朝井まかてのレビュー一覧

  • ちゃんちゃら

    Posted by ブクログ

    江戸の庭師の話。
    木や石や草を扱う庭師の仕事、江戸っ子の暮らし、とても楽しく読んでいたのだが、途中から黒雲が広がり、後半は物語の世界が変わってしまったような…
    個人的には、ちゃらが雑木を入れた古里の庭が良いなぁと思った。

    0
    2020年08月27日
  • 御松茸騒動

    Posted by ブクログ

    私が読んでるものの中では、ちょっと展開が渋かった。

    江戸時代中期?太平の世の、がちがちの武家社会の中。
    主人公は、頭でっかちで自分が優秀と自信満々、周りのやる気のなさに憤慨している、若い江戸詰尾張藩士。

    借金に苦しむ藩のために、自分がなんとかするんだ、と意気込んでいるのに、ひょんなことから左遷されて、生まれて初めて江戸を離れ、頼れる育ての母からも子離れされ、尾張の山中で松茸のために四苦八苦することになる、という話。

    世間知らずとはいえ、特に悪いことしてないのに、どんどん苦境に追いやられる主人公が不憫だけど、めげずに、なんとか松茸の生産量を増やしてやろうと、がんばるところがいいかな。でも、

    0
    2020年08月09日
  • 銀の猫

    購入済み

    老いと向き合う時代小説

    必死で生と向き合う江戸の人々や介抱という仕事をとおして、色々な生き様と出会う主人公。

    絶対に避けられない老いと死がテーマになっているけど、軽やかなタッチと個性的で前向きな登場人物たちで織りなされている物語は読むペースが落ちない。

    読んだ後、哀切とともに胸がほっこりする作品。

    0
    2020年07月22日
  • 落陽(祥伝社文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2020/7/3
    おちゃらけられない話なので仕方ないけど、真面目に淡々と進行してるから睡魔に襲われ進まなかった。
    それでも最後は感動的に終わるし、神宮の森見てみたいなぁとか京都のお墓、伏見桃山陵も行ってみようかなと思った。
    日本の神社、美しいよねぇ

    0
    2020年07月05日
  • 残り者

    Posted by ブクログ

    江戸城明け渡しの前夜、それぞれの思惑で場内に残る女性たちが5人。
    浅田次郎著『黒書院の六兵衛』を連想してしまうが、内容は全く別物。
    著者は、大奥の風習や作法など、さらにそこで働く女性たちを職業人と捉え、その仕事ぶりを、読者に紹介してくれる。
    それだけでも興味深いが、その5人がどのような行動をとるのかと、最後まで読ませてくれる。
    エピローグは、ホッとする気持ちのいい読後感となる。

    0
    2020年06月06日
  • 落陽(祥伝社文庫)

    Posted by ブクログ

    今まで読んだことがない種類の歴史小説だった。明治が終わり、大正の時代に生きる若者が明治という時代を考える作品。

     一番の感想は作者はこの時代に生きてきたのではないかと感じさせるほどのリアル感があったこと。銀座や新橋あたりは近代化の中心で華やかに、そして人々は洋装に身を包み、麦酒を飲み、政治を語る。一方で本作の中心にある明治神宮(神宮林)のある原宿、代々木は未だ荒野であるし、木場など下町が残るところは未だに和装の庶民が住んでいる。このコントラストが急進する近代日本を色濃く映し出し、作品自体に色合いを与えていると思う。

     そして、本題は明治神宮に祀る明治天皇とはどんな人物だったのか、ということ

    0
    2020年03月08日
  • 先生のお庭番

    Posted by ブクログ

    15歳の熊吉が雇われたのは
    長崎、出島の蘭医師シーボルトの薬草園。

    草木への深い愛
    阿蘭陀に日本の草木を送りたいというシーボルトのために
    工夫奮闘する熊吉

    やがて起こる長崎事件・・・

    日本ってやはり美しい国なのだなぁと。
    そして、この時期に今でいうカタログ販売があったのに驚き!

    0
    2019年12月18日
  • 残り者

    Posted by ブクログ

    時代が変わるのは当たり前だけど、江戸から明治が一番変化が大きかったのでは?
    自分のひいひいおばあさんたちは、もちろん会ったことはないのですが、それを経験したんだなぁとしみじみした。

    それぞれの想いが熱く書かれていて、それでいてさばさばしていて心地よかった。

    0
    2019年12月09日
  • 残り者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大奥という特殊な“家兼職場”でそれぞれの仕事に打ち込み、己の役割への誇りを強く胸に秘めて生きてきた五人の女たち。出身の違いやプライドのぶつかり合いもあるけれど、同じ「残り者」としての立場と各々の矜恃は身分の壁を越え、徐々に五人の心を近づけ結びつけてゆく。
    「人が集まれば、気の合う者も合わぬ者もいる。だが、互いの腕は認めていた。だからこそ甲斐があったのだ」の言葉に、年下から年上まで様々な年代の女性がひしめく職場でかつて働いていた頃が無性に懐かしくなり、互いを認め合う出会いの快感に胸が熱くなった。

