古内一絵のレビュー一覧

  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    お菓子がメインというより
    人間関係がメインの内容

    夫婦はどうして男性に苗字を変えるのか
    婚活はどのくらい急がなきゃいかないのか
    高齢出産はどうしてこんなにも地獄なのか
    同棲同士の結婚はどうしてまだ承認されないのか

    色々なことを
    主人公、涼音が人と交流しながら解きほぐしていく…

    そんなお話しでした。

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    2025年08月02日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    前作のアフタヌーンティーが最高に良かったので、続編への期待値が上がりすぎていたのかも。改姓にまつわるお話がメインで肩透かしをくらった感が。こだわりもわからなくはないけれど、要は自分らしい生き方とは何ぞやみたいなことを突き詰めたお話だったのかな。瑠璃ちゃんのたくましさが小気味良かったし、ラストの演出もさすがだなぁと。

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    2025年08月02日
  • 山亭ミアキス

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    なかなか文庫化されない作者さんの文庫化。
    他の方のレビューにもあるように、どうしても「マカン・マラン」シリーズのシャールさんの温かさを期待して読んでみたら、すご〜く裏切れた。
    他の方も書いているように、とにかく怖い。
    根底に流れるものは、再生の物語なんだけど、それまでの過程がホラー過ぎて、感動よりトラウマになる。
    猫が人間になり、迷える人々を導くところは、「満月珈琲店の星詠み」と同じなんだけど、登場する猫たちが怖い…
    舞台となる猫魔ヶ岳も、福島に猫魔と言うところがあるから、そこかな?とか想像しちゃうし、内容より設定の怖さの方が印象に残ってしまった。

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    2025年07月29日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    「わたしたちは平穏」が好きだった。似たような食生活だからかな。白いもの好き。

    1人と2人じゃ同じもの食べても味は違う気がするし、よりおいしく思える気がする。誰かとの食事は思い出も食べているような感じ。

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    2025年07月23日
  • 百年の子

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    2時間ドラマ的な映像化を意識した本の臭いがして、相変わらずの素晴らしい描写力だけと、強制的に下手な演出の芝居の映像が浮かんできて自分の想像力が掻き立てられない。コロナと太平洋戦争という、閉塞の事態を掛け合わせた本。ノンフィクションっぽいフィクション。

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    2025年07月22日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    「最高のアフタヌーンティーの作り方」は、良かったのですが、今作はわたしには少し合わなかったかもです。

    鈴音、達也、瑠璃、香織、それぞれの登場人物の視点で描かれた短編連作になっています。

    結婚を決め老舗ホテルを辞めた鈴音が、選択的夫婦別姓について、あれこれ悩みすぎなあたりに共感できず…
    婚姻後の改姓については鈴音のような考えなら、はなから事実婚でいいじゃない?と思ったし、そこで結婚話が消えるならどうせいずれうまくいかなくなるとしか思わず。
     社会が制度が、って話ばかりでもないのかなと。冒頭がそれだったので読むのが遅々として進まず…。

    ただ、瑠璃や香織のパートは、なるほど〜って感じで、中盤か

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    2025年07月20日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    アフタヌーンティー、一生に一度でいいから是非食べてみたい。近いうちに行ってみようと思う。

    終わり方が潔いというか、爽やかにサラッと終わる感じがいい。

    涼音、達也、彗怜、香織、瑠璃、滋、秀夫。
    桜山ホテルでアフタヌーンティーを作る人たちの話。

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    2025年06月27日
  • 山亭ミアキス

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    大好きなマカン・マランシリーズから、古内一絵さんの作品を他にも読んでみたくて購入。
    心に悩みを抱え、この現状から逃げ出そうとしている人が迷い込んでしまう山の中の「山亭ミアキス」で起こる、猫にまつわる神話や伝説を基にした不思議な体験。
    全体的に暗く、陰鬱な雰囲気もありながらも前に進み出す人々が描かれている。

    ファンタジーのようでありながらも、大円団のハッピーエンドばかりじゃないところが妙にリアリティもあって読みやすかった。
    ただ、全体的に、それこそお話の中の霧のように、なんとなくぼやけた印象があったなぁ、と感じる。

