古内一絵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
共働きが珍しくない現在。我が家も共働き、何故か食事を作るのは私???我が家は成人した大人しかいないのに何で私が食事の支度をしないといけないんだ?「各自で好きなもの食べてくれー」と言いたくなる。本当、毎日クタクタ(。-_-。)
家族の為責任ある仕事を頑張る 米川恵理子 疲れた時のズル休みも良いもんだ。
桐人の父への思い。眠れぬ日々プラネタリウムで亡き父との無言のキャッチボールの夢をみる。仕事の悩み誰に認められたいのか?俺はちゃんとやれてるのかな?ズシン力強い重みが返ってきた 父の優しい微笑み 桐人への愛おしさが伝わる。
引きこもりの圭太 ボクシングに出会えて良かった!何かキッカケがあれば少しずつ前進できると思う。そのキッカケを見つけることが中々難しい…。私も含め世の中他人に構っている余裕がなくなってきている…悲しいかな… -
Posted by ブクログ
マカン・マランシリーズの作者さんなら間違いないだろうとは思ってたけど、本当に良かった!
マカン・マランは現代の生きづらさを抱える人々を優しく包み込むような癒しの物語だったけど、今作も現代を生きる人々が抱えるいろんな種類の生きづらさが描かれてる。
発達グレーゾーンという障害による差別、男女差別、国籍差別。
正社員と契約社員の格差、育児においての男女格差。
みんないろんなものを抱えながら、それぞれの正しさ持って懸命に生きてる様子が他人事と思えないほど現実感があって、作中の登場人物のセリフが悉く核心をついていてハッとさせられた。
そして、登場人物達を癒すお菓子の数々にうっとり。
「人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いもんが必要なんだ」
そう、人生は甘くない。
でも、回り道にだって意味はある。
自身を振り返り反省し事実は受け止めるけど、全てを悲観しない。
差別に男女格差、タイムリミット、全部わかっててそれでも全部あきらめたくない、と言い切る。
現実の厳しさを知りながらも物事の美しい面を見ようとできる涼音が眩しかった。 -
Posted by ブクログ
「最高のアフタヌーンティーの作り方」の続編。しかし主人公が桜山ホテルを退職するところから始まる。フランスで修行して帰ってきた飛鳥井と結婚して、新しくパティスリー店を出すための退社。もう美味しそうなアフタヌーンティーは出てこないのかと思ったけど、ちゃんとホテルやスタッフも登場する。結婚に関わる一つ一つについて、考え込む主人公。主に悩むのは苗字を選ばなくてはならないことだけど、それだけじゃない。「入籍」や「嫁に出す」というような言葉にも悩まされる。選択的夫婦別姓や同性婚が認められていない日本の現状。我が身を顧みて、考えさせられるところも多い。その一方で美味しそうなお菓子や料理の数々を想像するのも楽しみな一冊。
-
Posted by ブクログ
都会で頑張る人達それぞれのハイダウェイ=隠れ家。不器用だけど頑張るその人達の言葉に共感したり、励まされたりと、私には力になる素晴らしい小説だった。さすが「マカン・マラン」をかいた古内さんの作品だと思った!
中でも「タイギシン」と「惑いの星」が良かった!
いじめられていた圭太にとって、清美の守護神ヴァルキリーのような姿は救いの存在となった。「心技体というけれど、本当は体技心。まずは身体を動かす。そこから技術、最後に心。要するに、スポーツは精神論じゃないの。できる、できないは関係ない。とりあえず、やってみるのがスタートってわけ」。深く納得。スポーツに問わず、まず動くことで心がついていく、やる気が出ると、脳科学でよく言っている。
隠れ家は、決して逃げ場所ではない。密かに力を蓄えるためのものだにも共感。いま情報かあふれていろいろな面で生きにくく、心身ともにきつい時代。時には立ち止まって、力を蓄えて、焦らず頑張っていくのか大事と思う。
「惑いの星」
昔見知らぬ男に無理やり車に引きずり込まれそうになった璃子。男性に恐怖を感じるトラウマを持ってしまった。しかし、その底にずっと人に言えなかった気持ちがあった。頑張って生きてきたからこそその璃子の姿を見て励みとし尊敬していた桐人。その桐人に本当の気持ちを言えて心の浄化ができていく。やはり人が人を救うんだな。まじめに生きる人に幸あれと願うばかりだ‼️
-
Posted by ブクログ
林学館の歴史、日本の歴史と合わせて、子どもと女性の時代背景が見れて面白かったです。
モデルとなった小学館ってそんなに歴史があったんだっていうのと同時に、こんなにピンチの時も仕事に駆り出し社会を支えてきた女性が今もなお役職に付きづらくある今の世の中にも痛感した。
決して本を読むことで頭が良くなる訳ではないのだろうけど、これから先も私は紙の本で活字を読むことを続けたいなと思う素敵な本だった。
スエさん、芯があって本当に強い人だったな〜。最後スエさんと孫に対する関係性に嫉妬してしまう母の感情が何とも言えない気持ちになった。親子の関係以外でも、会社の同期を通してや戦争中の女学生の人間関係を通してでも、人のことを羨んだり素直になれない人間の気持ちの表し方が、時代を経ても変わらないものの一貫性と感じ、素敵な伝え方だなと感じた。 -
Posted by ブクログ
弓が丘中学校の水泳部は、主将を交通事故で亡くし、大量の退部を出した結果、同好会に格下げになりそうになっていた。3年生の龍一は後輩たちの顔も名前も覚えていないが、とにかく県大会には出たかったし、水泳部を部として存続させたい。1年生の勧誘に励み、なんとか存続のため弓が丘杯のリレーで優勝すれば存続させるという条件を顧問から捻り出すことに成功した。しかし人員が足りない。ほぼ泳げない2年生も鍛えなければならない。そこに謎の同級生雪村襟花が参戦する。
マカン・マランシリーズの第0弾なのかな?シャールの店に顧問の柳田が通っていないし、まだカフェが開かれている様子がない。