古内一絵のレビュー一覧

  • 星影さやかに

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    地方の方言を話す登場人物たちの様子がイキイキ描かれている。戦争終結から、東京オリンピックの頃を生きた父の人生。

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    2025年10月11日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食のある10の風景
    個性豊かな短編とエッセイがぎゅっと詰まった一冊

    収録作品は以下のとおり

    一穂ミチ 「わたしたちは平穏」

    古内一絵 「ワタシノミカタ 」

    君嶋彼方 「ヴァンパイアの朝食 」

    錦見映理子 「くちうつし 」

    奥田亜希子 「白と悪党」

    尾形真理子 「SUMMER STREAMER 」

    原田ひ香 「夏のカレー」

    《エッセイ・掌編》
    田辺智加 「初恋と食事」

    山本ゆり 「ゆかりとバターのパスタ」

    山田詠美 「恩響の彼方のトマトサラダ」


    私は特に、錦見映理子さん、尾形真理子さん、原田ひ香さんの作品が好みだった。
    ある作品では、涙がじんわり浮かんでくる。
    またある作品では、言葉のセンスが上手すぎてニンマリしてしまった。尾形さんの背徳行為とか。笑

    どの作品も、恋と食がテーマという以外は、全く趣が違っていて面白い。其々の個性が光っているので、気になった作家さんの他作品も読んでみたいと思った。


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    2025年10月09日
  • 十六夜荘ノート

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    面白いようなそうでもないような。

    十六夜荘を残した戦時中の叔母の想いと、十六夜荘を相続した現在を生きる甥?の物語。

    だんだん人の気持ちに寄り添える人になっていくところは良かったかな。

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    2025年10月04日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食がテーマであること、と、
    こんなに豪華な作家さんが集まった文庫本、読むしかないでしょ?!
    と、手に取りました。
    期待通りです。
    食と恋がテーマの短編小説でしたが、それぞれのシチュエーションでこんなにもバリエーション豊かに物語が紡がれていけるんだ、と。

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    2025年08月31日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食事が出てくるお話を読みたくて、借りた一冊。古内一絵さんとか一穂ミチさんの短編が入っていて、いろんな【ふたり】が食とからみながらお話が進む。
    尾形真理子さんの大谷翔平が出てくる話に、小説にまでご本人で出てくる大谷翔平のスゴさんを感じた。
    個人的には原田ひ香さんの『夏のカレー』が切なくて好きだった。

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    2025年08月25日
  • 山亭ミアキス

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    思い悩んでいる人が、迷い込んで、物語の中心人物に出会って、新たな道に前向きに歩き出す、という物語の構図はマカン・マランシリーズと一緒なんだけど…。

    猫の妖精たちに親しみが持てないのか、深みがないからか、思い悩む人たちに共感しにくいからか、そこまで面白みを感じきれなかった。

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    2025年08月11日
  • 山亭ミアキス

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    なかなか文庫化されない作者さんの文庫化。
    他の方のレビューにもあるように、どうしても「マカン・マラン」シリーズのシャールさんの温かさを期待して読んでみたら、すご〜く裏切れた。
    他の方も書いているように、とにかく怖い。
    根底に流れるものは、再生の物語なんだけど、それまでの過程がホラー過ぎて、感動よりトラウマになる。
    猫が人間になり、迷える人々を導くところは、「満月珈琲店の星詠み」と同じなんだけど、登場する猫たちが怖い…
    舞台となる猫魔ヶ岳も、福島に猫魔と言うところがあるから、そこかな?とか想像しちゃうし、内容より設定の怖さの方が印象に残ってしまった。

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    2025年07月29日
  • 山亭ミアキス

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    大好きなマカン・マランシリーズから、古内一絵さんの作品を他にも読んでみたくて購入。
    心に悩みを抱え、この現状から逃げ出そうとしている人が迷い込んでしまう山の中の「山亭ミアキス」で起こる、猫にまつわる神話や伝説を基にした不思議な体験。
    全体的に暗く、陰鬱な雰囲気もありながらも前に進み出す人々が描かれている。

