古内一絵のレビュー一覧

  • 痛みの道標

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    1943年に起きたポンティアナック事件を題材にした小説。一種の反戦小説、ファンタジー小説、主人公の成長を描く教養小説の要素もあるが、何よりもエンターテイメントとして良く出来ている。週末、一気読みした。

    主人公はブラック企業に勤める27才の平凡な青年。借金に苦しみ、発作的に飛び降り自殺を図るが、15年前に死んだ祖父の霊に助けられる。祖父は生前心残りの「人探し」を一緒にすることを条件に隠し財産で借金の肩代わりを提案。そこから祖父の霊とのボルネオへの旅が始まる。
    祖父は戦時中、軍の命令で農業に携わっていた。そこで出会ったのは、個性豊かな人々と悲惨な戦争の現実だ。
    戦争は、祖父から大切なものを奪った

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    2016年07月16日
  • 花舞う里

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    読み始めはあまりのれなかったけど、潤の成長から作者の紡ぐ言葉がとても優しくあたたかく、読んでいてじんりと心にしみる。
    花祭りは恥ずかしながら知らなかったけど、この作品を読んでとても興味が湧いた。

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    2016年07月12日
  • 花舞う里

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    ネタバレ

    紡がれる言葉は、押し付けもしないけど見放すこともなく、やさしさと力強さがあって、なんだかこっちまでうれしくなる。

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    2016年07月03日
  • 花舞う里

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    誰とも交わりたくないのに、田舎であるがゆえに、人々の注目を浴びてしまう少年。
    古くからその地に伝わる踊りに参加していくうちに、彼の心の中の暗闇が少しずつ溶けていく。
    少年たちの成長物語。

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    2016年06月08日
  • 痛みの道標

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    戦争は絶対に美化されてはいけないと思う。
    どんな戦争だってきっともっともな理由をつけられて
    正当化されて始まったのに違いないのだから。

    第二次世界大戦の末期のボルネオ島。
    そこで起きた正視できないほどの悲惨な出来事。
    亡くなった祖父の死んでも死にきれないほどの心残りを晴らすため、
    孫の達希はボルネオ島への旅に出ます。

    達希とて、日々を安穏と過ごしている訳ではなく
    現代を生きる彼にも死にたくなるほど辛いことがあるわけで・・・
    それでも戦争の狂気の中で必死で生きようとしていた
    祖父たちの思いを知った後は
    逃げ出さず日々闘っていくことを決意するのです。
    自分の命はつないでくれた誰かがいてくれたか

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    2016年03月07日
  • 痛みの道標

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    二冊続けて戦争を描いた本を読んだ。
    ひとくくりに太平洋戦争と言ってもあまりに知らないことが多くて愕然となる。先に読んだ「世界の果ての子供たち」で舞台となった満州については見聞きする機会も少なくはない。だが、この本で描かれるボルネオで繰り広げられた悲劇については全く知らなかった。なんと、太平洋戦争末期では最大規模の上陸戦もあったという。

    この本の主人公はブラック企業に勤める達希。その達希が亡くなった祖父、勉の願いをかなえるためにボルネオに行くことになる。勉にはどうしても会いたい一人の女性がいたのだった。
    達希のおかれた現代を織り交ぜつつ、祖父の過ごした戦時下のボルネオの様子をリアルに浮かび上が

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    2015年08月28日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    ドリアンさんの解説が良かった。グッときた。
    人生における人との出会いの大切さを教えてくれる。自分なりに真面目に、真剣に人と向き合う気持ちがあれば、思いがけない人との出会いや言葉に出会えると思う。きっかけをもらえたら、少しだけでも良いから何か新しいことや初めてのことをやってみようかなと思わせてくれる様なそんな小説だった。

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    2026年02月06日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    タイトルに惹かれて読んだ。
    スイーツはご褒美、苦い人生を生きるには甘いものが必要、と言う言葉が心に残った。
    アフタヌーンティーを軸に年代や性別や国籍が様々な人の人生の悩みが描かれていて、人生の苦さと美しいアフタヌーンティーの対比が印象的だ。

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    2026年02月04日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    久しぶりの「マカンマラン」シリーズ!
    ゆるゆると楽しませていただきました。
    相変わらずの圧倒的オアシス・シャールと、その仲間たち♡
    躓き、もがきながらも、地道に進んでいく姿に、毎回励まされます。
    このシリーズは、いつまでも続いて、ずっと私のそばにいてほしいものです。

    (実用書の遅読っぷりに比べて、なんとスルスル読めたことか!)

