古内一絵のレビュー一覧

  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    そういう人がいるのは分かってる。
    私はSNSやっていなくてよかったと思う反面
    胸糞悪かった(作者批判ではない)

    シャールさんに会いたいな

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    2026年02月11日
  • 東京ハイダウェイ

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    それぞれ生きづらさ、息苦しさを感じている6人を主人公とした連作短編集。サクッと読めるけれど、今を生きる人ならみな登場人物たちの悩みや葛藤、苛立ちや苦しさにどこかしら共感できるのではと思う。
    登場人物たちの「隠れ家」となっている場所が、どれも知っているけど行ったことのないところばかりで、行ってみたくなった。
    お話としては「眺めの良い部屋」が一番好き。

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    2026年01月23日
  • 百年の子

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    ネタバレ

    昭和から令和へ。
    子どもと女性の人権の歩みについて、
    小学生の学年誌の発刊に関わった人たちの視点から描かれる。

    昭和では鮫島スエの視点から。
    戦時に徴兵された男性の代わりに働く女性たちの姿が見えてくる。
    結婚したら家庭に入ることが前提で、
    子どもを産むこと、特に男児を産むことがマウントをとる価値観。
    そして子どもたちが読む誌面には、戦争に身を尽くすことを称えるお話が並ぶ。

    令和では市橋明日花が、
    子育てしながら職場でも家庭でも肩身が狭い同僚女性たちの姿を垣間見る。
    もちろん昭和よりも環境は恵まれているけれど、
    育休制度が他の同僚に負担になることとか、やはりまだまだ社会の仕組みも理解も追い付

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    2026年01月18日
  • 百年の子

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    私も学年誌を読んでいたなと懐かしい。第二次ベビーブーム世代なので学年誌の部数が1番伸びた頃だろう。同級生もたいてい読んでいた。

    小学館の歴史も興味深かったし、今も変わらず女性が社会で活躍することが難しいことが腹立たしかったし、いろいろ考えさせられた。

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    2026年01月18日
  • キネマトグラフィカ

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    とある映画会社の同期入社の群像劇。
    入社からずいぶん時間が経った今でも同じ会社で働き続ける者も、違う道を選んだ者も、少なからず銀活にたくさんの思い入れがあって。
    不穏な始まりとそれぞれの回想後のモヤモヤ感をどう回収するのかなって思ったけど、そういう感じね。
    いい感じに登場人物のキャラクターがバラけててバランスが取れてるのも読みやすくて面白かった。
    映画が観たくなるというより、映画館に行きたくなる、そんなお話だった。

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    2026年01月17日
  • 銀色のマーメイド

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    あおーーーーーーーぃ!

    はるーーーーーーーぅ!

    って思わず叫びたくなっちゃう

    もうこんなの好き!
    「あおい」と「はる」大好き!

    「あおい」と「はる」は登場人物じゃない
    「青」と「春」だ
    そ、青春!

    青春もの最高( ´∀`)bグッ!


    あなたにもありましたよね
    私にもありました
    15歳の中学生のときが

    まだまだ大人とは呼べない
    だけど子どもでもない
    難しいお年頃

    こんなお年頃
    大なり小なり悩みはあります
    腐ってしまった大人とは違い
    言葉にできない苦しい悩みが

    そんな悩みを打ち明ける勇気
    苦しむ仲間にそっと差し伸べ手
    仲間のために必死になるその姿

    これぞまさに青春!

    その頑

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    2026年01月11日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    素敵なアフタヌーンティーをたくさんたくさん想像して読んで、読んでる間も紅茶を淹れて静かにゆっくり読もうと思える本でした。

    育休中の先輩の愚痴と葛藤が生々しすぎて、これは体験した人にしか書けないんじゃないかなと感じた。あの頃を思い出して気持ちが塞ぐほど。

    追記
    読み終えてから一ヶ月経って、あの本よかったな…って思い出すことが何度かあったから☆3→☆4にした

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    2026年01月11日
  • 東京ハイダウェイ

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    短編連作でサラッと読める。驚きや新しさは無いけれど、ちゃんとしたクオリティで、多くの人が抱えているであろう悩みやモヤモヤに寄り添う良い作品だと思った。ちょっと疲れた人の隠れ家になるような本。
    自分は彼ら彼女らのように正しく良い人にはなれないけど、恥じないように生きてる人は、見ていて気持ちがいいよ。

