トルストイのレビュー一覧

  • 戦争と平和(一)

    Posted by ブクログ


    学生時代に読んでてよかった。
    夢中でトルストイにハマったのは正解

    今だと戦争と平和、アンナカレーニナ、
    復活とロシア文学にハマるほど
    エネルギーがないわ
    大作に挑戦するのは大切だ。
    心に今も残ってる。

    0
    2020年03月14日
  • 戦争と平和(三)

    購入済み

    どの頁を開いても楽しめる

     全巻を紙の本、解体してタブレットに入れたり、ブックライブから購入したりした。また、過去にテレビで放送された、「戦争と平和」の番組を録画したりした。
    どの頁を開いても、人物がまず生き生きと描写されていて、まるで映画を見ているようにも感じられる。
     長編なので、、また、人物の名前を覚えるのが大変だが、どの頁を開いても
    ストーリーを抜きにして楽しめる。

    0
    2019年10月27日
  • 戦争と平和(一)

    Posted by ブクログ

    アンナカレーニナが面白かったので、続けて手に取ったこの本。登場人物と人間関係が把握できるまで少し我慢が必要だが、その後はすっと話に入っていけた。後半はのめり込みすぎて、終わるのが勿体無い!という気持ちを久しぶりに味わった。大満足。

    0
    2019年10月13日
  • 人生論

    Posted by ブクログ

    パラグラフライティングで記述されているので、その見本になる。まず、その章での主張が提起され、それについての考察があり、章末には結論がある。そして、それは次章へ論理的に接続され、章を追うごとに次第に主張が強固なものとなっていく。
    理路整然と持論を展開していることに感心させられる。自分なりの注釈が書ける楽しみもある本をやっと見つけた。

    0
    2019年09月06日
  • イワン・イリッチの死

    Posted by ブクログ

    『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』といった大長編で有名なロシアの文豪トルストイだが、もしかすると晩年に書かれた本作こそが彼の最高傑作ではないかと疑いたくなるほどの名作である。
     短い作品である。文庫本にして100ページにも満たない。四冊にまたがる『戦争と平和』等の大長編と比較して、見劣りしないと言ったら嘘になるだろう。だがその中身は、トルストイの全キャリアが凝縮されているかのように濃くそして重い。
     とはいえ何かドラマチックな事件が起こるわけでもない。主人公イワン・イリイチという一介の役人が死ぬだけの話である。死ぬだけ? なるほど死は、三人称の死は日常茶飯事に過ぎない。しかし一人称の死は?

    0
    2019年07月10日
  • 戦争と平和 (五)

    Posted by ブクログ

    本巻では、ボロジノの戦いで戦略的撤退を敢行したロシア軍がさらにモスクワの街を捨てた状況が描かれる。
    ナポレオン軍がモスクワに侵攻した時、すでにモスクワはほとんど無人の街になっていた。
    ナポレオン軍は、そこで烏合の衆に成り果てる。

    目の前に無人となった美しい街がそのまま残っているのを目にしたナポレオン軍の兵士達は、略奪の限りを尽くす。

    その姿はもう、兵士ではなくただの略奪者だ。
    そこには将軍も一兵卒もなく、誰もが馬車を奪い、美しい家具を奪い、金目になる物を残らず強奪していく。人間の浅ましさをまざまざと見せつけられる。
    規律を失った組織の脆さ、脆弱さ。人間の弱さがこれでもかと描かれる。リーダー

    0
    2019年07月02日
  • 戦争と平和 (三)

    Posted by ブクログ

    本巻はついに恋愛小説編に突入!
    妻を亡くしたアンドレイ・ボルコンスキー公爵(31)とロストフ伯爵家の次女ナターシャ(16)との恋愛、そして同じくナターシャの兄のニコライといとこのソーニャ(18)との恋愛がメインで語られている。

    この時代の貴族の結婚というのは、財産目当てというか、いわゆる政略結婚が大きなウエイトを占めている。特に、貴族の男性にとっては持参金をたくさん持ってくる金持ちの貴族の娘と結婚することが一番の幸せだと言われていたんだね。

    ロストフ伯爵家は財政が火の車なので、長男のニコライにはぜひ金持ちの貴族の娘と結婚して欲しいと両親は思っているのだけど、当のニコライは無一文(これは言い

    0
    2019年06月14日
  • 戦争と平和 (二)

