朝井まかてのレビュー一覧

  • 雲上雲下

    Posted by ブクログ

    ミヒャエル・エンデさんの
    「はてしない物語」の中で、
    主人公のセバスチャンが、
    ある一冊の「物語」を読んでいくうちに、
    その物語の中に入り込んでしまって、
    あの愛嬌のあるファルコンと一緒に
    旅を続けていく中で、
    とてつもない経験と、
    とてつもない勇気を
    身につけていく…
    あのセバスチャンの「奇跡」の感覚が
    この「雲上雲下」を読みふけるうちに、
    自分自身に起きていることに
    感動してしまいました。
     なんと面白く
     なんと壮大な
     なんと身に沁みてくる
    おもしろき「物語」でありましょう!

    0
    2021年12月17日
  • 草々不一

    Posted by ブクログ

    久しぶりの時代小説&朝井まかて
    やっぱり朝井まかては良いなぁ。

    8編からなる短編集です。
    一話約60ページ…
    無駄な表現なく、読みやすく、笑いありのホロっと涙

    表題作の草々不一には泣かされました。

    長編もいいけど短編は上手さが際立ってます(^ ^)



    0
    2021年11月19日
  • 草々不一

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    朝井まかてさん、大好き(^^)

    短編集だったので、一編ずつ楽しみました。

    やはり彼女の作品はいい!

    0
    2021年11月08日
  • 御松茸騒動

    Posted by ブクログ

    秋ですね。

     茸のおいしい季節となりましたが、高級食材の松茸を庶民が口にするには、相当な覚悟が必要です。
     江戸中期の尾張藩でも事情は同じようで、藩の特産品として方々のお偉いさんにご進物するのですが、近年は不作続きで、全く足りません。足りない分はどうすのかといいますと、商人から買いつけます。ただであげるものを商人から買うのですから、お金はすべて持ち出し。ただの見栄のためだけに、莫大なお金をつぎ込むます。名古屋らしいといえばらしいのですが、藩の財政は悪化の一途。今の世なら財政破綻自治体入り確実です。さあ、ここで御松茸同心の出番です。

     その任についたのは江戸詰めの若き藩士、小四郎。優秀だが融

    0
    2021年10月26日
  • 草々不一

    Posted by ブクログ

    紛者/青雲/蓬莱/一汁五菜/
    妻の一分/落猿/春天/草々不一

    信次郎の心、真吾の想い、波津の愛、伊織の料理、りくの心意気、野口の返答、芙希の望み、忠左衛門の不一

    誰にも、語りつくしていない思いがある。それを思いやる人がいる。大事にしたいことだ

    0
    2021年10月18日
  • 悪玉伝

    Posted by ブクログ

    時の権力に叩き潰されそうになりながら、文字通り不撓不屈で挑む主人公。大団円とは言い切れない結末も、続きが読みたくなる一冊

    0
    2021年10月14日
  • すかたん

    Posted by ブクログ

    数々の問題に真剣に、しかも大胆に取り組んでいく2人の行動力に目を見張ります。そして清太郎と知里の心の揺れ具合にこれまた、どうなるんや⁉️と言う期待と不安が交差する。読後の清々しい気持ちと、ああ良かったと言う満足感が残る一冊です。

    0
    2021年08月29日
  • 悪玉伝

    Posted by ブクログ

    大坂豪商 辰巳屋の跡目争いが、大岡越前守、吉宗公を巻き込む騒動になっていく。

    さすが朝井まかて、一気に読んでしまった。
    時代小説の好きなところは、ストーリーも楽しめながら当時の文化や風習、経済など知らなかったことがわかるところ。

    主人公は木津屋吉兵衛の視点で進んでいくが、知らず知らず応援していたほどキャラクターが魅力的に描かれている。
    残り50ページになったとき、ここからどうやって挽回できるのか、するのか、とハラハラしてしまった。
    誰が悪玉なのか、捉え方によって異なる。

    大阪大学教授 高島先生の解説は本編を読んだ後に読むとよい。
    当時の金銀貨の価値、経済、裁きなどなど着目点がわかりやすく

    0
    2021年08月18日
  • 雲上雲下

    Posted by ブクログ

    知ってる話や知らない話。昔話を、朝井まかて流に語りなおした作品なんだな……と思って読み進めていったら、やがて、「物語とは何か」という壮大なテーマに流れ着き、満腹になった。ただのほっこり系連作短編集かと思いきや、大満足だった。

    0
    2021年07月03日
  • 眩(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     葛飾北斎の娘、お栄。絵を描くことが好きだが「北斎の娘」という肩書きが重い…しかし、あまりに偉大な父の影響を受けながら自分も絵師となり、父に負けない、いい絵を描こう…だが…父にはかなわない………と、もがくお栄。
    兄弟子への恋情、納得のいく作品が描けないことへの苛立ち、借金の尻拭い…

    地べたにはいつくばり、形のないものを形にしていく地道な生業に、身も心も捧げる…。

    眩しく、愛おしい話です。

    0
    2021年03月10日
  • ちゃんちゃら

    Posted by ブクログ

    父が引っ越しの手伝いに行って
    本をたくさんもらってきた中にあって
    適当に手にして読みはじめたけど
    出会ってよかった

    朝井まかてさん 初めてだったので
    他の作品も読みたいと思える
    作家さんに偶然みたいに出会えて嬉しいです

    日本庭園 見に行こうと思った

    0
    2021年03月06日
  • 眩(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    楽しかったー。

