古内一絵のレビュー一覧

  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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     ドバイレースはドキドキがずっ〜と続き、奥歯の奥が痛くなってきました。

     なんとも言えない感動の余韻にしたってます。

             (本文より)
    「スタート前の胃が焼けつくような緊張と焦りがきれいに消えレースに集中している。
     耳の傍でひゅうひゅうと風が鳴る。
     私たちはいつもこの風の向こうを目指して走り続けてきた。」

    「馬を信じる。」
    「競馬とは人と馬が共に生きること。」

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    2025年04月14日
  • 銀色のマーメイド

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    女の子が男の子として大会に出るという、あり得ない話だとは思うけど、ひとつの目標にひたむきに進んでいくところがよかった。

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    2025年04月11日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    マカン・マランシリーズ以降久しぶりに
    この作者の本を読みました。

    アフタヌーンティー。優雅で高貴なイメージだから
    自分も経験してみたいけれど、勇気が出ない。
    けれど、この本を読む中で気軽にアフタヌーンティーに行っても大丈夫なのかもと思うことができました。

    本の中では、何かに対する偏見というのも裏テーマなのかなと思いました。人種や障害、性差、そして
    何かに対して頑張り、努力している人をバカにするなど

    私たち自身も気づかないだけで無意識的に偏見の目を他人に向けているのではとハッとさせられた本でもありました。それと同時にどんな人でも平等に
    受け入れる姿勢というのは難しいけれど
    あなたはあなた、

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    2025年04月09日
  • 百年の子

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    物資の少ない戦時中に児童向けの学年誌が発行されていたことが驚き。発行したところで購入できた人がどれくらいいたんだろう。
    小学館が軍事主義を煽る内容を載せていたことで、子どもたちを洗脳してしまったことは事実だろうけど、国策に協力せざるを得ない時代では仕方がない。
    だけど戦後もそのことに苦しみ続けた人がいたんだなぁと重たい気持ちになった。
    雑誌だけでなく、新聞、ポスターなどに携わった大勢の人たちが同じだろう。
    物語には、実在した作家(林芙美子さん)、編集長(野山彬さん)が登場したり、手塚治虫の自宅に原稿を取りに行く話や、ドラえもん誕生時の小話などが出てきておもしろい。

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    2025年04月06日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    ネタバレ

    アフタヌーンティーをテーマにした素敵な物語!

    デザートって高貴な者なんだなー、と、

    アフタヌーンティーの起源を少し垣間見て感じる。

    ホテルのアフタヌーンティーのセットの裏側、これは物語だけれども…

    企画する側と、シェフ長がいて、

    その他のスタッフもいて、

    いろいろな人間関係ややり取りがあって、

    季節ごとのメニューが決まっている、という側面は、

    もちろんアフタヌーンティーだけの話ではないのだろうと思いつつ…



    主人公遠山涼音29歳は、入社7年目で、ついに希望していたアフタヌーンティーの企画を担当できる部署に配属になり、そこでの試行錯誤がこのストーリーのメインになる。

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    2025年03月24日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食事をともにする話を集めたアンソロジー
    明るくハッピーだったり甘い話が多いかと期待したが、想像以上にシビアなものが多かった。イメージとは違った。

    古内一絵さんの作品が良かった。

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    2025年03月20日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    好きな作家さん揃い踏み。

    「わたしたちは平穏/一穂ミチ」
    「ワタシノミカタ/古内一絵」
    「ヴァンパイアの朝食/君嶋彼方」
    「くちうつし/錦見映理子」
    「白と悪党/奥田亜希子」
    「SUMMER STREAMER/尾形真理子」
    「夏のカレー/原田ひ香」
    「初恋と食事/田辺智加」
    「ゆかりとバターのパスタ/山本ゆり」
    「恩讐の彼方のトマトサラダ/山田詠美」

