朝井まかてのレビュー一覧

  • 藪医 ふらここ堂

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    ネタバレ

    2019/10/17
    スタートはめっちゃおもしろかったけど途中からメインが娘になってきて失速。
    もっと三哲さんの活躍が見たかったのに。

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    2019年10月17日
  • ぬけまいる

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    この作家さんは好きなので何冊か読んでますが、毎回楽しめています。今回もワクワクしながらあっという間に完読。

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    2019年09月09日
  • 残り者

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    江戸から明治へ時代が変わる、150年程も前の大奥が舞台。だけど、これだけ時が経ち、技術も科学も医学も、あらゆることが進化し、女性が働くことが当たり前になった今でも、変わらないことが多いんだなあと思った。
    女が集まるところで起こる、嫉妬・足の引っ張り合い(まあ、これは男世界での権力争いも同じことなのだろうけど)。男が起こす戦争に翻弄される女と子供。
    解説には、この本は「女の居場所の物語」「戦争と政治に居場所を奪われた女の物語」だと書いてあったけど、そうだなあと思う。そして、そう言う意味でも、今もこの時代も、女性にとって同じだな、と感じる。
    男性の中には、そんなことはないと思う人も多いと思うけど、

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    2019年09月01日
  • 福袋

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    阿蘭陀西鶴を楽しく読んだ後の短編集。この一冊もテンポよく読み進められる戯作。暮れ花火のおようのきっぷに惚れ込んでしまいました。かっこいい

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    2019年08月12日
  • 落陽(祥伝社文庫)

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    去年、NHKの明治神宮の森という番組や
    昆虫写真家の佐藤岳彦氏の 写真展
    「 明治神宮の森 」を見に行って、明治神宮の森の豊かさに驚いた。そこには何千、何百種もの昆虫や粘菌、きのこが存在していて、観て観たいと思った。しかも、原生林ではなく、全て人工林でできていると知って、この森の成り立ちにすごく興味を持った。明治神宮の森の成り立ちや、歴史をもっと知りたいと思っていた時に、平成から令和へ時代が移り変わり、そういえば明治天皇や大正天皇の時の代替わりはどんなだったか知らない、当然生まれていないからだけど、いろんなことが知りたくなってたときにこの本 落陽 に出会った。 明治天皇の人となりをうかがい知

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    2019年07月16日
  • 落陽(祥伝社文庫)

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    今読むべき、と言う帯の言葉通り
    時代を天皇という存在から描く

    明治から大正への移りかわりだが、現在にも十分通じる。

    天皇という存在をもう一度 いろいろな角度から考えてみたいと思う

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    2019年06月25日
  • 阿蘭陀西鶴

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    切ない。何がせつないってそりゃもう、父娘の実は…的な。
    やっぱり、言葉に言わないけど空気を読めって親子でも絶対分かり合えない。
    いっぱいスキンシップをしていっぱいコミュニケーションをとってほしい。ハグしたらいっぱいアドレナリンとオキシトシンが出るからそれが脳にも心にもとっても重要。今大好きな人を横目にみて、これを書き終わったらキスして大好きと言おうと思えた。

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    2019年06月23日
  • ぬけまいる

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    前半は3人とも秘密を抱えて、重い雰囲気で進んで行くが、闘いや人助け、恋愛などの展開が次々と出てくるので、後半はあっという間に読み進められた。江戸に戻った後は3人はどうなるのだろうか?

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    2019年03月03日
  • ぬけまいる

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    史実を交えた女版東海道中膝栗毛。ユーモアあり、最後のちょっとしたサプライズあり、各宿場の描写も興味深い

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    2019年02月05日
  • ぬけまいる

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    若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれた三人組も今や三十路前。
    お以乃、お志花、お蝶は、ある日江戸から伊勢へと旅立った。
    それも、抜け詣り!
    立場は違えど、家に、境遇に鬱々としたものを抱える三人が、
    東海道を旅し、様々な事件に巻き込まれる、道中記。
    一膳めし屋のお以乃、御家人の妻お志花、小間物屋の女主人お蝶。
    かれこれ半年ぶりの再会が伊勢への抜け詣りとなったのですが、
    十八、九歳頃につるんでいた時とは異なり、それぞれの立場の
    違い、抱えている問題があります。それでも性格は変わらない。
    道中、それが原因で反目し合ったりもするのですが、
    いざ事件に巻き込まれると、過去のようにそれぞれの性格と特性を

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    2019年01月24日
  • ぬけまいる

    購入済み

    ,とにかく面白い

    TVの放送を見て、物足りなさを感じたので、購入しました。やはり、本の方が格段に面白い。

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    2018年12月21日
  • 藪医 ふらここ堂

