朝井まかてのレビュー一覧

  • すかたん

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    うんうん、楽しい。

    時代小説ってのは痛快小説が多いのか(時代小説ビギナーです)、わかりやすくって読後スッとする。

    大阪の商いの様子がよくわかって、季節や行事事を大切に過ごしていたことを羨ましく思う。あと、なんとなく大阪ってケチ臭い(値切ってなんぼが浅ましい)イメージがあるんだけど、払拭されるような小気味の良さある。

    恋ばなありで今村翔吾さん言うように朝井まかてさんの女の時代小説いいわ。好き。

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    2023年12月04日
  • ぬけまいる

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    藤沢周平作品の次は、朝井まかて先生の作品にトライ。朝井さんなんて、今村翔吾先生の教養本触らなかったら一生知らなかったかも。時代小説って現代では使われていない独特の言い回しが沢山でてくる。勿論どれも知らない(なんなら初めて耳にする恥)なのでいちいち検索してはほーとかへーとかなってる。抜け参りとは、家族に黙ってふいっとお伊勢参りしちゃうこと。江戸時代に流行ってんですってよ。
    主人公は幼なじみアラサー三人娘。10代で子供生んじゃう時代だから完全なるオバサン扱い(笑)その三人の抜け参りのハラハラドキドキの珍道中、恋あり、博打ありの痛快小説だ。
    私時代小説いける口だわ、全然ハードル高くない!むしろ、AI

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    2023年11月25日
  • 類

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     偉大な父鴎外没後、森一家の半生を末っ子「類」の目線で描いた作品です。主人公の類は、日がな一日を思うままに過ごせればそれで良しの、いわゆるおぼっちゃま。苦しみは遠ざけ、すべき苦労は周りに任せ、ピンチになれば「鴎外」と書かれた印籠を掲げてその場を凌ぐ。生活が困窮すれど変わることのないこのスタイル。本人に一切の悪気無し。そんな穀潰しのダメ男を支え続ける妻と姉、そして子供たち。あぁ、なんという人生。なんと腹立たしい所業の数々。だが、正直羨ましい。
    検査入院した妻美穂との会話。病室で放つ美穂の言葉一つ一つが類の本質を的確に捉えて心を抉る。聞かされる方は逃げ場なくコーナーに追い詰められる。ノックアウト寸

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    2023年11月23日
  • ボタニカ

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    牧野富太郎をモデルにした小説。
    NHKのらんまんと、起こる事件などは変わらないがドラマはやっぱり主人公が、皆に愛されるようにえがかれていた。
    でも、この富太郎は、ちょっと難あり過ぎだなぁ
    近くにいたら大変だなぁ
    スエさん偉いなぁ〜良く添い遂げたなぁ

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    2023年11月16日
  • ボタニカ

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    ネタバレ

    挫折本
    植物学の父、牧野富太郎を題材にしていた。と、読みはじめて気がついた。牧野氏昔から本でよく読んでいたので、そちらのイメージが強く受け入れられなかった。
    植物に期待しすぎてしまった。

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    2023年11月16日
  • 銀の猫

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    朝井さんの本なので手に取りました。内容はさすがでしたが、介護の話はもう既にお腹いっぱいでした。とても面白そうな人たちが揃って登場していたので違うテーマだったら良かったのに。

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    2023年11月11日
  • 類

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    団子坂が徒歩圏内にあるので手に取った。

    森類さんの生き方にかなりモヤモヤして、奥様が「働いてくれ」と懇願するシーンではよく言った!と思うくらいだったのだけど、森類さんがクビになった出版社の同僚が言っていた、生きる時代が違ったのだ、という趣旨の一言になるほどとなった。
    明治時代は高等遊民と呼ばれる人がいたし、昭和の国民皆が貧しい時代に突入しなければ、森類さんはそのありのままの生き方で生計を立てることもできたのだろう。

    森鴎外が日露戦争から凱旋して、志げさんの元に会いに行くシーンはとてもロマンティックで印象的だった。

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    2023年10月28日
  • グッドバイ

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    202210/見事な傑作。ドラマで見てみたい。余談だけど、大浦慶といえば、漫画(高浜寛『ニュクスの角灯』)を思い出す。

