古内一絵のレビュー一覧
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マカン・マランの最終巻。当時の。というのも、昨年10年弱の時を経て、新刊が出たのだ。そちらももちろん読む。楽しみ。とはいえ本作が出たときはもちろん本作が最終巻として書かれていた。それにふさわしいエピソードの詰め合わせだ。
これまでの巻のエピソードに出てきた気になる脇役さん達何人かが主役として取り上げられている。そうそう、あの人達のその後は気になっていた。というのが解消されてゆく。炎上してしまった料理人の芦澤シェフ、お金持ちのおじさんの奥さんに収まったけど自分らしく生きられていない元グラドル。闘病中だった主人公シャールのその後。
大丈夫、最終巻のなかでそれらの不穏さは解消され、それぞれがきち -
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あおーーーーーーーぃ!
はるーーーーーーーぅ!
って思わず叫びたくなっちゃう
もうこんなの好き!
「あおい」と「はる」大好き!
「あおい」と「はる」は登場人物じゃない
「青」と「春」だ
そ、青春!
青春もの最高( ´∀`)bグッ!
あなたにもありましたよね
私にもありました
15歳の中学生のときが
まだまだ大人とは呼べない
だけど子どもでもない
難しいお年頃
こんなお年頃
大なり小なり悩みはあります
腐ってしまった大人とは違い
言葉にできない苦しい悩みが
そんな悩みを打ち明ける勇気
苦しむ仲間にそっと差し伸べ手
仲間のために必死になるその姿
これぞまさに青春!
その頑 -
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冒頭で、桜山ホテルを退職する鈴音。あの四季折々のアフタヌーンティー空間から遠ざかってしまって、「最高のアフタヌーンティー」ファンとしては何だか寂しかった( ;∀;)
結婚も、パティスリー飛鳥井のオープンも、素敵なことなんだけどね。
『たとえ認めることはできなくても、邪魔をするのはやめましょう。私たちが思いつかなかった新しい世界に臨もうとする、若い人たちの挑戦を。…現状の一線上で互いを縛り合うのではなく、一足飛びに駆け出していける誰かを「おめでとう」と心から寿げることこそが、本当の祝福なのだ。-第四話 サマープディング-』
ホテルラウンジの香織先輩の章から、忘れないように一節を保存。夫婦別姓も -
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ネタバレ児童文学と戦争
この本自体が、小学館の学年誌百周年記念本のような総まとめの本だった。
大政翼賛会の中、戦中の児童文学者の葛藤が伝わってくる。
新美南吉さんの童話集にも戦争の香りは漂ってきたし(「牛をつないだ椿の木」)、宮沢賢治の世界観にもものすごく身近に戦争があった(「烏の北斗七星」など)。今では考えられない。
これを当時の子どもたちは読んでいたのかと思うと、世の中の厳しさを本当に当時の児童文学作家たちは”お手軽に済まさない“で、書き続け、子どもたちはそれを読んでいた。
それに比べると、この本は少々きれいにまとまりすぎているようにも思えた。特に終盤。
それぐらい宮沢賢治の本はなかなか -
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インドネシア語で夜食という意味のカフェ。おかまのシャールこと御厨清住がドレスの店をやりながら、夜には夜食のお店を営む。シャールは癌を患っており、抗がん剤治療中。
第1話 私はあなたが嫌いです という罵りブログの作者は、漫画家にまとわりつくが、それは自分の日々の鬱憤を晴らしているだけだった。
第2話 日本料理の料理人が、働きすぎで味覚を失い、どのように生きていったらいいのかがわからない。
第3話 夫とうまくいかず、不倫の末に離婚することが決まっている。離婚式を開くことになるのだが、あのシャールが男装してやってきて、会場のみんなを見返す。
第4話 大家の比佐子さんの就活。 -
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老舗ホテル「桜山ホテル」のアフタヌーンティーチームに配属された涼音が、新企画をシェフ・パティシエに却下され、「最高とは何か?」を問いながら、お客様や同僚との関わりの中で自分らしいアフタヌーンティーを作り上げていく物語です。お菓子や紅茶の繊細な描写と共に、働く女性の悩みや社会の現実も描かれる、心温まるヒューマンドラマ・お仕事小説です。
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あのマカンマランシリーズの作者ということで、シャールさんを超えられるのかしら?
と思って読んだけど。やはりあのキャラクター設定は最強だったのかも。
やっぱり物足りないけど、素敵な話でした。
続編もあるそうです。
古内一絵さん、アフタヌーンティーに関して -
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本の表紙を開くとこのような記述がある。「人類の歴史は、百万年。だが、子どもと女性の人権の歴史は、まだ百年に満たない。」
これが全てといっていい内容だった。とても面白かった。
時代は、昭和の太平洋戦争期、高度成長期、そして令和のコロナ渦期。
小学館がモデルと思われるが、小学館の社長が「小学一年生」などの学年雑誌を刊行した理念が素晴らしい。あの頃(大正11年)に子どもの学びたい気持ちを後押しする会社を作れるのはすごいと思う。
しかしそのわずか20年後には、太平洋戦争が始まり、子どもの雑誌はあっという間に少年少女に戦争をあおるような内容に変貌していく。
少し名前をもじって出ておられたが、林 -
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2024年出版。283ページ。「ハイダウェイ」はhideaway で、隠れ家。Eコマース会社の関連人物で物語が繋がっていく...。評価は「4」にしたけど、正直を言えば微妙。この作家さんの作風なのだろうけど、エンディングで持ち上げる為に、設定展開の段階でかなりドロドロと落とす。纏めて読み進める時間が無い時に、落ちた所で中断すると、読んでいる此方までメンタルが辛くなってしまう...。本作は各エピソードでのエンドの持ち上げが大きい気がする。その分だけドロドロもキツイ。「感動的に読めた」人は高く評価するだろうと思う。重いのはもうイイよ...と感じている人には薦めない。