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    2026年01月11日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    冒頭で、桜山ホテルを退職する鈴音。あの四季折々のアフタヌーンティー空間から遠ざかってしまって、「最高のアフタヌーンティー」ファンとしては何だか寂しかった( ;∀;)
    結婚も、パティスリー飛鳥井のオープンも、素敵なことなんだけどね。

    『たとえ認めることはできなくても、邪魔をするのはやめましょう。私たちが思いつかなかった新しい世界に臨もうとする、若い人たちの挑戦を。…現状の一線上で互いを縛り合うのではなく、一足飛びに駆け出していける誰かを「おめでとう」と心から寿げることこそが、本当の祝福なのだ。-第四話 サマープディング-』
    ホテルラウンジの香織先輩の章から、忘れないように一節を保存。夫婦別姓も

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    2026年01月01日
  • 二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ

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    『キネマトグラフィカ』の主人公達の下の世代の物語。元号が変わる年に、働く老舗映画会社の買収をきっかけに社員たちが自らの働き方や生き方を問い直していく姿に、共感するものがたくさんあった。自分はここで何をしたいか――働く人にエールを送ってくれる作品。"マナバヌ”の食えない感じと、麗羅さんの背筋が伸びた凛とした生き方が好きだな。

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    2025年12月22日
  • 百年の子

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    ネタバレ

    児童文学と戦争

    この本自体が、小学館の学年誌百周年記念本のような総まとめの本だった。

    大政翼賛会の中、戦中の児童文学者の葛藤が伝わってくる。
    新美南吉さんの童話集にも戦争の香りは漂ってきたし(「牛をつないだ椿の木」)、宮沢賢治の世界観にもものすごく身近に戦争があった(「烏の北斗七星」など)。今では考えられない。

    これを当時の子どもたちは読んでいたのかと思うと、世の中の厳しさを本当に当時の児童文学作家たちは”お手軽に済まさない“で、書き続け、子どもたちはそれを読んでいた。

    それに比べると、この本は少々きれいにまとまりすぎているようにも思えた。特に終盤。

    それぐらい宮沢賢治の本はなかなか

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    2025年12月14日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    老舗ホテル「桜山ホテル」のアフタヌーンティーチームに配属された涼音が、新企画をシェフ・パティシエに却下され、「最高とは何か?」を問いながら、お客様や同僚との関わりの中で自分らしいアフタヌーンティーを作り上げていく物語です。お菓子や紅茶の繊細な描写と共に、働く女性の悩みや社会の現実も描かれる、心温まるヒューマンドラマ・お仕事小説です。

    ‥‥‥
    あのマカンマランシリーズの作者ということで、シャールさんを超えられるのかしら?
    と思って読んだけど。やはりあのキャラクター設定は最強だったのかも。
    やっぱり物足りないけど、素敵な話でした。
    続編もあるそうです。
    古内一絵さん、アフタヌーンティーに関して

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    2025年12月12日
  • 百年の子

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    本の表紙を開くとこのような記述がある。「人類の歴史は、百万年。だが、子どもと女性の人権の歴史は、まだ百年に満たない。」

    これが全てといっていい内容だった。とても面白かった。

    時代は、昭和の太平洋戦争期、高度成長期、そして令和のコロナ渦期。

    小学館がモデルと思われるが、小学館の社長が「小学一年生」などの学年雑誌を刊行した理念が素晴らしい。あの頃(大正11年)に子どもの学びたい気持ちを後押しする会社を作れるのはすごいと思う。

    しかしそのわずか20年後には、太平洋戦争が始まり、子どもの雑誌はあっという間に少年少女に戦争をあおるような内容に変貌していく。

    少し名前をもじって出ておられたが、林

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    2025年12月12日
  • 東京ハイダウェイ

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    2024年出版。283ページ。「ハイダウェイ」はhideaway で、隠れ家。Eコマース会社の関連人物で物語が繋がっていく...。評価は「4」にしたけど、正直を言えば微妙。この作家さんの作風なのだろうけど、エンディングで持ち上げる為に、設定展開の段階でかなりドロドロと落とす。纏めて読み進める時間が無い時に、落ちた所で中断すると、読んでいる此方までメンタルが辛くなってしまう...。本作は各エピソードでのエンドの持ち上げが大きい気がする。その分だけドロドロもキツイ。「感動的に読めた」人は高く評価するだろうと思う。重いのはもうイイよ...と感じている人には薦めない。