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    2026年02月01日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    なぜそんなに結婚して男性の苗字になることに拘るのかが違和感。私は結婚して旦那の苗字になることが嬉しかった。
    2話目だけが楽しく読めた。

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    2026年01月26日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    今回はシャールがもてなすというよりかは、台湾にもてなされているように見えて、いつもながらのほっこりしつつ、新鮮な感じがした
    まだ続いてほしい

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    2026年01月22日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    堂々と自己表現し、回りを気遣えるシャールさん。所謂マイノリティと言われる側かもしれないけどカッコいい生き方。


    登場する料理も派手なものではないけど、食べる人それぞれのことを考えたもので素敵。物語を通して温かみを与えてくれてました。

    最後気になる終わり方したなぁ‥。

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    2026年01月22日
  • キネマトグラフィカ

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    ネタバレ

    映画を作る会社で営業として働く同期が久々に集まって昔に思いを馳せ、それぞれこれからのことを考えたりする話。頑張りすぎなひと、楽するひと、もってるひとなどいますが、悩みやコンプレックスはいろいろ。それでも最終的には未来に目を向けていくところがいいです。続きもあるようなので気になります。

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    2026年01月17日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    マカンマランを読む時はいつもシャールの言葉を楽しみに読んでいた節があって、今回はそれがなかったから残念。

    でも、シャールはシャールらしく生きてて、他の登場人物も元気そうで良かった。

    シャールのようにいつも体の事を考えて食べ物を口に運ぶのが私の憧れ。この本を読んで改めて憧れるー。と思った。
    時間にゆとりがあったら出来るのかな。

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    2026年01月14日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    台湾の景色が幻想的で、食べ物も美味しそう。ただ、日本と台湾の歴史を知ると軽々しくあれこれ言っちゃいけないような気がする。久々のマカン・マランだったけど、案外覚えていて懐かしかったな。また一から読もうかな。

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    2026年01月14日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    てっきり完結したかと思ったら
    「マカン・マラン」から飛び出して台湾編。
    久しぶりに読んだので登場人物は
    思い出しながら読み進めたけどシャールは
    覚えてて当然ながらジャダの存在感って
    凄かったんだと改めて思いました。
    旅を楽しめるのってちゃんと帰る場所が
    あるからなんだと個人的には思いました。
    たとえその場所から離れることがあろうとも
    またここに来たいと思える場所があるって
    ほんとに素敵な事ですよね。

    作中に出てくる食べ物なんかも魅力的で
    台湾には行けないかもしれないが
    台湾料理は日本でも食べられるので
    すごく食べたくなったし台湾珈琲も気になる。

    そして読んでみて思い出したのが
    シャールさん

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    2026年01月14日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    食べ物を軸に添えた小説は多々ありますが、ドラッグクイーンまで登場する小説は知りませんでした。考えようによっては中庸でバランスが取れている様に感じました。続編が楽しみです。

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    2026年01月08日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    最後の山田詠美さんのエッセイはなかなか良かった。
    今っぽい?恋愛小説がほとんどなイメージ。心にグサっとくる瞬間がほぼなくて、なんだか戸惑うばかりだった。
    私が古臭いのかもしれない

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    2025年12月24日
  • 東京ハイダウェイ

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    東京の社会で揉まれる人々の話。あらゆる登場人物に共感し、視点が変わるとあれ、と印象が変わったりとまるで知り合いかのように錯覚する。人間って多角的で、見てるのは一面だけで、見せてるのも一面だけなんやろな。揺蕩い、惑い、けれどそれも良いよと肯定されたよう

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    2025年12月20日
  • 東京ハイダウェイ

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    2025.12.12
    ハイダウェイとは、閑静な場所、隠れ場所という意味。
    日々いろんなことが起こる日常から隠れ場所で時々休みながら生活する人たちの話。
    完全な人間はいない。
    惑星だって、夜空を惑うように位置を変えるから惑星と呼ばれるのに、そこに住んでいる人間が完全で完璧な人間でいられるわけがない。
    完璧じゃなくていいんだと思えたら気が楽。

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    2025年12月14日