朝井まかてのレビュー一覧

  • 藪医 ふらここ堂

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    薮医者、天野三哲。と堂々と帯に書かれてる程の面倒くさがりで一見適当な父親と娘のおゆん。プラス近所のお婆さんや幼なじみ、子供達と、皆個性豊かでてんやわんやしながらも、前半は時代物特有のほっこり感あり。

    ただそれだけでは終わらない。御乳持の話や当時の堕胎の事、おゆんの恋の話もあり、最初から最後まで飽きることなく読み終えた。

    「育ってくれてありがとう」
    「さあ、ようこそ」
    これだけで思い出し感動しちゃう好きな台詞。

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    2025年04月14日
  • 先生のお庭番

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    現存する熊吉と表示のある植物の標本は1827年にシーボルトが命じて作らせたらしい
    牧野富太郎は1862年に生まれた
    古くから日本にあった、本草学とは一線を画す植物学はシーボルトがもたらしたのだろうか
    そして集めた植物の管理は熊吉の仕事だったのだろうか

    作者の描く二人と彼らを取り巻く人々がいきいきと目の前で動いている
    さまざまな想いを抱いて

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    2025年03月29日
  • 朝星夜星

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    ネタバレ

    実在のモデルがいるのかな?歴史上の人物も出てきて面白かった。
    洋食を広めてホテルを作る、こんな時代があったんだな〜
    けど旦那さん浮気しまくりなのは、昔の実業家にはよくあることかもしれんががっかりだよ笑
    最後の方は出来事を順に説明していくように感じてしまった。

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    2025年03月27日
  • 青姫

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    最初は、ファンタジー要素ありのよくわからない感じで読み進めましたが、後半、引き込まれて最後は深いなぁで完結。浅井まかてさんの手法かな?米作りに詳しくなったというかその繊細な行程に頭が下がりました。今後、白米をありがたくいただきます

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    2025年03月26日
  • 青姫

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    時代小説は得意ではないけど、朝井まかてさんならと手に。
    牧野富太郎を描いた「ボタニカ」が面白かったからな…。

    久々のファンタジー小説。
    学生の頃きちんと国語と歴史を勉強していなかったので、わからない単語や漢字ばかりでなかなか進まない。こういう時、もう少しちゃんと勉強すべきだったな…と思う。(でもルビが頻発するので大丈夫でした笑)
    中盤までいけば後は勢いついてイッキ読み。

    青姫の郷という隠れた山郷にいる姫とその郷の秘密を廻る物語。
    「香君」や「レーエンデ国物語」がお好きな方は愉しめるはず。

    弥生時代以降、日本人は稲作を中心として生きてきた訳で、戦は米を育むことの出来る土地の奪い合い。
    青姫という隠れ郷で、なぜ米を作らずにいて、果たして作ることになったのか…
    戦闘場面もあり、ドキドキ感は十分味わえます。

    昔も今も政府は生命を育む作物を作る農家や酪農家に対してとんでもなく酷い扱いをしていると思う。
    田んぼを作り、米を育てることの大変さを実感をもって知らなかったので、この本から苦労を知り驚くばかり。
    難しい土地でも田んぼや畑、牧場にするために苦労して開墾し農業や酪農を営んできた先祖代々の農家の方々。その苦労を思うと、土地で採れた食べ物をいただくことがどれだけありがたいことかと思う。

    現代社会は息苦しいことばかり。
    でも日々が生きるか死ぬかの瀬戸際で生きていた頃に比べれば、
    温かい食事、暖かい布団、好きな本を好きなだけ読める毎日に感謝だ。



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    2025年03月17日
  • 青姫

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    面白かった。江戸時代初期の隠れ里の話。
    異界に迷い込んだ感じが、ちょっと千と千尋っぽいというか。そこでの暮らしぶりや稲作の成功とか、草の者なのか、どうなのかとか。戦闘シーンはハラハラしたし、一気に読めた。
    作者のいつもの伝記もの、歴史ものというよりはファンタジー要素が強いが、やっぱり読ませる文体で面白かった。

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    2025年03月16日
  • 阿蘭陀西鶴

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    ネタバレ

    おもしろかったよ。ところどころ、日本文学史?風俗史?みたいで読んでてダレる部分もあったけど。目の見えないおあいが上手にお料理したり、家事を切り盛りする様子は情景が目に浮かぶようでした。
    西鶴の不器用なおあいへの愛も微笑ましかった。
    いいパートナーにめぐりあってほしかったけど、そうはうまくいかないよね。

