朝井まかてのレビュー一覧
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数々の問題に真剣に、しかも大胆に取り組んでいく2人の行動力に目を見張ります。そして清太郎と知里の心の揺れ具合にこれまた、どうなるんや⁉️と言う期待と不安が交差する。読後の清々しい気持ちと、ああ良かったと言う満足感が残る一冊です。Posted by ブクログ
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知ってる話や知らない話。昔話を、朝井まかて流に語りなおした作品なんだな……と思って読み進めていったら、やがて、「物語とは何か」という壮大なテーマに流れ着き、満腹になった。ただのほっこり系連作短編集かと思いきや、大満足だった。Posted by ブクログ
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父が引っ越しの手伝いに行って
本をたくさんもらってきた中にあって
適当に手にして読みはじめたけど
出会ってよかった
朝井まかてさん 初めてだったので
他の作品も読みたいと思える
作家さんに偶然みたいに出会えて嬉しいです
日本庭園 見に行こうと思った
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「介抱人」として身も心も削りながら働く主人公のお咲。
心底ウンザリする、だらしのない母親との暮らしを支えるために誠心誠意、老人たちのために尽くす
江戸の人たちの人情たっぷりの作品。Posted by ブクログ -
恋、仕事、子育て、生き方と、どの時代でも悩みは同じなんだなー、と思わせてくれるお話でした。
猪鹿蝶の3人がお互いに何かしら羨ましくも尊敬しあってるのがすごく伝わってきて、とても読みやすかったです。同じ女性として、共感して泣けるし、笑えるところもあって一気読みしてしまいました(^^)Posted by ブクログ -
江戸時代の介護のお話。当時は長男が親の世話を最後までみるから家督を譲られるということを知った。お金持ちは介護を今でいうヘルパーさんに頼み、彼女がやさしく対処するなかでのお話。人に優しくできる人は何らかの痛みを知っている人だということも描かれている。Posted by ブクログ
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幕末、江戸城明け渡しの前夜
大奥に残った5人の女性たち「残り者」
彼女たちは何故残ったのか。
大奥勤めという特殊な境遇なれど
仕事に誇りを抱く女たち。
江戸城を追われるくやしさ
女たちの矜持が美しいPosted by ブクログ