古内一絵のレビュー一覧

  • キネマトグラフィカ

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    フィルムからデータへ、劇場からシネコンへと変わっていった映画の形の移り変わりとともに、彼らの人生の転機や葛藤が丁寧に描かれていた。舞台は"昭和”なのに、彼らが夢と現実のギャップにぶつかりながらも前を向こうとする姿は自分と重なるところがあり、共感しながら読んだ。"あの頃思い描いていた自分”と違っていても大丈夫だよ、と寄り添ってくれる1冊。古内先生が映画業界に勤めた経歴をお持ちなだけあって?映画と映画館への愛情もたくさん感じられるお話だった。映画が好きな人にも読んでほしい

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    2025年12月13日
  • 百年の子

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    心に刺さる作品でした。
    敗戦の玉音放送を聞いた場面がいちばん印象的でした。

    戦時中の人々の感情は、現代にも残っているものがあるなと感じました。
    耐えていたものや目を背けてきたものが目の前に突き出された時、はじめて自分が堪えていたことに気づく。

    思いが真っ直ぐ伝えられない環境は、どの時代でも同じなんだなと思いました。
    だけど、「諦めない」ことが結局大事で、その気持ちが人も時代も動かせるのだと改めて気づきました。

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    2025年12月09日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    これまでの登場人物と新しい登場人物が関係しあって、より深みのあるシリーズになっている。こちらの完結編の後に出た新刊も楽しみ。

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    2025年12月06日
  • 百年の子

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    巻末の参考資料に作者の本気を感じた。
    コロナ禍と戦時下の空気感が似ていると感じた人は数多い。
    学年誌や文芸の時代よりSNSを使えば、あっと言う間に思想をコントロール出来る。
    そして、書籍よりも痕跡を残さず消し去る事が容易。

    まず若い男性(親の力が弱い階層)の仕事を奪い、生活のために兵役しかない状態に追い込む。
    子どもが徴兵された家庭と出来ない家庭など、不公平で細かく分断する。

    戦争なんて簡単に巻き込まれる。
    コロナ禍の自粛警察は大政翼賛会の名残。

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    2025年12月03日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    この本のストーリーも、主人公?のシャールも、凄い吸引力で読者を吸い付ける。
    とくに、『風と火のスープカレー』のエンドはカッコよすぎる…ドキドキしちゃいます。
    『妬みのいちごシロップ』は、ほんと、うわ…キツ…と思いながら読んでたのだけど、きちんといいところに着地。

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    2025年12月02日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    美味しそうな食べ物ばかりでお腹空いた
    胃を労わろう
    耀子さんを応援したい
    第三話 風と火のスープカレー とくに好きなお話
    比佐子さん 一日でも永く長生きできますように

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    2025年12月03日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    シリーズ続編。やっぱりいいな。こうやって身近に気軽に行けて、お話しできる場所があればいいのになぁ、って。

    私が欲しい居場所がここには描かれています。

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    2025年12月01日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    これもまた、最高だった。
    悩んでいる時も、そうでない時に読んでも、シャールさんの言葉はいつも響く。私にとってお守りのような本です。

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    2025年11月30日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    マカンマラン、いつも心温まる話で、つかれたときに読むとほっこりする。

    みんなそれぞれ、生きにくい社会で、それぞれ悩みを抱えている。
    勇気をつける言葉と、元気のつくご飯、ちょっとした居場所があれば人を元気づけることができるんだと思った。

    シャールの言葉は、悩んでる人が忘れている言葉を思い出させるきっかけみたいなもので、悩んでる人自身がすでに持ってる答えを思い出させてあげるようなものだと思った。
    みんな分かってるけど、生きづらいこの世界で生きていると当たり前のことも忘れてしまうんだな。しんどくなったときにたまにマカンマランを読んで、この世界に浸りたい。

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    2025年11月19日
  • 東京ハイダウェイ

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    六話の短編、それぞれの登場人物が少しずつ被っている。
    タイギシンが一番好きだったな。自分に自信を持てない少年がボクシングで道を見出す話。パンチを打つ音が聞こえてくるかのような鮮やかさで良かった。
    他も、会社なり学校なりで味わう閉塞感をどうにかやり過ごす感じで少し救われたように思う。

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    2025年11月19日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    世界観に没入して今日だけで3冊一気読みしてしまった。とにかく癒されるし、マカンマランの情景が浮かんできて常連気分になってしまう。ガムラン音楽の不思議な音色にもハマった。しかし、登場人物は年齢も性別も職業も様々なのに、よくここまで詳細に書くことができるなと感心する。古内先生の洞察力に脱帽。

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    2025年11月15日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    ◆この本を手に取った理由
    近々、生まれて初めてアフタヌーンティーに行くので(しかもこの小説の舞台!)、少しでも知識を深めたく、大好きなマカンマランシリーズの古内作品なら楽しみながら知識も得られそうと思ったから。