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    2025年03月14日
  • 眩(新潮文庫)

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    小布施の北斎美術館、高山鴻山記念館、岩松院、すみだ北斎美術館にも行った。結構知ってるつもりだったのに、お栄の人生を辿ると、もう一度足を運びたくなった。
    お栄の様に絵の具を自分で作るところから始めて描いていたら、そりゃぁ家事なんかしてる時間は無いに決まってる。それだけ没頭しなければ、あの肉筆画は描けない。この親子の物語は借金苦や、江戸の人情があって、更に葛飾北斎、応為を魅力的な存在にしている。
    この色は何から作ったのだろうかと思い巡らせながら、もう一度天井画など観てみたい。

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    2025年03月08日
  • 朝星夜星

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     現代日本へとつながる、幕末から明治、大正にかけて食で時代を開いた西洋料理店の隆盛を、主人の妻の目線から描いた一冊です。

     時代は江戸の幕末。唯一の外国との貿易の窓口であった出島を抱える長崎で、西洋料理屋『良林亭』が暖簾を掲げた。主人の丈吉は幼き頃から苦労をし、オランダ商船で働きながら料理修行をし、ついに得た己の店だった。そこに訪れるのは時代に志して世に名を遺す名士の面々。主人公のゆきは、料理を通じて、また食とその在り方を通じて、なにか大きなことを成し遂げようとしている夫の丈吉を支え、時にともに働き、時に表から退くことで目まぐるしい時代の潮流をともに過ごしていく。初めは長崎の自宅の客間から始まった西洋料理店は、『自遊亭』となり、『自由亭』となり、長崎から大阪に舞台を移してより大きく激しい変化に身を投じていく。

     ボリュームのある本のため、手を出すのを少しためらっていた本の一冊でした。しかし、本腰を入れて読むことができてよかったと、読み終わってタイムスリップから帰ってきたような心地で思っています。
     小さな店から料理屋に、外国人の泊まれるホテルに、食だけではなく会議や宴席が催せる場を提供できる店に、と信じられないスピードで店を大きくし、手足だけでも足りず背中に羽でも生えているかのごとく羽ばたいていく主人の丈吉を主人公とするのではなく、その妻のゆきが主人公というのもまた良いです。常識外れというか、けた外れの思考と能力と行動力を持った人物の日々を追うのはエキサイティングで面白いのですが、その本人が主人公だと、完全に他人事のようになってしまって感情移入が追い付かないことも多いものです。その点、今回の主人公は身長が高く、力自慢であること以外はさして取り柄もないような女性のゆきで、丈吉と結婚してからの生活風景など、おもわず笑みが浮かんでしまうようなやりとりも度々。ゆきの目から見る世界は面白く、目まぐるしく、主人の丈吉はとんでもない人で、振り落とされないようについていく様は読者を上手く物語の中に引き入れてくれます。

     作中、たくさんの人物が出てきます。時代を拓いた、今では偉人とされる人たちや、歴史の教科書で名前を暗記したり、漢字を書けるように練習をした人たちです。歴史の一環として、彼らの功績ややったこと、事が起きた年代だけを機械的に覚えていたものですが、その彼らもこの時代を生きて、食べて、飲んで、友と語らっていたのだと思うと、もう少し歴史にも違う興味が持てるような気がします。
     江戸の幕末、明治、大正。昔のこと、歴史上の時代だと無意識に考えてしまっていた時代が舞台ですが、年齢によってはこの時代全てで生きていた人がいるのだと改めて感じて、なんと変化に富んだ時代だったのだと新鮮な気持ちで読むことができました。
     古くて、新しい、自分にない思想を見せてもらった心地です。近代日本の歴史を、もっとたくさん勉強したくなりました。

