古内一絵のレビュー一覧

  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    今作は3作目
    以前の2作で出てきた登場人物も出てくる
    以前の作品で気になっていた人々の深掘りがされていて心の中にあった薄暗いところとか 人恋しくて淋しかったりとかがシャールさんの癒しの力でほぐれていくところが読んでいると優しい気持ちになる
    1話目ネットで陰湿な書き込みをしていた女性
    そんな人居そうでゾッとした 
    2話目和食の修行に挫折した男性
    柳田の落語の博識さ
    柳田がいるとシャールさんは飾らない感じが出ている
    3話目誰もが憧れるキャリアを積んでいた女性
    シャールさんとの繋がりに涙した
    こんなに魅力的な燿子でも届かない人だったのね
    4話目土地の持ち主比佐子さん
    77歳おめでとう 人に歴史あり 

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    2025年12月04日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    夜しかやらない夜食カフェ、マカンマラン。シリーズ3作目。4人の登場人物を巡る、マクロビ料理による癒しの4つのお話。相変わらず美味しそうな…。近所に夜中までやっているこんな夜食屋さんあったら通い詰めそう、と師走の忙しさに帰宅時間が遅くなるしがない会社員の私。

    今回は、1話目がめずらしく心に闇を飼ってる登場人物がフィーチャーされていて、ドキッとした。シャールさんも、料理を振る舞わない。変化球のストーリー。なるほどこのパターンもあるのか。それでも授けるはフルーツ酢のレシピ。自らの手で自分の体をいたわるものを作ることでこの人物ははい上がる。

    印象的なのは、夫から離婚式をやろうと言われる仮面夫婦の妻

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    2025年11月30日
  • 銀色のマーメイド

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    マカンマランのエピソード0的な本と知って読んでみました。まだカフェとして営業していないし、おそらく場所も違っているんだろうけど、みんなの拠り所な感じは健在。

    そして中学生たちの水泳部存続をかけての大会出場。色々問題を抱えつつ一つ一つ乗り越えながら成長していく姿。ああ青春。

    部活ってその競技に興味があって入るから、普段ならクラスで一緒でも仲良くならないようなタイプの人も同じチームで、でも連帯感はすごくあったなあとか懐かしい気持ちになった。

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    2025年11月26日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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     憧れの桜山ホテルのアフタヌーンチームでの経験から夢を広げ、達也とともに「最高のパティスリー」を作るために1歩を踏み出した涼音だったが……。

     仕事。恋愛。結婚。そして人生。

     真剣に向き合うものが増えることで浮上する「自分って何?」。
     真の自立をつかもうともがく涼音の8ヶ月を描くヒューマンドラマ。シリーズ2作目。

          * * * * *

     更衣室の小窓を開け、涼音は夜の庭園を見渡した。草むらに小さな明かりが明滅している。かと思うとそこからライトグリーンの線がすーっと伸びていく。
     「蛍の夕べ」は、2万坪の日本庭園で乱舞するゲンジボタルの優雅な灯を楽しむ桜山ホテルの初

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    2025年11月29日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    表紙の装丁に惹かれて借りた本。頑張りたいからという理由で頑張ってしまえる主人公も、周りの人たちも素敵な人ばかりでいい話でした!

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    2025年11月25日
  • 銀色のマーメイド

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    中学3年の春、水泳部の龍一は部の存続危機を迎える。
    幼馴染の主将がいなくなったことで退部希望者が続出し、顧問の柳田から愛好会への降格を言い渡されたのだ。
    最後の夏になんとしても大会に出場したい龍一は、部員を集めるために数少ない変わり者の後輩たちと部員勧誘を始めた。
    そんな中、市民プールでクラスメイト襟香の実力を目にし、水泳部に誘うもあっさりと断られてしまう。

    個人的にはスポーツ系の作品には手が伸びにくいけれど、「マカン・マラン」シリーズの面々が登場するということで珍しく手に取った一冊。
    全体的に、温かさとともに爽やかさが感じられる作品だった。
    話の軸として主人公龍一とクラスメイト襟香という2

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    2025年11月21日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    マカン・マランに訪れるあらゆる事情を抱えた人々のストーリー。

    シャールが作る、その人に合った料理や菓子で不思議と身体が満たされていく。
    読んだ後で温かい気持ちになるシリーズです。

    私は1作目と2作目をまだ読んでいないのでこれから読む楽しみが増えました。
    最新作も楽しみです!

