長野まゆみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
可愛らしい表紙絵(著者の手による)を見て、「どんな内容なのかな?」と。
自伝…というのが近いでしょうか。
『長野まゆみ自伝 お菓子の思い出とともに』
というのがわかりやすいタイトルだと思う。
同年代としては、非常に懐かしいものがありますが、お菓子について深く語られることを期待して読めば、がっかりするでしょう。
最後に宮澤賢治、というのも、お菓子を語る上でぜひ必要な人物ではなく、この本の主人公は、お菓子ではなく長野まゆみなのだと確信しました。
時々はさまれる皮肉にちょっと閉口しながらも、一気に読みました。
ああ、そういう時代だったわねぇ~と。 -
Posted by ブクログ
以前(7年前!)読んで意味不明だった記憶があったので、もう一度再読。前回は裏切られの連続でじれったかったけれど、今回はそういうものだと承知して読んでいたので翻弄されること自体を楽しんだ。
読み進めながら、物語のモチーフになっている実在の人物たちは?この家は何?この宇宙、語り手は誰なのか?ということに思いめぐらせながら整理していくのが楽しい。
結局うまく繋がらないのだけど、じゃあそもそも繋がるように書かれているのか、と謎は巡り巡っていく…。語られていないことも多いので、考えれば考えるほど謎が深まっていって面白い。
↓2016年の感想
現実と虚構が混ざり合っている中で、現実と虚構どちらにも記憶障害であったり混乱があり、大変わかりにくい。
リエトが実在しないと書かれた時には、くそうやられたと思った。良い意味で。
結局何がどう繋がるのか、いや繋げようとしてはいけないのか…。
長野先生に敬服です。
この物語では皆極端だが、誰にでも二面性はあるのだ。
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Posted by ブクログ
さらっと一読しただけでは、よくわからない所がまだまだある。しかし、よくわからないけれど面白いし惹かれるのが不思議だった。長野まゆみさんに興味を持つきっかけになった作品。
愛情と行為を分けていた所も魅力だった。
自分がここにいることに対する肯定を、他者から自分が必要とされることを求めて時に縋りたくなる気持ちもよくわかる。
温に感情移入していたのかもしれない。
とりあえず、もっかい読もう!笑
一年ぶりに再読。というわけで勿論サマーキャンプの意味もわかった上で読んだ。前回よりも人間関係や登場人物たちのセリフの意味が入ってきやすかった。初めて読んだときはその世界観にただただ圧倒されるばかりであったが、2回目の今回では本著が生殖医療が進化した世界で生まれた人々の存在、彼らの葛藤そし自己容認を描いた物語なのだと広い意味で捉えることができた。(前回は登場人物と自分を重ねるというある意味独りよがりな読み方をしていたと思う。) -
Posted by ブクログ
今更ながら初読。
文藝掲載時に書き下ろし小説とあったので、もっと物語風なのかと思っていたら生まれてからデビューまでの年の大まかなエッセイでした。
お菓子の話だけかと思っていたけれど、その時代の代表的な事柄も交えて書いてあるので時代背景なども分かりやすくて良かった。
ただ、ある程度長野さんのファンでないと面白くはないかもと思いました。
出てくる食べ物がどれも美味しそうで、とてもお腹が空きます。
中には食べたことのあるものも出てきて懐かしくなったり。
今はもう手に入らないものもあるけど、現存するものはそのうち食べ歩いてみたいなぁ。
特にプランタンのカフェのモンブラン!一度食べたことあるけど、食べきれなかったから再チャレンジしたい。