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    2023年10月25日
  • ボタニカ

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    植物学の父、牧野富太郎の話。
    朝ドラらんまん面白かったし、と思って読んだらドラマとの違いにガッツリ殴られる。途中で一旦閉じ「私の知ってる綾ちゃん(猶さん)はいない、ドラマと現実は違う」と落ち着けてからまた読み始める。
    いやまぁそりゃ、現実(小説)はこうよな。酒と家が大好きで跡を継いで酒造りをしたいと気高く美しい綾ちゃんも万太郎と家族を思い気高く自分の選択で生きて行くスエちゃんも、ドラマの中よなぁと当然のことを思う。
    さて、実際の万太郎いや富太郎はどんな人物だったのか。予想以上の破天荒な人たらし、いやもう周りの人の立場になったら殴りたいとか思う時もあるんやけど、一途に草花を想う姿に絆されてしまう

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    2023年10月15日
  • グッドバイ

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    長崎の「あきない正伝」だ!
    油商家の女将で、幕末の動乱期
    外国に茶葉を売り込み富を築くも
    詐欺事件に巻き込まれて財も信用も失い
    それでも最後はまたひと花咲かせた
    剛気な大浦慶の一代記。
    朝ドラいけそうやん。

    慶も魅力的だけど
    彼女の意気に賛同してくれる
    船員テキストルや商人ヲルトや
    ガラバアといった異国の人々がまた
    なんとも魅力的です。
    あと、父親の代からの番頭さんが
    目の上のたんこぶ的な存在なのだけど
    後半、彼が店のことを大切に想い
    慶のことも考えていたことがわかって(T_T)

    昔読んだ漫画『ニュクスの角灯』にも
    大浦慶が出てたな〜。
    ああ、また長崎に行きたくなった。

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    2023年10月03日
  • 草々不一

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    時代小説短編集。武士達の様々な日常を描く。
    芸者のヒモだった浪人がある若い武士と出会った事で亡き兄の無念を思う。
    商家に丁稚奉公していた武家の三男坊が突然生家の跡継ぎとなる。小普請組の仕事とは。
    赤穂藩の国家老大石内蔵助の飼い犬となった犬が語る大石家の内実。
    大奥の料理人が密かに狙うものとは。
    様々な立場の武士達の物語。
    よく時代小説にでてくる武士達の仕事がどんなものかよくわかった。
    市井物とも剣豪物とも違う武士のお仕事話。

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    2023年09月19日
  • 朝星夜星

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    読書備忘録764号。
    ★★★。

    幕末から維新、明治にかけて、鎖国状態から一気に世界との外交に晒された日本。不平等条約のオンパレード。その外交を食で支えた男がいた。草野丈吉。
    日本初の洋食屋「自由亭」を長崎で開き、大阪に拠点を移し、レストラン、ホテルを開業し大きくしていった男。
    それを支えた偉人達。陸奥宗光、五代友厚、後藤象二郎、岩崎弥太郎。
    特にうちの企業グループの礎を作った弥太郎さま。
    土佐藩出身。国に期待し、裏切られ、だったら企業で世の中を動かしてやろう。どんだけ凄いの!あなた様は!息遣いが聞こえてくるような弥太郎さんを感じられたのは凄く嬉しかった。

    なので、どんだけワクワク感満点で、

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    2023年09月17日
  • 残り者

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    朝井マカテさんはいつも、以外な視点から歴史を表現してくださり、楽しいです。物語の前半はとても軽快で、まるで、現代のOLの会話のようでしたが、後半に進む打ちに、当時の女性たちの葛藤が見え、様々な事を深く考えさせられました。人間とは、何と愛すべき生き物か。何百年も前の女性たちも、現代と同じように、目の前の事に一喜一憂し、毎日を必死に生きていたのですね。

