トルストイのレビュー一覧

  • 戦争と平和(四)

    Posted by ブクログ

    コロナで混乱する現実社会からの逃避?的に読み始めて、
    頭の中でパラレルワールドのように展開。
    あらためて感じる人間観の鋭さ。
    上が命じたとおりに人は動きはしない。
    民衆の動く方向に、司令官が合わせていく。

    欠点のない人間もいないし、
    欠点だけの人間もない。

    若いうちに読んで起きたい気もするけど
    40歳を越えて分かることもある。
    60歳くらいで再読したら。また発見がありそう。

    0
    2020年05月30日
  • 戦争と平和(三)

    Posted by ブクログ

    戦争も大詰め。名将が知略を尽くす戦争ではなく、
    個人間の殴り合いの延長にえるような、
    決して格好よくない戦争が描かれる。

    伏兵のために、兵を伏せる場所、
    事前準備の段階では確かにマヌケな
    場所に見えるかも。

    トルストイの歴史認識や、人物描写が
    冴え渡る1冊。

    0
    2020年05月17日
  • 人生論

    Posted by ブクログ

    『人生論』トルストイ メモ
    ◯内容整理
    ・「動物的個我」と「理性の法則」という考え方。動物的個我は、生命とは誕生から死までの期間である、その限られた生命の中で幸福は人生を達成しなければならない、みたいな考え方。目に見える(偽りの)生命。人間は目に見える人生こそが自分の人生という確信に陥ってしまった。
    →人間の幸福は、理性的意識の覚醒=動物的個我の幸福の否定によってはじまる。
    ・動物的個我における時間的、空間的条件は、真の生命に影響を与えない。(限られた人生の中でどう生きるか、みたいなことは、真の幸福には影響しない。真の幸福ではない)
    →理性への従属を通じて幸福を志向する力は、向上させる力であっ

    0
    2020年05月06日
  • 戦争と平和(一)

    Posted by ブクログ

    天然なヤツ、嫌味なヤツ、人生舐めているヤツ、
    ゾロゾロ出てくる登場人物。
    しかし、不思議に憎めない。
    それぞれが、自分の生を生きている印象を受ける。
    ちょっとした、仕草でキャラを描ききるのが
    文豪の筆力か。

    高尚な哲学的な展開を想像していたら
    生々しいまでに人間的。

    あと三冊も一息に読めそう。
    (ロシア人の名前は覚えにくく、誰だっけと思っても、
    勢いで読んで、「ああ、あいつか」と思い出すくらいで読むのがコツ?)

    0
    2020年05月03日
  • 戦争と平和1

    Posted by ブクログ

    実はこんなに面白かったのか。戦争を描いたひたすら暗く長ったらしい小説だと思い込んでおり、今まで未読であったが、全然印象が違った。第1巻は、前半は貴族たちの財産争いの「平和」な物語から、後半は「戦争」の話といった展開。登場人物が多いので、ノートを取りながら読み進めている。続刊が楽しみ。

    0
    2020年07月05日
  • 戦争と平和(一)

    Posted by ブクログ


    学生時代に読んでてよかった。
    夢中でトルストイにハマったのは正解

    今だと戦争と平和、アンナカレーニナ、
    復活とロシア文学にハマるほど
    エネルギーがないわ
    大作に挑戦するのは大切だ。
    心に今も残ってる。

    0
    2020年03月14日
  • 戦争と平和(三)

    購入済み

    どの頁を開いても楽しめる

     全巻を紙の本、解体してタブレットに入れたり、ブックライブから購入したりした。また、過去にテレビで放送された、「戦争と平和」の番組を録画したりした。
    どの頁を開いても、人物がまず生き生きと描写されていて、まるで映画を見ているようにも感じられる。
     長編なので、、また、人物の名前を覚えるのが大変だが、どの頁を開いても
    ストーリーを抜きにして楽しめる。

    0
    2019年10月27日
  • 戦争と平和(一)

    Posted by ブクログ

    アンナカレーニナが面白かったので、続けて手に取ったこの本。登場人物と人間関係が把握できるまで少し我慢が必要だが、その後はすっと話に入っていけた。後半はのめり込みすぎて、終わるのが勿体無い!という気持ちを久しぶりに味わった。大満足。