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    2025年12月05日
  • 銀色のマーメイド

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    マカンマランのエピソード0的な本と知って読んでみました。まだカフェとして営業していないし、おそらく場所も違っているんだろうけど、みんなの拠り所な感じは健在。

    そして中学生たちの水泳部存続をかけての大会出場。色々問題を抱えつつ一つ一つ乗り越えながら成長していく姿。ああ青春。

    部活ってその競技に興味があって入るから、普段ならクラスで一緒でも仲良くならないようなタイプの人も同じチームで、でも連帯感はすごくあったなあとか懐かしい気持ちになった。

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    2025年11月26日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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     憧れの桜山ホテルのアフタヌーンチームでの経験から夢を広げ、達也とともに「最高のパティスリー」を作るために1歩を踏み出した涼音だったが……。

     仕事。恋愛。結婚。そして人生。

     真剣に向き合うものが増えることで浮上する「自分って何?」。
     真の自立をつかもうともがく涼音の8ヶ月を描くヒューマンドラマ。シリーズ2作目。

          * * * * *

     更衣室の小窓を開け、涼音は夜の庭園を見渡した。草むらに小さな明かりが明滅している。かと思うとそこからライトグリーンの線がすーっと伸びていく。
     「蛍の夕べ」は、2万坪の日本庭園で乱舞するゲンジボタルの優雅な灯を楽しむ桜山ホテルの初夏

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    2025年11月29日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    表紙の装丁に惹かれて借りた本。頑張りたいからという理由で頑張ってしまえる主人公も、周りの人たちも素敵な人ばかりでいい話でした!

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    2025年11月25日
  • 銀色のマーメイド

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    中学3年の春、水泳部の龍一は部の存続危機を迎える。
    幼馴染の主将がいなくなったことで退部希望者が続出し、顧問の柳田から愛好会への降格を言い渡されたのだ。
    最後の夏になんとしても大会に出場したい龍一は、部員を集めるために数少ない変わり者の後輩たちと部員勧誘を始めた。
    そんな中、市民プールでクラスメイト襟香の実力を目にし、水泳部に誘うもあっさりと断られてしまう。

    個人的にはスポーツ系の作品には手が伸びにくいけれど、「マカン・マラン」シリーズの面々が登場するということで珍しく手に取った一冊。
    全体的に、温かさとともに爽やかさが感じられる作品だった。
    話の軸として主人公龍一とクラスメイト襟香という2

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    2025年11月21日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    アフタヌーンティーで有名な老舗ホテル桜山ホテルで働く遠山涼音と、お付き合いしているパティシエ飛鳥井との結婚話を軸に物語が動いていく。
    甘くて美味しいお菓子がたくさん登場するが、夫婦別姓やLGBTQや、男女格差や固定概念など甘くないさまざまな問題が提議される。

    自分も感じたことある違和感や、言葉にならないもどかしさが話中で表現されていて「コレコレ」と思った。
    人それぞれ考え方や対処方法が違うけれど、違っていていいんだ。
    自分の意見が多数派でなくても、自信を無くさず俯瞰して見られるようになりたいと思った。

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    2025年11月17日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    ネタバレ

    私自身の現状と重なり、面白かった。

    前作を随分前に読んでいて、続編があると知って読んだ形で、幸せな結婚の話や、周りの人のその後とかかなと思っていたら、結婚にまつわる様々な問題の話が、想像していたより重く書かれてあった。ちょうど自分自身が結婚を控え、姓の問題で数ヶ月揉め、ようやくなんとか結論が出た直後だったので、リアルに想像しながら読めた。
    周りからの反対の描写など、もう本当に全く同じことを言われたなぁと。涼音の苦しみ方、悩み方にも、自分を投影した。p288「幸せを祈られたら、大抵の場合、口をつぐむしかなくなる。」等は特に大共感。
    姓の話が結論付く前は、孤独に悩み、結婚とはなにか家族とはなにか

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    2025年11月15日