    ファンタジーのようでありながらも、大円団のハッピーエンドばかりじゃないところが妙にリアリティもあって読みやすかった。
    ただ、全体的に、それこそお話の中の霧のように、なんとなくぼやけた印象があったなぁ、と感じる。

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    2025年06月20日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    シリーズ完結編ですね。
    可もなく不可もなくという感じですね。
    もう少し波瀾万丈なところが欲しいと自分は感じました。

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    2025年05月19日
  • 山亭ミアキス

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    山奥の不思議なホテルを巡る連作小説。宮沢賢治的な世界観にリアルな問題を抱えた人達が迷い込んだ感じがしました。しんどい描写もありましたが、どの話も出口を用意されているのがよかった。あの子の魂が救われることを祈ります。

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    2025年05月18日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    地方から中央へそして世界へステップアップ。流れはいいのだかちょっとマンネリ感が否めない。ラストの描写は好みによると思うがもう少しメリハリをつけた書き方をしてほしかった。

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    2025年05月17日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    小説とエッセイで描く10の恋と食のアンソロジー。
    一穂ミチ「わたしたちは平穏」、原田ひ香「夏のカレー」、
    古内一絵「ワタシノミカタ」、山本ゆり「ゆかりと
    バターのパスタ」等を収録。

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    2025年08月24日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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     ドバイレースはドキドキがずっ〜と続き、奥歯の奥が痛くなってきました。

     なんとも言えない感動の余韻にしたってます。

             (本文より)
    「スタート前の胃が焼けつくような緊張と焦りがきれいに消えレースに集中している。
     耳の傍でひゅうひゅうと風が鳴る。
     私たちはいつもこの風の向こうを目指して走り続けてきた。」

    「馬を信じる。」
    「競馬とは人と馬が共に生きること。」

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    2025年04月14日
  • 銀色のマーメイド

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    女の子が男の子として大会に出るという、あり得ない話だとは思うけど、ひとつの目標にひたむきに進んでいくところがよかった。

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    2025年04月11日
  • 山亭ミアキス

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    あれれ??宮沢賢治?!と読み間違えてる?!と錯覚してしまう内容だった。ゾワゾワした。マカン・マカランの古内一絵さん、こういう作品も書くんだーと新鮮だった。

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    2025年02月25日
  • 花舞う里

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    潤を取り巻く澄川の子どもたちの、複雑さがていねいに描かれている。
    都会だと、表面だけでみて判断して適当につきあっておわりにできちゃう感じと、限られた人たちとやりとりせざるを得ず、その中で人への眼差しや情愛が生まれてくる感じ、とてもていねいに描かれていた。

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    2025年02月19日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    新刊情報で見掛けて気になり、手に取った作品。
    装画とテーマがとても好みだった。

    「恋と食」をテーマに描かれた小説、掌編、エッセイのアンソロジー。
    作家さん以外にお笑い芸人さん、料理コラムニストさん、コピーライターさんが参加されていて豪華メンバー。
    山本ゆりさんのレシピには大変お世話になっている。

    本書のタイトルを見て、「心温まる話が多いのかな」と思っていたら、いろんな意味で衝撃的な話が多く、それも含めて楽しめた。

    どの作品も出てくる料理がとてもおいしそうー!
    パエリア、ロールキャベツ、カニクリームコロッケ…食べたい…!
    食欲を刺激されまくりの一冊だった。

    ︎✿「わたしたちは平穏」一穂ミチさん
    性格や食の好みが合い、同棲している2人。一見平穏に見える2人の間に潜んでいる不穏さが怖い。ラストは若月さん、まさか…?この2人、この先どうなっちゃうんだろう…。

    ︎✿「ワタシノミカタ」古内一絵さん
    家庭内には味方が必要だよね。この3人には世間の目に負けず幸せに暮らしていってほしい。昴の例え方が秀逸!昴が作ったキャンプ飯、私も食べたい♡

