古内一絵のレビュー一覧

  • 花舞う里

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    この人の話は、一見ライトに見えるのに、
    現代社会の課題をがっつり入れてくる。
    高校生の青春話だと思って読み始めたのに、
    なんだかんだと考えさせられた。

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    2024年01月10日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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     一人の女性騎手が運命とも呼べるような馬と出会い、人馬ともに成長していく物語です。

     養成学校の同期の中では紅一点、全国的に見ても数の少ない女性の乗り手。主人公は、まだまだ男性社会が中心の競馬界で奮闘する女性騎手です。学校を卒業して所属することになった厩舎の面々となかなか折り合いはつかず、乗っても乗ってもレースでは勝てず、謗られ、侮られ、貶され、笑われ……まだたったの18歳の女性が男性社会で回ってきた世界で戦おうとすることはここまで屈辱的な目で見られることを耐えなければならないのか、と思ってしまうほど世間からの評価が厳しい中、彼女はようやく一頭の馬と出会います。初めは人馬一体など夢のまた夢の

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    2024年01月07日
  • 鐘を鳴らす子供たち

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    戦後、良仁はラジオドラマ「鐘の鳴る丘」に
    同じ小学校の数名と出演することになる
    貧しい者、親の期待を背負う者、馬に愛情をかける者
    バラバラだった皆の気持ちが
    それぞれの思いを繋ぎラジオドラマを通して1つになる

    馬のアオと隆太の涙には涙腺が緩む

    登場人物が魅力的で誰か好きになる
    私は都ちゃんが好きになった

    戦争が終わり新しい社会ができた
    汗と涙と希望に溢れた社会
    私達は未来の子達に平和のバトンを繋げよう

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    2023年10月18日
  • 二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ

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    ネタバレ

    古内一絵は外さない
    各幕の最後にぐっとくるフレーズがある

    ・ちっぽけな種火を大きくして、自ら風を起こすのだ
    ・我が眼に映るこの世界は、等しく自分のためにある
    ・飛び立てる翼は、いつだってここにある

    よかった

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    2023年10月15日
  • 花舞う里

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    奥三河…愛知県民だけど知らない土地。
    方言も違うし初めて知る花祭り(゚-゚*;)(;*゚-゚)
    たぶん奇祭?読む前にYouTubeで花舞をチェック!

    良い作品でした。
    東京から母親の実家である奥三河の集落に来た潤は
    事故で友人が死に、自分だけ助かるという事に深く傷つき同級生3人という中学に転入します。
    その地域では花祭りという伝統神楽が根付く土地でした。
    神楽と出会い集落の人々との暮らしの中で中学2年の多感な少年が立ち直って行く…
    王道です!登場人物少なくてみんな良い人!
    読みやすい!神楽だけYouTube観て!!
    舞がイメージできないと作品評価が下がります⤵︎

    装画も素敵です(^ ^)

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    2023年08月29日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    「事実は小説より奇なり」なんてぇことをよく耳にしますが、物語に魅せられ、物語に信を置く手前のようなもんには、なかなか受け入れられねぇ言葉でもありやす

    一方で確かにこりゃあなんとも奇天烈な出来事だなんてぇことがあって、そのたんびに小説家のみなみな様には、どうか奇天烈な事実に負けない物語を生み出しなすってほしいなどと手前勝手なお願いごとを押し付けているしでぇです



    さて話は『風の向こうへ駆け抜けろ』に移らせて頂きます
    なかなかに面白い小説ではごさいましたが、手前若いじぶんに寝ても競馬、覚めても競馬なんてぇ、まぁろくでもねぇ競馬狂いだったころがございまして、それこそ競馬の世界で語り継がれるなみ

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    2023年06月13日
  • 十六夜荘ノート

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    十六夜荘というお屋敷を巡って
    現代と昭和初期の第二次世界大戦あたりの時代が
    交互に進められています。

    本当の豊かさとは何なのか、人生とは生き方とは
    などエリート人生まっしぐらの雄哉と
    大伯母にあたる玉青の物語を通じていろいろ
    考えさせられました。
    戦後大混乱の中、家族を背負っていきぬいた
    玉青さんや家族、仲間達
    平等でもなく理不尽すぎる世の中に
    押さえ込まれながらも温かさや、人としての尊厳を曲げず一歩一歩歩く姿に惹かれ
    今現在
    そこに住む奇妙だけれど、真っ直ぐに生きている住民達にいつしか心動かされ、雄哉も自分の心や
    居場所を見つけていく
    そんなお話です。

    毎日毎日追われるように生きる人生だ

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    2023年04月24日
  • キネマトグラフィカ

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    色んな事を思い詰めていた若い頃を振り返る。誰にでもありそうで感情移入しやすい。つい共感してしまうのでは?

