山亭ミアキス

山亭ミアキス

880円 (税込)

4pt

日常から逃げ出したいあなたへ――

心に悩みを抱える人が迷い込む、森の中の不思議な宿「山亭ミアキス」。超絶美形のオーナーに不思議な従業員、ロビーでは暖炉が赤々と燃え、食事は絶品のアイルランド料理。しかし、泊まると間違いなく酷い目に遭わされる。ブラック部活に疲弊する少年、マタハラに悩む女性など、今日も救いを求める者がたどり着く。人をたぶらかす、謎めいた彼らの正体と目的とは――? 「マカン・マラン」シリーズの著者が描く、愛と涙の物語。

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山亭ミアキス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    出だしの事件が痛ましすぎて、読み通せないかも、大丈夫かな、と不安になったものの、描写が巧みで、すぐにひきこまれた。少し恐ろしさもあるものの、結果的には荒療治。
    最後の章は泣いてしまった。ダークでミステリアスな雰囲気は大好物。良かった。

    0
    2024年05月30日

    Posted by ブクログ



    この物語は、猫に主軸が置いてある。

    猫が、
    山亭ミアキスに迷い込んだ人間達を虜にして、話しを聞いたり、美味しい食事をご馳走したり、時には精気を吸い取ってしまったり。
    山亭を出た人間達は不思議と気持ちがスッキリと穏やかになり、今までとは違った人生を歩むようになる。


    文中には、様々な猫の神話が

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    人生崖っぷち人間たちが山奥のホテルに辿り着き猫ちゃんたちからおもてなしを受けたり恐ろしい目に遭わされたりして人生を見つめ直す連作集。各話世界の様々な猫の伝承が出てくるので楽しい。あと出てくるアイルランド飯がうまそう。顔のいい男も出てくるぞ。

    0
    2025年05月23日

    Posted by ブクログ

    2025-4

    人の心の奥にある悩みや問題を嗅ぎつけ、霧の奥深い山亭へと導く“何か”。そこで人々は美味しい食事を堪能すると共に、不思議な現象に見舞われ、自分たちが“どう生きるか”の選択肢を迫られる。
    癒される話なのかなと思えば、ゾワッと、ときどきじわっとくる話でした。ダークファンタジー?っぽいですが

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ

    短編集。
    急な悪天候に見舞われ誘い込まれるようにしてたどり着いた山奥のホテル「山亭」が舞台。

    散々な目にあい、死を望んでいた苑子の再起を描く「背負う女」が心に刺さった。

    0
    2024年07月10日

    Posted by ブクログ

    始まりから少し怖さ?のようなものを感じたけど、読み進めて最後まで読むと、繋がっていて、連ドラを見ている感じだった。それぞれの悩みがそれぞれで解決していくのは面白い。中で出てくるお料理が美味しそう。

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ

    森の中にあるミステリアスな山亭。暖炉の薪は林檎の木。ごはんもデザートもとてもおいしく、ベッドは天蓋つき。美貌のオーナー、白髪でオッドアイの青年シェフ、小太りのフロントスタッフ。これだけ聞いたら間違いなく宿泊したくなる。私は「序」で語られる小さな女の子のことを終始考えながら読み進めた。

    目の前の道が

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    面白かったー。お店がベースの連作短編はあまり読んでなかったのだけれど、このお話好き。今いる場所からどん!て突き出される。それをきっかけに、次の一歩や方向を、自分の足で踏み出していく。シビアで冷たくてでも、決して無慈悲ではない猫たちの姿に魅入られる。
    なんかいいな。
    あたたかさややさしさはあれど、それ

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    思い悩んでいる人が、迷い込んで、物語の中心人物に出会って、新たな道に前向きに歩き出す、という物語の構図はマカン・マランシリーズと一緒なんだけど…。

    猫の妖精たちに親しみが持てないのか、深みがないからか、思い悩む人たちに共感しにくいからか、そこまで面白みを感じきれなかった。

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    なかなか文庫化されない作者さんの文庫化。
    他の方のレビューにもあるように、どうしても「マカン・マラン」シリーズのシャールさんの温かさを期待して読んでみたら、すご〜く裏切れた。
    他の方も書いているように、とにかく怖い。
    根底に流れるものは、再生の物語なんだけど、それまでの過程がホラー過ぎて、感動よりト

    0
    2025年07月29日

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