古内一絵のレビュー一覧
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連休初日。
出掛ける予定が無くなり、運動不足になるぞ~と歩く。歩く時にはAudible。
聴きながらはまる。令和コロナ禍、その閉塞した環境の中、主人公は仕事の異動。その感覚ですら没入。そして、この本積ん読だよな~と散歩から帰り探しだし、今度は紙の本に。
読み始めたのは、昭和終戦前、辛い時期。
お祖母さん(スエさん)と後に君島織子(円)の会話。がほんと辛い。今では当たり前の事なのに。
いくらお国の一大事だからって、自分の夢を後回しにすることはないんじゃないでしょうか?
その辺りから、物語は私の想像を越えていく。
二代にわたる母娘の思いもぐっと来る。
妄想が膨らんで、久しぶりに寝食を忘れる読書をした。
女性と子供の歴史は百年に満たない。
いやまだ満たないばかりか全然追い付いていない。
映像化してくれないかな?
こんなことはもっともっといろんな世代の人に知って欲しいから。
読んだあとに、ありがとうございましたと本を閉じた
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Posted by ブクログ
舞台は“文林館”という出版社。令和三年春 新型コロナウイルスが猛威を振るっていた。
入社五年の明日花に予期せぬ辞令が出た。「文林館創業百周年記念 学年誌創刊百年企画チーム」この“チーム”での広報活動が明日花の新しい任務だった。貧乏くじの“やらされ仕事”のように感じていた明日花だが ある時 終戦一年前の昭和十九年の入社者の中に 今は認知症を患う祖母の旧姓名を見つける。
終戦をむかえるまで 令和では明日花が昭和では若き祖母のスエが物語を進行する。コロナ禍と戦時下。どちらも背景に閉塞感が漂っている。
戦時下、国策に協力するほか出版社に存続の道はなかったであろうことは想像に難くない。しかし作った雑誌が多くの親や子どもたちを焚きつけてきたことは事実だ。 敗戦を告げられた時の文林館の社員たちの様子は読んでいて辛かった。
昭和四十二年。ここからしばらく文林館の元取締役の野山彬の若き日の編集者としての奮闘が描かれている。
この作品はいくつかの事実をヒントにしたフィクションということだが登場する作家や漫画家が丸わかりなので面白い。そしてそれを担当する野山の仕事っぷりがいい。野山はまったく興味のなかった学年誌の編集にのめり込んでいく。読んでいてこちらもワクワクした。
雑誌は時代を映す鏡だ。その雑誌を作る出版社の百年の歴史を感想にまとめるのは難しい。
ただやっぱり児童文学作家の佐野が野山に言った タイトルにも通じる言葉。「人間の歴史は百万年。対して、子どもの人権が認められるようになってきたのはわずか百年。その百年も社会情勢によっては簡単に覆るのが現状だ。未熟も未熟。近代的子ども観については、我々自身がまだ赤子であることを認めざるを得ない。」
戦争で肉親を亡くし戦後 浮浪児として生きた彼の言葉は重い。
また 女性の地位に対しても同様のことが言えるだろう。
この作品を読んで思うのは自分の頭で考えなければいけないということ。
そして考え続けなければいけないということ。
それが、 たまたま 自分の好きな本を読むことができて、間違っている事を間違っていると言える時代に生まれ育ってくることができた人間がやれることなのかもしれない。
良い本でした。
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マカンマランの原点という事で購入。
あれ? シャールさんは…? どこで登場するのかな〜と思いながら読んだ前半、
中学校水泳部の、眩しいくらいの青春小説。
シャールさんの登場には、キターーーとニヤけながら胸おどる♫ ジャダもいた〜
自分の泳ぎにしか興味がない主人公龍一が、日に日に成長し、廃部寸前の水泳部の存続にひたむきに頑張る姿はとてもよかった。
顧問の柳田先生も、イヤな先生だわ〜と読んでいたけれど、あのマカンマランの常連客の柳田!!と気づいて、あ〜そういうことか!なんか感動✨
性同一性障害に悩む襟香と母親の葛藤や、
脇を固める、個性豊かすぎる水泳部の後輩たちの
成長も、みんなみんな頑張った〰️ 感動でした✨
やっぱり…シャールさんの言葉は沁みます
積読本はたまっているけど
マカンマランシリーズ4冊再読して
