  • 秘密の花園

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    八犬伝は読みたいと思いつつ読めてない。八犬伝の筋を知らなくても滝沢馬琴の他、山東京伝、蔦屋重三郎、葛飾北斎と有名な人が多く出てきて私生活で絡む様子が楽しい。今の大河ドラマと重なるところもあり時代の人物関係を学び直せたようでよかった。

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    2025年07月06日
  • 銀の猫

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    将来自分の親や義親の介護が必要になったとき、果たして心から尽くすことができるだろうか。尽くしてあげたいという気持ちはある。この気持ちを将来も維持したい。
    現代における介護職の賃金も上げてあげたいとも思う。

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    2025年07月05日
  • 福袋

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    音読したら面白いだろうなあと思うような小気味のよい会話で物語が進んでいく。いずれの短編も終わりは爽やか。 

    疲れてお茶さんで一息入れたり、季節のもので簡単なおかずを作ったり、疲れた時はお惣菜を買ったり…… と、随所に今に通ずるごくごく普通の暮らしぶりが垣間見えるのがとても興味深い。時代は流れても、人間のすること、欲することはさほど変わらないんだなあと思わされる。登場人物誰もが身近な存在に感じられた。

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    2025年07月05日
  • ボタニカ

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    日本の植物相(フロラ)を明らかにするためならば、
    すべてを投げ打ってでも、家族を後回しにしてでも、
    我が道を突き進んできた主人公富太郎。

    そんな彼を最後まで支え続けた
    妻壽衛さんをはじめとする
    数えきれないくらいの支援者たち。

    彼らが居なければここまでの業績を
    歴史に刻むことはなかったであろうことは、
    巻末に紹介されている参考文献を綿密に下調べして
    富太郎の足跡を詳細に書き著した
    著者朝井さんの筆力によって
    十分に伝わってきました。

    そこで、心に残ったのはこのフレーズ。
    富太郎の言葉
    「人生は、誰と出逢うかだ。」
    それをあなたが言いますか…という印象(^^;
    ただただ参りました。

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    2025年07月01日
  • 実さえ花さえ

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    種苗屋「なずな屋」を営む腕のいい花師、新次と
    おりんの若夫婦を中心に、江戸の市井の人々の暮らしを生き生きと描いた物語。
    育種に定評があり、その腕を見込まれて新次には
    仕事が次々と舞い込んで来る。そんな「なずな屋」に降りかかる災難。以前、修行していた「霧島屋」から嫌がらせを受けるのだが、周囲の助けもあり切り抜けていく。幼なじみの留吉、お袖夫婦、日本橋の上総屋のご隠居の六兵衛、養子の雀、新次とおりん夫婦を取り巻く人たちも魅力的だ。

    武士も町人も花を愛で、草木を慈しみ、楽しむ。
    そんな植物を愛でる気持ちは、今も昔も変わらない。桜草を寒天を使った植え方、冷ました物の上に植えると長持ちするそうだ(知ら

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    2025年06月18日
  • 恋歌

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    ネタバレ

    明治36年、小説家三宅花圃が「師の君」中島歌子の手記を発見したのをきっかけに、40年前に歌子(本名・登世)の身に起きた物語が展開されている。

    手記は一人称で書かれており、前半は豪商の娘として水戸に嫁いだ経緯と水戸での生活が描かれている。自分が望んだ結婚でありながら、夫は尊王攘夷の志士として家にいないときのほうが多い。「天狗黨之亂」の後は完全に生き別れ、そして死別。なので、恋愛から始まった小説なのだが、物語自体は恋愛感がやや薄い。多くは登世が激動した時代に生き抜いた姿である。

    水戸を舞台にしたこの小説は、普段よく聞いた幕末の話と一線を画し、示しているのは敗者の物語。水戸藩の主張した尊王攘夷が

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    2025年06月09日