古内一絵のレビュー一覧

  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    ネタバレ

    「みたび」って書いてあるのに何も疑わずに一作目だと思って読んでた…
    最後に本の紹介があって「三作目」っていう意味だと知る……

    三作目からだったけど問題なく読める連作短編集。
    登場人物たちの悩みや感情が心にグサグサ刺さる。
    わたしとは全く境遇が違うのに自分のことのようで、登場人物と同じように気持ちが沈んでいくんだけど、マカン・マランで前向きな気持ちや清々しい気持ちに変わる。
    本当にこういうカフェがあればいいのに。
    と思うけど、必要としている人にはすでに縁があるのかもしれない。

    ちゃんと一作目から読もうと思う。

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    2026年02月15日
  • 十六夜荘ノート

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    戦中戦後の厳しい時代を乗り越えてきた強い女性が守り抜いてきた屋敷。

    その屋敷を相続することになった姪孫の男性が何故自分に?と思う気持ちで過去を紐解いてゆく。

    だんだん明らかになっていく屋敷の背景にある物語りに読む手が止まりませんでした。

    (Word)
    ・知りたいと思わなければ、何も分からない。

    ・満月にだって雲はかかる。けれど一度闇を知った月は、今度は群雲なんかにびくともしない、本物の十五夜になるのだろう。

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    2026年02月08日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    読むだけでいい香りがしてきそうな本でした。
    美しいお庭を見ながらのアフタヌーンティー。
    最高に贅沢な時間のご褒美。
    最高なお菓子を提供することで、お客様の心を癒す物語だと思っていたらそれだけではなかった。
    適齢期、結婚、出産、高齢出産、産休、育休。
    女性が働く上で多くの人が直面する問題。
    障害を持つ人への偏見。働きにくさ。
    みんながんばってるんだけどねー。
    分かる分かる!
    と思う部分もたくさんある。
    2人はいい雰囲気で終わったから、続編も読んでみよー。

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    2026年02月01日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    ネタバレ

    「要するに、自分に照れてる暇なんて、どこにもないってことです」
    「最短ルートじゃなくて、回り道もいいものだ」

    不安定さや、残酷さ、切なさを現実的に描きながらも、それでも諦めない覚悟をもつ主人公と達也、2人と周囲の関係性に感動した。

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    2026年02月01日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    最高のウェディングケーキの作り方の方を先に読んでしまったのですがアフタヌーンティーの内容もちょこちょこ出てきてたのでエピソードを詳しく知る感じで楽しめました。
    アフタヌーンティーに行きたくなります。

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    2026年01月28日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    今の自分に妙に刺さる

    先月婚姻届を提出し苗字を夫の姓に変えたが、正直まだ名前にしっくりきていないし、どちらかというと虚無感というか新しい名前がどこか他人事のように思えてしまう

    仕事がすごく好きで実績も少しずつ積めている実感があるからこそ、ここまで積み上げた仕事をライブイベントという大義名分の元中断するのやだな〜とかぼんやり考えていたからタイムリーな内容が盛り盛りだった

    10年後読んだらまた感じ方が変わるだろうから、手元に置いておきたい本

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    2026年01月18日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    世間は勝手な憶測で無責任に人を批判したり、アドバイスという名のお節介で、笑いながら簡単に人を傷つける。人を批判する人は本当に狭い世界にいるんだと思う。自分の体験した事のない事に対応できなくて、人をおかしいと批判する。いがみ合うよりも、お互いを認めあって生きていきたい。登場人物たちの新しい世界での新しい生き方を、限りなく応援する。

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    2026年01月16日
  • 銀色のマーメイド

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    マカン・マランを読んで、その原点になっている作品と紹介されていて続けて読んでみた。

    最初は中学水泳部の話でどう繋がっているんだろうと探りながら読んでいたけど、友人の死や、性自認に関する問題(GID)、チームスポーツを通じて成長していく生徒を陰ながら支えていたのが、マカンマランで出てきたシャールとジャダだった。
    読みやすくて一気に読めた。

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    2026年01月16日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    マカンマランシリーズを読んで古内先生の作品にハマった。美味しそうなお菓子がたくさん登場して、癒される。飛鳥井さんが苦しみを抱えながらも新しい世界が開けた時、胸が熱くなった。常連の京子さんを馬鹿にした同僚には猛烈に腹がたったけど、涼音さんが鮮やかに対処してスカッとした。

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    2026年01月14日
  • 百年の子

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    今年1番面白かった、まだ今年に入って2週目だけど。
    最近ずっと読んでいたまさきとしか氏の影響か、母娘関係ものに感じていたが、テーマは小学館の学年ものを軸にした反戦だった。

    林芙美子、井上ひさし、佐野美津男。
    山中恒ひさしは小学校の教科書に載っていた気がする。この中に出てくる児童文学作家たちの小説も、読みたくなった。
    山中恒、見たことのある名前とモヤモヤしていたが、あばれはっちゃくの作者だった!