また、シャールさんに浸りたいな〜 -
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英国で亡くなった、会ったこともない大伯母・玉青から、高級住宅街にある「十六夜荘」という洋館を遺産として相続することになった雄哉。32歳という若さで管理職となるほど有能な彼は、この屋敷を売却しようと考え、十六夜荘を訪れる。そこに下宿する4人の住人たちと出逢い、また、大伯母の過去を知ることで、尖っていた彼が変わっていく。
そんな雄哉が生きる現代と、大伯母が生きた戦前から戦後、の二つの時代が交錯する物語。
玉青は元華族なのだけど、その生き様がなんとも清々しい。そして海軍省軍人の兄・一鶴の人物像が素晴らしい。雄哉よりもこの2人に心引かれた。
この物語の一つのテーマは「遺産」。「十六夜荘」という建物であり、それが立つ土地=もの。でも、やがて、雄哉が受け取るものは「もの」だけではないことに、彼自身が気づく(読者もまた)。
雄哉は幼い頃に母親を亡くし、ちょうどその頃、父親の転勤が決まり、父親は雄哉を両親に預けることにした。それ故、雄哉自身、母親の記憶がほとんどなく、家族の愛情にも乏しい人生を生きてきたと思っていた。
でも、ラスト、遺されていたアルバムに、楽しげな様子の雄哉の祖母と母親がいて、母親の膝に幼子がいる写真、大伯母に抱かれた幼子の写真を見つける。その幼子は雄哉。
そして、「大伯母、祖母、母の3人から、自分に遺産が手渡されようとしているのを感じた」雄哉。(このくだりは泣いた)
雄哉は大伯母のことも母親のことも覚えていなかった。常に自分を中心にそう考えていた。けれど、逆の考え方がある。大伯母は自分を覚えていてくれた。自分自身に記憶はなくても、母の短かった人生に、3年分の記憶を残すことが出来た。
遺産、それはモノだけではない。人の想い、生き様、繋がり、その人が歩んだ歴史もまた「遺産」。
古内一絵さんの紡ぐ物語、好きです。 -
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ネタバレ青年が労働に蝕まれ、追い詰められた結果ビルから飛び降りたが、昔に死んだはずの祖父が幽霊となり現れ、命を救われたというベタすぎる設定に驚きもしたが、読み進めば読むほど深くなる話。
話は戦争の話。
ここに書かれた戦争の話は、沖縄、広島、長崎などの国内の悲惨ではなく、インドネシアでの話。
戦線を拡大していきオランダを打ち払った日本だが、やがて連合軍に玉砕されるまで。
連合軍の接近による焦りや動揺からか、現地人による抗日を捏造し、現地人を大規模迫害したのは紛れもなく日本人だった。
そして次第に雲行きが怪しくなり、やがて突破され続ける戦況のなか、玉砕されている事実すら知らされぬまま、島に見捨てられた多くの日本兵は、連合軍による艦隊砲撃(それも半裸で日光浴をしながらの片手間の事務作業的な攻撃)により、命を奪われていった。
これは過去の話ではないと思った。
現代の話だ。
国も、組織も、守ってはくれない。
誰も自分を守ってはくれない。
いつのまにか被害者になることもあれば、いつのまにか加害者にされることもある世の中、居場所に甘んじてはいけないし、そこから目を逸らしてはいけないと思った。
己の信念と感覚だけが正義だと思う。
そこから逃げてはいけない。 -
Posted by ブクログ
風の向こうへ駆け抜けろ!
風の向こうへ駆け抜けろ!!
フィッシュアイズ!芦原瑞穂!
風の向こうへ駆け抜けろ!!!
小さな地方競馬場、鈴田競馬場に爆誕した女性ジョッキー芦原瑞穂とG1ホースフィッシュアイズの物語が感動のフィナーレを迎えました
もうね、笑っちゃうくらいの夢物語です
うぉとことうぉんな〜♪です
ってそれは『夢芝居』です
梅沢富美男です
梅沢富美男さんと言えば、かつて中央競馬で馬主をしていたこともあり、関東オークスというレースで2着になったシールビーバックて梅沢富美男の話は今いいですか?話それたように見せかけて競馬の話に帰結させる高等テクニックですが、今いいですか?そうですか
はい「夢物語」の件ね
競馬知ってる人からしたらもう「そんなわけあるか!」って話ばっかりなんですが、いいんですよ!
「夢物語」最高じゃないか!
本の外側か瑞穂とアイズを応援しまくったっていいじゃないか!
最前列で応援したっていいじゃないかぁ。゚(゚´Д`゚)゚。