朝井まかてのレビュー一覧

  • どら蔵

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    道具商の放蕩息子どら蔵。大阪いられなくなり、江戸にほぼ無一文で向かうことになるという大ピンチ。それなのに、全く悲壮感がなく「どらちゃん、頑張れ〜!」という気持ちで読ませるところがすごい。
    お宝の競りのシーンも面白かった。本物か贋作か、目利きの骨董商達の攻防も臨場感があったし、本物かどうかより、心惹かれるのはどちらかという物の見方もいいなと思った。
    時代小説はどちらかというと苦手だけど、朝井まかてさんのものはやっぱり読みやすい。

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    2026年01月31日
  • 先生のお庭番

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    シーボルトについて詳しく知らず、こういう事をしてたのか。と思った。
    今は春では無いけれど、春なったら自然を見にいきたいと思った。シーボルトが、春はこれほどの色をもたないといったことが印象的だった。

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    2026年01月21日
  • 類

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    2021年 第71回 芸術選奨文部科学大臣賞
    2021年 第34回 柴田錬三郎賞

    本日は森鷗外の誕生日。
    文久2年1月19日、旧暦のままです。
    誕生日当日は、文京区の森鷗外記念館が無料開館となります。今年は残念ですが、鷗外の旧居・観潮楼跡に建てられたこの文学館に行けませんでした。来月には伺う予定にしています。

    今年は、その文学館が建てられた観潮楼で育った森鷗外の三男・類を描いた朝井まかてさんの『類』

    この小説は、1911年(明治44年)に生まれ、1991年(平成2年)に亡くなるまでの森類の生涯を 本人の視点から描いた作品です。
    時代と家と個人が重なり合うこの構成は、大河小説としてよいので

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    2026年01月19日
  • どら蔵

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    470頁の厚みに若干怯みましたが、読んで良かった!
    軽快なストーリーに、骨董商の世界や様々な人間模様も面白かったです。

    道具商の跡を継ぐはずがやらかしてしまい、骨董商の世界に足を踏み入れることになったどら蔵。
    茶道具や生活用品など道具が好きで見る目はあるけど、態度や物言いが軽くて少々心配になる。
    でも、このどら蔵、何か面白いことをしてくれそうな予感と期待感がずっとありました。

    目まぐるしい展開で先が気になって仕方がない!
    どら蔵の“心の声”に何度もクスリ、騙し騙されな展開も楽しい。
    ブチブチ言いながらも何だかんだ真面目に目の前のことに頑張って取り組む姿が可愛いくもありました。

    登場人物は

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    2026年01月18日
  • 秘密の花園

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    とても面白かった。
    大河ドラマ「べらぼう」に出てきた左の字がのちの曲亭馬琴と知り、読むに至ったのだけれども、「べらぼう」に登場したあの人この人も居り、脳内では彼らが群雄割拠した。
    里見八犬伝は映画で見たのみなので、改めて読んでみたい。

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    2026年01月07日
  • ぬけまいる

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    馬喰町の猪鹿蝶こと、アラサーのお以乃、お志花、お蝶が仕事も家庭も放り出し伊勢参りに出かける。
    その道中、次々とトラブルに巻き込まれるが、勧善懲悪の胸がスッとするような方法で解決していく。
    人情話、任侠物、そしてちょこっと胸キュンの恋話もあったりと、最後まで楽しく一気に読み終えました。

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    2025年12月23日
  • 朝星夜星

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    ネタバレ

    面白かった。読者タイムは、電車の中か、寝る前と決めているので、久々に早々にお布団に入る日々でした。

    大阪弁の表現は、田辺聖子さんのちょっとやさしくて、ちょっと色っぽいのが好きですが、朝井まかてさんのもいいですね。もちろん、長崎ことばも、よかったなぁ〜。

    歴史的な事件もあり、読み進むにつれて、物語は厚みをまして、どんどんパワーアップしていきます。
    亡くなっていく登場人物も、思いのほか多かったかな…でも、なにより、決してパーフェクトではない主人公ゆきの人柄が魅力的です。さらに、松竹梅トリオ、最高でした!!

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    2025年12月19日
  • 銀の猫

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    介護がテーマの時代小説
    実際の介護の厳しさまでは描いていませんね
    主人公の母親との関係や周りの人たちとの関係はとても良く描けていたと思う
    現代と違って介護をしてたほうが給料が良いってのは羨ましい
    現代は介護の給料なんてすずめの涙ですからね
    主人公の仕事ぶりからして指名されるのは不思議じゃない
    最後は母親へのわだかまりもなくなって
    めでたしめでたしのラスト
    時代小説としては読み応えのある1冊でした

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    2025年12月19日
  • どら蔵

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    どらちゃんがおもろい!!なぁんか言うてることテキトーやし、調子が良すぎて信用ならん。でもなぁんか憎めへん。時代もの始めて読めた。朝井まかてさんの他の作品も読みたい。

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    2025年12月13日
  • どら蔵

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    朝井さんの作品では、「銀の猫」や「すかたん」「ちゃんちゃら」以来、久しぶりの架空の人物によるフィクションものでした。

