朝井まかてのレビュー一覧

  • 朝星夜星

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。読者タイムは、電車の中か、寝る前と決めているので、久々に早々にお布団に入る日々でした。

    大阪弁の表現は、田辺聖子さんのちょっとやさしくて、ちょっと色っぽいのが好きですが、朝井まかてさんのもいいですね。もちろん、長崎ことばも、よかったなぁ〜。

    歴史的な事件もあり、読み進むにつれて、物語は厚みをまして、どんどんパワーアップしていきます。
    亡くなっていく登場人物も、思いのほか多かったかな…でも、なにより、決してパーフェクトではない主人公ゆきの人柄が魅力的です。さらに、松竹梅トリオ、最高でした!!

    0
    2025年12月19日
  • 銀の猫

    Posted by ブクログ

    介護がテーマの時代小説
    実際の介護の厳しさまでは描いていませんね
    主人公の母親との関係や周りの人たちとの関係はとても良く描けていたと思う
    現代と違って介護をしてたほうが給料が良いってのは羨ましい
    現代は介護の給料なんてすずめの涙ですからね
    主人公の仕事ぶりからして指名されるのは不思議じゃない
    最後は母親へのわだかまりもなくなって
    めでたしめでたしのラスト
    時代小説としては読み応えのある1冊でした

    0
    2025年12月19日
  • どら蔵

    Posted by ブクログ

    どらちゃんがおもろい!!なぁんか言うてることテキトーやし、調子が良すぎて信用ならん。でもなぁんか憎めへん。時代もの始めて読めた。朝井まかてさんの他の作品も読みたい。

    0
    2025年12月13日
  • どら蔵

    Posted by ブクログ

    朝井さんの作品では、「銀の猫」や「すかたん」「ちゃんちゃら」以来、久しぶりの架空の人物によるフィクションものでした。

    相変わらず主人公の人物描写が面白い。本作の“どら蔵”こと寅蔵は、お調子者で口数が多く、失敗も重ねるけれど、玄人も舌を巻くような目利きの才能を併せ持つという魅力的なキャラクター。

    そんな“どらちゃん”が百戦錬磨の骨董商たちと丁々発止の勝負を展開する競りのシーンはまさに手に汗握る緊張感。何やら続編も描かれるのでは?と思わせるような粋な終わり方も小気味よい。

    0
    2025年12月09日
  • どら蔵

    Posted by ブクログ

    飄々としたお調子者のドラ息子「どら蔵」のおしゃべりに笑った。「道具商は金と権勢を持つお人ら相手の商いや。金がすべての世の中で、黄金色の泡を啜って回ってる。目利きや学識や度胸を看板にしたとて、所詮は幇間やないか」

    0
    2025年11月30日
  • ぬけまいる

    Posted by ブクログ

    朝井まかてさんの作品が好きで、続けて読んできました。この本は友人から紹介されて。3人の特徴は昔こんな仲間がいて、こんなやり取りしたな。そんな思いでどこか懐かしく面白がって読みました。内容もホームドラマ風に展開。作者の別の手腕を感じました。言葉の巧みさ、表現の豊かさ等、軽い作品なれど、やっぱり朝井まかては、朝井まかてです。

    0
    2025年11月26日
  • すかたん

    Posted by ブクログ

    気持ち良いラストまで、心地良い思いで読めた。
    仕事とは、働くとは、を考えさせられる。勧善懲悪の痛快さも美味しい料理も大満足。良い話だったなぁと余韻に浸れる。

    0
    2025年11月15日
  • 恋歌

    Posted by ブクログ

    朝井まかてさんのお話を読むのは2作目。

    実在する歌人の中島歌子さんを主人公にした物語。
    生来の純粋さを持ちながらも、時代に振り回されながら生きてきた彼女が、どうして歌人として生きることになったか。

    登世の物語に引き込まれて読み進めるなかで、知らず知らず緻密に張り巡らされていた一つ一つが一気に回収される最後に圧倒された。登世と以徳さまとを結びつけた歌のことと思っていたけれど、手記に書かれる最後の歌を読んだ時に、このタイトルがぐっときた。

    全て知った後に、また歌人として生きたパートも含めて改めて読み返したい。

    0
    2025年11月09日
  • どら蔵

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    上方で勘当された陽キャなボンの江戸での道具屋修行。
    主人公のどら蔵が気持ちのいい人物で、読んでると胸がスカっとした。
    最後の方は大塩平八郎の乱が描かれ、政治に翻弄される町人の姿に、現代を重ねる部分があったが、しっかりと身を立てて世間を渡るどら蔵に力をもらえる。すらすら読めて読後感もよき。

    0
    2025年11月03日
  • どら蔵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どら蔵

    著者:朝井まかて
    発行:2025年9月8日
    講談社
    初出:2023年3月~2025年2月新聞掲載(陸奥新報ほか)

