朝井まかてのレビュー一覧

  • 朝星夜星

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ボタニカを読んで
    頭で考えたりするミステリーや
    心が動かされてしまうほのぼの系や
    感動系の小説ではなく
    つらつらと文字と話だけを
    追いかけれる小説にはまってしまい、
    朝井先生のシリーズを手に取ってしまった。

    時代にもまれながら
    この人も一生を料理に支えた草尾丈吉さん。
    料理で日本を支え、そのうえ
    料理でたくさんの人を幸せにしてきた。

    妻のゆきも分からないながらも
    自分なりに夫と店を見事に支え、
    浮気にも肝の座った態度で受け流し
    さすがああああと
    ゆきをさらに好きになった。

    料理の描写も美味しそうで
    お料理系が好きな人は
    長いかもしれないけど
    ぜひ読んでみてほしいです

    0
    2023年10月25日
  • ボタニカ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    植物そのものにまた世間の人が
    触れておらず名前の知らない草花が
    たくさんあった時代。

    これは何という名前だろう
    この花とこの花は似ているから
    同じ系統の花かもしれない
    それをこの牧野富太郎を筆頭に
    日本の植物図鑑がどんどん
    華やかに埋め込まれていった。

    植物を愛し、植物に愛された人
    己の探求心を生涯一度も止めることなく
    ただただ生えている草花を愛で
    解明を続けた人。

    私たちが今、花の名前を知ることができるのも
    すべてこの方のおかげだろう。

    この人の研究の裏で
    妻や子供が少しだけ犠牲に
    なってしまったのではないかなと
    母の目線で思わずにいられなかった。

    0
    2023年10月25日
  • 類

    Posted by ブクログ

    中盤までなかなか読み進められず苦戦していましたが、類が困窮し、苦労し、人間味が増してからはスピードが急に加速。結論としてはとても面白かったです。

    結婚後、妻が老けたり、痩せたり太ったりするのは、夫の甲斐性のせい・・・ってことは逆も然り・・・

    いろいろ考えるところがありました。
    志げさん、好きです。茉莉さんも。美穂さんも。

    0
    2023年09月30日
  • 類

    Posted by ブクログ

    ああ、読み終わってしまった
    残りが少なくなるのを感じる度にあともう少しで終わってしまうと寂しくなった
    私は不勉強で、森鴎外氏も森類氏も詳しく知らない
    何となく、「椿姫」の人だったよなぁ位の知識だったため
    どんな人生だったのか、ネタバレもなく話しに入り込んでいった
    庭の描写では花が浮かび、食事の描写では色が浮かび
    パリの場面では一緒に歩いているような気さえした

    1人の青年の人生を読むというよりは
    近所で見ていた位の気持ち

    じっくりしっかりしみじみ読める一冊

    0
    2023年09月24日
  • 類

    Posted by ブクログ

    森鴎外の末子 類 を中心に、両親や兄姉が描かれる。雲の上の家族が少し近づいた感じ。
    今より”家”が重い時代、同じ家に生まれたいとは思わないなぁ私は。

    0
    2023年09月21日
  • グッドバイ

    Posted by ブクログ

    知人に薦めらめて初めて読む朝井まかてさんの作品。大浦慶の素敵な人生、幕末から明治の長崎での出来事、ワクワクしながら読み進みました、勘を磨け!の言葉は私にもビビッときた。他の作品も読みたい。

    0
    2023年09月19日
  • 類

    Posted by ブクログ

    森鴎外の家族のことは全く知りませんでした。父親の死後もお金には不自由なく生活していたのに戦争後は一転食うに困る困窮生活。こんな人もいたのかと驚き
    とともに晩年は苦労しながらも家族には恵まれてホッコリさせられる話でした。個性的な2人の姉の茉莉と杏奴の話も面白く、今度茉莉の本も読んでみたくなりました。

    0
    2023年09月18日
  • 類

    Posted by ブクログ

    なんだか先が気になって、読み進めてしまった。
    きっと、一人では生きてはいけないんじゃないかというくらい、頼りない主人公。
    でも不思議とどこかから手が差し伸べられて、手を引かれながら、歩んでいく感じ。
    類の考え方に「どうして〜」と歯痒く思いながらも、嫌な感じはなくついつい弟を見るような目で見守るように読んだ。
    どこまで史実に忠実なのかわからないけど、類の一番の幸運は、奥様の美穂さんと結婚して子宝に恵まれたことだろうなぁ、と思う。美穂さんはまさしく良妻賢母。自分も生まれの良いお嬢様のはずなのに、あの状況で家計をやりくりし(そもそもまともな収入ないのに…お金に無頓着な夫なのに…)家族に美味しいものを

    0
    2023年09月14日
  • 類

    Posted by ブクログ

    森鴎外のことなんて何も知らなかったから凄く面白かった。
    類ちゃんの気持ち凄くよく分かる。
    お茉莉さんとは仲が戻って良かった。
    2人の書いた本読みたいな。

    0
    2023年07月31日
  • 福袋

    Posted by ブクログ

    時代小説短編集。暗い話はない。

    ① ぞっこん
     付喪神の話
    ②千両役者
     なかなか売れない役者と贔屓の唐辛子屋の話。
     これから…!って時に話終わっちゃう。
     なんかちょっと物足りない。
    ③晴れ湯
     目まぐるしく働く湯屋の一人娘の話。
     店の切り盛りと事件と家族関係と、みたいな
     朝ドラ的な話。綺麗な終わり方で良い。
    ④莫連あやめ
     女たちのファッションを絡めた争いの話。
     友情ファッション家族関係…いくつかの話が
     並行で進むけどどれもちょっと物足りなさがある。
    ⑤福袋
     大食い故に離縁され出戻った姉と欲深い弟の話。
     たくさん食べつつグルメの姉の食べっぷり楽しい。
     最後は弟に罰が降るし