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    2025年11月21日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。過去に登場した人物たちが、悩む人を「マカン・マラン」に導いていく姿を見られて嬉しかった。シリーズものだからこそ実現できた演出で、その人物の頑張る姿が頼もしかった。第一話が今までよりも尖った女性の話に感じ、それ以降も重い話が続くのか心配だったが、どれも悩みは軽いとは言えないものの、衝撃は少なく「マカン・マラン」シリーズの安心感を存分に味わえた。

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    2025年11月18日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    アフタヌーンティーで有名な老舗ホテル桜山ホテルで働く遠山涼音と、お付き合いしているパティシエ飛鳥井との結婚話を軸に物語が動いていく。
    甘くて美味しいお菓子がたくさん登場するが、夫婦別姓やLGBTQや、男女格差や固定概念など甘くないさまざまな問題が提議される。

    自分も感じたことある違和感や、言葉にならないもどかしさが話中で表現されていて「コレコレ」と思った。
    人それぞれ考え方や対処方法が違うけれど、違っていていいんだ。
    自分の意見が多数派でなくても、自信を無くさず俯瞰して見られるようになりたいと思った。

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    2025年11月17日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    ネタバレ

    私自身の現状と重なり、面白かった。

    前作を随分前に読んでいて、続編があると知って読んだ形で、幸せな結婚の話や、周りの人のその後とかかなと思っていたら、結婚にまつわる様々な問題の話が、想像していたより重く書かれてあった。ちょうど自分自身が結婚を控え、姓の問題で数ヶ月揉め、ようやくなんとか結論が出た直後だったので、リアルに想像しながら読めた。
    周りからの反対の描写など、もう本当に全く同じことを言われたなぁと。涼音の苦しみ方、悩み方にも、自分を投影した。p288「幸せを祈られたら、大抵の場合、口をつぐむしかなくなる。」等は特に大共感。
    姓の話が結論付く前は、孤独に悩み、結婚とはなにか家族とはなにか

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    2025年11月15日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    料理と恋愛にまつわる短編集。
    料理が絡むからか、どれも一定大人の恋愛ストーリー。

    一穂ミチのエピは不思議な色気を感じる作品。地味女かと思わせといてなかなかやりおる男女だわ。
    古内一絵作品はこの人の根底にあるものが伝わるので嫌いじゃない。
    君島彼方の作品は性的マイノリティの葛藤がいい具合に滲み出ていてこれも好き。
    奥田亜希子のズルい男とそれをわかってて演じた女の話も結構好き。転がされてるようで転がす女は勝ち組だな、って思う。

    ということでどれもなかなか思いを馳せることの出来る味わい深い短編集でした。

    カレー食べたくなるよ

    2025.11.11
    204

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    2025年11月11日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    シリーズ3作目ということですが、1.2作目はまだ未読。
    それでもサクサクとお話の中へ入っていけて読みやすかった。
    こんな居心地の良さそうなお店が近くにあったらいいな。ここに集まる人々がとても素敵。

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    2025年11月09日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    マカン・マランシリーズは過去にでてきた人物がまた出てきたり、、、など魅力は沢山あります!なによりも私は実際料理を食べている訳では無いのに私まで素敵な気持ちになることが出来ます!連作短編集という形で読みやすく、なにより温かい気持ちになることができるのでおすすめです。

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    2025年11月08日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    甘いスイーツと紅茶の香り、そしてアフタヌーンティーに関わるすべての人の優しさに包まれる物語。
    綺麗な景色を眺めながらアフタヌーンティーを堪能する時間は尊いもの。たくさん悩み、葛藤し、ひと手間かけることの温かさを思い出させてくれる。