    相変わらず主人公の人物描写が面白い。本作の“どら蔵”こと寅蔵は、お調子者で口数が多く、失敗も重ねるけれど、玄人も舌を巻くような目利きの才能を併せ持つという魅力的なキャラクター。

    そんな“どらちゃん”が百戦錬磨の骨董商たちと丁々発止の勝負を展開する競りのシーンはまさに手に汗握る緊張感。何やら続編も描かれるのでは?と思わせるような粋な終わり方も小気味よい。

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    2025年12月09日
  • どら蔵

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    飄々としたお調子者のドラ息子「どら蔵」のおしゃべりに笑った。「道具商は金と権勢を持つお人ら相手の商いや。金がすべての世の中で、黄金色の泡を啜って回ってる。目利きや学識や度胸を看板にしたとて、所詮は幇間やないか」

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    2025年11月30日
  • ぬけまいる

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    朝井まかてさんの作品が好きで、続けて読んできました。この本は友人から紹介されて。3人の特徴は昔こんな仲間がいて、こんなやり取りしたな。そんな思いでどこか懐かしく面白がって読みました。内容もホームドラマ風に展開。作者の別の手腕を感じました。言葉の巧みさ、表現の豊かさ等、軽い作品なれど、やっぱり朝井まかては、朝井まかてです。

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    2025年11月26日
  • すかたん

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    気持ち良いラストまで、心地良い思いで読めた。
    仕事とは、働くとは、を考えさせられる。勧善懲悪の痛快さも美味しい料理も大満足。良い話だったなぁと余韻に浸れる。

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    2025年11月15日
  • 恋歌

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    朝井まかてさんのお話を読むのは2作目。

    実在する歌人の中島歌子さんを主人公にした物語。
    生来の純粋さを持ちながらも、時代に振り回されながら生きてきた彼女が、どうして歌人として生きることになったか。

    登世の物語に引き込まれて読み進めるなかで、知らず知らず緻密に張り巡らされていた一つ一つが一気に回収される最後に圧倒された。登世と以徳さまとを結びつけた歌のことと思っていたけれど、手記に書かれる最後の歌を読んだ時に、このタイトルがぐっときた。

    全て知った後に、また歌人として生きたパートも含めて改めて読み返したい。

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    2025年11月09日
  • どら蔵

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    面白かった!
    上方で勘当された陽キャなボンの江戸での道具屋修行。
    主人公のどら蔵が気持ちのいい人物で、読んでると胸がスカっとした。
    最後の方は大塩平八郎の乱が描かれ、政治に翻弄される町人の姿に、現代を重ねる部分があったが、しっかりと身を立てて世間を渡るどら蔵に力をもらえる。すらすら読めて読後感もよき。

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    2025年11月03日
  • どら蔵

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    ネタバレ

    どら蔵

    著者:朝井まかて
    発行:2025年9月8日
    講談社
    初出:2023年3月~2025年2月新聞掲載(陸奥新報ほか)

    朝井まかてによる時代小説の新刊本。地方紙9紙に順次連載した作品。大阪は船場・北久太郎町にある道具商「松仙堂」の長男・松井寅蔵が主人公。舞台は主に江戸、時代は幕末に近い天保年間(主に1830年代)。寅蔵は船場・高麗橋にある骨董商「龍仙堂」で丁稚として修業の身だが、すでに18歳になっている。松仙堂は龍仙堂の別家筋で、何代か前がのれん分けされて開業した店。血のつながりがない「別家筋」。

    血のつながりがないので、何代を経ても家臣のごとき身分で、盆暮れには音物(いんもつ)を携え

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    2025年10月10日
  • どら蔵

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    2018年のニッポンのファンタジー『雲上雲下』を最後に、それ以降はずっと市井の人物を主人公にした歴史小説を書いてきた朝井さん。久しぶりのエンタメ系の長編時代小説です。
    大坂の道具商の放蕩息子の寅蔵(どら蔵)は、ひょんなことで奉公先に大損害を与えてしまって勘当されます。江戸に流れ着いたどら蔵は、自慢の目利き力を生かして骨董屋として一旗上げようと目論むも、拾ってくれた親方やその仲間、どら蔵が預けられた師匠も一癖も二癖もある連中で・・・。
    全6章。2章目当たりで「これは良い」と思ったのですが、その後はあまり盛り上がらず。次から次に登場するキャラクターの濃い登場人物たちを朝井さんが廻し損ねたのか、私が

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    2025年10月05日
  • 御松茸騒動

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    HCUで暇していたら、母が鞄に入れていた文庫を貸してくれた。初めて読む作家だったけど、面白くて一気に読み終わってしまった。
    どの人物もいいキャラクターで、読み終わるのが惜しかった。

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    2025年10月04日
  • 朝星夜星

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    中華街で今はない中華料理屋二代目の娘に生まれた。二代目のボンボン、中国人に嫁いだ日本人の母。昭和一大観光地に成長すり横浜の日々を重ねて読み終えた。

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    2025年10月01日
  • 白光

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    ネタバレ

     文明開化、下級武士の娘が絵画を学ぶ苦労が読み取れる。お雇い外国人の表と裏、「先進国」での日本人の扱われ方、日本での女性の地位など、さまざまなことが書かれている。

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    2025年09月21日