     歴史に残った人々と時代背景を料理と共に味わうことのできる一冊でした。

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    2025年02月24日
  • すかたん

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    2012年の作品。昔から男女の組み合わせは東男と京女がよいといわれているが、この話は東女と難波男子の組み合わせ。文化の差異に本人の出自の違いも重なり、場面が次々と展開していき一気に読み進められた。江戸中期の設定でものの流通が問屋ー仲買で安定した供給を維持していた歴史が読み取れ、それに終盤で生産者と市場を結ぶ運搬業者「青田師」まで登場して、今につながる流通の仕組みを知ることができた。それにしても値上がりを期待して思惑買いをして流通が滞るところは今のコメ値上がりに通じるところだと思った。しっかりした時代考証とそんなことないでしょうというお話し部分と織り交ぜて朝井まかてさんのおもろい話でした。

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    2025年02月23日
  • 白光

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    知らなかった。こんな女の人が日本にいたなんて。
    朝井まかての本によく抱く感慨ではあるけれど、これは群を抜いていた。

    前半は痛快だ。
    ご一新直後の明治、「わたくしも開化致したく候」と書き置きを残して笠間から江戸まで歩き通す。連れ戻されても絵が描きたいという熱は冷めない。
    東京ではできたばかりの芸術大学を試験だけでもと受けて合格し、ついには通うことになる。
    やがて師を失い、友に誘われ教会に入り、ついにはそこからロシアへ留学する。

    ロシアでの日々は読むこちらも苦しかった。冬の暗さや寒さ、押し込められたような空気がりんをますます追い詰める。彼女の姿は青ざめ彷徨う宗教画の登場人物そのものだ。

    「聖像画は芸術であってはなりません」というオリガ姉の言葉は、りんだけでなく私にもショックだった。美術館でいわゆる宗教画を観てもなにも響いてこないと感じるのは、このあたりに理由があるような、と思い当たったからだ。
    しかし一方で、知人の芸術家が言っていた言葉がよみがえる。「東南アジアとかインドの石窟寺院や遺跡のレリーフや仏像・神像の無名性に惹かれる。個性が没した先の個性に興味がある」という主旨だった。
    若き頃のりんは、ロシアで学べると思った西欧画(ルネサンスのイタリア画)から遠ざけられて憤慨する。まずは型があってこそ、万人が見てその時々に彼・彼女らの心持ちを映すものであるべきで、そこに個人の思い入れや考えは邪魔である、という教えに気付けない。
    いや、彼女には夢と希望があったのだ。華やかで生き生きした、美しい絵画を描きたかった。その技術をモノにしたかった。それを言葉もわからず押さえつけられては、誰だって反発するだろう。
    この点ーーーなぜりんにじゅうぶんなロシア語教育を施してから発たせなかったのか、行きの船での仕打ちーーーについてはニコライ師の判断を疑う。

    最近世界史の教科書的なものを読んでいるので、プロテスタント、カトリック、正教会の考え方の違いやそれらが引き起こした国同士のあれこれに深く納得がいった。ニコライ師の考え方が正教の考え方だとするなら、正教は日本人向きだ。「沈黙」の宣教師たちとの考え方・感じ方の違いの大きさに驚く。かねてから「人は生まれながらに罪を背負っている」という考え方がどうにも腑に落ちなかったのだが、正教はそうはとらえておらず、性善説だというのも視界が明るくなるようだった。落語の人間感に通ずるところがある。

    歳を重ね、一度は放擲した聖像画に戻ってからのりんが、じわじわと信仰について、描くということについて腹落ちしていく過程が生々しい。
    芸術とはなんだろう、と考え込まされる。

    長生きしたりんが次々人を見送って、でも穏やかに郷里で暮らす姿にホッとする。ロシアという国の越し方にも思いを馳せた。地政的にも難しい国だ。

    大河か朝ドラになってもおかしくない、波瀾万丈な山下りんの人生であった。

    直後に読み始めた「猫の刻参り〜三島屋変調百物語」の冒頭、冨次郎がりんと同じようなことを言われるのでぶんぶん頷いてしまった。洋の東西を問わず、絵の習得の肝は同じらしい。

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    2025年02月20日
  • 青姫

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    独特の世界観で好き。

    今まで読んできた朝井まかてさんの感じとは違う雰囲気の本だったけれど、やっぱり登場人物がそれぞれ個性豊かで、魅力的。
    くすっとなる場面や驚きの展開もあり一気読みだった。

    杜宇と久四郎が久しぶりに晴れた空の下、晴れた、晴れたって言いながら田んぼへ走っって行く場面が印象的。

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    2025年02月06日
  • 銀の猫

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    江戸の介護の様子が描かれているけど、恥ずかしながら、私は江戸時代の江戸の人たちが長寿であるとか、倅が親の世話をするとか知らなかった。それが一番の驚きであったけれど、時代が変わっても、老後の介護を他人に任せることへの家族の抵抗や後ろめたさ、介護人を雇えない家族の苦労などは変わらないのだなと思うとちょっと苦しくもなった。
    作者の思いや主人公の思いなど共感することも多く、改めて良いものを描かれる朝井まかてさんだなと思う。
    「類」もお薦めです!

