【感想・ネタバレ】恋歌 のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年01月25日

自分の人生の中で、この本に出会えて良かったと思えた1冊。
恋する女性の強さというものを感じた。

主人公中島歌子の結婚、つかの間の新婚生活、牢獄での生活、その後の奔放な人生。
そんな節目に出てくる和歌がすごく印象的で、この限られた文字数の中にこんなにも情感溢れる想いを込めることができる和歌というもの...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年08月04日

幕末で世の中のアタリマエに関して力が強かった時代だからこそ、そこでもがき苦しむ人の姿がより胸を打った。

志に死ぬ(開国派を討って自害とか)ことが是とされている中で、身近な人含めて本当に色んな人が亡くなっていく時代に巻き込まれていく。その中でも町人の彼女はその武士の志が全く理解できないという葛藤を持...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年07月21日

樋口一葉の師である中島歌子の知られざる半生。一途な恋を成就させ嫁いだ先は尊王攘夷の急先鋒、水戸藩の天狗党の志士。ゴリゴリの親藩大名の元で、攘夷派と佐幕派の対立が激化し、桜田門外の変を経て、藩主の気まぐれで攘夷派は粛清される。皆投獄され、獄死や処刑は家族にも及ぶ。これを生き抜き明治の世に生きる歌子が、...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年06月02日

読み始めは、とっかかりずらく、またにしようと思ったが、読み続けるほど引き込まれていった。情景の描写が上手くて、まるでそこに居るようであった。水戸藩の内情が理解できた。歴史が変わる時は残酷である。

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Posted by ブクログ 2019年02月20日

命がけで歌を詠む時代があったんだ…。

『辞世の句』というのは聞いたことあったけど。
こんなにも命をかけて、胸が張り裂ける思いで詠んだ人々がいたのですね。
他にはどこにもない、静かに燃えるような31文字が並んでいます。

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Posted by ブクログ 2019年01月22日

この小説を読むのをずっとスルーしていた、なぜかというと、幕末の歴史 が盛り込まれていて重過ぎる、そして、水戸藩州の歴史知らなくて知るのが怖かったから。でも読んでみて良かったとやはり思った。朝井まかてさんの読ませる力がぐいぐいのめり込ませてくれた。

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Posted by ブクログ 2019年01月12日

これは面白かった!歴史小説は苦手だけど、これは一気に読めた。どこまでが事実なのだろう。構成が絶妙で、文体も綺麗。何より、登場する女性たちの芯の強さと気高さがとてもかっこいい。だらしなく生きてる私には、背筋を正される思い。朝井まかてさんの他の作品も読んでみたいと思う。

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Posted by ブクログ 2018年03月06日

非常に読み応えのある作品。これほどの小説と知らずに読んだため、いたく感動した。深くて濃厚な時代恋愛小説を読みたい人におすすめ。

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Posted by ブクログ 2017年12月31日

(オーディオブックにて)
読み始めはあまり期待していなかった。歌人をテーマにした明治時代の小説と感じたから。
ところが時代が江戸末期の水戸藩に飛んだ瞬間、惹きつけられた。
そして起こる藩内の対立。その犠牲になる女たち。グイグイ引き込まれて最後に驚きの事実。
そんなことが実際に水戸藩で起こっていたこと...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年11月01日

幕末に水戸へ嫁いだ歌人・中島歌子の話。

前半は町人から武士の元へ嫁ぐことになって、相思相愛が叶って良かったねぇ、と微笑ましく読んでいたけど、後半から重い史実が迫ってくる。

水戸藩が貧乏過ぎることや、幕末にこんな悲惨な内紛をしていたことを知らなかった。
志があれば命を落としても構わない、という古い...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年08月19日

「恋することを教えたのはあなたなのだから、どうかお願いです、忘れ方も教えてください。」
己の心を命懸けで三十一文字の歌に注ぎ込む中島歌子の半生。

幕末から明治にかけて全力疾走した登世(のちの中島歌子)。
幕末における水戸藩の内紛や尊王攘夷等について、色々思うところもある。
しかしなんと言っても、ど...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年12月06日

私のひいおばあさんは明治生まれなのだけど、この幕末の激動を読むと、明治生まれもひよっ子、と言われても仕方ない。私たちなんて、ひよ子以下だわ…
見た目やうわべは柔らかく、芯は強い女性になりたいと思った。それには、志を決めなくては。私の志、何だろう。。

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Posted by ブクログ 2016年08月14日

朝井まかてさんの水戸天狗党の乱を背景にした歴史小説。
幕末時代、何かつながりが感じられずポツンとした印象ばかりで、どんな事件だったのかよく知らなかった天狗党の乱。そういえば小説で取り上げられることも少ないですね。
この本を読んでようやく判りました。御三家の一つ水戸徳川家で起きた尊王攘夷。薩長(土肥)...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年07月28日

歌詠みの女性の恋物語。
と、タイトルだけで想像して読み始めたが、
予想外に、壮大な物語であった。
幕末、維新の時代の流れの中で翻弄され、
その中でも、人を想う心を強く、大切にし、
しっかりと生き抜いた、だからこそ
歌に想いをこめられた主人公、登世。
登世が恋いこがれる以徳さまもさることながら
爺や、...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年07月09日

直木賞受賞作品らしいなぁと思った小説。
女性の目から見た、明治維新。それも水戸藩内紛という、全国レベル目線だとかなり目立たない事件を背景にしているという着眼点もそうだし、すれ違いの多い二人の切ない恋物語ってベタさも、主人公目線を基本に、どんでん返しは別の視線を用意しておいて、そこに語らせるという構成...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年09月29日

中島歌子の半生、甘い恋から一転幕末の動乱に巻き込まれ愛する人を失う激動の三年を描く。

まず、幕末の水戸藩という歴史に隠れがちな部分に焦点が当たっているという点に歴史好きとしては興味を掻き立てられた。後半で貞芳院が述べる通り、水戸藩と薩長土肥を比較すると「貧しさ」という点に目がいくのは事実。本作でも...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年08月15日

なるほど、たしかに密度がすごい、読み応えのある本だった。読むのに時間がかかった。世界観もよく、一気読みした。

節目節目に短歌は登場するのだけれど、思ったより短歌短歌してなかったな、どちらかというと、幕末~明治期の水戸藩の歴史が中心だったな、と思った。

女性はやっぱり共感度が高い作品なんじゃないだ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年01月01日

直木賞ということで初めて時代小説に挑戦。
結果、とてもとても面白かった。
解説にもあるように、読むのが辛くて苦しくてやりきれない。
本当にその通りで、日々生活していても心がこの小説の方を向いていた数日間。
小説としての面白さに加え、歌子先生の明治の若者に向けた言葉がそのまま現代にも通じているような気...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年10月19日

文学とかさほど詳しいわけではないのですが、直木賞受賞作の時代小説、しかも幕末の水戸藩というマニアックな設定だったので興味を惹かれて読んでみました。
読み始めたとたんに独特の語り口とスピード感にぐいぐい引き込まれ、あっという間に読み終わり、朝井さんの他の作品も読んでみたくなってしまいました。

樋口一...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年05月18日

樋口一葉の師として有名な歌人中島歌子の人生を書いた手記を、病床の歌子の弟子たちが読むことで、歌子の人生を辿っていく。
まさに壮絶な人生。歌子が歌に向かう気持ちの重さや熱さがどこから来たのか、病身でありながらどうして手記を書いたのか、歌子の残した遺言の意味などを、歌子の人生に重ねてみると、胸が熱くなる...続きを読む

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