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    2023年03月27日
  • キネマトグラフィカ

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    映画会社にバブル期に入社した男女6人の人間ドラマ。
    フィルム上映している映画館の運営が描かれている。2018年に6人の同期が思い出の地に集まるところから物語が始まる。そして一人一人が歩んできた道を振り返る旅に我々を連れていく。

    最近仕事が立て込んでおり、読書の時間がなかなか取れないでいた。そんな時は小説を読みたくなる。一種の現実逃避なのかもしれないが、そんな中、読めてよかった一冊だ。

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    2023年03月21日
  • 十六夜荘ノート

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    バリバリと音がしそうな程に働く大崎雄哉は、大伯母「玉青」の遺産として、十六夜荘の相続人となる。十六夜荘には訳の分からない住人がいて、雄哉の記憶にない大伯母は、親戚から「変わり者」と評されている。

    戦中の玉青の話と、現代の雄哉の話が交互に進む。
    パワハラで仕事を失った雄哉は、相続のための手続きを進めるが、疎ましく思っていた十六夜荘の住人と関わるうち、亡き大伯母の想いを知る。

    戦時中の軍人たちの振る舞い、戦後の食糧不足や混乱、ショックな表現も多かったけど、最後の小野寺教授の告白では涙が出たなぁ。
    雄哉は仕事無くなって大変かもしれないけど、遺産だけではない大きなものを得たのでしょうね。

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    2023年02月11日
  • 赤道 星降る夜

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    前情報も無く「古内作品」として読み始めました。
    目を逸らしたくなる様な戦時中の描写がリアルに描かれ、読み進むのに時間がかかりましたが、その先にある「伝えたい事」を伝えようとする物語の力に導かれて最後までしっかりと読ませていただきました。

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    2023年02月01日
  • 花舞う里

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    とある事情で心を閉ざし、奥三河の母の実家に引っ越した中学生が主人公の物語。古内さんの作品らしく、様々な状況に置かれた登場人物たちとの心揺り動かされる展開に熱くなります。

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    2022年12月13日
  • キネマトグラフィカ

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    老舗映画会社の同期6人組が思い出の映画を見ながら回想するお話し。

    それぞれの側から見た印象と心の奥の本当との違いに心揺れました。特に麗羅の話が好きです。読み終えた後、何か頑張るぞ!と力を貰える作品です。

    後、同期って良いなぁって思いました(^-^)

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    2022年11月10日
  • 十六夜荘ノート

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    突然遠い親戚の遺産で、
    都内の一等地が手に入るなんて…
    なんて夢のような話。

    赤字のシェアハウスとして使われているあたりから様子がおかしくなってきくる。
    現代と戦時中が交互に進んでいくが、
    個人的には戦時中の話の方が引き込まれて
    現代に戻らなくていいのになあと思いつつ、
    結構夢中で読んでいた。

    古内さんの作品はマカンマランなど読みましたが、
    雰囲気は違うけど、伝えてくることは似ているような。他の作品も読んでみたい

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    2022年11月02日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    気持ち良く泣かせて頂きました。競馬を舞台にした爽快なスポーツ小説であり、業界から揶揄される弱小厩舎の人々と虐待されていた良血の競走馬の再生の物語であり、新人女性騎手の苦悩と成長を描く教養小説。良質のエンタメ本。お勧めです。

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    2022年08月22日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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     地方競馬場を舞台に、新人女性ジョッキーの葛藤と周囲の人間模様を描いた作品。私自身、どうしても賭け事のイメージが強く競馬には大した興味がない。それでもこの作品は面白いと感じた。
     主人公の葛藤の他にも、過去にいろいろ抱えている地方の弱小厩舎で働く人々が徐々に変わっていく姿を描いており、いわゆるサクセスストーリーといった趣は確かにあるが、それ以上に馬に乗って走っている臨場感がひしひしと伝わってくることが印象に残っている。読後感が爽やかな作品。

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    2022年08月17日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    非常に爽快で気持ちの良い読後感の一冊。若き女性ジョッキーと厩舎に集う人々の熱い想いをひしひしと感じることができます。登場人物たちのキャラ立ちもとても良くて、彼らの想いに引き込まれます。

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    2022年07月28日
  • 十六夜荘ノート

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    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい ◯
    その他

    本当に自由に生きるための勇気。


    「乙女チック」な内容かと、さらっと読み流すつもりが、後半予想外の展開。

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    2022年06月14日
  • キネマトグラフィカ

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    ネタバレ

    キネマとかシネマとかタイトルには、何故か惹かれる。

    そして、帯にある『悩みながら前に進むすべての人へ』という言葉につられ、読んでみた。
    なんとなく悩んでいるから。

    そして、読後は、やっぱり、悩みながら前に進むしかないんだなーと思った。

    若い頃のがむしゃらさと今のもがき、似ていないけど似てるんだよね。

    いくつになってもがむしゃらにもがきたいね。


    本の作りとしては、1992から2018の間のことも
    もっと知りたかったけれど、それを勝手に想像するのも楽しいかな。

    続編も楽しみ。

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    2022年04月24日
  • 赤道 星降る夜

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    戦時下における極限の環境とその記憶に縛られて生きていかねばならなかった祖父の軌跡を、ブラックな職場で追い込まれ飛び降りた孫が辿る軌跡。読み応えのある小説だった。

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    2022年04月13日