古内一絵のレビュー一覧
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マカンマランの原点という事で購入。
あれ? シャールさんは…? どこで登場するのかな〜と思いながら読んだ前半、
中学校水泳部の、眩しいくらいの青春小説。
シャールさんの登場には、キターーーとニヤけながら胸おどる♫ ジャダもいた〜
自分の泳ぎにしか興味がない主人公龍一が、日に日に成長し、廃部寸前の水泳部の存続にひたむきに頑張る姿はとてもよかった。
顧問の柳田先生も、イヤな先生だわ〜と読んでいたけれど、あのマカンマランの常連客の柳田!!と気づいて、あ〜そういうことか!なんか感動✨
性同一性障害に悩む襟香と母親の葛藤や、
脇を固める、個性豊かすぎる水泳部の後輩たちの
成長も、みんなみんな頑張っ -
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/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
『東京ハイダウェイ』を読んで、身近な場所がたくさん登場することに驚きました。
みなと科学館は通っている整形外科のすぐ近くにあるし、東京国立近代美術館は普段からその横を走っているのに、これまで足を踏み入れたことはありませんでした。ほんと、新しい発見につながりました。
読後、さっそく夢の島を訪れて第五福竜丸展示館を観てきました。土曜日にもかかわらず、公園は暑さのせいか人が少なく、展示館も植物園も静かで落ち着いた雰囲気でした。「隠れ家」のようにひっそりと佇む場所に、自分だけの時間を持てた気がします。
この作品の中には、思わずドキッ -
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ネタバレドラァグクイーンのシャールさんが営むカフェで人生の悩みを持つ人たちがヒントをもらって進んでいく話。ドラァグクイーンとして生きることを決意するために、人生について真剣に考え抜いたシャールさんだからこそ、出せる言葉と料理の数々に癒される。今回は、母親を早くに亡くした結果、自分で自分を、可哀想と決めつけ、周りへの気づかいをなくし、人間関係に悩む生徒。二話目は世界的な料理人がSNSでの失敗をもとに立ち直れなくなる話。三話目は、自信のために裕福さと美貌を勝ち取ったもののそこには求める幸せがないことに気づき、立ち直る女性の話。最終話は性同一性障害に悩んでた元生徒が大人になり性転換に踏み切る決断をした。その
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もぅ〜!!
最高の1冊!!
文庫本で読ませていただいていいのか!?って心のなかで叫びました
お買い得だと思います、この1冊
恋と食のある10の景色のサブタイトルもすてきですが、わたしとしては恋よりもひととひととのつながりを強く感じました
誰かと出会うこと
誰かと寄り添うこと
誰かと愛し合うこと
それはとても簡単なようで、簡単ではない
いっしょに食事することも相手が違えば、高級であっても味気なく、カップ麺でもおいしく感じるように
最後の山田詠美さんの『恩讐の彼方のトマトサラダ』まで、どの作品も好きですが
しいて!!
強いて、好きな作品は
君嶋彼方『ヴァンパイアの朝食』
奥田亜希子『白と -
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英国で亡くなった、会ったこともない大伯母・玉青から、高級住宅街にある「十六夜荘」という洋館を遺産として相続することになった雄哉。32歳という若さで管理職となるほど有能な彼は、この屋敷を売却しようと考え、十六夜荘を訪れる。そこに下宿する4人の住人たちと出逢い、また、大伯母の過去を知ることで、尖っていた彼が変わっていく。
そんな雄哉が生きる現代と、大伯母が生きた戦前から戦後、の二つの時代が交錯する物語。
玉青は元華族なのだけど、その生き様がなんとも清々しい。そして海軍省軍人の兄・一鶴の人物像が素晴らしい。雄哉よりもこの2人に心引かれた。
この物語の一つのテーマは「遺産」。「十六夜荘」 -
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読んでてとても楽しかった。
スイーツとセイボリーの味を楽しむためにソロでアフタヌーンティーに行きたくなる!
出てくるお菓子も美味しそうだし、アフタヌーンティーの歴史も分かるし、雇用問題、偏見、女性の社会進出、職場の人間関係と色んな要素も絡んでいてかつ自然に主人公の落ち込みと浮上も描かれている単なるお食事小説じゃない。でも主役はちゃんとタイトル通りアフタヌーンティーなんです。ブレない。
ツーラインのアフタヌーンティー行きたいなあ。
作者さんの作品読むのはこれが初めてだったけど著作を見るとジャンルが競馬、伝統芸能、カフェものと多岐に渡るようで、かつご本人は中国語の翻訳者さんということで多才な方が -
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タイトルが秀逸
なぜこのタイトルなのか、最後にわかる。
夫婦の関係、母子の関係、会社の同僚の関係、いろいろな問題が戦争を軸に展開されている。
母親の代わりに自分を大切に育ててくれた祖母。その祖母と同じ出版社に入社した明日香。不本意な異動で仕事への意義を見出せなかったが、資料の中に祖母の名前を発見し、それから仕事の取組方が変わる。
戦時中の雑誌の中身についても詳しく取り上げられていて、とても興味深かった。
心に残った文章で
『自分の頭で考えることを放棄して、大きなうねりに身を任せてしまったほうが、楽な部分も多かったのだ。』というのがある。
これが戦争の正体なのかな?何も考えずに従うほうが責任転嫁