    ◆この本のあらすじ
    主人公は、老舗ホテルのアフタヌーンティー部門に念願叶って異動。来るイベントに向けて、溢れんばかりの情熱を注いた企画を提案するも有能なパティシエにより玉砕。

    主人公には親しい祖父がいる。幼い頃、戦後をたった一人で生き抜いた祖父の口癖は、「おかしはご褒美」。そんな祖父の影響で興味を抱き、なによりも心惹かれたのがアフタヌーンティーだった主人公。

    個性あるラウンジス

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    2025年11月02日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    マカン・マランを読んで好きで、検索して見つけた物を片っ端から読み始めた第一弾。
    アフタヌーンティー行きたくなった!マカンマランの登場人物がちょっとだけやけど出てきてくれるのもまた楽しい。
    庭がある職場、いいなぁとしみじみ。草木がある庭でぼんやりできる時間、いいよね。

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    2025年10月30日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    やっぱり続編もよかった。馬が人間より人間で、人馬一体になってはじめてあんなレースができるんだなって。誠も光司も前より人間になってるのもよかったし、フィッシュも人間を信じる力をつけたし、誠も馬のために成長して読んでて涙腺崩壊だった。微妙な人間関係もまだあるし、続編も読まなきゃ。

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    2025年10月25日
  • 百年の子

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    連休初日。
    出掛ける予定が無くなり、運動不足になるぞ~と歩く。歩く時にはAudible。
    聴きながらはまる。令和コロナ禍、その閉塞した環境の中、主人公は仕事の異動。その感覚ですら没入。そして、この本積ん読だよな~と散歩から帰り探しだし、今度は紙の本に。
    読み始めたのは、昭和終戦前、辛い時期。
    お祖母さん(スエさん)と後に君島織子(円)の会話。がほんと辛い。今では当たり前の事なのに。
    いくらお国の一大事だからって、自分の夢を後回しにすることはないんじゃないでしょうか?
    その辺りから、物語は私の想像を越えていく。
    二代にわたる母娘の思いもぐっと来る。
    妄想が膨らんで、久しぶりに寝食を忘れる読書をし

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    2025年10月12日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    この本を読むと、特別で美味しい時間を過ごせます。

    お菓子の表現が素敵で、読むたびに、とびっきり美味しいものを食べてるような多幸感を感じます。

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    2025年10月13日
  • 花舞う里

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    奥三河の母親の生まれた故郷に越して来た潤が、困難を乗り越えて花祭りと言う伝統神楽を舞って行くまでの道のりは、とても感銘しました。東京から引越して来て、少人数の中学での描写がとてもほのぼのとして良かったです。思わず奥三河の花祭りとはどんなものなのか、ネットで検索してしまいました。鬼の面をかぶった写真を見たら、迫力があるなぁと思いました。心の傷を負った潤が一度は挫折してしまうが、それを乗り越えて行く姿は感動しました。とても楽しめた作品でした。

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    2025年10月03日
  • 痛みの道標

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    戦後70年と言うこの年に出版する意義のある作品だと思います。私の大好きなよみがえりを題材にした作品とのことで、わくわくしながら読みました。多額の借金をした達希が自殺するそこへ死んだはずの祖父が助けるなんていい設定ではないですか、それも生前心残りの人探しをいっしょにするなんて!戦時中兵士のために農作物を作る任務があったことを初めて知りました。ああ会えて良かった。意識を取り戻して良かった。ラストは感動の嵐です。自殺した主人公達希が最後死んでしまうかとドキドキものでした。生きてて良かった。

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    2025年10月03日
  • 百年の子

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    戦時中から令和の出版界が舞台。会社の百年史を作る過程で、全ての子どもが自分で学べるようにという理念のもと、立ち上げられた学年雑誌が、戦時中を生き延びるため、国策に迎合していく姿を知ることになる女性社員。
    文中で、子どもの人権や女性の人権が認められてまだ歴史が浅いことが指摘されている。
    未だに認めようとしない人もいるくらいで、まったく普通のことになっていないどころか、昨今では戻ろうとしているようにも思える。
    多くの人が読むべき良書だと思う。

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    2025年09月23日
  • 百年の子

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    舞台は“文林館”という出版社。令和三年春 新型コロナウイルスが猛威を振るっていた。
    入社五年の明日花に予期せぬ辞令が出た。「文林館創業百周年記念 学年誌創刊百年企画チーム」この“チーム”での広報活動が明日花の新しい任務だった。貧乏くじの“やらされ仕事”のように感じていた明日花だが ある時 終戦一年前の昭和十九年の入社者の中に 今は認知症を患う祖母の旧姓名を見つける。

    終戦をむかえるまで 令和では明日花が昭和では若き祖母のスエが物語を進行する。コロナ禍と戦時下。どちらも背景に閉塞感が漂っている。

    戦時下、国策に協力するほか出版社に存続の道はなかったであろうことは想像に難くない。しかし作った

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    2025年09月21日