    0
    2019年10月13日
  • 人生論

    Posted by ブクログ

    パラグラフライティングで記述されているので、その見本になる。まず、その章での主張が提起され、それについての考察があり、章末には結論がある。そして、それは次章へ論理的に接続され、章を追うごとに次第に主張が強固なものとなっていく。
    理路整然と持論を展開していることに感心させられる。自分なりの注釈が書ける楽しみもある本をやっと見つけた。

    0
    2019年09月06日
  • イワン・イリッチの死

    Posted by ブクログ

    『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』といった大長編で有名なロシアの文豪トルストイだが、もしかすると晩年に書かれた本作こそが彼の最高傑作ではないかと疑いたくなるほどの名作である。
     短い作品である。文庫本にして100ページにも満たない。四冊にまたがる『戦争と平和』等の大長編と比較して、見劣りしないと言ったら嘘になるだろう。だがその中身は、トルストイの全キャリアが凝縮されているかのように濃くそして重い。
     とはいえ何かドラマチックな事件が起こるわけでもない。主人公イワン・イリイチという一介の役人が死ぬだけの話である。死ぬだけ? なるほど死は、三人称の死は日常茶飯事に過ぎない。しかし一人称の死は?

    0
    2019年07月10日
  • 戦争と平和 (五)

    Posted by ブクログ

    本巻では、ボロジノの戦いで戦略的撤退を敢行したロシア軍がさらにモスクワの街を捨てた状況が描かれる。
    ナポレオン軍がモスクワに侵攻した時、すでにモスクワはほとんど無人の街になっていた。
    ナポレオン軍は、そこで烏合の衆に成り果てる。

    目の前に無人となった美しい街がそのまま残っているのを目にしたナポレオン軍の兵士達は、略奪の限りを尽くす。

    その姿はもう、兵士ではなくただの略奪者だ。
    そこには将軍も一兵卒もなく、誰もが馬車を奪い、美しい家具を奪い、金目になる物を残らず強奪していく。人間の浅ましさをまざまざと見せつけられる。
    規律を失った組織の脆さ、脆弱さ。人間の弱さがこれでもかと描かれる。リーダー

    0
    2019年07月02日
  • 戦争と平和 (三)

    Posted by ブクログ

    本巻はついに恋愛小説編に突入!
    妻を亡くしたアンドレイ・ボルコンスキー公爵(31)とロストフ伯爵家の次女ナターシャ(16)との恋愛、そして同じくナターシャの兄のニコライといとこのソーニャ(18)との恋愛がメインで語られている。

    この時代の貴族の結婚というのは、財産目当てというか、いわゆる政略結婚が大きなウエイトを占めている。特に、貴族の男性にとっては持参金をたくさん持ってくる金持ちの貴族の娘と結婚することが一番の幸せだと言われていたんだね。

    ロストフ伯爵家は財政が火の車なので、長男のニコライにはぜひ金持ちの貴族の娘と結婚して欲しいと両親は思っているのだけど、当のニコライは無一文(これは言い

    0
    2019年06月14日
  • 戦争と平和 (二)

    Posted by ブクログ

    この2巻では、主要なキャラクター3名、ピエール、アレドレイ、ニコライにそれぞれ試練が訪れる。

    特に本書の後半で行われるアンドレイとピエールとの「人生の意味」ついての議論は本巻のクライマックスだ。

    アンドレイは、アウステリッツでのナポレオン軍との戦闘で重傷を負って帰郷、さらに追い打ちをかけるように出産時に最愛の妻リーザを亡くし、軍での出世も人生への希望も失ってしまう。一方、妻エレナとの関係の悪化により、人生に絶望していたピエールは、秘密結社フリーメーソン(!)に入会したことにより再び人生の希望を見いだしていた。