    Posted by ブクログ

    この2巻では、主要なキャラクター3名、ピエール、アレドレイ、ニコライにそれぞれ試練が訪れる。

    特に本書の後半で行われるアンドレイとピエールとの「人生の意味」ついての議論は本巻のクライマックスだ。

    アンドレイは、アウステリッツでのナポレオン軍との戦闘で重傷を負って帰郷、さらに追い打ちをかけるように出産時に最愛の妻リーザを亡くし、軍での出世も人生への希望も失ってしまう。一方、妻エレナとの関係の悪化により、人生に絶望していたピエールは、秘密結社フリーメーソン(!)に入会したことにより再び人生の希望を見いだしていた。

    この二人の議論は突き詰めれば「人生とは、善か悪か」ということであり、著者レフ・

    0
    2019年06月10日
  • 戦争と平和(一)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ナターシャピエールアンドざグレートコメットオブ1812」っていう、ものすごい長い、しかし戦争と平和のお話ですよーっていうアピールがすごいタイトルのミュージカルを、見るに当たって読まなきゃと思ったのだけど、まあ読み終わらない(T-T)初日が明け、観劇し、千秋楽が終わってようやくよみおわりました。

    トニー賞を取った?あれ?とってないか、ノミネートされたやつなんだけど、冒頭に登場人物紹介ソングがあって、その紹介ソングと、ナターシャが生田絵里香ちゃん、ピエールが井上芳雄さんという顔変換があってやっと読み終われたの。ありがとう井上芳雄様。

    だいたい、ロシア人、名前がややこしく、愛称が本名からはかけ

    0
    2019年02月01日
  • アンナ・カレーニナ 3

    Posted by ブクログ

    内容も面白いが最後の読書ガイドが素晴らしい
    長編だからついつい以前のエピソードの事を忘れてしまいそうだけどこれを読み事により全体を把握出来大きな流れを失わずにいられる。

    0
    2018年10月09日
  • イワン・イリッチの死

    Posted by ブクログ

    生きることの意味を考えさせられる書だ。
    人は生きるうえで指針というものがなければ、生きることはできない。
    だがしかし、その指針というものが知らずのうちに多くの人がもつ指針を自分ももってしまっているということが、
    人生においてはどれだけ辛辣なことか。
    ある一人の人間の死にゆく姿でみることができる。

    0
    2018年01月29日
  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

    Posted by ブクログ

    ●「イワン・イリイチの死」

    トルストイが死んだのは1910年。20世紀に入ってからである。

    シェイクスピアが活躍したのが1600年代で、日本でいえば江戸時代にあたる。にもかかわらず登場人物の言葉や行動が今のわれわれに強く訴えかけてくるのは驚くべきことで、ハムレットなどは、主人公が現代人であってもちっともおかしくない。それがシェイクスピアのすごさであり、普遍性なのだろう。

    ただシェイクスピアの戯曲の登場人物は、王様や王子や女王であることが多くて、これらの人々はわれわれの親類縁者にはあまりいない類の人々であるから普段どんな生活を送っていたかとなると、ほとんど知るところがない。別種の階級、別種

    0
    2017年12月04日
  • イワン・イリッチの死

    Posted by ブクログ

    ここにはトルストイの幾つものメッセージが込められています。まず自分が他人にした事はいずれ形を変えて自分にも返って来るという事。
    凡人が陥り勝ちな自分の欲望を最優先に追い続ける生き方をするといつか後悔する時がくるということ。人間はどんな状況でも生きている限り他人の為に出来ることがあるということ。死にたくないという本来の生存への執着ですら持つ事が本当ではないということ。自分の生活が法にかなって作法に外れてさえいなければ正しいわけではない。
    イワンはそれに気付くために病気になって苦しむ必要があったのだと思う。ただ生きるのではなくどう生きるかが大事なんだと思いました。
    素晴らしいです。何度も読み返して

    0
    2017年09月18日
  • 光あるうち光の中を歩め

    Posted by ブクログ

    世俗の人の意見も、パンフィリウスの話も優劣ではなく
    どちらも同じことを言っている。
    今の人生に誠実になれ、と。
    歩んできた道の中で神の仕事を担え

