古内一絵のレビュー一覧

  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    なんかちょっと違った

    地方競馬の新人女性騎手がその情熱で落ちぶれた厩舎に再び活気を…というストーリー

    元競馬ジャンキーの私、ベタっぽいストーリーも相まって期待度マックスで読み始めたんですが
    なんかちょっと違った

    読みやすい文章は好感のはずなんですが、ちょっとごちゃっとした内容を際立たせてしまってるというか、ちと詰め込みすぎてひとつひとつのエピソードが薄く感じてしまったんよな
    盛り上がりもいまひとつだった気もするし

    期待が大きすぎたかも
    続けて続編を読むつもりたをったんですが、1回フラットな気持ちにするため違うのはさんでみようかな
    いやでもめんどくさいからやっぱ読んじゃお

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    2023年06月13日
  • 十六夜荘ノート

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    とても面白かった。中盤あたりから止められなくなりあっと言う間に読み切ってしまった。戦前、戦中、戦後、そして現代。みんなみんな、悩んで藻掻いて愛されて生きている。人も月と同じで、満ちてくときもあれば、欠けてくときもある。とても刺さった言葉だった3.7

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    2023年06月05日
  • キネマトグラフィカ

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    昭和の娯楽黎明期〜バブル期さらには現在において業態が変化した斜陽産業となる銀幕業界出身の著者ならではの一冊。しかしながら表現や事象がマイノリティー化してて、物語とのバランスに違和感があり、同世代とはいえ業界の事を知らない一般人には理解し難く温度差を埋める事ができなかったのが残念でした。

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    2023年04月01日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    うっかり続編を先に読んでしまっていた…面白かったけど…この小説の疾走感と どんなに落ち込んでも大変でも最後には前向きに力強く走る感じがとても良い。

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    2022年09月12日
  • 十六夜荘ノート

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    ある日突然、面識のない大叔母・玉青の遺言で、高級住宅街に建つ"十六夜荘"という屋敷の相続権があると知らされた主人公・雄哉。
    しかし十六夜荘は現在、ほぼ利益など出ないシェアハウスとして運用されており、雄哉は住人たちを追い出そうとする。
    一方、謎の大叔母・玉青の若かりし頃が、雄哉の生きる現在と交互に描かれる。
    果たして、玉青が雄哉に十六夜荘を遺した真意とは?

    華族に生まれ、戦中にあっても芯を失わず前を向く玉青には、気高さと強さを感じました。率直に凄いなと。
    ただ、自分の祖父母らの第二次大戦の話をかつて聞いた身としては、やはり玉青の環境は一般人のそれとは違うよね……と感じ、なん

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    2022年07月17日
  • 痛みの道標

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    戦争の話と知らずに読み始めたのでよけいに、戦地の凄惨な描写が衝撃的だった。戦争に関わった人々の無念さは計り知れない。

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    2022年04月05日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    NHKドラマを観た機会に再読。地方の川崎競馬で2016年にデビューした藤田菜七子を予見したかのような出来過ぎの小説の文庫版は、当の本人の談話が載っていてお得感満載。
    老婆心ながら、ただでさえギョロ目の平手友梨奈に「なにを」って目を剥く演技ばかりさせる演出には首を傾げました。

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    2022年01月29日
  • 花舞う里

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    安定しておもろかったな!
    なんも解決はしてんけど、それはもちろんやし、これから動け出せそうな様子がわかって良かった。

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    2022年01月16日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    地方競馬界にデビューした若き女性騎手、芦原瑞穂。
    廃業寸前の弱小厩舎で、傷を抱えた者達と瑞穂が少しずつ心を通わせ夢に向かっていくお話で、楽しく読めました。

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    2021年02月23日
  • 花舞う里

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    なぜか 一気に読み終えました
    不思議な作品だった。
    面白い?
    感動する?
    ありそうでなさそうな 少年期の思い出
    こんな 思い出があったら 幸せかもしれない

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    2018年10月26日
  • 花舞う里

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    ネタバレ

    2017/6/12
    潤、何して来たの?と怖かったけど事故で乗ってた方でまあ罪は無いよなと。
    それでも傷ついて閉ざして痛々しい。
    あまりの罪悪感にいじめでもして自殺とかされたのかと思った。
    でもほんとに悪いことした奴ほど罪悪感に苛まれたりなんてしないのかも。
    概ね予想通りの展開なんだけど、テレビに映った潤に悪意のメールが送られてきたのにゾッとした。
    禍々しくて。
    とっさにイタズラだろうと思って、その無意味な悪意の破壊力に恐怖を感じた。
    本気だったとしたらどうだろう。
    でもメール1通では済まないはず。やっぱりイタズラだろうな。
    誰かの小さな苛々が他人への棘となりそれがまた新たな苛々と棘を生み、悪意

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    2017年06月15日
  • 花舞う里

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    この世には、自分ではどうにもない出来事が起きてしまうことがある。
    ある程度の年齢になれば、それも仕方がないこととして受け止められるかもしれないけれど
    主人公の少年はまだ中学生だ。
    心を閉ざしてしまった少年が出会ったのは、
    山奥の村に古くから伝わる伝統の奇祭。
    祭りに込められた過去からの祈りや願いに気づいた少年の心は、再び光を取り戻していくのです。
    やるせない気持ちを人々は神楽を踊ることでやり過ごしてきたのでしょう。
    大昔だって今だって悲しみのない人生なんてないのだから。

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    2017年02月25日