朝井まかてのレビュー一覧
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2021年 第71回 芸術選奨文部科学大臣賞
2021年 第34回 柴田錬三郎賞
本日は森鷗外の誕生日。
文久2年1月19日、旧暦のままです。
誕生日当日は、文京区の森鷗外記念館が無料開館となります。今年は残念ですが、鷗外の旧居・観潮楼跡に建てられたこの文学館に行けませんでした。来月には伺う予定にしています。
今年は、その文学館が建てられた観潮楼で育った森鷗外の三男・類を描いた朝井まかてさんの『類』
この小説は、1911年(明治44年)に生まれ、1991年(平成2年)に亡くなるまでの森類の生涯を 本人の視点から描いた作品です。
時代と家と個人が重なり合うこの構成は、大河小説としてよいので -
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470頁の厚みに若干怯みましたが、読んで良かった!
軽快なストーリーに、骨董商の世界や様々な人間模様も面白かったです。
道具商の跡を継ぐはずがやらかしてしまい、骨董商の世界に足を踏み入れることになったどら蔵。
茶道具や生活用品など道具が好きで見る目はあるけど、態度や物言いが軽くて少々心配になる。
でも、このどら蔵、何か面白いことをしてくれそうな予感と期待感がずっとありました。
目まぐるしい展開で先が気になって仕方がない!
どら蔵の“心の声”に何度もクスリ、騙し騙されな展開も楽しい。
ブチブチ言いながらも何だかんだ真面目に目の前のことに頑張って取り組む姿が可愛いくもありました。
登場人物は -
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ネタバレどら蔵
著者:朝井まかて
発行:2025年9月8日
講談社
初出:2023年3月~2025年2月新聞掲載(陸奥新報ほか)
朝井まかてによる時代小説の新刊本。地方紙9紙に順次連載した作品。大阪は船場・北久太郎町にある道具商「松仙堂」の長男・松井寅蔵が主人公。舞台は主に江戸、時代は幕末に近い天保年間(主に1830年代)。寅蔵は船場・高麗橋にある骨董商「龍仙堂」で丁稚として修業の身だが、すでに18歳になっている。松仙堂は龍仙堂の別家筋で、何代か前がのれん分けされて開業した店。血のつながりがない「別家筋」。
血のつながりがないので、何代を経ても家臣のごとき身分で、盆暮れには音物(いんもつ)を携え -
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2018年のニッポンのファンタジー『雲上雲下』を最後に、それ以降はずっと市井の人物を主人公にした歴史小説を書いてきた朝井さん。久しぶりのエンタメ系の長編時代小説です。
大坂の道具商の放蕩息子の寅蔵(どら蔵)は、ひょんなことで奉公先に大損害を与えてしまって勘当されます。江戸に流れ着いたどら蔵は、自慢の目利き力を生かして骨董屋として一旗上げようと目論むも、拾ってくれた親方やその仲間、どら蔵が預けられた師匠も一癖も二癖もある連中で・・・。
全6章。2章目当たりで「これは良い」と思ったのですが、その後はあまり盛り上がらず。次から次に登場するキャラクターの濃い登場人物たちを朝井さんが廻し損ねたのか、私が