    葛飾応為こと、お栄の半生。百日紅は嫁ぐ前の話だったが、こちらは離縁したあとのお話。

    数少ない(よく知らないけど)史実から、ここまで人物像を描けるなんて。

    お栄は、しっかりと自分の絵の仕事に向き合う。口うるさい母親、介護、とんでもない甥っ子、恋心。心が乱れそうになっても、仕事と向き合う。現代の女性となんら変わりはない。かっこいいなあ。

    そしてお栄を通して伝わる、画狂老人の偉大さよ。

    北斎美術館にお栄の痕跡をさがしいにいこうかな。
    まかてファンになりそうです。

    0
    2021年02月27日
  • 御松茸騒動

    Posted by ブクログ

    面白かった!

    社会の理不尽や人間関係の摩擦といった、どことなく現代的な要素が盛り込まれた時代小説。

    石の上にも3年とはよく言ったもの。
    エリート意識が鼻に付く若造だった小四郎の成長振りが読んでいてとても快いし最後の大逆転には大変スカッとする。
    ほんとうに素晴らしい読後感。

    ちなみに松茸同心というのは史実なのだろうか…?実際、岐阜県は松茸の名産地らしいのでこういったこともあったのかもしれないな、なんて思ったり。


    1刷
    2021.1.30

    0
    2021年01月31日
  • ぬけまいる

    Posted by ブクログ

    恋、仕事、子育て、生き方と、どの時代でも悩みは同じなんだなー、と思わせてくれるお話でした。
    猪鹿蝶の3人がお互いに何かしら羨ましくも尊敬しあってるのがすごく伝わってきて、とても読みやすかったです。同じ女性として、共感して泣けるし、笑えるところもあって一気読みしてしまいました(^^)

    0
    2021年01月11日
  • すかたん

    Posted by ブクログ

    まかてさんの浪花もの
    デビュー三作目の長編とは思えないストーリー。
    この作者に共通する話のテンポが個人的には好きです。

    0
    2020年09月18日
  • 阿蘭陀西鶴

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    井原西鶴と盲目の娘おあいの物語。
    あー、こういう親父いるわ、と思いながら、嫌でたまらなくても、その親の面倒を見るのはおあい。
    俳人でありながら、俳句ではなく草子ものが当たってしまい、その間に天才芭蕉が西鶴の先をいってしまう。
    巻き込まれる娘はたまらないよなぁと思いながら、それでも私もあおいと同じ事をするのだろうと思う。
    切なくて、あったかくて、最後に泣かされなんて、もう朝井まかてさんはずるい(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

    0
    2020年08月21日
  • ちゃんちゃら

    Posted by ブクログ

    朝井まかての本を初めて読んだ。心地よい。次はデビュー作から順に読んでみたいなと思った。

    「季節の中で風がいちばんうまいのは、夏の初めだ。」という文章で物語は始まる。これは題名にあるちゃんちゃらが口癖のちゃらの言葉。浮浪児だった彼は庭師辰蔵に声かけられ、庭師としての修行、腕をあげていく。序章から第一章に入り心惹かれる施主の娘の言葉としても「風がいちばんおいしいのは夏なのよ。」があり、終章 ちゃらが亡き後、辰蔵の娘お百合が「季節の中で風がいちばんうまいのは、夏の初めだ。」と石積みの階段を駆け上がるという情景描写がある。
    序章 緑摘み、第一章 千両の庭、第二章 南蛮好みの庭、第三章 古里の庭、第四

    0
    2020年08月12日
  • 落陽(祥伝社文庫)

    Posted by ブクログ

    明治という時代を生きた人々の気持ちを想像しながら読める作品でした。
    読み終えてから、冒頭部分を読み返しました。
    もう一度読みたいと思う作品。

    0
    2020年06月09日
  • 残り者

    Posted by ブクログ

    幕末、江戸城明け渡しの前夜

    大奥に残った5人の女性たち「残り者」
    彼女たちは何故残ったのか。

    大奥勤めという特殊な境遇なれど
    仕事に誇りを抱く女たち。
    江戸城を追われるくやしさ

    女たちの矜持が美しい

    0
    2020年06月03日
  • すかたん

    Posted by ブクログ

    朝井まかてデビュー三作目。
    江戸時代の大阪が舞台の、笑えて威勢のいい商家物です。描かれる業界は、植木屋から離れて、青物屋へ。

    大坂城へ赴任した武士の夫と共に、知里は生まれ育った江戸から大坂へやってきました。
    ところが、頼みの夫が急死。
    食い詰めかけたが~ひょんなことから、青物問屋の老舗「河内屋」で働くことになります。
    それも、お家さん(女主人)の志乃に仕える上女中として、びしびししごかれることに。
    仕事を紹介してくれた若だんな・清太郎は、家にろくに寄り付きもしない道楽息子という噂。
    しかし、野菜にかけては真剣で、農家にも熱心に顔を出している。

    さまざまなトラブルに一緒になって奔走し、河内屋

    0
    2020年05月31日