古内一絵のレビュー一覧

  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    ネタバレ

    ついについに4冊目
    元々4部作で完結予定の本なので、最後に相応しい内容だったなーーーーと
    そして、やっぱりわたしはこの物語が好きだなーーと


    「自分を憐れみたくなったら、誰かに八つ当たりしたり、甘えたりしないで、自分で自分の機嫌を上手に取って元気になる」

    「ちゃんと色々考えてるじゃない。だから苦しいんでしょう。でも、そうやって自分で考えて乗り越えていかなければ、どんな場所に逃げたって、あなたはすぐにまた、別のどこかへ逃げ出したくなるだけよ」

    「生きていく限り、不安や苦しみがなくなることはないから」

    「そりゃあ、不安と向き合うのは骨が折れるわよ。筋トレって基本的に苦しいものだから。でもそ

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    2026年01月03日
  • 東京ハイダウェイ

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    社会に関わり他者と同調することで煩わしさを回避しようとする者、逆に社会とは壁を築き他者を遠ざけて安寧を求めようとする者。左様に彼らは相反した方法で自分を守らうとするが、結局どちらも自ら心を削り傷ついている。誰ひとり同じ境遇になく、抱える悩みは違う。それぞれが自己嫌悪と諦観で孤独の殻に閉じこもるばかりかと思いきや、意外と他者の悩み苦しみにお互い手を差し伸べる。そんな連作の妙に温もりを感じた。桐太くん、地球自体が(惑星というくらいだから)惑っていて、そこに住む俺たちが(惑わず)いられるわけないとは、言うねぇ。

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    2026年01月02日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    マカンマラン3作目。ひとつひとつの話が深くて読み応えあった。思い返せば、1作目はシャールだけが料理をしていたけど、2作目では一緒に作っていて、3作目ではレシピを渡して作るよう促していた。料理を作る側の人が増えていくのってなんか良いよね。嬉しくなった。

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    2025年12月31日
  • 東京ハイダウェイ

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    都会で頑張る人達それぞれのハイダウェイ=隠れ家。不器用だけど頑張るその人達の言葉に共感したり、励まされたりと、私には力になる素晴らしい小説だった。さすが「マカン・マラン」をかいた古内さんの作品だと思った!

    中でも「タイギシン」と「惑いの星」が良かった!
    いじめられていた圭太にとって、清美の守護神ヴァルキリーのような姿は救いの存在となった。「心技体というけれど、本当は体技心。まずは身体を動かす。そこから技術、最後に心。要するに、スポーツは精神論じゃないの。できる、できないは関係ない。とりあえず、やってみるのがスタートってわけ」。深く納得。スポーツに問わず、まず動くことで心がついていく、やる気が

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    2025年12月28日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    食べ物系の小説が好きで、しかも古内一絵さんの小説ならばと手にしたが、想像以上の面白さだった。

    四季折々の美しさが素晴らしい桜山ホテルでの鈴音をはじめとする皆の悩んだり、葛藤しながらも頑張っていく姿にうるっとくることが多々あった。

    一人でアフタヌーンティーを楽しむ西村さんを馬鹿にする職場の面々への鈴音やソロアフタヌーンティーの鉄人の言葉が良かった!

    人は時に大きく心が傷つくが、それを乗り越えた時に度量が大きくなり優しく強くなることをしみじみと確信した。己の至らなさや不甲斐なさに傷ついたり、思いもかけない失敗をすることもあるたろうが、「失敗は成功の母」「何かをつかむ機会」と心して、私も乗り越

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    2025年12月28日
  • お誕生会クロニクル

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    表紙が可愛くて買いました。
    私にとってお誕生日会はうれしいものでしかなかったけれど、誰かにとってお誕生日会は苦い思い出の象徴だったりしてうれしくないこともある。人間関係のダークな部分が複雑に絡み合う描写には、結構心が重くなったりもしましたが、最後は人を想う気持ちのあたたかさを感じることができました。

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    2025年12月24日
  • 百年の子

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    林学館の歴史、日本の歴史と合わせて、子どもと女性の時代背景が見れて面白かったです。
    モデルとなった小学館ってそんなに歴史があったんだっていうのと同時に、こんなにピンチの時も仕事に駆り出し社会を支えてきた女性が今もなお役職に付きづらくある今の世の中にも痛感した。
    決して本を読むことで頭が良くなる訳ではないのだろうけど、これから先も私は紙の本で活字を読むことを続けたいなと思う素敵な本だった。
    スエさん、芯があって本当に強い人だったな〜。最後スエさんと孫に対する関係性に嫉妬してしまう母の感情が何とも言えない気持ちになった。親子の関係以外でも、会社の同期を通してや戦争中の女学生の人間関係を通してでも、

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    2025年12月24日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    三話の追憶のたまごスープ

    お母さんの更紗への気持ち。
    子育ての不安、子を守りたいでも、どうしたら良いのかわからない、これは正しいのか、、、
    「私の料理にだけ必ずたまごが入っていた」
    不器用な母の愛を感じました。

    ラストは柳田さんとシャールの仲の良さ、気心の知れあった友!羨ましい

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    2025年12月22日
  • 百年の子

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    自分は過去のひとつひとつの積み重ねで今この場に存在しているんだ、ということが改めて腑に落ちた。
    異なる時代に生まれ育った3人の女性。
    各時代が強制する女性像と自己像

