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「マカン・マラン」著者が描く感動のファミリーヒストリー 昭和39年、羽田の町工場で働く良彦のもとに 亡き父の日記が届く。 戦時中に「非国民」と周囲から罵られ、 終戦後も自室にこもり続けた父を、 良彦はかつて軽蔑していた。 しかし、日記を紐解くと、 そこには父が口にすることがなかった想いと壮絶な人生、 そして良彦の家族三代をめぐる数奇な運命が記されていて――。 解説・中島京子 ※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
毎年、終戦記念日前に戦争に関する本をまとめて読んで8月15日を厳かな気持ちで迎える 今年は出遅れてなかなか良い本との出会いがなかったけど、丸善に陳列してるのをふと手にとって読みました 知らない作者でしたが、よく出来た小説です 人物像も心情も丁寧に練り込められて読後感もなんともいえないしみじみとした...続きを読む気持ちになります オススメです
おもしろい!!ではないけど、いい本に出会えたなという感覚。高校生の課題図書とかにしてほしい。 わたしも祖母が生きているうちに、と思うけどやはりなかなか行動にはうつせていない。戦争の時代を生きた人が減っているこの時代、この小説が出たことには大きな意味があると思う。大変な時代だなぁで終わらせず私たち大...続きを読む人が未来を守っていかねば、、と思うけど、わたしがあの世界を生きることになったら世論の波に飲み込まれず、登場人物たちのような気高く尊い生き方ができるんだろうか。
実話でした。親子三代の様子というよりも戦争に関わった人々の内の三代を描いて知ることだと思います。関東大震災の朝鮮人虐殺も日本を戦争に導いた陸軍に覆い被せて同調したアホな民間人も敗戦国になって報いを受けたのだろうか、秘密警察の真似事をしてまともな人を炙り出したアホな軍人も報いは?否 井出のジジイの様に...続きを読む180度態度を変えて生きて行った筈だ。こういう正しい小説を読むたびに憤るし神様はいないのかと
戦地ではなく、攻撃をほとんど受けることがなかった東北の家族のお話。 地動説のように、時代が違えば受け入れられる話が、ある時代では迫害されてきた。 そんな過去が遠い昔ではない日本にもあって、平和の大切さをみに沁みて感じることができる本。
吉野作造を、敬愛する父は関東大震災の後神経症になり東京から古川に戻って引きこもる。旧家を取り仕切る気丈な祖母、それに従う母、妹との田舎の日々。戦争から敗戦の後の人々の節操の無さ醜さと虚しいだけの戦争を一家の歴史を通して描いている。 まともな神経の人こそ壊されていくようで恐ろしかった。
あまり戦争ものを読んでこなかったが読みやすさはあった 誰かの強い思いは勘違いされるがそれを良しとしないのは今の現実の方ではないのか?
夏になると戦時物が気になり手に取ってしまうのは日本人の本能なのか、子供の頃からの教育のせいなのかと考えてしまう。 戦中、戦後と翻弄される良彦達家族。しかし東北の田舎が舞台の為直接戦闘に巻き込まれる訳ではないので、そういった悲惨さは感じられない。が、やはり大局の流れに巻き込まれていく。 人の二面性が深...続きを読むく刺さる。本当に憎らしい鬼婆も、もう一つの顔は、プライド高き元姫であったり、その婆にいじめられる母もそんな婆を尊敬していたり。 鬱になってしまった父も自殺願望を持ちつつも、なんとか生き切ろうと足掻く姿。 時代が違っても生きる姿に背中を押された気持ちになった。
地方の方言を話す登場人物たちの様子がイキイキ描かれている。戦争終結から、東京オリンピックの頃を生きた父の人生。
著者自身の祖父と父にまつわる実話を基にした小説とのことだが、それもあってなんだかNHKの「ファミリーヒストリー」みたいなテイスト。 章によって、一人称が息子→母→父…と入れ替わっていくが、それによって家族の有り様が多面的に立ち現れてくる。 昭和39年から過去を振り返る序章と終章は、単行本のために書...続きを読むき下ろされたもののようだが、これが加わることで時間的な深みが増す効果を生んでいる。 「ファミリーヒストリー」を視てもいつも思うけど、自分よりも二世代ほど前のこの時代、現代よりも世の中がずっと不確実で、どの家族も社会状況に翻弄されながら生きていたのだと思い知らされる。 主人公の家族に限らず、どの家族も不確実な時代をそれぞれに懸命に、誠実に生き抜いていた。が、それが共同体に広がると、同調圧力やら余計なものが働いて、時に悲劇も生まれる。 そんな人の世の難しさ、哀しさもまたこの小説には刻まれている。
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