古内一絵のレビュー一覧

  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    小説とエッセイで描く10の恋と食のアンソロジー。
    一穂ミチ「わたしたちは平穏」、原田ひ香「夏のカレー」、
    古内一絵「ワタシノミカタ」、山本ゆり「ゆかりと
    バターのパスタ」等を収録。

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    2025年08月24日
  • 東京ハイダウェイ

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    コロナの影響が残る東京で働く人達の6つのハイダウェイ〈隠れ家〉。それぞれの抱える悩みはリアルで厳しいもの。プラネタリウムや近代美術館など、現実を忘れさせる隠れ家の方もリアル。実際に行ってみたい。

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    2025年04月29日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    恋と食のある10の風景なんていうから
    てっきりライトな話が多いのかと勝手に
    思ってたらなかなか濃さでした・・・

    どの話も面白かったけど最後の方の2編
    「SUMMER STREAMER」の爽やかさと
    「夏のカレー」と言うタイトルの割には
    全く爽やかさ(個人的感想)のないなんか
    どろどろと言うかちょっと濃いめの
    男女二人の軌跡が対照的で印象に残ったかな?

    途中出てきた「ゆかりとバターのパスタ」では
    浮かれる男に怒ったけど、やっぱりおいしい
    ものはおいしいんだなぁ~と思う女に共感。
    まぁでもこれは作中にあるように「ゆかり」を
    作った三島食品がすごいんだよ!間違いない!

    知ってる作家も知らない作

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    2025年04月16日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    2025/02/20予約 18
    山本ゆりさんの「ゆかりとバターのパスタ」が好き。本当に料理もお人柄も文章もステキ

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    2025年04月16日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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     ドバイレースはドキドキがずっ〜と続き、奥歯の奥が痛くなってきました。

     なんとも言えない感動の余韻にしたってます。

             (本文より)
    「スタート前の胃が焼けつくような緊張と焦りがきれいに消えレースに集中している。
     耳の傍でひゅうひゅうと風が鳴る。
     私たちはいつもこの風の向こうを目指して走り続けてきた。」

    「馬を信じる。」
    「競馬とは人と馬が共に生きること。」

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    2025年04月14日
  • 銀色のマーメイド

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    女の子が男の子として大会に出るという、あり得ない話だとは思うけど、ひとつの目標にひたむきに進んでいくところがよかった。

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    2025年04月11日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    マカン・マランシリーズ以降久しぶりに
    この作者の本を読みました。

    アフタヌーンティー。優雅で高貴なイメージだから
    自分も経験してみたいけれど、勇気が出ない。
    けれど、この本を読む中で気軽にアフタヌーンティーに行っても大丈夫なのかもと思うことができました。

    本の中では、何かに対する偏見というのも裏テーマなのかなと思いました。人種や障害、性差、そして
    何かに対して頑張り、努力している人をバカにするなど

    私たち自身も気づかないだけで無意識的に偏見の目を他人に向けているのではとハッとさせられた本でもありました。それと同時にどんな人でも平等に
    受け入れる姿勢というのは難しいけれど
    あなたはあなた、

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    2025年04月09日
  • 百年の子

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    物資の少ない戦時中に児童向けの学年誌が発行されていたことが驚き。発行したところで購入できた人がどれくらいいたんだろう。
    小学館が軍事主義を煽る内容を載せていたことで、子どもたちを洗脳してしまったことは事実だろうけど、国策に協力せざるを得ない時代では仕方がない。
    だけど戦後もそのことに苦しみ続けた人がいたんだなぁと重たい気持ちになった。
    雑誌だけでなく、新聞、ポスターなどに携わった大勢の人たちが同じだろう。
    物語には、実在した作家(林芙美子さん)、編集長(野山彬さん)が登場したり、手塚治虫の自宅に原稿を取りに行く話や、ドラえもん誕生時の小話などが出てきておもしろい。

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    2025年04月06日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    ネタバレ

    アフタヌーンティーをテーマにした素敵な物語!