    0
    2023年07月28日
  • 輪舞曲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今より女性が真っ直ぐに夢を追うのが難しい時代に女優という道を選んだ蘭奢と彼女を取り巻く男達の物語。
    世間の目も生活も厳しかったろうに、自分の才を信じて母や妻という肩書きを捨てた蘭奢のなんて強いこと、他の女性にはない輝きを持ってたからこそ、蘭奢と同じように才能や高い志を持った男達が彼女に惹かれていったんだろうなぁ。
    かなり脚色は加えられてると思うけど、かつての日本にこんな凛々しく強い生き方をしていた女性がいたのかという驚きとそれにも関わらず知名度が決して高いわけじゃないという驚き。
    個人的に夢声(敏雄)と蘭奢(繁)の関係性が1番すき。

    0
    2023年07月17日
  • ちゃんちゃら

    Posted by ブクログ

    朝井さんの植物が関係する時代小説は、唯一無二の作風でどれも面白い。
    本書もかつての庭師の仕事振りが垣間見えるだけでも充分興味深いのに、そこに穴太衆の苦悩や作庭の形式主義に対する風刺など彼女なりの見解も含んでいて、更に人情まで入っているのだから面白くないはずかないです。

    0
    2023年06月30日
  • 阿蘭陀西鶴

    Posted by ブクログ

    小学校の歴史でしか知らなかった「井原西鶴」という人物像を深く知ることができた。娘のあおいの視点で書いているのもよかった。西鶴がどのように生きてきたのかということと、親娘愛という異なった方面から楽しめる本だった。

    0
    2023年06月18日
  • 輪舞曲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    Nからの招待状/丸髷の細君/イジャラン/茉莉花/
    焦土の貴婦人/逆光線/手紙/桜の枝の面影
    後の記――あとがきにかえて

    伊澤蘭奢 四人の男たちを通して見る彼女はそれぞれに違う。それが一人の女の複雑さを見せる。
    女優でなくても、誰に対しても同じ面しか見せてない人は滅多にいない気がする。相手が変われば自分も変わる、きっと

    0
    2023年06月12日
  • 決戦!忠臣蔵

    Posted by ブクログ

    結局、真相は、藪の中。なぜ浅野内匠頭は、吉良上野介に斬りかかったのか。ここまで資料が何も出てこない事件も珍しい。

    諸田玲子の「与五郎の妻」が特に良かった。泣けた。

    0
    2023年06月04日
  • 悪玉伝

    Posted by ブクログ

    大坂の商家の後継ぎ問題に大坂町奉行だけでなく幕府の中枢まで関与するなんて壮大なフィクションだなと思っていたら、後書によると詳細は別として大筋は史実だったのですね。
    銀を基準とした商人の町 大坂と金が流通する武家社会の江戸との間で発生する、両替差益による経済の浮沈を巡る攻防が興味深い。
    現代に生きる自分としては商人側を応援したくなりますが、幕府体制の安定が第一義である武家の理屈も理解できます。
    そんな中で、大岡越前守が裁きの名手としてではなく、苦悩する役人として描かれているところも良かった。
    司馬遼太郎賞受賞に納得です。

    0
    2023年06月01日
  • 落花狼藉

    Posted by ブクログ

    吉原の西田屋の女将・花仍と、日本一の遊郭吉原の姿を描いた長編小説。鮮やかな筆致で遊女たちや吉原を創り上げた人たちの姿が描かれていて、歴史を学び直したくなった。
    歴史を学ぶことが今、そしてこれからを考える何よりのヒントになるんじゃないかなと思います。
    (歴史=暗記だと思ってしまってる学生、良い先生に出会って欲しいな、と、他人事みたいで申し訳ないけど、思います。。。)
    途中から本の感想とずれまくっちゃった!!

    0
    2023年05月07日
  • 最悪の将軍

    Posted by ブクログ

    犬公方などとあだ名される江戸の五代将軍徳川綱吉の話。
    何となく知られた人物を、意外な側面から違った評価をら加えて描く手法、大好きです。

    0
    2023年05月07日
  • 先生のお庭番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「らんまん」関連ということで。シーボルト先生のお庭番が主人公の物語。どちらかというと淡々と進んでいくんだけど、最後に大事件が・・・。あまり史実を知らなかったけど、真実はどうだったのかね。
    ラストシーンで登場した「日本植物誌」が、翌朝の「らんまん」に登場してびっくりしたわ!オタクサの絵がきれいでした。
    朝井まかてさんは初めて読んだけどなかなかいいね。他の作品も読んでみよう。

    0
    2023年05月07日
  • ちゃんちゃら

    Posted by ブクログ

    江戸時代の庭師の話。悪役が出てきて、勧善懲悪の期待が高まっていく。ところが終盤に身内が黒幕だったことが判明するというまさかの展開。勧善懲悪の爽快感が無くなったと思ったら、主人公・ちゃらが、、、ところが最後は、、、終盤は話が大きく動きます。面白かった。

    0
    2023年04月15日