    恋と食をテーマにした7話とエッセイ3話が収録。

    装丁からスイートな物語を想像していたけれど、切な系も多く多種多様な10の風景を楽しめた。

    印象に残ったのは古内一絵さんと原田ひ香さん。

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    2025年03月19日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    前情報入れてなくて、ただタイトルから「ほっこりごはんものかな〜?」と思って読んだら、ビターなストーリーばかりだった。一穂ミチさんの文章大好き!原田ひ香さんのお話最後びっくりした。物悲しいけれど鮮やかな結びでした…。

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    2025年03月09日
  • 山亭ミアキス

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    あれれ??宮沢賢治?!と読み間違えてる?!と錯覚してしまう内容だった。ゾワゾワした。マカン・マカランの古内一絵さん、こういう作品も書くんだーと新鮮だった。

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    2025年02月25日
  • 花舞う里

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    潤を取り巻く澄川の子どもたちの、複雑さがていねいに描かれている。
    都会だと、表面だけでみて判断して適当につきあっておわりにできちゃう感じと、限られた人たちとやりとりせざるを得ず、その中で人への眼差しや情愛が生まれてくる感じ、とてもていねいに描かれていた。

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    2025年02月19日
  • 山亭ミアキス

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    暑い夏車の中に置き去りにされた幼い子供。それをみながら何もしてあげらなかった猫。
    自分を見失い自暴自棄になると迷い込んでしまう山亭ミアキス。猫達と人間達と神話が織りなす不思議な場所でもある。青い湖で母を待つ子供を救う事が出来るのか。

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    2024年11月10日
  • 星影さやかに

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    著者自身の祖父と父にまつわる実話を基にした小説とのことだが、それもあってなんだかNHKの「ファミリーヒストリー」みたいなテイスト。

    章によって、一人称が息子→母→父…と入れ替わっていくが、それによって家族の有り様が多面的に立ち現れてくる。
    昭和39年から過去を振り返る序章と終章は、単行本のために書き下ろされたもののようだが、これが加わることで時間的な深みが増す効果を生んでいる。

    「ファミリーヒストリー」を視てもいつも思うけど、自分よりも二世代ほど前のこの時代、現代よりも世の中がずっと不確実で、どの家族も社会状況に翻弄されながら生きていたのだと思い知らされる。
    主人公の家族に限らず、どの家族

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    2024年11月03日
  • 山亭ミアキス

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    最近読む本が猫が登場するものが多くてビックリしています

    この本も人と猫の紀元前からの関わりもとに描かれた作品です

    悩んで、苦しんで、どうしようも無くなった人だけが辿り着く山亭

    そこでの不思議な体験がその後の生き方に大いに影響します

    あなたも大きな悩みと共に、山を彷徨い、逃げ場を探しているうちに霧が立ち込めて来たら猫の術にハマってしまっているかもしれません

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    2024年10月15日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    競馬界はよくわからないけれど、
    なんとなく華やかなイメージがありました。
    けれど、リアルに書かれた本だけあり
    実際にはやはり、どの業界にもあるドロドロした、しがらみや妬みの方が多くマスコミに踊らされたり、馬が辛い目にあったり
    少し辛い気持ちになってしまう場面もありました。
    この物語は、数少ない女ジョッキーが少しづつ心も技術も成長していく物語です。
    卒業して地方の厩舎でジョッキーとして雇われた瑞穂は、
    少しづついろいろな傷をもつ
    厩舎のスタッフたちとぶつかりながらもみんなで厩舎のピンチを回避するため奮闘する物語です
    そこで出会った運命の馬
    フィッシュアイとの心のやりとりは本当に素晴らしく、みんな

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    2024年07月27日
  • 十六夜荘ノート

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     理路整然と仕事をこなし、冷徹と思われるほど冷静沈着な雄哉は、あまり面識のないいい噂を聞いたことのなかった大伯母の遺産として一等地に建つ老朽化したシェアハウスを相続する。
     当然、売っぱらおうと住人たちに立ち退きを迫る。その住人たちも、噂の大伯母のように変わった人達で‥。