    デザートって高貴な者なんだなー、と、

    アフタヌーンティーの起源を少し垣間見て感じる。

    ホテルのアフタヌーンティーのセットの裏側、これは物語だけれども…

    企画する側と、シェフ長がいて、

    その他のスタッフもいて、

    いろいろな人間関係ややり取りがあって、

    季節ごとのメニューが決まっている、という側面は、

    もちろんアフタヌーンティーだけの話ではないのだろうと思いつつ…



    主人公遠山涼音29歳は、入社7年目で、ついに希望していたアフタヌーンティーの企画を担当できる部署に配属になり、そこでの試行錯誤がこのストーリーのメインになる。

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    2025年03月24日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食事をともにする話を集めたアンソロジー
    明るくハッピーだったり甘い話が多いかと期待したが、想像以上にシビアなものが多かった。イメージとは違った。

    古内一絵さんの作品が良かった。

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    2025年03月20日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    好きな作家さん揃い踏み。

    「わたしたちは平穏/一穂ミチ」
    「ワタシノミカタ/古内一絵」
    「ヴァンパイアの朝食/君嶋彼方」
    「くちうつし/錦見映理子」
    「白と悪党/奥田亜希子」
    「SUMMER STREAMER/尾形真理子」
    「夏のカレー/原田ひ香」
    「初恋と食事/田辺智加」
    「ゆかりとバターのパスタ/山本ゆり」
    「恩讐の彼方のトマトサラダ/山田詠美」

    恋と食をテーマにした7話とエッセイ3話が収録。

    装丁からスイートな物語を想像していたけれど、切な系も多く多種多様な10の風景を楽しめた。

    印象に残ったのは古内一絵さんと原田ひ香さん。

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    2025年03月19日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    前情報入れてなくて、ただタイトルから「ほっこりごはんものかな〜?」と思って読んだら、ビターなストーリーばかりだった。一穂ミチさんの文章大好き!原田ひ香さんのお話最後びっくりした。物悲しいけれど鮮やかな結びでした…。

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    2025年03月09日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ワタシノミカタ、が好き。長編で読みたい。味が浮かばなくて作ってみたいと思ったのは、山本ゆりさんのゆかりバターパスタ

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    2025年03月08日
  • 山亭ミアキス

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    あれれ??宮沢賢治?!と読み間違えてる?!と錯覚してしまう内容だった。ゾワゾワした。マカン・マカランの古内一絵さん、こういう作品も書くんだーと新鮮だった。

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    2025年02月25日
  • 花舞う里

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    潤を取り巻く澄川の子どもたちの、複雑さがていねいに描かれている。
    都会だと、表面だけでみて判断して適当につきあっておわりにできちゃう感じと、限られた人たちとやりとりせざるを得ず、その中で人への眼差しや情愛が生まれてくる感じ、とてもていねいに描かれていた。

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    2025年02月19日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    ホテルで働くスタッフやパティシエのお仕事小説!アフタヌーンティー大好きだけに、その由来やメニュー開発の裏側、アフタヌーンティーファンの描写は面白く読みました。

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    2025年01月31日
  • 百年の子

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    出版社で働く明日花は
    創業百周年の記念事業部署に転属される。
    文林館は学習雑誌に端を発した会社だった。
    最初はやる気のなかった明日花だが
    過去を調べるうちに戦時中
    祖母スエが勤務していたことを知り…。

    いっそ記念企画として実名で書いても
    良かったんじゃないかと思うくらい
    小学館の成り立ちがよくわかりました!
    登場人物には架空の人もいますが
    現代の明日花、過去のスエ
    抱える問題は違えど
    どちらも仕事に向き合おうとしている。

    戦時中パート、スエと年の近い円の
    文学少女同士らしいシスターフッドな関係が
    その後の文林館にとって大切な鍵に。
    『彼方の友へ』や『らんたん』に通じる
    私好みの物語でした。

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    2025年01月25日
  • 百年の子

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    小学館の社史を軸に戦中、戦後の3世代の母娘の物語が展開していく。虚実織り交ぜた話で読みやすく興味深かった。

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    2025年01月19日
  • 百年の子

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    2025年1冊目は戦時と現代の出版に関わる人達の話。地味ながらジワリとくるお話でした。

    2025.1.1
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    2025年01月01日
  • 山亭ミアキス

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    暑い夏車の中に置き去りにされた幼い子供。それをみながら何もしてあげらなかった猫。
    自分を見失い自暴自棄になると迷い込んでしまう山亭ミアキス。猫達と人間達と神話が織りなす不思議な場所でもある。青い湖で母を待つ子供を救う事が出来るのか。

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    2024年11月10日