    ︎✿「初恋と食事」田辺智加さん
    「ぼる塾」の田辺さん。描かれていること全てに共感しかない。私もしんどい時はとりあえずおいしい物を食べて、乗り切っている。

    ︎✿「ヴァンパイアの朝食」君嶋彼方さん
    目次を見て一番気になっていた作品。タイトルだけ見てファンタジーなのかと思いきや、ヴァンパイアって、そういうこと…!恋愛の甘さと苦さが詰まった作品。

    ︎✿「くちうつし」錦見映理子さん
    人生にどれだけ絶望しても、食べることをやめなければ、いつかはきっと立ち上がって生きていける。食べることは生きることに直結するんだなぁと改めて感じた。

    ︎✿「ゆかりとバターのパスタ」山本ゆりさん
    母が作ってくれたお弁当にはいつもゆかりご飯が入っていたことを思い出した。ゆかり買ってきてパスタ作ってみよう。

    ︎✿「白と悪党」奥田亜希子さん
    土鍋にまつわる初恋のお話。美弓の関谷への執着がなんだか怖く感じた。私は何故か小さい頃からお粥の描写にとても惹かれてしまう。土鍋でかしぐお粥、いいなぁ。

    ♥「SUMMER STREAMER」尾形真理子さん
    野球観戦を通じて知り合う2人が絆を深めていく様が微笑ましい。自分が好きなものを一緒に楽しめる相手がいるって素敵。そして試合のシーンがとても胸熱。

    ︎✿「夏のカレー」原田ひ香さん
    男女が知り合ってから40年間のお話。結婚はやっぱりタイミングだなぁ。人生で全てを捨ててでも一緒にいたい相手に出会えることは幸せなことだと思う。

    ︎✿「恩讐の彼方のトマトサラダ」山田詠美さん
    序盤から衝撃すぎる…!だって、真実なんだもん。(p.348)って…!失恋のお話なのに湿っぽくないのは山田さんのお人柄なんだろうな。

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    2026年04月25日
  • 山亭ミアキス

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    暑い夏車の中に置き去りにされた幼い子供。それをみながら何もしてあげらなかった猫。
    自分を見失い自暴自棄になると迷い込んでしまう山亭ミアキス。猫達と人間達と神話が織りなす不思議な場所でもある。青い湖で母を待つ子供を救う事が出来るのか。

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    2024年11月10日
  • 星影さやかに

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    著者自身の祖父と父にまつわる実話を基にした小説とのことだが、それもあってなんだかNHKの「ファミリーヒストリー」みたいなテイスト。

    章によって、一人称が息子→母→父…と入れ替わっていくが、それによって家族の有り様が多面的に立ち現れてくる。
    昭和39年から過去を振り返る序章と終章は、単行本のために書き下ろされたもののようだが、これが加わることで時間的な深みが増す効果を生んでいる。

    「ファミリーヒストリー」を視てもいつも思うけど、自分よりも二世代ほど前のこの時代、現代よりも世の中がずっと不確実で、どの家族も社会状況に翻弄されながら生きていたのだと思い知らされる。
    主人公の家族に限らず、どの家族も不確実な時代をそれぞれに懸命に、誠実に生き抜いていた。が、それが共同体に広がると、同調圧力やら余計なものが働いて、時に悲劇も生まれる。
    そんな人の世の難しさ、哀しさもまたこの小説には刻まれている。

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    2024年11月03日
  • 山亭ミアキス

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    最近読む本が猫が登場するものが多くてビックリしています

    この本も人と猫の紀元前からの関わりもとに描かれた作品です

    悩んで、苦しんで、どうしようも無くなった人だけが辿り着く山亭

    そこでの不思議な体験がその後の生き方に大いに影響します

    あなたも大きな悩みと共に、山を彷徨い、逃げ場を探しているうちに霧が立ち込めて来たら猫の術にハマってしまっているかもしれません

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    2024年10月15日