朝井まかてのレビュー一覧

  • ちゃんちゃら

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    朝井まかてのデビュー2作目。
    江戸時代の植木職人の世界を描くという点では、1作目と共通しています。
    大名屋敷が集まっている江戸では、庭園づくりに熱が入り、庭園都市になっていたというのが面白く、言われてみればなるほど、と。

    江戸は千駄木町の「植辰」の親方に拾われた浮浪児のちゃら。名前もなかったが、ふとしたいきさつで「ちゃら」に。
    高いところを飛び回って逃げる浮浪児に辰蔵親方が笑いかけ、植木屋の仕事は空に近い「空仕事」だと言ったのだ。
    ひょうひょうとしているが、腕はいい親方と、兄弟子たち。
    親方の娘のお百合はまだ15だけど、男所帯をしっかり取り仕切っていて、ぽんぽんと威勢がいい。年齢の近いちゃら

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    2020年03月19日
  • ぬけまいる

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    非日常に飛び出したくなるよね!わかる!!!
    って共感しながら読んだ。
    今まで人生なんだったんだろうって思いながらも、培ってきたことに助けられてる。けしてムダじゃないんだよねどんなことも。
    江戸に帰った三人のその後が知りたいな。

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    2020年02月16日
  • 恋歌

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    初めて時代小説を読んだ
    今までこういったジャンルは苦手だと思って手を出せなかった
    次に本屋に行く時は朝井まかての書籍をチェックするようになるだろう

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    2026年02月04日
  • 最悪の将軍

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    最悪の将軍犬公方綱吉を文治の治世を行った将軍として捉えなおす時代小説。もともと話の展開、心をつかむ挿話の見事さなど筆力のある作家だが、災厄の世を治める権力者を描き切ろうと力が入っている。最後に「我に邪なし」と言い残したと書くあたりに作者の権力者像が買い切られていると感じた。

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    2020年02月02日
  • 福袋

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    Tさんのお勧め。

    江戸を舞台としていても、
    どったんばったん捕り物だったり、
    おどろおどろした、またひょろひょろした妖し物だったり。
    それはそれで良い話だったりするのだが、
    やはり人情物を忘れるわけにはいかない。

    ちょっと大人の江戸物。
    貧乏くさいお贔屓がついた役者、
    神田祭を差配することになった家主、
    やたらと大喰いの出戻り女、
    看板の文字を書く筆。

    一番好きだったのは「莫連あやめ」かな。
    流行らない古着屋の娘。
    着物やその着方を見ただけで、人となりがわかってしまうが、
    近頃兄に嫁できて、よく出来た義姉にちょっとひねている。
    そんなあやめが思いついた莫連流は、
    若い女の子が男物を粋に着

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    2020年01月28日
  • 最悪の将軍

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    徳川幕府の将軍で、評判の悪い筆頭に挙げられるのが「犬公方」と称される五代将軍綱吉だろう。
    その綱吉を主人公にした歴史長編。
    心ならずも将軍となった綱吉は、己の理想を実現せんと、「武」ではなく「文」で治める世の中にと、改革を断行する。
    赤穂浪士の討ち入りも、彼にしてみれば暴挙としか見做しえない。
    時代は大地震や富士山の噴火が相次ぎ、綱吉は民の安寧を一身に祈る。
    正室の信子は、「断じて、最悪の将軍にあらず」と断言する。彼女との仲睦まじい関係は、良き家庭人として、現代の理想の夫婦像にも匹敵。
    そんな綱吉の姿勢は、「我に邪無」という言葉に集約される。
    綱吉の死後、彼の政の評価について問う信子に対して、

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    2020年01月21日
  • 最悪の将軍

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    徳川綱吉、徳川五代将軍、生類憐みの令、犬公方……
    単語でしか知らなかった一人の将軍の生き様を見せてもらった。
    こんな人だったかもしれない、こんな人だったらいいなと思える。そして 側近の二人は仕事上の、妻 信子は心を支えてくれる強力な味方だったのだろう。
    特に 姑や側室にも気持ちを寄せながら夫との気持の繋がりを豊かにしている信子の在り様に惹かれた。

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    2019年12月16日
  • 福袋

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    江戸庶民の生活色々の短編集。
    江戸という時代に一所懸命生きている人達の生活が中々愛おしい。
    祭り、湯屋、長屋、古着屋などで起こる出来事は、人情にも包まれて温かい。
    大食い女の「福袋」、弾ける女の子のいる「晴れ湯」などなど楽しかった。

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    2019年11月24日
  • 残り者

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    オモシロかった。朝井まかてさんに間違いないなって感じで満足でした。
    女5人の立場や背景に引き込まれて楽しかった。

