古内一絵のレビュー一覧

  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    ネタバレ

    3話の風と火のスープカレー。
    離婚式でのシャールさん、、いや御厨さんの登場がカッコ良すぎる!性別関係なく惚れます。

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    2025年06月22日
  • 百年の子

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    素晴らしい本だった

    今の自分が生かされているのは、両親、祖父母、そのずっと前からの血が繋がった人だけでなく、全ての人たちの歩みのおかげ

    時代は違っても、大人も子どもも、女性も1人の人である。
    一人ひとりに人生があり、意思があり、生きる意味がある。

    もっと祖父母の話をたくさん聞けばよかった。
    もっと両親の話をたくさん聞こう。
    大切な人の大切な人に、どれだけ素晴らしい人であるか、伝えていこう。

    未来の人たちへ、希望を持たせ続けること、企業の価値はそこにあると感じた

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    2025年06月21日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    気負わず読めて、シャールさんはじめ暖かい登場人物がおおく、大変癒されました。
    続編がもしでたらまた読みたいです。
    表紙や装丁の雰囲気も大好きです。

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    2025年06月21日
  • 東京ハイダウェイ

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     既に懐かしいコロナ禍。当時のIT企業で働く人々が、それぞれの隠れ家で癒されながら日々奮闘する物語。著者の描き出す世界観がとても好きだが、今作は特別良かった。お昼休みに無料で観れるプラネタリウムなんて私も行きたい。東京はストレスが多く溜まりそうだが、その分癒されスポットも充実していて羨ましい。いじめられている少年がボクシングを始めて心身ともに成長する物語が1番スカッとするが、桐人、米川MG、璃子の章が好み。働いているとどうにもならないことの方が多いが、本書のように息詰まったら少し逃げて隠れ家で癒されるといった息抜きも取り入れたい。

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    2025年06月17日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    今回のお話も良かったー!最終話なんて、もうウルウルしちゃって大変だった。
    前作に引き続き、女性と社会を扱いながら、スイーツに浸れる作品だった。今回は、結婚を大きなテーマにして、夫婦別姓や同性婚、カスハラなども扱う。とても勉強になった。

    改姓への疑問をうじうじと考える涼音にはモヤモヤさせられもしたが、彼女が真剣に考えていることはとても大切なことだ。私は改姓について特にこだわりもなかった(むしろ元の名字が全国上位だったので、改姓する気満々だった)が、改姓後の手続きの面倒くささは今でも覚えている。不平等だなと思わない人はいないのではないか。
    そういうことにしっかり向き合って、変えていこうとする動き

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    2025年06月15日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    初っ端から重い。重いというか手強い。
    それでも人の凝り固まった心をそっとほぐしてくれるシャールさんのあたたかい言葉と優しい料理がいい。
    そして毎回ジャダに癒されてる。ドラァグクイーンたちがわらわら出てきて、先生を囲んでお針子部屋に連れてくシーン好きすぎる

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    2025年06月12日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    きのうアフタヌーンティーを読み終え
    そのまま本日ウェディングケーキを読んだ
    私は今作の方が読み応えがあって好き!

    冒頭で達也の名前が出てきた私、心の中で小躍り笑


    前作は心温まるほっこり作品だとしたら
    今作は、それ+世間への訴え に感じた
    登場人物の中で言うとトシオと同じ世代なのかなと、

    わたしは別姓にもLGBTQ+にもどちらにも肯定的な考えで
    要所で出てくる反対派に少し苛立ちを覚えながら読んでいっていた
    数年後、この作品が一昔前のものになった時
    多様性の考えが当たり前になっていたらいいなと感じた
    最終章が一番好き
    それぞれの形で世の中の変化を受け入れられる暖かい世界になって欲しいと感じ

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    2025年06月09日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    とても面白くて一気読み!!読んだ後には、ヨーロッパに行きたくなったし、ホテルのアフタヌーンティーを食べに行きたくなった。

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    2025年06月08日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    瑞穂ちゃんだいすき。
    瑞穂ちゃんの頑張りが本当素敵。
    恋もレースもなかなかうまくいかないけど、瑞穂ちゃんに頑張ってほしいって思って泣きそうになった。もし、瑞穂ちゃんみたいな騎手がいたら絶対応援したい。瑞穂ちゃんに近いのは、菜七子ちゃんだと思ってるからまた、菜七子ちゃんに頑張ってほしい。

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    2025年06月07日
  • 痛みの道標

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    ネタバレ

    青年が労働に蝕まれ、追い詰められた結果ビルから飛び降りたが、昔に死んだはずの祖父が幽霊となり現れ、命を救われたというベタすぎる設定に驚きもしたが、読み進めば読むほど深くなる話。
    話は戦争の話。