    読後感が良いので感想は甘口。
    でも、読み進むのにかなり時間がかかってしまったことも事実。面白い!と

    0
    2019年09月09日
  • 残り者

    Posted by ブクログ

    これまでほぼ完璧に面白く読み進めたまかてさんだが、この作品は冗長だった。最初から終わりが予想できる展開で、その通り進んでいく。

    0
    2019年09月02日
  • すかたん

    Posted by ブクログ

    江戸詰め藩士だった夫がたった2年で急死
    大阪の青物問屋に女中奉公に出た知里。
    破天荒な若旦那に振り回されながらも
    次第に天下の台所の美味い物に目覚めていく

    ちゃきちゃきの江戸っ子の主人公が大阪の生活に
    悪態をつきながら馴染んでゆく様子が秀逸

    0
    2019年08月21日
  • ぬけまいる

    Posted by ブクログ

    権柄尽く。抜け詣る。楽なだけの事にどんな甲斐がある?楽しい事にやり甲斐はあるけどね。ちょこちょこ非常用漢字が出て来て読みにくい。江戸フィクション

    0
    2019年08月19日
  • 御松茸騒動

    Posted by ブクログ

    尾張藩の若き藩士・榊原小四郎は利発で学問にも優れ、出世をめざし職務に励んできた。
    しかし、才気をひけらかした態度が災いし上司に疎まれ、国もとの御松茸同心に左遷されてしまう。
    悄然として国に移る小四郎だったが、慣れない山歩き仕事に右往左往するばかり。
    果たして、小四郎の出世の夢はかなうのか。

    面白かったです。
    現代日本にも通じるお話なので、身近に感じられました。
    小四郎は生まれてこの方ずっと不況しか知らないのですが、周囲のオッサン達はかつて尾張に訪れたバブルが忘れられず、その話ばかり。
    私の周りにもこういうオッサンはまだいます笑。

    松茸の不作続きの要因を調べ収穫量を上げるというお仕事を拝命し

    0
    2025年02月24日
  • 藪医 ふらここ堂

    Posted by ブクログ

    最初は、ぐうたらな主人公の医者と引っ込み思案の娘の展開に、何度も途中で投げ出したくなった。半分を超えたあたりから、実はたいした医者である本領を発揮し始め、娘も自分の意思を伝え始める。最後は、ハッピーエンドで終わり、締めくくれた。

    0
    2019年01月24日
  • 藪医 ふらここ堂

    Posted by ブクログ

    「面倒臭ぇ」が口癖の藪医者 三哲。
    実はとんでもない名医?!
     
    突然降ってわいた「御典医」の話に
    すったもんだの大騒動

    江戸人情モノで、登場人物たちの暖かさが優しい。
    宮部みゆきテイストな作品

    0
    2019年01月12日
  • 御松茸騒動

    Posted by ブクログ

    自分を切れ者だと自負している
    19歳の尾張藩士、榊原小四郎
    上司に煙たがられ、「御松茸同心」へ左遷される

    わけもわからないまま、必死に奮闘する主人公の成長物語

    ひょうひょうとした亡父の友人たち「三べえ」の存在感(笑)


    時代小説ながら、現代とも通じるような作品

    0
    2018年11月01日
  • ぬけまいる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    娘時代は馬喰町の猪鹿蝶と呼ばれた一膳飯屋のお以乃、武家の嫁のお志花、小間物屋のお蝶ももうアラサー(三十路)。家庭のゴタゴタや恋愛のドロドロを振り捨てて3人で伊勢参りに出かける。その道中の笑いあり、しんみりありの物語。
    博打に強いお以乃が人生をかけた勝負
    芯が強く頑固で一途なお志花の初恋
    商売とイケメンに目がないお蝶の取引
    3者3様のキャラクターが際立っている

    0
    2018年10月23日
  • 藪医 ふらここ堂

    Posted by ブクログ

    新鮮味が物足りない感じがした。続編がありそうな展開だけど、そのときは手が伸びないかも。
    あらすじ(背表紙より)
    江戸は神田三河町の小児医・天野三哲は、「面倒臭ぇ」が口癖。朝寝坊はする、患者は待たせる、面倒になると逃げ出す、付いた渾名が「藪のふらここ堂」だ。ところがこの先生、見えないところで凄腕を発揮するらしい。三哲に振り回されながらも診療を手伝う娘のおゆん、弟子たち、ふらここ堂の面々の日常と騒動を描く!

    0
    2018年01月14日
  • すかたん

    Posted by ブクログ

    大阪商人に馴染みがないから序盤は読みにくかったけどどんどん引き込まれた
    二人の距離がだんだん近づくのが楽しいようなもどかしいような
    ラストはいい〆方だった
    志乃にはしてやられましたわー

    0
    2017年11月10日
  • 先生のお庭番

    Posted by ブクログ

    御庭番(時代劇に出て来る忍者じゃないよ)視点で描かれている。シーボルトの日本に居た頃を描いた伝記だった。殺伐とした時代劇に飽きた人には良いかも。あと割と大人向け伝記って実は種類が少ないのでコレは有りかなと。

    0
    2017年10月24日