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    2019年11月08日
  • すかたん

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    ネタバレ

    再読だけど、面白かった。銀二貫とかを彷彿とさせるね。一生懸命農村を何とかしようとする若旦那に惚れちゃうよね。女ぐせ悪いけど。お家さんがとっても魅力的です。

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    2019年11月07日
  • 福袋

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    まかてさんらしい人情噺で面白かった。表題の福袋、弟がちょっといい気味(笑)。最後のひってんがちょっと切なくてなかなかよかったな。食べ物屋が出来たら、誰かと再会するかも。莫連あやめも面白かった。

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    2019年11月07日
  • 最悪の将軍

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    味わい深い名著。文治を貫く綱吉に、邪なところは何一つない。にもかかわらず、次々と起こる天災と悪評。静謐な文章が、世の理不尽さと人間の怖さを増幅して感じさせる。しかし、吉保の言葉にあるように、最後は歴史が評価する。そして、信子が、仔犬を飼いたがる子供達の姿に、綱吉の目指した真の憐みを見出だしたラストシーンに救いを得た。

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    2019年11月01日
  • すかたん

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    上方言葉がぽんぽん飛び出て、でっちや商人が出てきて、上方落語みたいだった。風景描写や年中行事、野菜のことなど、大阪通になれるくらい詳しく書いてあって、面白い。

    大阪に来たばっかりの他所の人とか、詳しくなりたい人とか、これを読んだらいいと思う。

    大阪の風情を書きたかったのかな、というところで、思っていたより恋愛要素は薄かった。商人としての生き方とか、主人公の自分を励ます言葉とか、さりげない言葉にはっとする、胸に刺さる書き味があって、この人の魅力だなあと思う。

    たんかきるところとか、主人公の亡き夫への気持ちとか、ここぞ、というところの聞かせ方がうまい。江戸時代の話だけど、夫婦や子ども、独り身

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    2019年11月15日
  • 藪医 ふらここ堂

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    ネタバレ

    2019/10/17
    スタートはめっちゃおもしろかったけど途中からメインが娘になってきて失速。
    もっと三哲さんの活躍が見たかったのに。

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    2019年10月17日
  • ぬけまいる

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    この作家さんは好きなので何冊か読んでますが、毎回楽しめています。今回もワクワクしながらあっという間に完読。

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    2019年09月09日
  • 残り者

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    江戸から明治へ時代が変わる、150年程も前の大奥が舞台。だけど、これだけ時が経ち、技術も科学も医学も、あらゆることが進化し、女性が働くことが当たり前になった今でも、変わらないことが多いんだなあと思った。
    女が集まるところで起こる、嫉妬・足の引っ張り合い(まあ、これは男世界での権力争いも同じことなのだろうけど)。男が起こす戦争に翻弄される女と子供。
    解説には、この本は「女の居場所の物語」「戦争と政治に居場所を奪われた女の物語」だと書いてあったけど、そうだなあと思う。そして、そう言う意味でも、今もこの時代も、女性にとって同じだな、と感じる。
    男性の中には、そんなことはないと思う人も多いと思うけど、

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    2019年09月01日
  • 福袋

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    阿蘭陀西鶴を楽しく読んだ後の短編集。この一冊もテンポよく読み進められる戯作。暮れ花火のおようのきっぷに惚れ込んでしまいました。かっこいい

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    2019年08月12日
  • 落陽(祥伝社文庫)

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    去年、NHKの明治神宮の森という番組や
    昆虫写真家の佐藤岳彦氏の 写真展
    「 明治神宮の森 」を見に行って、明治神宮の森の豊かさに驚いた。そこには何千、何百種もの昆虫や粘菌、きのこが存在していて、観て観たいと思った。しかも、原生林ではなく、全て人工林でできていると知って、この森の成り立ちにすごく興味を持った。明治神宮の森の成り立ちや、歴史をもっと知りたいと思っていた時に、平成から令和へ時代が移り変わり、そういえば明治天皇や大正天皇の時の代替わりはどんなだったか知らない、当然生まれていないからだけど、いろんなことが知りたくなってたときにこの本 落陽 に出会った。 明治天皇の人となりをうかがい知

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    2019年07月16日
  • 落陽(祥伝社文庫)

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    今読むべき、と言う帯の言葉通り
    時代を天皇という存在から描く

    明治から大正への移りかわりだが、現在にも十分通じる。

    天皇という存在をもう一度 いろいろな角度から考えてみたいと思う

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    2019年06月25日
  • 阿蘭陀西鶴

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    切ない。何がせつないってそりゃもう、父娘の実は…的な。
    やっぱり、言葉に言わないけど空気を読めって親子でも絶対分かり合えない。
    いっぱいスキンシップをしていっぱいコミュニケーションをとってほしい。ハグしたらいっぱいアドレナリンとオキシトシンが出るからそれが脳にも心にもとっても重要。今大好きな人を横目にみて、これを書き終わったらキスして大好きと言おうと思えた。

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    2019年06月23日