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    2025年06月20日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    全編があるとは知らずに読み始めたけど楽しめた。涼音と達也を含め登場人物はみな仕事にプライドと向上心を持って働いている。プライベートでの考え方はそれぞれで多様性を受け入れて行こうというラストでした。

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    2025年06月20日
  • 東京ハイダウェイ

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    ままならない世の中を生きる人々。みんなあがいて自分の場所を探している。ハイダウェイとは隠れ場所という意味。東京に住んでいる人の半数は地方出身者。心安らぐところを見つけて自分の機嫌は自分で取らければいけない。実在する場所ばかりのようなので訪れてみたい。

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    2025年06月19日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    夫婦別姓とかの社会問題が〜って書いてるレビューを事前に見ていたので「まぁそういうのも話題の1つとしてあるよなぁ」と思って読んだら驚くほどメインテーマだった。結婚がテーマというより夫婦別姓、ひいてはその後ろの男尊女卑的なのがテーマで話が動いてて、前回の甘酸っぱい恋愛感を期待して読むとかなり毛色が違うのでびっくりすると思う。
    作者の方の思想も結構強そうというか、その割にはキャラの思考が単調すぎるというか……男性キャラがすぐに受け入れすぎてて説得力に欠ける気がする。心理描写甘めだったかも。
    最後も「それ……解決してる……?」って感じだったし、主人公の言い分もかなり楽観的であてにならないし、まぁ……本

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    2025年06月17日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    女性ならではの苦悩がやや苦かったけれど最後はキレイに仕上がっていた。
    涼音や香織にはかなり苛ついたので、彼女たちが主役の話は休み休み読んだ。
    本作でもアフタヌーンティーの鉄人クリスタがいい味を出していた。

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    2025年06月17日
  • 東京ハイダウェイ

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    東京のとある会社を舞台とした連作短編集。ハイダウェイとはhideawayのことで隠れ場所という意味。大都会東京の中、それぞれの隠れ場所。

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    2025年06月06日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    数日かけて一話ずつ読みました。
    すぐ忘れてしまうような内容ばかりでしたが読みやすい文章が多く、時間がある日にさらっと読めて良かったです。

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    2025年06月01日
  • 百年の子

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    ”後悔のないようにするのが1番です”
    当時の女性が語る言葉はどこか重みが違うように感じる

    女性や子どもの生き方、働き方、学び方が急激に変化する時代の中で考えさせられた一冊

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    2025年05月30日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    シリーズ完結編ですね。
    可もなく不可もなくという感じですね。
    もう少し波瀾万丈なところが欲しいと自分は感じました。

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    2025年05月19日
  • 東京ハイダウェイ

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    コロナ禍を思い出させる物語は今はまだ読むのがしんどくて、こちらもかなり苦しかった。

    登場人物それぞれが抱えているものがこれまた今の社会で多くの問題となっている事柄で、重たい。

    特に女性管理職の章が辛い。子供に言われたセリフがもう腹が立って仕方がない。これはもう夫に殺意すら湧く。よく許せたよなぁ。

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    2025年05月18日
  • 山亭ミアキス

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    山奥の不思議なホテルを巡る連作小説。宮沢賢治的な世界観にリアルな問題を抱えた人達が迷い込んだ感じがしました。しんどい描写もありましたが、どの話も出口を用意されているのがよかった。あの子の魂が救われることを祈ります。

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    2025年05月18日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    あっという間に4冊読んでしまった
    人が再生していくのを助けるカフェのお話
    シャールさん自身もままならない人生を生きてるから、寄り添うことができる
    辛さも後悔もあるけど、それが生きてるってこと
    希実の話は若い時の自分や、これからこういう経験をする娘たちを思って胸がギュッとなる

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    2025年05月17日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    地方から中央へそして世界へステップアップ。流れはいいのだかちょっとマンネリ感が否めない。ラストの描写は好みによると思うがもう少しメリハリをつけた書き方をしてほしかった。

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    2025年05月17日