古内一絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「最高のアフタヌーンティーの作り方」の続編。涼音と達也は結婚することになり桜山ホテルを退職して、自分たちの店を持つことになる。
という冒頭から、まさかの夫婦別姓問題からのフェミニズムからのLGBTQ。美味しい食べ物の話はしっかり描かれているものの、メインテーマは社会における女性の立場問題。
男が社会に出て女が家を守る…、経済的な余裕がそれをできなくさせている衰退する日本になったからこそ、この封建的仕組みの歪みが浮き彫りされてきた。
「日本が強く元気だった頃はこうじゃなかった」は、因果関係が逆なんやねんなぁ。戦後民主主義が連合国側からの押し付けとはいえ、教育されてきた後、もっともっと女性の社 -
Posted by ブクログ
アフターヌーンティー行きたくなる。
結婚や妊娠をとにかく「おめでたいもの」にしておきたい流れの根底にある意図・・・
無条件に繰り返される「おめでとう」という祝福の前では、それに対する違和感を口に出すこともはばかられる。
たしかに。。。
香織とか、涼音の両親みたいに考える人って本当に多い。
秀夫やカスハラ爺みたいな男性も。
「女ってやつは途中から社会に出てくるから、ちっとも感情を制御できない」
「突如経済力を持った小生意気な女たちに、自分の作った菓子を食べ散らかせたくなかった」
「何でもかんでも平等なわけないだろう。我々男は逆立ちしたって子どもは産めない。権利ばかり主張する女に限って、この一