古内一絵のレビュー一覧

  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    冒頭のホテルの描写が、私の好きな将棋の名人戦の舞台にもなる、ホテル椿山荘東京にどことなく似てるなと思っていたら、巻末の主要参考文献のところに書いてあった。行ったことはないので、一度行ってみたい。

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    2026年03月19日
  • 東京ハイダウェイ

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    共働きが珍しくない現在。我が家も共働き、何故か食事を作るのは私???我が家は成人した大人しかいないのに何で私が食事の支度をしないといけないんだ?「各自で好きなもの食べてくれー」と言いたくなる。本当、毎日クタクタ(。-_-。)
    家族の為責任ある仕事を頑張る 米川恵理子 疲れた時のズル休みも良いもんだ。

    桐人の父への思い。眠れぬ日々プラネタリウムで亡き父との無言のキャッチボールの夢をみる。仕事の悩み誰に認められたいのか?俺はちゃんとやれてるのかな?ズシン力強い重みが返ってきた 父の優しい微笑み 桐人への愛おしさが伝わる。

    引きこもりの圭太 ボクシングに出会えて良かった!何かキッカケがあれば少しずつ前進できると思う。そのキッカケを見つけることが中々難しい…。私も含め世の中他人に構っている余裕がなくなってきている…悲しいかな…

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    2026年03月13日
  • 百年の子

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    初めての作家さんでしたが、とても面白かったです!

    昭和の戦禍を生きる女性と、現代のコロナ禍を生きる女性。
    いつの時代でも、厳しい風当たりの中を強く生き抜く女性たちをとてもかっこいいと思いました。

    同期の岡島里子と『ブリリアント』副編集長の八重子が似たようなネックレスを身に付けていましたが、
    それは結局何だったのでしょうか?

    主人公の市橋明日花は、里子がそれで八重子を落とし込んだと疑っていましたが…
    伏線の回収忘れ??そこだけ疑問が残りました。

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    2026年03月12日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    マカン・マランシリーズの作者さんなら間違いないだろうとは思ってたけど、本当に良かった!

    マカン・マランは現代の生きづらさを抱える人々を優しく包み込むような癒しの物語だったけど、今作も現代を生きる人々が抱えるいろんな種類の生きづらさが描かれてる。

    発達グレーゾーンという障害による差別、男女差別、国籍差別。
    正社員と契約社員の格差、育児においての男女格差。

    みんないろんなものを抱えながら、それぞれの正しさ持って懸命に生きてる様子が他人事と思えないほど現実感があって、作中の登場人物のセリフが悉く核心をついていてハッとさせられた。

    そして、登場人物達を癒すお菓子の数々にうっとり。
    「人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いもんが必要なんだ」
    そう、人生は甘くない。
    でも、回り道にだって意味はある。

    自身を振り返り反省し事実は受け止めるけど、全てを悲観しない。
    差別に男女格差、タイムリミット、全部わかっててそれでも全部あきらめたくない、と言い切る。
    現実の厳しさを知りながらも物事の美しい面を見ようとできる涼音が眩しかった。

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    2026年03月08日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    とても読みやすくこの先どうなるの??
    と好奇心をくすぐられてあっという間に読めました。

    私はマカンマランの世界観がとても好きなので、この中でのやはり古内一絵さんの『ワタシノミカタ』が一番胸が熱くなりました。その中で心に残った一文です!

    『人生を丸ごと自分だけのためだけに使い切って何が悪い』古内さんの作品らしいなぁと!笑

    他の小説もエッセイも全部とっても美味しくいただきました(o^^o)

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    2026年03月06日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    「最高のアフタヌーンティーの作り方」の続編。しかし主人公が桜山ホテルを退職するところから始まる。フランスで修行して帰ってきた飛鳥井と結婚して、新しくパティスリー店を出すための退社。もう美味しそうなアフタヌーンティーは出てこないのかと思ったけど、ちゃんとホテルやスタッフも登場する。結婚に関わる一つ一つについて、考え込む主人公。主に悩むのは苗字を選ばなくてはならないことだけど、それだけじゃない。「入籍」や「嫁に出す」というような言葉にも悩まされる。選択的夫婦別姓や同性婚が認められていない日本の現状。我が身を顧みて、考えさせられるところも多い。その一方で美味しそうなお菓子や料理の数々を想像するのも楽しみな一冊。