    朝井まかてによる時代小説の新刊本。地方紙9紙に順次連載した作品。大阪は船場・北久太郎町にある道具商「松仙堂」の長男・松井寅蔵が主人公。舞台は主に江戸、時代は幕末に近い天保年間(主に1830年代)。寅蔵は船場・高麗橋にある骨董商「龍仙堂」で丁稚として修業の身だが、すでに18歳になっている。松仙堂は龍仙堂の別家筋で、何代か前がのれん分けされて開業した店。血のつながりがない「別家筋」。

    血のつながりがないので、何代を経ても家臣のごとき身分で、盆暮れには音物(いんもつ)を携え

    0
    2025年10月10日
  • どら蔵

    Posted by ブクログ

    2018年のニッポンのファンタジー『雲上雲下』を最後に、それ以降はずっと市井の人物を主人公にした歴史小説を書いてきた朝井さん。久しぶりのエンタメ系の長編時代小説です。
    大坂の道具商の放蕩息子の寅蔵(どら蔵)は、ひょんなことで奉公先に大損害を与えてしまって勘当されます。江戸に流れ着いたどら蔵は、自慢の目利き力を生かして骨董屋として一旗上げようと目論むも、拾ってくれた親方やその仲間、どら蔵が預けられた師匠も一癖も二癖もある連中で・・・。
    全6章。2章目当たりで「これは良い」と思ったのですが、その後はあまり盛り上がらず。次から次に登場するキャラクターの濃い登場人物たちを朝井さんが廻し損ねたのか、私が

    0
    2025年10月05日
  • 御松茸騒動

    Posted by ブクログ

    HCUで暇していたら、母が鞄に入れていた文庫を貸してくれた。初めて読む作家だったけど、面白くて一気に読み終わってしまった。
    どの人物もいいキャラクターで、読み終わるのが惜しかった。

    0
    2025年10月04日
  • 朝星夜星

    Posted by ブクログ

    中華街で今はない中華料理屋二代目の娘に生まれた。二代目のボンボン、中国人に嫁いだ日本人の母。昭和一大観光地に成長すり横浜の日々を重ねて読み終えた。

    0
    2025年10月01日
  • 白光

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     文明開化、下級武士の娘が絵画を学ぶ苦労が読み取れる。お雇い外国人の表と裏、「先進国」での日本人の扱われ方、日本での女性の地位など、さまざまなことが書かれている。

    0
    2025年09月21日
  • 残り者

    Posted by ブクログ

    あまりに平凡な感想になってしまうけれど、まず思い浮かぶのはやはり大奥版 黒書院の六兵衛かな。
    徳川家の家臣としての最後の矜持という芯は似ているけれど、行動や知識が非常制限されていたであろう当時の女性の限界と、その中でも力強く生きる姿がとても朝井作品らしいです。
    また、最後に維新後の様子が少しだけ入っていたのも、まるで外伝を読んでいるようで良かったです。

    0
    2025年09月20日
  • 落陽(祥伝社文庫)

    Posted by ブクログ

    明治神宮の創建をテーマにした本。杜や社殿をつくる話が中心かと思ったが、そうではなく日本人にとっての明治という時代とは何か、そして明治天皇や昭憲皇太后の人物像について迫るストーリーに引き込まれる。

    0
    2025年09月13日
  • 眩(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    葛飾北斎の娘、お栄(葛飾応為)が光を求めて生きていく物語。面白かった。


    「たとえ三流の玄人でも、一流の素人に勝る。なぜだかわかるか。こうして恥をしのぶからだ。己が満足できねぇもんでも、歯ぁ喰いしばって世間の目に晒す。やっちまったもんをつべこべ悔いる暇があったら、次の仕事にとっとと掛かりやがれ」
    オランダ商館の依頼で取り組んだ西洋画の出来に満足できていない弟子達に、親父どのがかけた言葉。一番印象に残っている。
    もともと北斎についてそんなに知識があるわけではなく、「変わった人」というくらいのイメージしかなかったが、読み進めるうちに絵や仕事に対する凄まじい情熱を感じて熱くなった。


    登場する絵

    0
    2025年09月08日
  • 眩(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    葛飾北斎という偉大な父であり師匠を持つお栄。
    波瀾万丈な人生の中で、筆を置くことはなく、ひたすらに描き続けた。絵そして己に向き合い、力強く歩む姿が目に浮かぶようでした。
    蔦屋とか西村屋の名前が出てくるのも熱い(べらぼう)歴史に関する小説も色々と読んでいきたいな。

    0
    2025年08月30日
  • 残り者

    Posted by ブクログ

    江戸城明け渡しにまつわる話で、読みやすく、こんなことがあったかもしれないなと思わせる話。大奥や、天璋院苦手意識があったが、その時代について興味がわいた。

    0
    2025年08月28日
  • 雲上雲下

    Posted by ブクログ

    日本昔話や民話が好きな方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

    解説では、朝井まかてさんが民話に独自のエッセンスを加えることに
    苦悩されたとありましたが、どれも面白く読ませていただきました。

    田畑が広がる風景や雲の上の神々の世界が、ありありと想像できました。
    もっと朝井まかてさんバージョンの昔話が読みたいです。

    解説の最後にあった中央公論文芸賞受賞時のコメントがとても良く、あたたかい気持ちになりました。

    0
    2025年08月20日