古内一絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんかちょっと違った
地方競馬の新人女性騎手がその情熱で落ちぶれた厩舎に再び活気を…というストーリー
元競馬ジャンキーの私、ベタっぽいストーリーも相まって期待度マックスで読み始めたんですが
なんかちょっと違った
読みやすい文章は好感のはずなんですが、ちょっとごちゃっとした内容を際立たせてしまってるというか、ちと詰め込みすぎてひとつひとつのエピソードが薄く感じてしまったんよな
盛り上がりもいまひとつだった気もするし
期待が大きすぎたかも
続けて続編を読むつもりたをったんですが、1回フラットな気持ちにするため違うのはさんでみようかな
いやでもめんどくさいからやっぱ読んじゃお -
Posted by ブクログ
ある日突然、面識のない大叔母・玉青の遺言で、高級住宅街に建つ"十六夜荘"という屋敷の相続権があると知らされた主人公・雄哉。
しかし十六夜荘は現在、ほぼ利益など出ないシェアハウスとして運用されており、雄哉は住人たちを追い出そうとする。
一方、謎の大叔母・玉青の若かりし頃が、雄哉の生きる現在と交互に描かれる。
果たして、玉青が雄哉に十六夜荘を遺した真意とは?
華族に生まれ、戦中にあっても芯を失わず前を向く玉青には、気高さと強さを感じました。率直に凄いなと。
ただ、自分の祖父母らの第二次大戦の話をかつて聞いた身としては、やはり玉青の環境は一般人のそれとは違うよね……と感じ、なん -
Posted by ブクログ
ネタバレ2017/6/12
潤、何して来たの?と怖かったけど事故で乗ってた方でまあ罪は無いよなと。
それでも傷ついて閉ざして痛々しい。
あまりの罪悪感にいじめでもして自殺とかされたのかと思った。
でもほんとに悪いことした奴ほど罪悪感に苛まれたりなんてしないのかも。
概ね予想通りの展開なんだけど、テレビに映った潤に悪意のメールが送られてきたのにゾッとした。
禍々しくて。
とっさにイタズラだろうと思って、その無意味な悪意の破壊力に恐怖を感じた。
本気だったとしたらどうだろう。
でもメール1通では済まないはず。やっぱりイタズラだろうな。
誰かの小さな苛々が他人への棘となりそれがまた新たな苛々と棘を生み、悪意