    0
    2017年01月07日
  • 戦争と平和 (六)

    Posted by ブクログ

    歴史に残る名作、大作の1つ。本当にそう。
    名作を読んだ時、今まで読んだ本の大部分がへぼく見えてしまう。

    読みこなすには一度ではすんなり入ってこない部分もあるけれど、登場人物の人間ドラマは生き生きと、戦争などはシーンが浮かぶように描写。

    死がたくさんあるけれど、最初は思いもかけなかった人たちが結びつく。

    『アンナ・カレーニナ』を読んだ時もそうだったけど、先が見えない大きな何かに包まれて生き、私たちはとても小さな存在でありながら今生きているという気持ちになる。

    エピローグ2では、権力の定義、必然性と自由について、トルストイの哲学的な歴史の考察が書かれていた。

    0
    2017年01月07日
  • 戦争と平和(三)

    Posted by ブクログ

    何不自由無く遊んで暮らす大富豪の青年がいて。優しく純粋な大富豪は、パーティ三昧な無為の中で人生に悩んでいます。

    大富豪の心の友、大親友の青年は、親の代からの誇り高き軍人、高潔で有能な高級士官。ナポレオンと祖国との戦争に巻き込まれながら、天真爛漫な美少女と運命の恋に落ち、婚約。

    美少女の兄も軍人。士官。
    悩み無く軍隊勤務を楽しみながらも、実家が経済的に没落していく気苦労。家の経済の為には、愛し合う貧しい幼馴染との結婚が許されない。

    天真爛漫な美少女は、不良の嘘と誘惑によろめいてしまい、婚約は破棄される。騙された愚かさに気づいた美少女は、絶望して自殺を図る。そんな彼女を慰めた大富豪の青年。親

    0
    2016年12月01日
  • 戦争と平和(二)

    Posted by ブクログ

    「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」
    「ハチミツとクローバー」「3月のライオン」
    「天然コケッコー」「まんが道」
    「リアリティ・バイツ」「卒業」
    「北の国から」「ふぞろいの林檎たち」

    そんな名作たちを、ぎゅっと濃縮したような味わい。

    #

    あれから、たったの数年…10年も経っていない。

    若く、世間を知らず、獏とした不安と、根拠のない傲慢に包まれて。
    家族や友人を中心とした狭い人間関係が、世界の全てだと思っていて。
    傷つきやすく、すぐに無邪気な幸せと笑顔に戻れた、軽やかに危なっかしく踊りながら、てぶらで疾走する。そんな若者たちが。

    社会に出る。社交をする。新しい人間関係。変わっ

    0
    2016年11月25日
  • 戦争と平和(一)

    Posted by ブクログ

    オシャレやファッションが好きな人は「オシャレis我慢」と言うそうです。寒かったり、ちょっとキツかったりするのを、我慢しないとね、ということなんでしょうね。

    ホントのところで言うと、読書でも何でも、色んな趣味も、やっぱり我慢が大事です(笑)。ほんとにヨロコビを得るためには。

    (ってまあ、半分冗談ですけど、そういうと人間関係も仕事も家族関係も、恋愛も、なんでもそうなのかも知れませんねえ…)

    #

    やっぱり19世紀の小説ですから。
    うーん。冒頭は若干入りにくいかもですね。
    僕の個人的な方法論としては「もう、4割くらいはなんだか分かんないけど、分かんないまま読み飛ばしていく」というのが常です。

    0
    2016年11月21日
  • アンナ・カレーニナ 3

    Posted by ブクログ

    ぐいぐい引き込まれる面白さがある。
    長編だが、「だれる」感じが全くない。

    本巻巻末の解説は、本書のみならず読書一般に深みを与えてくれるものかもしれない。

    0
    2016年10月28日
  • アンナ・カレーニナ 2

    Posted by ブクログ

    ロシアの広大な自然も、貴族達の愛憎模様も、実に活き活きと描かれている。

    アンナとリョーヴィンの、見事に対比されたダブルストーリー。
    2人ともどこか「あやうさ」が漂い、見ていてハラハラしてしまう。

    続刊もあっという間に読み終わってしまいそうである。

    0
    2016年11月21日