    ここに書かれた戦争の話は、沖縄、広島、長崎などの国内の悲惨ではなく、インドネシアでの話。
    戦線を拡大していきオランダを打ち払った日本だが、やがて連合軍に玉砕されるまで。

    連合軍の接近による焦りや動揺からか、現地人による抗日を捏造し、現地人を大規模迫害したのは紛れもなく日本人だった。
    そして次第に雲行きが怪しくなり、やがて突破され続ける戦況のなか、玉砕されている事実すら知らされぬまま、島に見捨てられた

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    2025年06月07日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    第二作。夫婦別姓やらLGBTやらのテーマをうまく混ぜ込んでいて結構好きだった。さすがに次回作はないかな。

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    2025年06月06日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    これでマカンマランシリーズが最終なのが悲しい。もっと読みたい。シャールやジャダたちの、その後が知りたいと思えるぐらいこの世界観にハマった。

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    2025年06月02日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    みたび…そう、3作目です。大好きです。しかし3作目の初っ端からこれまでとは毛色の違う登場人物に感情移入が出来ず、ちょっと複雑な思いがしました。初めて「うわぁ、私この子ばダメかも…」と思ってしまった。しかも彼の知り合いだなんて!
    反面、『風と火のスープカレー』のダンスシーンば最も印象的で大好きなシーンになりました。ついつい、実写化したらシャールさんは誰がいいだろう?と妄想が止まらなくなりました。

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    2025年05月25日
  • 銀色のマーメイド

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    生徒たちの奮闘ぶりにも心を動かされますが、何より『マカン・マラン』につながるかつての「同級生」コンビのやりとりが大好きです。痛みを知った分だけ、人にやさしくなれる。シャールさんのまかないに、自分も元気をもらえた気分!

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    2025年05月24日
  • 百年の子

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    令和3年春から始まる。
    そして昭和19年へと、場面が交互に入れ変わりながら進んで行く。
    令和3年は、新型コロナの感染拡大真っ最中だった
    主人公明日花は大手出版社、文林館入社5年目。

    学年誌で有名な文林館の今と、昭和19年頃、戦争まっただ中の学年誌出版の様子。

    同時に、明日花と母待子、祖母スエ。
    女三代の葛藤、そして絆。

    児童文学の作家 佐野三津彦曰く、
    一般的には戦後は8月15日から始まる、と言われているが、両親と姉を一度に奪われた3月10日(東京大空襲)こそが、自分にとっての敗戦だ。
    両親を奪われたら、その後の戦況がどうなろうと、子供にとっては完敗だ。

    p269
    戦後「鐘の鳴る丘」っ

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    2025年05月18日
  • 百年の子

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    古内一絵さん著「百年の子」
    著者の作品は今作品が初読み。

    読み応え抜群の作品、とても素晴らしい作品だった。

    まず、もうすぐ50歳となる自分には「小学○年生」という学年別学年誌には思い出がある。書店で母親に買ってもらった記憶も思い出され、付録で母親と一緒に遊んだ記憶、母親との忘れていた懐かしい記憶が温もりとなって押し寄せてきた。
    終始その母の温もりの様な温かさで包まれた自分の幼少期の記憶を想起させられ不思議な感覚での読書になった。
    今まで様々な作品を読んできたがこういう感情を揺さぶられる作品は読んできてなかったのでは?そう思うとそれだけでも充分すぎる作品だった。

    そして当然それだけでは収ま

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    2025年05月07日
  • 百年の子

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    自分の母、祖母が生きていた時代はこんなにも今と違っていたのかと、当たり前のことを久々に考えた。諦念が時代を作ってしまうということに少し慄いてる。

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    2025年05月05日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    同級生に薦められた古内一絵さん。競馬はするので大まかな知識はあるが競馬の物語を読むのは初めてだった。男性社会の中でしかも地方競馬で壁にぶつかりながら成長していく少女に心を打たれます。実際に瑞穂がレースを走るのであれば全部単勝で買うと思います(笑)巻末の藤田菜七子の寄稿がちょっと切なくなりました。

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    2025年04月30日
  • 百年の子

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    久しぶりの大泣き(笑)
    出版社勤務の明日花
    ファッション誌から思わぬ部署に異動
    よくある話だが
    それをきっかけに戦争との関わりを感じ始める。
    予想できうるストーリーなんだけど
    展開に涙が止まらない。

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    2025年04月29日
  • 東京ハイダウェイ

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    色々な事にぶつかりながら生きている人達が、ふと現実から離れて逃げ込める場所がある。
    一つの会社を舞台にそこで働く人達や関係する人達の連作。
    心の切ない部分に触れられながらも、そこから立ちあがろうとする人達の気持ちが心地よい。
    矢作桐人君、良いねぇ〜

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    2025年04月25日