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    2026年01月12日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    結婚についていろいろな考え方、昔と今の考え方
    心温まるいいお話でした。
    娘のためのウエディングケーキ、父親の気持ちに涙しました。

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    2026年01月10日
  • 東京ハイダウェイ

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    社会に関わり他者と同調することで煩わしさを回避しようとする者、逆に社会とは壁を築き他者を遠ざけて安寧を求めようとする者。左様に彼らは相反した方法で自分を守らうとするが、結局どちらも自ら心を削り傷ついている。誰ひとり同じ境遇になく、抱える悩みは違う。それぞれが自己嫌悪と諦観で孤独の殻に閉じこもるばかりかと思いきや、意外と他者の悩み苦しみにお互い手を差し伸べる。そんな連作の妙に温もりを感じた。桐太くん、地球自体が(惑星というくらいだから)惑っていて、そこに住む俺たちが(惑わず)いられるわけないとは、言うねぇ。

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    2026年01月02日
  • 東京ハイダウェイ

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    都会で頑張る人達それぞれのハイダウェイ=隠れ家。不器用だけど頑張るその人達の言葉に共感したり、励まされたりと、私には力になる素晴らしい小説だった。さすが「マカン・マラン」をかいた古内さんの作品だと思った!

    中でも「タイギシン」と「惑いの星」が良かった!
    いじめられていた圭太にとって、清美の守護神ヴァルキリーのような姿は救いの存在となった。「心技体というけれど、本当は体技心。まずは身体を動かす。そこから技術、最後に心。要するに、スポーツは精神論じゃないの。できる、できないは関係ない。とりあえず、やってみるのがスタートってわけ」。深く納得。スポーツに問わず、まず動くことで心がついていく、やる気が

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    2025年12月28日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    食べ物系の小説が好きで、しかも古内一絵さんの小説ならばと手にしたが、想像以上の面白さだった。

    四季折々の美しさが素晴らしい桜山ホテルでの鈴音をはじめとする皆の悩んだり、葛藤しながらも頑張っていく姿にうるっとくることが多々あった。

    一人でアフタヌーンティーを楽しむ西村さんを馬鹿にする職場の面々への鈴音やソロアフタヌーンティーの鉄人の言葉が良かった!

    人は時に大きく心が傷つくが、それを乗り越えた時に度量が大きくなり優しく強くなることをしみじみと確信した。己の至らなさや不甲斐なさに傷ついたり、思いもかけない失敗をすることもあるたろうが、「失敗は成功の母」「何かをつかむ機会」と心して、私も乗り越

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    2025年12月28日
  • お誕生会クロニクル

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    表紙が可愛くて買いました。
    私にとってお誕生日会はうれしいものでしかなかったけれど、誰かにとってお誕生日会は苦い思い出の象徴だったりしてうれしくないこともある。人間関係のダークな部分が複雑に絡み合う描写には、結構心が重くなったりもしましたが、最後は人を想う気持ちのあたたかさを感じることができました。

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    2025年12月24日
  • 百年の子

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    林学館の歴史、日本の歴史と合わせて、子どもと女性の時代背景が見れて面白かったです。
    モデルとなった小学館ってそんなに歴史があったんだっていうのと同時に、こんなにピンチの時も仕事に駆り出し社会を支えてきた女性が今もなお役職に付きづらくある今の世の中にも痛感した。
    決して本を読むことで頭が良くなる訳ではないのだろうけど、これから先も私は紙の本で活字を読むことを続けたいなと思う素敵な本だった。
    スエさん、芯があって本当に強い人だったな〜。最後スエさんと孫に対する関係性に嫉妬してしまう母の感情が何とも言えない気持ちになった。親子の関係以外でも、会社の同期を通してや戦争中の女学生の人間関係を通してでも、

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    2025年12月24日
  • 百年の子

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    自分は過去のひとつひとつの積み重ねで今この場に存在しているんだ、ということが改めて腑に落ちた。
    異なる時代に生まれ育った3人の女性。
    各時代が強制する女性像と自己像

    織子=オルコなんて素敵ね

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    2025年12月19日
  • 銀色のマーメイド

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    弓が丘中学校の水泳部は、主将を交通事故で亡くし、大量の退部を出した結果、同好会に格下げになりそうになっていた。3年生の龍一は後輩たちの顔も名前も覚えていないが、とにかく県大会には出たかったし、水泳部を部として存続させたい。1年生の勧誘に励み、なんとか存続のため弓が丘杯のリレーで優勝すれば存続させるという条件を顧問から捻り出すことに成功した。しかし人員が足りない。ほぼ泳げない2年生も鍛えなければならない。そこに謎の同級生雪村襟花が参戦する。

    マカン・マランシリーズの第0弾なのかな?シャールの店に顧問の柳田が通っていないし、まだカフェが開かれている様子がない。

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    2025年12月17日
  • キネマトグラフィカ

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    フィルムからデータへ、劇場からシネコンへと変わっていった映画の形の移り変わりとともに、彼らの人生の転機や葛藤が丁寧に描かれていた。舞台は"昭和”なのに、彼らが夢と現実のギャップにぶつかりながらも前を向こうとする姿は自分と重なるところがあり、共感しながら読んだ。"あの頃思い描いていた自分”と違っていても大丈夫だよ、と寄り添ってくれる1冊。古内先生が映画業界に勤めた経歴をお持ちなだけあって?映画と映画館への愛情もたくさん感じられるお話だった。映画が好きな人にも読んでほしい

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    2025年12月13日
  • 百年の子

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    心に刺さる作品でした。
    敗戦の玉音放送を聞いた場面がいちばん印象的でした。

    戦時中の人々の感情は、現代にも残っているものがあるなと感じました。
    耐えていたものや目を背けてきたものが目の前に突き出された時、はじめて自分が堪えていたことに気づく。

    思いが真っ直ぐ伝えられない環境は、どの時代でも同じなんだなと思いました。
    だけど、「諦めない」ことが結局大事で、その気持ちが人も時代も動かせるのだと改めて気づきました。

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    2025年12月09日