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    2025年11月02日
  • 百年の子

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    読んでよかった。
    AIでなんでもできちゃう時代だけど、想いがこもった創作は人にしかできないし、少子化で子供向けコンテンツは減っていってしまってるけど、子供向けこそ文化だったり人の豊かさみたいなものの重要な源なのかも、と思った。商業臭が強いものももちろんあるけど、eテレとか図鑑とか子供向けの本とか、どれも作り手の愛が詰まっていると言うことに、大人になって親になってはじめてわかったけど、そういうものが軽視されたり、利用されたりする時代に戻らないように、諦めないで考える、そんな大人でありたいなと思った。ちょっと男の人が悪く書かれがちだなとは思った笑

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    2025年11月02日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    まったくこれまで興味のなかったスポーツ、競馬。門外漢の私がシリーズ3作をすべて読んで、そしてこんなにも感動してるとは!もちろんレースのシーンはたくさんあって、競馬ファンならもっと分かるだろう雰囲気にあふれてますが、この作品には、人と人、人と馬、そして馬と馬との関係まで、色濃く描かれてます。だから、競馬をテーマにしていながらも、深く鋭く人生と馬生を語ってくれています。

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    2025年11月01日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    ついに最終巻‥
    この巻でおしまいとは、名残り惜しい‥
    マカンマラン繋がりの『銀色のマーメイド』を
    まだ読んでいないのが心残り‥

    【さくらんぼティラミスのエール】
    主人公の秋元希美は、幼い頃に母を亡くしてから
    周りに気遣ってもらうばかりで、周囲に気遣うことができない。その結果、無神経に友達を傷つけ、
    仲間外れにされてしまう。悲しむ希美に
    「自分を憐れむのって癖になるの。
    だって傷つくのって楽ですもの」
    と、シャールさんの言葉(厳しい)
    人間関係は難しい。結局、学校では、
    ぼっちになってしまった希美だが、
    もう、ぼっちではない。
    マカンマランで縁が出来た、シャールさんや
    ジャダさん、比佐子さんた

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    2025年10月30日
  • 銀色のマーメイド

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    ネタバレ

    マカンマランの待ちに待った最新作が出ると聞いて、マカンマランも再読しつつ、まだシャールさんがマカンマランを開店してなくて、柳田も事情を知らなくてのこの作品を読む。柳田がまだ先生としても感じ悪く(笑)、顧問をやる中学の水泳部がエースの交通事故死によって廃部にしようとする。龍一はそれを阻止しようと奮闘する。雪村のジェンダー問題をシャールさんを絡めながら、登場人物それぞれの心の変化と成長が心を打つ。龍一たちの青春が清々しくて、とてもいい作品だった!

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    2025年10月19日
  • 東京ハイダウェイ

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    一人一人の物語に引き込まれて一気に読みました。

    少し前に母を亡くしたばかりなので、久乃さんの「眺めのよい部屋」は危なかったです。途中「こんなの聞いてないよ〜」と目の奥が熱くなって、久乃さんを囲む周りの人達の優しさにもウルっと来てしまいました。
    国立近代美術館にも今度行ってみようと思います。
    品川水族館や夢の島の植物園など馴染みのある場所も登場するのでまた立ち寄りたくなりました。

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    2025年10月17日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    私は涼音ほど、最後まで突き抜けてこの選択肢を取るほど強くはなくて、周りの説得がめんどくさい、と思っちゃうけどでも彼女の自分の名前を尊重したい、男性の姓に当たり前のように変えるのは何故?という主張はわかるなぁ。
    名前変えるのめんどいし。
    もちろん名前を変えることに意味を見出す人はそれでいい。そうじゃない人のための選択肢があればいい、それだけの話。

    女性が犠牲になる、我慢を強いられるような家族制度や価値観。確かにそこへの憤りは理解する。
    でもそれを犠牲と思わない人もいるし、逆に外に出ないといけないことが犠牲だと思う男の人もいる。
    べき論はない。ただ確かにそろそろパラダイムシフトはあっていいよねぇ

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    2025年10月16日