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老舗映画会社に新卒入社した“平成元年組”6人の男女が、2018年春、ある地方の映画館で再会した。今はそれぞれの道を歩む同期の彼らは、思い出の映画を鑑賞しながら26年前の“フィルムリレー”に思いを馳せる。映画がフィルムだったころ、6人は自分の信じた道を必死に前に進もうとしていた。フィルムはデジタルに、劇場はシネコンに、四半世紀の間に映画の形態は大きく移り変わった。そして映画とともに生きた彼らの人生もまた……。あのころ思い描いていた自分になれているだろうか? 追憶と希望が感動を呼ぶ、傑作エンターテインメント!/解説=大矢博子
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年12月04日
出だしつまずきつまずきでしたが、作り方は5人それぞれの、同時期に想いを伝える手法ですみずみ読めましたま。なんか対象が全員が麗羅だから、それと全員が見られる分浅くてもっと咲子を見たかったなと思った。その時に出ていた映画フィルムの手法に扱い方に、当時の支配人とか新鮮でした、というか知らない事が多い自分で...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月07日
同期入社の6人それぞれが、悩みを抱えながらも一生懸命生きてきた四半世紀。
映画業界、世の中、どんなに変わろうとも変わらないものもある。
夢や理想や目標、なりたかった自分に今なれていなくても、何も残せていないように見えても、その時、その瞬間一生懸命生きてきた時間は無駄ではなかった。
私は私を生きるしか...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月30日
映画会社の同期6人が久しぶりに会うことになる。入社したのは、1980年代後半。バブルの余韻が残っていたころ。まだ映画も重いフィルムだったころ。全国に貸し出す映画をリレーして運搬するのに絡めて、それぞれの人生が語られる。私よりも少し若い世代だけれど、共感できるところがたくさんある。特に女性が社会で生き...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月16日
続編となる二十一時の渋谷で、を先に読んでしまってから、この作品を読んだが逆に内容が分かりやすく結果オーライとなった。
2作とも働くことの辛さが描かれているが、その中に感じられる登場人物それぞれの意味が爽やかで味わい深い。特に女性陣の強さには感服する。
自分もあと何年働けるか分からないが、笑顔も少なく...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月24日
全くキャラクターのちがう6人の映画会社の同期のお話。どの人物も魅力的なところ、あれっ?と思うところがあり、全員に好感が持てる内容だった。個人的には、特に麗羅が好きでした。
女性はお茶汲みして男性のサポートとして働くのが当たり前のこの時代の女性の働き方を思うと本当に苦しい気持ちになりますね。
続編も読...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月21日
映画会社にバブル期に入社した男女6人の人間ドラマ。
フィルム上映している映画館の運営が描かれている。2018年に6人の同期が思い出の地に集まるところから物語が始まる。そして一人一人が歩んできた道を振り返る旅に我々を連れていく。
最近仕事が立て込んでおり、読書の時間がなかなか取れないでいた。そんな時...続きを読む
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