古内一絵のレビュー一覧
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古内一絵さん追いかけて正解だった大の正解 あの頃を語る人がどんどん居なくなってきて 元々語る雰囲気も日本の学校社会にない=これホント痛いしかないから。知りたい人間も必ずいるって事、ラジオ放送をみんなが聞いていた 馬が農耕に運送に使われていた 理不尽な学校教育 それを批判した消えた先生 玉音放送を聞いて魂が抜けた 強制的に捕まった孤児 なにより生きる為になんでもした 将太逞しくてちゃんと考えていい奴だった。キャラクター設定も好きだし成人して再会する場合も楽しみだった。なにより全員が一つのことに向かって成功したのが気持ちいい 百年の子が目に入って気になる
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戦後のラジオ放送劇『鐘の鳴る丘』をモチーフにした感動作です。
昭和四十八年、深夜に鳴り響く黒電話の音は、戦後を代表する劇作家菊井一夫の訃報を知らせるものでした。
主人公の良仁は、昭和二十二年の記憶に想いを馳せてゆきます。
日本が戦争に負けてから二年も経つというのに、町はバラックやがれきの山がまだ残り、食べるものもない時代、小学六年生だった良仁たちは菅原教諭の申し出によって、「ラジオ放送劇」に出演することになります。
子役タレントではなく、素人のふつうの子供たちが先生から活舌の特訓を受け、本番15分間の生放送に挑むという快挙を成し遂げていたのです。
子供の目線で書かれてあるので、とてもわかりや -
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水泳小説としてラジオで紹介されていた本。
中学生の水泳部の話。
水泳部の前部長が理由はわからないが亡くなった。
新しく部長になった龍一は、前部長がいた時は自分のことばかり考えていたが、多くの部員が辞め最高学年も2人しか残らず、自分が部長になるしかないと考え始める。
個性が強すぎる後輩たちの面倒をよく見て、初めて一緒にリレー戦に出る。そしてその楽しさを知る。
中学生の成長物語だが、部員の中に留学生や性同一性障害者、アニメオタクなど多様な人物が登場し、主人公はそれらを受け止めながらうまく指導していく。
前半は部員の強すぎる個性についていけず、あまり面白くなかったが、龍一と同じクラスの女子が入部する -
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力作ですね!
現代青年の雄哉は 仕事バリバリ人間
無駄は嫌い 出世と仕事だけの人
そこに東京の一等地 十六夜荘が 大叔母によって譲られる
面識もない人 と思う
そこから雄哉が会社を辞める
周りで働いている人たちの気持ちを理解するゆとりもなかった。
現代の生活と
大叔母の玉青が生きた 戦中戦後の世界が交互に描かれる
会社を辞め 自分が認められている存在だ という
プライドは なくなっていく。
十六夜荘に住む人たちは超個性的で 雄哉には理解できなかった。
自分のプライドがなくなっていく分 十六夜荘の人たちを受け入れることができるようになっていく。
玉青さんの生き方はかっこいい
最 -
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不定期的に夜のみ営業する路地裏カフェのマカン・マラン。
癒やしを求めカフェに集う人たちに、ドラァグクイーンのシャールが振る舞う今夜の料理は……。シリーズ3作目。
前巻から年が明け、3月からその年のクリスマスイブまでを描く。全4話。
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ますます物語が広がりを見せていることに驚きました。特に、各話の主人公をマカン・マランに導くストーリー展開が見事です。
例えば1話目は、人間不信に陥り他人をこき下ろすブログを開設してウサを晴らす女性が主人公なのですが、この女性にレギュラーでもある漫画家・藤森裕紀とも関係性をもたせることで、うまくマカン・マランに繋げて -
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不定期的に夜のみ営業する路地裏カフェ。それがマカン・マランだ。
店主の名は御厨清澄。別名はシャール。
彼は立派な体格とハンサムな顔立ちを持つ中年男性だが、品格あるドラァグクイーンを自認するトランスジェンダーである。
シャールの人柄や彼が作る心身に優しい薬膳を目当てに、今夜も人々はマカン・マランを訪れる。シリーズ2作目。全4話。
本巻では、甲状腺癌の手術療養を終えたシャールがマカン・マランに復帰した2月からその年の冬至までの11ヶ月間を描く。
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今回も心に沁みる話ばかりでした。
各話の主人公はそれぞれに違った悩みがありさまざまな屈託を抱えて -
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地方競馬場と女性ジョッキー、その所属厩舎の調教師、厩務員と競走馬たちの物語。
瑞穂が初めて手綱を持って一人で馬の背に乗ったときの、草原を駆ける表現が、とても美しかった。
馬と折り合いをつけるのがうまい瑞穂だけど、心に傷を負った魚目の馬、フィッシュアイズと初めて心がかよったシーンは、さすがにウルッときた。
馬同士の関係も興味深かった。ツバキオトメの毅然とした態度、安心して本来の姿を見せるフィッシュアイズ。
競馬は興行の側面が大きいとも感じるけれど、緑川厩舎のように、馬たちが大切にされているといいなと思う。
(なお、私の推しはツバキオトメ。と、口は悪いけれど、ゲンさんも。)
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同期入社の6人それぞれが、悩みを抱えながらも一生懸命生きてきた四半世紀。
映画業界、世の中、どんなに変わろうとも変わらないものもある。
夢や理想や目標、なりたかった自分に今なれていなくても、何も残せていないように見えても、その時、その瞬間一生懸命生きてきた時間は無駄ではなかった。
私は私を生きるしかない。
「人の歩いていく道は、これまでも、これからも、こうした刹那の積み重ねの中で形成されていくのだろう。
そこには絶えず、生まれてくるものと、消えていくものがある。
時代の波に呑まれて消えていくものがあるように、誰もがなにかを失いながら生きていく。
それでも生きている限り、たとえいくつになろう