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    2023年09月11日
  • 恋歌

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    ネタバレ

    歌人中島歌子の話かと思いきや 幕末の水戸藩 天狗党の事が 詳細に描かれて それはそれで とても興味深く 時に辛く胸を締め付けられながらも 一気に読んでいました。

    そこここに 散りばめられた歌も 良くは分からないなりにも その時代の人の心が伝わるもので 歌の良さが沁みてきました。

    歌人としての中島歌子は 分かりませんが 水戸藩天狗党の妻として生きそして逝った人だったのかなと 一人の人を想い続けた気持ちの強い女性という印象でした。

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    2023年09月03日
  • 輪舞曲(新潮文庫)

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    大正時代を、時代を切り拓いた人の物語でした。
    朝井まかてさんは、私たちが知らなかった人たちの人生に焦点をあててくれて、本当にうれしい。
    牧野富太郎さんの物語も、読みたい。

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    2023年07月09日
  • 最悪の将軍

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    政策は全ての人を満足させない
    成りたくて成った訳じゃない将軍の地位、綱吉の政策の一つである庶民の為の「生類憐れみの令」は、その時代の庶民の習慣(犬食い)と背景(捨子、捨老親)から「生きるものへの憐れみ」がこの令の発信となった、とある。一方を立てればもう一方が立たず、誹謗中傷的な庶民への「憐れみ」の「逆説」が発信されたことも史実なのだ。現代、政治家の政策はどちらかというと政治家への特典よりが多く、国民の声を反映した政策が消え失せた、と感じる。

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    2023年06月08日
  • 輪舞曲(新潮文庫)

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    朝井氏の大正ロマンものである。
    女優・井澤蘭奢にまつわる短編集。大正ロマン味たっぷり。言葉遣いから各種読み方まで大正である。文体も大正。江戸モノの朝井氏に慣れている身としては、冒頭から挫折しかかったものの、そのうちに慣れるだろうとページを手繰っていったのである。活劇、演劇、当時の女性のありかたなど、どのページをめくっても大正の風をかんじられる作品である。
    あとは、いかに読者が文体に慣れ楽しめるかの技量にかかっているといえよう。
    大正ロマンがお好きな方にオススメである。

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    2023年06月03日
  • 輪舞曲(新潮文庫)

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    大正時代に活躍した実在の女優・伊藤蘭奢の生涯を四人の男達との関係を軸に描いた物語。帯にある『伝説の女優はなぜ死んだのか?』という惹句から、作中に蘭奢の視点が一切挿入されない作風を期待していたので、第四章で蘭奢自身が語り部となるのに些か拍子抜けした。当時の演劇界や社交界、出版業界の内情を知れる興味深い作品なのだが、彼女が伝説と呼ばれるに至った背景や経緯の書き込みが浅く、その魅力が今ひとつ掴めないまま。巻末のあとがきを読む限り、複雑な出自を持つ人物を物語る場合、その子孫である方への配慮も並大抵ではなさそうだ。

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    2023年05月29日
  • グッドバイ

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    ネタバレ

    本作は、長崎の三女傑の一人、茶葉商人の大浦慶を描いた歴史小説です(ちなみに残りの二人はシーボルトの娘で医師の楠本イネ、ロシア語を極めロシア人専用ホテルなどで繁盛した道永栄)。

    ・・・
    で、やはり人物がダントツに面白い。

    幕末に商家の一人娘として生まれたものの、祖父が跡継ぎたる父を見限り、孫の慶へ英才教育を施すという背景もあります。この慶が、落ち目の家業である油商ではなく、当時藩の直轄だったオランダとの交易にどうにかして食い込もうと奮闘します。

    ちなみに、お慶さん、驚きのどストレート発言が信条。

    せっかく婿をとったのに、数日で離縁したいと周囲に漏らす。それも、「これはダメな男」だとの勘。

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    2023年04月09日
  • 草々不一

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    短編集、妻の一分について
    視点が突拍子もない、その理由が気になる
    内容は赤穂浪士の裏話だが、恥ずかしい話
    浅野家が再興していたのしらなんだ(´・ω・`)

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    2023年03月31日