    この二人の議論は突き詰めれば「人生とは、善か悪か」ということであり、著者レフ・

    0
    2019年06月10日
  • 戦争と平和(一)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ナターシャピエールアンドざグレートコメットオブ1812」っていう、ものすごい長い、しかし戦争と平和のお話ですよーっていうアピールがすごいタイトルのミュージカルを、見るに当たって読まなきゃと思ったのだけど、まあ読み終わらない(T-T)初日が明け、観劇し、千秋楽が終わってようやくよみおわりました。

    トニー賞を取った?あれ?とってないか、ノミネートされたやつなんだけど、冒頭に登場人物紹介ソングがあって、その紹介ソングと、ナターシャが生田絵里香ちゃん、ピエールが井上芳雄さんという顔変換があってやっと読み終われたの。ありがとう井上芳雄様。

    だいたい、ロシア人、名前がややこしく、愛称が本名からはかけ

    0
    2019年02月01日
  • アンナ・カレーニナ 3

    Posted by ブクログ

    内容も面白いが最後の読書ガイドが素晴らしい
    長編だからついつい以前のエピソードの事を忘れてしまいそうだけどこれを読み事により全体を把握出来大きな流れを失わずにいられる。

    0
    2018年10月09日
  • イワン・イリッチの死

    Posted by ブクログ

    生きることの意味を考えさせられる書だ。
    人は生きるうえで指針というものがなければ、生きることはできない。
    だがしかし、その指針というものが知らずのうちに多くの人がもつ指針を自分ももってしまっているということが、
    人生においてはどれだけ辛辣なことか。
    ある一人の人間の死にゆく姿でみることができる。

    0
    2018年01月29日
  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

    Posted by ブクログ

    ●「イワン・イリイチの死」

    トルストイが死んだのは1910年。20世紀に入ってからである。

    シェイクスピアが活躍したのが1600年代で、日本でいえば江戸時代にあたる。にもかかわらず登場人物の言葉や行動が今のわれわれに強く訴えかけてくるのは驚くべきことで、ハムレットなどは、主人公が現代人であってもちっともおかしくない。それがシェイクスピアのすごさであり、普遍性なのだろう。

    ただシェイクスピアの戯曲の登場人物は、王様や王子や女王であることが多くて、これらの人々はわれわれの親類縁者にはあまりいない類の人々であるから普段どんな生活を送っていたかとなると、ほとんど知るところがない。別種の階級、別種

    0
    2017年12月04日
  • イワン・イリッチの死

    Posted by ブクログ

    ここにはトルストイの幾つものメッセージが込められています。まず自分が他人にした事はいずれ形を変えて自分にも返って来るという事。
    凡人が陥り勝ちな自分の欲望を最優先に追い続ける生き方をするといつか後悔する時がくるということ。人間はどんな状況でも生きている限り他人の為に出来ることがあるということ。死にたくないという本来の生存への執着ですら持つ事が本当ではないということ。自分の生活が法にかなって作法に外れてさえいなければ正しいわけではない。
    イワンはそれに気付くために病気になって苦しむ必要があったのだと思う。ただ生きるのではなくどう生きるかが大事なんだと思いました。
    素晴らしいです。何度も読み返して

    0
    2017年09月18日
  • 光あるうち光の中を歩め

    Posted by ブクログ

    世俗の人の意見も、パンフィリウスの話も優劣ではなく
    どちらも同じことを言っている。
    今の人生に誠実になれ、と。
    歩んできた道の中で神の仕事を担え

    0
    2017年01月07日
  • 戦争と平和 (六)

    Posted by ブクログ

    歴史に残る名作、大作の1つ。本当にそう。
    名作を読んだ時、今まで読んだ本の大部分がへぼく見えてしまう。

    読みこなすには一度ではすんなり入ってこない部分もあるけれど、登場人物の人間ドラマは生き生きと、戦争などはシーンが浮かぶように描写。

    死がたくさんあるけれど、最初は思いもかけなかった人たちが結びつく。

    『アンナ・カレーニナ』を読んだ時もそうだったけど、先が見えない大きな何かに包まれて生き、私たちはとても小さな存在でありながら今生きているという気持ちになる。

    エピローグ2では、権力の定義、必然性と自由について、トルストイの哲学的な歴史の考察が書かれていた。

    0
    2017年01月07日