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    2026年02月20日
  • 十六夜荘ノート

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    戦中戦後の厳しい時代を乗り越えてきた強い女性が守り抜いてきた屋敷。

    その屋敷を相続することになった姪孫の男性が何故自分に?と思う気持ちで過去を紐解いてゆく。

    だんだん明らかになっていく屋敷の背景にある物語りに読む手が止まりませんでした。

    (Word)
    ・知りたいと思わなければ、何も分からない。

    ・満月にだって雲はかかる。けれど一度闇を知った月は、今度は群雲なんかにびくともしない、本物の十五夜になるのだろう。

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    2026年02月08日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    読むだけでいい香りがしてきそうな本でした。
    美しいお庭を見ながらのアフタヌーンティー。
    最高に贅沢な時間のご褒美。
    最高なお菓子を提供することで、お客様の心を癒す物語だと思っていたらそれだけではなかった。
    適齢期、結婚、出産、高齢出産、産休、育休。
    女性が働く上で多くの人が直面する問題。
    障害を持つ人への偏見。働きにくさ。
    みんながんばってるんだけどねー。
    分かる分かる!
    と思う部分もたくさんある。
    2人はいい雰囲気で終わったから、続編も読んでみよー。

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    2026年02月01日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    今の自分に妙に刺さる

    先月婚姻届を提出し苗字を夫の姓に変えたが、正直まだ名前にしっくりきていないし、どちらかというと虚無感というか新しい名前がどこか他人事のように思えてしまう

    仕事がすごく好きで実績も少しずつ積めている実感があるからこそ、ここまで積み上げた仕事をライブイベントという大義名分の元中断するのやだな〜とかぼんやり考えていたからタイムリーな内容が盛り盛りだった

    10年後読んだらまた感じ方が変わるだろうから、手元に置いておきたい本

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    2026年01月18日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    世間は勝手な憶測で無責任に人を批判したり、アドバイスという名のお節介で、笑いながら簡単に人を傷つける。人を批判する人は本当に狭い世界にいるんだと思う。自分の体験した事のない事に対応できなくて、人をおかしいと批判する。いがみ合うよりも、お互いを認めあって生きていきたい。登場人物たちの新しい世界での新しい生き方を、限りなく応援する。

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    2026年01月16日
  • 銀色のマーメイド

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    マカン・マランを読んで、その原点になっている作品と紹介されていて続けて読んでみた。

    最初は中学水泳部の話でどう繋がっているんだろうと探りながら読んでいたけど、友人の死や、性自認に関する問題(GID)、チームスポーツを通じて成長していく生徒を陰ながら支えていたのが、マカンマランで出てきたシャールとジャダだった。
    読みやすくて一気に読めた。

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    2026年01月16日
  • 百年の子

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    今年1番面白かった、まだ今年に入って2週目だけど。
    最近ずっと読んでいたまさきとしか氏の影響か、母娘関係ものに感じていたが、テーマは小学館の学年ものを軸にした反戦だった。

    林芙美子、井上ひさし、佐野美津男。
    山中恒ひさしは小学校の教科書に載っていた気がする。この中に出てくる児童文学作家たちの小説も、読みたくなった。
    山中恒、見たことのある名前とモヤモヤしていたが、あばれはっちゃくの作者だった!

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    2026年01月12日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    結婚についていろいろな考え方、昔と今の考え方
    心温まるいいお話でした。
    娘のためのウエディングケーキ、父親の気持ちに涙しました。

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    2026年01月10日
  • 東京ハイダウェイ

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    社会に関わり他者と同調することで煩わしさを回避しようとする者、逆に社会とは壁を築き他者を遠ざけて安寧を求めようとする者。左様に彼らは相反した方法で自分を守らうとするが、結局どちらも自ら心を削り傷ついている。誰ひとり同じ境遇になく、抱える悩みは違う。それぞれが自己嫌悪と諦観で孤独の殻に閉じこもるばかりかと思いきや、意外と他者の悩み苦しみにお互い手を差し伸べる。そんな連作の妙に温もりを感じた。桐太くん、地球自体が(惑星というくらいだから)惑っていて、そこに住む俺たちが(惑わず)いられるわけないとは、言うねぇ。

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    2026年01月02日
  • 東京ハイダウェイ

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    都会で頑張る人達それぞれのハイダウェイ=隠れ家。不器用だけど頑張るその人達の言葉に共感したり、励まされたりと、私には力になる素晴らしい小説だった。さすが「マカン・マラン」をかいた古内さんの作品だと思った!