    織子=オルコなんて素敵ね

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    2025年12月19日
  • 銀色のマーメイド

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    弓が丘中学校の水泳部は、主将を交通事故で亡くし、大量の退部を出した結果、同好会に格下げになりそうになっていた。3年生の龍一は後輩たちの顔も名前も覚えていないが、とにかく県大会には出たかったし、水泳部を部として存続させたい。1年生の勧誘に励み、なんとか存続のため弓が丘杯のリレーで優勝すれば存続させるという条件を顧問から捻り出すことに成功した。しかし人員が足りない。ほぼ泳げない2年生も鍛えなければならない。そこに謎の同級生雪村襟花が参戦する。

    マカン・マランシリーズの第0弾なのかな?シャールの店に顧問の柳田が通っていないし、まだカフェが開かれている様子がない。

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    2025年12月17日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    ネタバレ

    どれも良きストーリー

    一話「妬みの苺シロップ」
    オペレーターの仕事をしている綾
    イジメ、就活、ネガティブで歪んだ考えが先行する。
    立ち上げたブログわたしはあなたが嫌いです通称"ワタキラ"批判に対して称賛の評価にどんどんハマってしまう綾。
    裕紀の癒されるカフェが気になり探し出す。だが、綾がシャールさんの美味しい手料理を食べる事はなかった。代わりに苺シロップのレシピを受け取る。自分で作った料理の美味しさに失っていた大切なものに気づいた様子。素直

    二話「藪入りのジュンサイ冷や麦」
    料理が好きで日本料理のお店に就職した省吾。下積みばかりの仕事にあせりが出てしまう。何をしたいのか

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    2025年12月15日
  • キネマトグラフィカ

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    フィルムからデータへ、劇場からシネコンへと変わっていった映画の形の移り変わりとともに、彼らの人生の転機や葛藤が丁寧に描かれていた。舞台は"昭和”なのに、彼らが夢と現実のギャップにぶつかりながらも前を向こうとする姿は自分と重なるところがあり、共感しながら読んだ。"あの頃思い描いていた自分”と違っていても大丈夫だよ、と寄り添ってくれる1冊。古内先生が映画業界に勤めた経歴をお持ちなだけあって?映画と映画館への愛情もたくさん感じられるお話だった。映画が好きな人にも読んでほしい

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    2025年12月13日
  • 百年の子

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    心に刺さる作品でした。
    敗戦の玉音放送を聞いた場面がいちばん印象的でした。

    戦時中の人々の感情は、現代にも残っているものがあるなと感じました。
    耐えていたものや目を背けてきたものが目の前に突き出された時、はじめて自分が堪えていたことに気づく。

    思いが真っ直ぐ伝えられない環境は、どの時代でも同じなんだなと思いました。
    だけど、「諦めない」ことが結局大事で、その気持ちが人も時代も動かせるのだと改めて気づきました。

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    2025年12月09日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    これまでの登場人物と新しい登場人物が関係しあって、より深みのあるシリーズになっている。こちらの完結編の後に出た新刊も楽しみ。

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    2025年12月06日
  • 百年の子

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    巻末の参考資料に作者の本気を感じた。
    コロナ禍と戦時下の空気感が似ていると感じた人は数多い。
    学年誌や文芸の時代よりSNSを使えば、あっと言う間に思想をコントロール出来る。
    そして、書籍よりも痕跡を残さず消し去る事が容易。

    まず若い男性(親の力が弱い階層)の仕事を奪い、生活のために兵役しかない状態に追い込む。
    子どもが徴兵された家庭と出来ない家庭など、不公平で細かく分断する。

    戦争なんて簡単に巻き込まれる。
    コロナ禍の自粛警察は大政翼賛会の名残。

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    2025年12月03日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    この本のストーリーも、主人公?のシャールも、凄い吸引力で読者を吸い付ける。
    とくに、『風と火のスープカレー』のエンドはカッコよすぎる…ドキドキしちゃいます。
    『妬みのいちごシロップ』は、ほんと、うわ…キツ…と思いながら読んでたのだけど、きちんといいところに着地。

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    2025年12月02日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    美味しそうな食べ物ばかりでお腹空いた
    胃を労わろう
    耀子さんを応援したい
    第三話 風と火のスープカレー とくに好きなお話
    比佐子さん 一日でも永く長生きできますように

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    2025年12月03日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    シリーズ続編。やっぱりいいな。こうやって身近に気軽に行けて、お話しできる場所があればいいのになぁ、って。

    私が欲しい居場所がここには描かれています。

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    2025年12月01日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    これもまた、最高だった。
    悩んでいる時も、そうでない時に読んでも、シャールさんの言葉はいつも響く。私にとってお守りのような本です。

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    2025年11月30日
  • 東京ハイダウェイ

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    六話の短編、それぞれの登場人物が少しずつ被っている。
    タイギシンが一番好きだったな。自分に自信を持てない少年がボクシングで道を見出す話。パンチを打つ音が聞こえてくるかのような鮮やかさで良かった。
    他も、会社なり学校なりで味わう閉塞感をどうにかやり過ごす感じで少し救われたように思う。

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    2025年11月19日