古内一絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
都会で頑張る人達それぞれのハイダウェイ=隠れ家。不器用だけど頑張るその人達の言葉に共感したり、励まされたりと、私には力になる素晴らしい小説だった。さすが「マカン・マラン」をかいた古内さんの作品だと思った!
中でも「タイギシン」と「惑いの星」が良かった!
いじめられていた圭太にとって、清美の守護神ヴァルキリーのような姿は救いの存在となった。「心技体というけれど、本当は体技心。まずは身体を動かす。そこから技術、最後に心。要するに、スポーツは精神論じゃないの。できる、できないは関係ない。とりあえず、やってみるのがスタートってわけ」。深く納得。スポーツに問わず、まず動くことで心がついていく、やる気が出ると、脳科学でよく言っている。
隠れ家は、決して逃げ場所ではない。密かに力を蓄えるためのものだにも共感。いま情報かあふれていろいろな面で生きにくく、心身ともにきつい時代。時には立ち止まって、力を蓄えて、焦らず頑張っていくのか大事と思う。
「惑いの星」
昔見知らぬ男に無理やり車に引きずり込まれそうになった璃子。男性に恐怖を感じるトラウマを持ってしまった。しかし、その底にずっと人に言えなかった気持ちがあった。頑張って生きてきたからこそその璃子の姿を見て励みとし尊敬していた桐人。その桐人に本当の気持ちを言えて心の浄化ができていく。やはり人が人を救うんだな。まじめに生きる人に幸あれと願うばかりだ‼️
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Posted by ブクログ
林学館の歴史、日本の歴史と合わせて、子どもと女性の時代背景が見れて面白かったです。
モデルとなった小学館ってそんなに歴史があったんだっていうのと同時に、こんなにピンチの時も仕事に駆り出し社会を支えてきた女性が今もなお役職に付きづらくある今の世の中にも痛感した。
決して本を読むことで頭が良くなる訳ではないのだろうけど、これから先も私は紙の本で活字を読むことを続けたいなと思う素敵な本だった。
スエさん、芯があって本当に強い人だったな〜。最後スエさんと孫に対する関係性に嫉妬してしまう母の感情が何とも言えない気持ちになった。親子の関係以外でも、会社の同期を通してや戦争中の女学生の人間関係を通してでも、人のことを羨んだり素直になれない人間の気持ちの表し方が、時代を経ても変わらないものの一貫性と感じ、素敵な伝え方だなと感じた。 -
Posted by ブクログ
弓が丘中学校の水泳部は、主将を交通事故で亡くし、大量の退部を出した結果、同好会に格下げになりそうになっていた。3年生の龍一は後輩たちの顔も名前も覚えていないが、とにかく県大会には出たかったし、水泳部を部として存続させたい。1年生の勧誘に励み、なんとか存続のため弓が丘杯のリレーで優勝すれば存続させるという条件を顧問から捻り出すことに成功した。しかし人員が足りない。ほぼ泳げない2年生も鍛えなければならない。そこに謎の同級生雪村襟花が参戦する。
マカン・マランシリーズの第0弾なのかな?シャールの店に顧問の柳田が通っていないし、まだカフェが開かれている様子がない。 -
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連休初日。
出掛ける予定が無くなり、運動不足になるぞ~と歩く。歩く時にはAudible。
聴きながらはまる。令和コロナ禍、その閉塞した環境の中、主人公は仕事の異動。その感覚ですら没入。そして、この本積ん読だよな~と散歩から帰り探しだし、今度は紙の本に。
読み始めたのは、昭和終戦前、辛い時期。
お祖母さん(スエさん)と後に君島織子(円)の会話。がほんと辛い。今では当たり前の事なのに。
いくらお国の一大事だからって、自分の夢を後回しにすることはないんじゃないでしょうか?
その辺りから、物語は私の想像を越えていく。
二代にわたる母娘の思いもぐっと来る。
妄想が膨らんで、久しぶりに寝食を忘れる読書をした。
女性と子供の歴史は百年に満たない。
いやまだ満たないばかりか全然追い付いていない。
映像化してくれないかな?
こんなことはもっともっといろんな世代の人に知って欲しいから。
読んだあとに、ありがとうございましたと本を閉じた