    中でも「タイギシン」と「惑いの星」が良かった!
    いじめられていた圭太にとって、清美の守護神ヴァルキリーのような姿は救いの存在となった。「心技体というけれど、本当は体技心。まずは身体を動かす。そこから技術、最後に心。要するに、スポーツは精神論じゃないの。できる、できないは関係ない。とりあえず、やってみるのがスタートってわけ」。深く納得。スポーツに問わず、まず動くことで心がついていく、やる気が出ると、脳科学でよく言っている。
    隠れ家は、決して逃げ場所ではない。密かに力を蓄えるためのものだにも共感。いま情報かあふれていろいろな面で生きにくく、心身ともにきつい時代。時には立ち止まって、力を蓄えて、焦らず頑張っていくのか大事と思う。

    「惑いの星」
    昔見知らぬ男に無理やり車に引きずり込まれそうになった璃子。男性に恐怖を感じるトラウマを持ってしまった。しかし、その底にずっと人に言えなかった気持ちがあった。頑張って生きてきたからこそその璃子の姿を見て励みとし尊敬していた桐人。その桐人に本当の気持ちを言えて心の浄化ができていく。やはり人が人を救うんだな。まじめに生きる人に幸あれと願うばかりだ‼️

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    2025年12月28日
  • お誕生会クロニクル

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    表紙が可愛くて買いました。
    私にとってお誕生日会はうれしいものでしかなかったけれど、誰かにとってお誕生日会は苦い思い出の象徴だったりしてうれしくないこともある。人間関係のダークな部分が複雑に絡み合う描写には、結構心が重くなったりもしましたが、最後は人を想う気持ちのあたたかさを感じることができました。

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    2025年12月24日
  • 百年の子

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    林学館の歴史、日本の歴史と合わせて、子どもと女性の時代背景が見れて面白かったです。
    モデルとなった小学館ってそんなに歴史があったんだっていうのと同時に、こんなにピンチの時も仕事に駆り出し社会を支えてきた女性が今もなお役職に付きづらくある今の世の中にも痛感した。
    決して本を読むことで頭が良くなる訳ではないのだろうけど、これから先も私は紙の本で活字を読むことを続けたいなと思う素敵な本だった。
    スエさん、芯があって本当に強い人だったな〜。最後スエさんと孫に対する関係性に嫉妬してしまう母の感情が何とも言えない気持ちになった。親子の関係以外でも、会社の同期を通してや戦争中の女学生の人間関係を通してでも、人のことを羨んだり素直になれない人間の気持ちの表し方が、時代を経ても変わらないものの一貫性と感じ、素敵な伝え方だなと感じた。

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    2025年12月24日
  • 百年の子

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    自分は過去のひとつひとつの積み重ねで今この場に存在しているんだ、ということが改めて腑に落ちた。
    異なる時代に生まれ育った3人の女性。
    各時代が強制する女性像と自己像

    織子=オルコなんて素敵ね

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    2025年12月19日
  • 銀色のマーメイド

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    弓が丘中学校の水泳部は、主将を交通事故で亡くし、大量の退部を出した結果、同好会に格下げになりそうになっていた。3年生の龍一は後輩たちの顔も名前も覚えていないが、とにかく県大会には出たかったし、水泳部を部として存続させたい。1年生の勧誘に励み、なんとか存続のため弓が丘杯のリレーで優勝すれば存続させるという条件を顧問から捻り出すことに成功した。しかし人員が足りない。ほぼ泳げない2年生も鍛えなければならない。そこに謎の同級生雪村襟花が参戦する。

    マカン・マランシリーズの第0弾なのかな?シャールの店に顧問の柳田が通っていないし、まだカフェが開かれている様子がない。

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    2025年12月17日
  • キネマトグラフィカ

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    フィルムからデータへ、劇場からシネコンへと変わっていった映画の形の移り変わりとともに、彼らの人生の転機や葛藤が丁寧に描かれていた。舞台は"昭和”なのに、彼らが夢と現実のギャップにぶつかりながらも前を向こうとする姿は自分と重なるところがあり、共感しながら読んだ。"あの頃思い描いていた自分”と違っていても大丈夫だよ、と寄り添ってくれる1冊。古内先生が映画業界に勤めた経歴をお持ちなだけあって?映画と映画館への愛情もたくさん感じられるお話だった。映画が好きな人にも読んでほしい

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    2025年12月13日