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    ネタバレ

    漢方医学を取り扱った時代小説かと思ったが
    それだけではなく、どちらかというと人情噺。

    意外な展開にておどろいた。

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    2018年11月25日
  • ぬけまいる

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    テレビドラマの放送が始まった。
    書名は知っていたけれど、読んだことがなかったので、ドラマ第一話を見た。
    騒々しくて、内容もガチャガチャしていて、正直、なんじゃこりゃ、と思った。
    「昔はいけてたのに」という思いは、もちろん江戸の人にだってあったのだろうけれど、表現がそのまんま。
    ネオ時代劇(ミュージカルでもなんでもありのエンタメ時代劇)かと思ったのだ。
    それで、第一話で見るのをやめた。
    でもー、なぜか原作を読んでみようと思い立ってしまったのだ。

    お伊勢参りのガールズ・ロードムービーといった趣の小説。
    読んでみると、だんだん猪鹿蝶の三人に愛着がわいてくるから不思議。
    三人が自分の境遇を振り返り、

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    2018年11月10日
  • ちゃんちゃら

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    江戸時代。
    跳ねるように身軽な若い庭師の成長物語。草木や水、石、光、空気まで想像できる瑞々しい文章。
    と、思って読んでいたら…。だんだん不穏な方向へ話が進んで、これってアクション、ミステリーなのか?

    とっても面白い本に出会えたという嬉しい気持ちの反面、なにか物足りない、いや、多過ぎるんだと感じました。

    庭師として、また人としての成長。親方や先輩たちの庭造りの素晴らしさ。恋愛模様。
    ミッション・インポッシブル的な終盤もいいけど、そんなに混ぜないで~。

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    2018年08月28日
  • すかたん

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    大坂ほんま本大賞受賞作
    江戸詰め藩士だった夫が急死し、大阪の青物問屋に女中奉公に出た知里が、遊び人でトラブルメーカーの若旦那にかき回されながらも、野菜に傾倒していく話である。
    我が家から歩いて5分ぐらいの所にあった天満青物市場が主要な舞台のひとつなので親しみが湧きます。
    高田郁の銀二貫も大坂商人の話ですが、こちらは大坂商人の話ぷらすなにわ伝統野菜の話が加わりさらに興味深い。また、会話が大阪弁なのでテンポ良く話が進む。主人公、知里が関東もんなので所々大坂に関する説明が入るので、大阪以外の読者も楽しめると思われる。
    巻末に参考文献も挙げられているが、作中に出てくる大阪代官「笹山十兵衛」は実在の人物

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    2018年08月16日
  • ちゃんちゃら

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    時代は江戸、庭師 植辰 で修行中の 「ちゃら」
    親方たちとあちらこちらで庭をつくる。作庭にいそしむなかで
    恐ろしい陰謀が、植物の好きな人、庭が好きな人にはオススメですよ、まるで行間から庭が見えるようです。
    「季節の中で、風がいちばんうまいのは夏のはじめだ」
    新緑、緑があちこちで風にそよぐ、今の季節にあてはめれば
    5月でしょうか、 ちゃらや ちゃらを取り巻く人たちの真っ直ぐな、それでいて少しせつない物語です。
    何度読んでも飽きません。 オススメですよ

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    2018年06月13日
  • 藪医 ふらここ堂

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    三哲さんの、ギャップがいいんだろうなー

    江戸、遠い時代なようで、意外と近いから親近感がわく。
    祖父母も、ほんのり江戸言葉が残っていたし。
    だからか、なんとなく癒された。

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    2018年04月08日
  • 先生のお庭番

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    紫陽花が出てくるシーンが夢のような描写で素敵でした。普通では体験しない喜びと苦難の波乱の人生ですが、終盤になって穏やかな幸せを持てた主人公にほっとしました。

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    2018年03月31日
  • 阿蘭陀西鶴

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    朝井まかてさんの小説を読むのは初めて。本書は江戸初期の俳諧および草紙業界で大活躍した、井原西鶴の歴史小説である。
    解説によると、井原西鶴に関する資料はあまり残っていないようだが、著者はかなり調べたらしい。本小説は、井原西鶴の盲目の娘の視点で書かれていて、西鶴に実際にそのような娘がいたというのは史実だそうだ。
    西鶴は大阪に拠点を構え、派手な生活をしながら、俳句を次々と詠み、それがまず評価されていった。娘は家事、主に料理をして父やそれを取り巻く人々との交流を支える。西鶴がたまたま書いた、好色一代男が大ヒットし、西鶴は売れっ子小説家となる。
    江戸時代の町人を描いた歴史小説や時代小説はいくつか読んだが

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    2018年03月05日
  • 御松茸騒動

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    面白かったです。まさに、「御松茸騒動」でした。
    始めは、自分は有能だと周りを見下していた小四郎があまり好きではありませんでしたし、周りの三べえなどのキャラもちょっと…と思っていましたが、小四郎が御松茸同心に左遷されてからの奮闘に引き付けられました。
    松茸のことがあまりわからない時代に、松林を再生させるところから始めることは並大抵ではないです。小四郎の成長と、最後の決断が良かったです。
    ちょっと…と思いながら読んだのに、読後感は清々しいです。
    大殿の一言も素敵でした。大殿のお話も読んでみたいです。

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    2018年02月03日