     読みながら最初から雄哉が住人たちや大伯母の色んな話に影響されて人柄が変わってその屋敷を売らないんだろうなと予想がついてしまう展開。
     「本当の遺産」の章から色々と明らかになる戦後の混乱を生き抜いた大伯母の本当の姿。
     混乱を生き抜いた凛とした姿の玉青や、本当にいい人物だったんだろうなと描かれている玉の兄の一鶴など感銘を受

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    2024年07月17日
  • 鐘を鳴らす子供たち

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    今、朝ドラ「虎に翼」を夢中になってみているけれど、まさに同じ時代の東京を舞台にしたお話で、「虎に翼」に出てくる浮浪児や町の様子を思い浮かべながら読んだ。
    私は40年ほど宝塚を観ていて、学生時代に劇場でバイトをしていたこともあり、菊田一夫作品には馴染みがある。「放浪記」は何度も観たけれど、何度観ても森光子さんたちの演技も含めとても良いな、名作だなと思えたし、「ダル・レークの恋」や「霧深きエルベのほとり」は再演を観て素晴らしい作品だと思った。最近の脚本・演出家の作品はストーリーありきで登場人物たちの人間性が深堀りされていないものが多いと感じるけれど、菊田一夫作品は登場人物たちがちゃんと活きていて、

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    2024年06月28日
  • 十六夜荘ノート

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    会ったこともない大叔母からの遺産相続。それは大叔母の記憶が詰まった十六夜荘だった。相続人の大崎雄哉は自分の目的のためなら、周囲の気持ちなど顧みない鼻持ちならない男だったが、ある事件をきっかけに自分の歪んだ考え方に気がついていく。そして大叔母がなぜ十六夜荘を大切にしていたのか、戦争の傷跡の中で大叔母はどう生きていたのか知ろうと思うようになる。戦争の悲惨さを物語として目の当たりにするから、とても辛い物語。目を背けてしまいたくなる。事実を知って戦争を行ってはいけないと改めて思う。

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    2024年06月07日
  • お誕生会クロニクル

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    装丁とタイトルに惹かれて手に取った一冊。
    誕生日を題材とした連作短編集。誕生日というとキラキラした甘いお話がメインかと思ったらそうではなかった。主人公たちは誕生日にまつわる少しビターで切ない思い出を抱えている。
    色んな葛藤を経て、みんな最後は自分の気持ちに区切りをつけて前へ進もうとする姿が印象的だった。
    特に「刻の花びら」は自分と重ねて涙がポロポロ溢れてしまった。
    3.11やコロナ禍の話もあって、その時に誕生日を迎える人が少なからず葛藤や苦悩を抱えたりしているのかもしれないと言うことにも初めて気付かされた。
    皆が平等に迎える一日であってもそこには一人一人違った物語があるのだ。

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    2024年06月04日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    前作と同様、競馬がテーマ。
    登場人物もあまり変わらず、でもより人間的に描き出されている。
    競馬をあまり知らない自分も、勉強にもなり、この世界に人々がはまっていく理由もなんとなく感じてくる。
    レースを映像もなく文章だけで読ませて、かつドキドキする展開にはまりこんでしまった。

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    2024年05月25日
  • お誕生会クロニクル

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    お誕生日会をテーマにした連作短編集。
    お誕生日会、というと、楽しくて華やかでキラキラしてて〜⟡.·*.っていうのが浮かぶけど、この本はそういうことではなく、ちょっと切ない、寂しい…主役だけでなく、それを祝う側にもスポットを当ててのエピソードが描かれている。
    お誕生日=絶対嬉しい!楽しい!とは限らない、また違った焦点からお誕生日会を見られるのが面白かった!!
    だって、やっぱりお誕生日会って、ワクワクするようなイメージだから( ꇐ₃ꇐ )

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    2024年05月07日