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    2025年01月24日
  • 落陽(祥伝社文庫)

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    やっぱり読んでよかった。読み進めていくうちにどんどんその時代に近づいていくような感覚が出てきて、登場人物たちがいまの時代を知ったらどんな感情を持つのだろうかと、、、たぶん想像を超えているのだろうな。
    激動の時代を支えてくれたのは神なんだろうなと思った。

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    2025年01月17日
  • 類

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    私だったら『頼むから働いて!』って言っちゃうな。

    当時の森家の生活が詳細に描かれてるのは圧巻。
    すごいリサーチをしたんだな…と感服。

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    2025年01月04日
  • 朝星夜星

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    歴史上の人物が現在を生きているかのような描き方で楽しめました
    ただ、長い。読み切るのに非常に時間かかってしまいました

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    2024年12月30日
  • 類

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    とにかくすごい。

    圧倒的な生々しさ。
    きっと、この小説を書くにあたって、ものすごく調査されたんだと思う。

    現代を生きる典型的な庶民の私としては、名家に生まれた末子とその家族の苦悩は理解を超えていて、時々、そうじゃないだろぉぉぉぅ・・・っっっ!と言いたくなる。

    大して共感できず、時にはイライラしながらも、この人たちがいったいどうして生きていくのか気になってしまって、ついつい付き合ううちに、最終ページまで来てしまった。

    他人の一生に、こんなにヤキモキとさせられるなんて、なんと恐ろしい作品・・・っ!笑

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    2024年12月25日
  • 朝星夜星

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    2024年7月に朝井まかて先生の『朝星夜星』を1ヶ月かけて読み終えました。この小説は、早朝から夜遅くまで働くという料理人の重労働を描きつつ、自分の好きなことに一生懸命になる姿を描いています。最初は少し心配でしたが、読み進めるうちに面白くなり、一気に読み終えました。ユーモアと感動が織り交ぜられており、笑ったり涙が出そうになったりしました。料理のレシピや晩年の認知症についての描写もあり、現代の問題にも触れています。
    舞台は幕末から明治維新。その偉人の活躍の話ではなく、ごく庶民の眼からみた話です。主人公の草野丈吉とその妻ユキのホテル創業の苦労が描かれ、丈吉は自分の命をかけて働く偉大な人で、日本の洋食の父と称されるにふさわしい人物です。丈吉夫妻は読み書きができなかったものの、行動力と記憶力、実践力で大成功を収めました。
    小説を読んで感じたのは、仕事は健康あってのものであり、一生懸命になることが重要だということです。また、目標を持ち、それに向かって努力する姿勢が大切だと感じました。草野丈吉が外国語の知識を実践で習得したことや、部下との関係をうまく築き、尊敬される人物であったことも印象的でした。ユキの性格にも親近感を覚え、夫婦の在り方や和を保つことの大切さを学びました。
    今後、朝井まかて先生の他の小説や陸奥宗光の作品も読みたいと思っています。また、草野丈吉の偉業を偲んで、長崎や大阪の地を訪れたいと考えています。

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    2024年12月23日
  • 残り者

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    ネタバレ

    江戸城明け渡し前夜、大奥に残った4人の女達。
    それぞれが、どのような生い立ちで、どんな思いで残ったのかが語られてゆく。
    そして維新後の彼女たちは・・・。

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    2024年12月05日
  • 御松茸騒動

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    松茸を幕政や交際に重用している尾張藩だが、近年不作に悩んでおり、辻褄合わせの不正が横行する中に自称秀才の江戸詰藩士が御松茸同心という奇妙な役職で国本に派遣され松茸産業の再生に挑むという話。
    言ってみれば江戸時代のお仕事小説で、内容はかなり面白いのですが、良い意味でよくもこんな馬鹿ばかしいテーマを思いついたもんだというのが最大の感想です。

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    2024年10月20日